ガンダム Gのレコンギスタ（Gレコ）のネタバレ解説・考察まとめ
『ガンダム Gのレコンギスタ』とは富野由悠季氏による日本のアニメーション作品。
技術の頂点を極めた人々が戦争の末に人類を滅亡しかけた宇宙世紀の1000年以上後を舞台にしている。命からがら生き延びた人々は新しい時代を「リギルド・センチュリー（R・C）」と名付け、さらには同じ轍を踏まぬよう技術に制限をかけ再び繁栄を初めていた。
明るく純粋無垢な主人公ベルリ・ゼナム、少し世話の焼けるお嬢様アイーダ・スルガンの二人の成り行きで始まった世界の仕組みを知る旅の物語である。
ヘルメス財団（後述）と繋がりのあるトワサンガの元王家。宇宙世紀時代からの科学技術を受け継ぎ、それを管理していた。のちにクーデターにより滅びる。フォトンバッテリーの技術とヘルメス財団からの解放、そして地球への帰還を目的とする『レコンギスタ』を行おうとしたのが主な理由であり、クーデターの首謀者はドレット家である。
ベルリとアイーダはここの出身である。
ビーナス・グロゥブ
金星付近に存在している巨大な球状のフォトンバッテリーの集合体とそれに連なるコロニー群「オーシャンリング」により構成された集団。ここはヘルメス財団が管理している。
ヘルメス財団
フォトンバッテリーの生産、地球への供給を行っている組織。元々はトワサンガで設立されておりフォトンバッテリーの供給ルート、スコード教等のいまの世の中のシステムを考案した。疲弊した地球の再生への第一歩として金星まで出向きフォトンバッテリーを開発、供給までを行った。そして自らを神聖化させることによって権力からは切り離された特別な不可侵の存在として君臨し続け、地球が戦争を必要とせず生活ができるギリギリのフォトンバッテリーを供給し続けた。
クンタラ
宇宙世紀末期、自給自足すらままならなくなった人類の「代用食」として扱われてきた下級民族、及びその末裔。本編時には差別的な要素は薄れているが、以前大きな職業にはつけないなどの差別は続いている。大きな差別をする文化は薄れたがクンタラ出身者はとてつもない野心を持っている。
ヘルメスの薔薇の設計図
ビーナス・グロゥブより持ち出された宇宙世紀末期からの技術が記されているもの。これを使用するのは本編中では禁忌とされているが登場する戦艦、新型機、技術は全てこの設計図から作られている。結局製造をしているといってもデータ上のものを再現しているだけなので最終的なスペックやどんな能力があるかどうかは再現者たちも把握していない。
はじめたいキャピタルGの物語
本編開始の4年前の月刊ガンダムエース2010年12月号内に富野由悠季氏が直接執筆した「Gのレコンギスタ」の元となる話である。本編1話中盤ほどまでの話となっており、大まかな話の流れも一緒であり、アメリアやゴンドワンなどのワードが出ていることから当時からもうある程度の話が決まっているというのが窺える。
相違点といえば
・ベルリ・ゼナムではなくベリル・ゼナム
・アイーダ・スルガンではなくアイーダ・クロノス
・機体をモビルスーツではなくマンマシーンと呼称
等々細かな点が変わっている。
フォトンバッテリー
本作において全人類共通のエネルギー源。製造はビーナス・グロゥブでのみ行なっている。球状の見た目をしていて中身は光を圧縮して溜め込んだエネルギーを詰め込んでいるとされている。ビーナス・グロゥブの人々以外に製造方法を知る者はおらず完全にブラックボックスとなっている。分解することも禁止されており、無理に分解すれば爆発仕組みになっているので地球圏の人類に解析は事実上不可能となっている。
ビーナス・グロゥブのヘルメス財団から月のトワサンガへ、そして最終的に軌道エレベーターを通って地球の各国へ無償提供されている。
『ガンダム Gのレコンギスタ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
物語の難解さは監督も理解しており、ファンに謝罪している
コアなファンはいるが大人気とはならなかったGレコ、その原因の一つとして物語が非常にわかりづらかったのだ。それを富野氏は要点だけでまとめるよ「テレビ版はわかりづらくて申し訳ない。でも意図は伝わったよね。劇場版やるから絶対見てね、大人は見なくていいけど子供には見せなさい」と豪語した。
制作発表前に監督が書き上げていた劇場版脚本
劇場版製作が発表される前から富野氏が勝手に劇場版制作をしている、脚本作業は完了している等話してしまって視聴者もサンライズも混乱した時がある。彼が言うには6部作を予定しており、現在は第1弾、第2弾が公開されている。第3弾は2020年秋頃を予定している。
『ガンダム Gのレコンギスタ』の主題歌・挿入歌
OP（オープニング）：GARNiDELiA『BLAZING』（第1話〜第12話）
OP（オープニング）：May-J『ふたりのまほう』（第13話〜第26話）
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目次 - Contents
- 『ガンダム Gのレコンギスタ（Gレコ）』の概要
- 『ガンダム Gのレコンギスタ（Gレコ）」のあらすじ・ストーリー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ベルリ・ゼナム
- アイーダ・スルガン
- ラライヤ・マンディ
- ノレド・ナグ
- アメリア
- クリム・ニック
- ミック・ジャック
- グシオン・スルガン
- カーヒル・セイント
- ズッキーニ・ニッキーニ
- キャピタル・テリトリィ
- マスク（ルイン・リー）
- デレンセン・サマター
- ケルベス・ヨー
- ゲル・トリメデストス・ナグ
- クンパ・ルシータ
- ウィルミット・ゼナム
- トワサンガ
- ノウトゥ・ドレット
- ガヴァン・マグダラ
- ビーナス・グロゥブ
- キア・ムベッキ
- ラ・グー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の登場モビルスーツ/戦艦
- G-セルフ
- 大気圏パック
- 宇宙用パック
- リフレクターパック
- トリッキーパック
- 高トルクパック
- アサルトパック
- パーフェクトパック
- G-アルケイン
- G-アルケイン・フルドレス
- G-ルシファー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の用語
- キャピタル・テリトリィ
- キャピタル・タワー
- キャピタル・ガード
- キャピタル・アーミィ
- アメリア
- ゴンドワン
- トワサンガ
- レイハントン家
- ビーナス・グロゥブ
- ヘルメス財団
- クンタラ
- ヘルメスの薔薇の設計図
- はじめたいキャピタルGの物語
- フォトンバッテリー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 物語の難解さは監督も理解しており、ファンに謝罪している
- 制作発表前に監督が書き上げていた劇場版脚本
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：GARNiDELiA『BLAZING』（第1話〜第12話）
- OP（オープニング）：May-J『ふたりのまほう』（第13話〜第26話）
- ED（エンディング）：ハセガワダイスケ『Gの閃光』