ギルバート・グレイプ（映画）のネタバレ解説・考察まとめ
『ギルバート・グレイプ』とは、原題は『What’s Eating Gilbert Grape』で、同名小説の映画化。ジョニー・デップと、レオナルド・ディカプリオが共演している、1993年のアメリカ映画である。
知的障害を抱えた弟アーニー（レオナルド・ディカプリオ）と、夫を亡くした事で過食症となり、病的な肥満になってしまった母親。
退屈な田舎町で家族を支えるギルバート（ジョニー・デップ）が、ある日ベッキーという女性と出会うことで自分自身を見つめ直し、心の揺れ動きと成長を描いた物語。
ギルバートの母。17年前に夫が亡くなり、過食症になる。7年間一歩も家から出なかったが、アーニーが拘留された時、7年ぶりに外へ出る。
その際、周りからの好奇な目に絶えられなくなり、再び引きこもってしまうが、ベッキーと初めて会った日の夜、それまでリビングのソファーで寝ていたボニーだったが、2階の自室のベッドで寝ると言い出す。
ギルバートと本音で語り合い、ベッキーを紹介された事によって、ボニーに心境の変化が生まれた様子が見られる。
しかし翌日、ボニーはベッドの上で息を引き取った。死因は明らかにされていないが、心臓に負担がかかったのではないかと言われている。
エイミー・グレイプ（演：ローラ・ハリントン）
画像下の人物がエイミー
ギルバートの姉。ギルバート家の母親的存在。小学校の食堂に勤務していたが、火事になり失業中。そのため料理が得意で家事全般を担当している。
引きこもっている母をいつも気遣い、世話をしている。
母親が死に家を燃やした後は、町のパン屋で働いている。
エレン・グレイプ（演：メアリー・ケイト・シェルハート）
ギルバートの妹。反抗期の高校1年生。些細なことで突っかかり、ギルバートとよく揉める。
ブラスバンド部で、トランペットの練習をしている。
母親の死後、エイミーについて行き転校する。
ギルバートの父
17年前に自宅の地下室で首を吊って自殺する。怒ったり笑ったりなどの感情の起伏がなく、何を考えているのか分からなかったとギルバートが振り返っている。
自殺を図った時も遺書はなく、突然の別れだった。
ベティ・カーヴァー（演：メアリー・スティーンバージェン）
ケン・カーヴァーの妻。ギルバートに買い物の配達を依頼している。ギルバートとは不倫関係にある。
二人の子供がいて、どちらも男の子。ギルバートとベッキーの仲を知り、嫉妬に苦しむが、夫の死後、ギルバートに別れを告げ町を去る。
ケン・カーヴァー
ベティの夫。保険会社を経営している。ギルバートを呼び出すも、ベティとの不倫については一度も尋ねていない。
心臓発作を起こし、ビニールプールで溺れて亡くなってしまう。
タッカー
ギルバートの友人。家や電化製品の修理、補強などの仕事をしていて、ギルバートの住む家もよく直している。
ギルバートやアーニーを気にかけ、よくしてくれている。
ボビー・マクバーニー
ギルバートの友人。葬儀屋の仕事をしている。
ケン・カーヴァーが亡くなった時、他殺を疑うタッカーに対して死体には怪しい跡はなかったと反論していた。
ベッキーの祖母
トレーラーの運転をしている。ベッキーに誘われ旅をするが、道中にエンジントラブルを起こしてしまい、ギルバートの住む町に一時滞在する。
ベッキーの事をとても大切に思っていて、賢くて美人だとギルバートに話す。
ラムソン
ギルバートが働く食料品店の店主。妻と二人で経営している。
国道沿いに新しい巨大スーパーが建ち客足が落ちたため、ライバル視している。
アーニーとも仲がいい。
『ギルバート・グレイプ』の用語
トレーラーハウス
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目次 - Contents
- 『ギルバート・グレイプ』の概要
- 『ギルバート・グレイプ』のあらすじ・ストーリー
- エンドーラで暮らすギルバート一家
- 旅の女性ベッキー
- ギルバート一家を覆う不安
- ベッキーへの恋
- カーヴァー家との決別
- ギルバートの望み
- アーニーの勾留とボニーの外出
- ベティとの別れ
- トレーラーハウスの修理
- ギルバートとアーニーの兄弟喧嘩
- ギルバートの懺悔
- アーニーの誕生日パーティー
- ベッキーの旅立ち
- ボニーの死
- 炎上するギルバート邸
- 19歳の誕生日
- 『ギルバート・グレイプ』の登場人物・キャラクター
- ギルバート・グレイプ （演：ジョニー・デップ）
- アーニー・グレイプ（演：レオナルド・ディカプリオ）
- ベッキー（演：ジュリエット・ルイス）
- ボニー・グレイプ（演：ダーレン・ケイツ）
- エイミー・グレイプ（演：ローラ・ハリントン）
- エレン・グレイプ（演：メアリー・ケイト・シェルハート）
- ギルバートの父
- ベティ・カーヴァー（演：メアリー・スティーンバージェン）
- ケン・カーヴァー
- タッカー
- ボビー・マクバーニー
- ベッキーの祖母
- ラムソン
- 『ギルバート・グレイプ』の用語
- トレーラーハウス
- 地下室
- 『ギルバート・グレイプ』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- ベッキー「私は外見の美しさなんかどうでもいいの 長続きしないもの いずれ顔にシワができて、白髪もできる 『何をするか』が大事なのよ」
- ベティ「時々思うの。うちの子達も、あなたのように育ってくれたらって」
- カマキリの交尾の話
- 自分を探している様子を楽しそうに見ているアーニー
- ギルバートがアーニーのケガの手当てをしているシーン
- トレーラーのエンジンがかかると悲しそうな顔を見せたギルバートとベッキーだが、再びエンジンが止まり笑い合うシーン
- 『ギルバート・グレイプ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- ギルバート・グレイプの原題は『What's Eating Gilbert Grape』
- レオナルド・ディカプリオは、人相を変えるため特殊なマウスピースを装着してアーニーを熱演
- 『ギルバート・グレイプ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：Alan Parker・Björn Isfält 『What’s Eating Gilbert Grape？ Theme Song』
- 挿入歌：Doc Pomus and Mort Shuman 『This Magic Moment』
- 挿入歌：Arthur Kay 『Harmony Lane』