ガンダム Gのレコンギスタ（Gレコ）のネタバレ解説・考察まとめ
『ガンダム Gのレコンギスタ』とは富野由悠季氏による日本のアニメーション作品。
技術の頂点を極めた人々が戦争の末に人類を滅亡しかけた宇宙世紀の1000年以上後を舞台にしている。命からがら生き延びた人々は新しい時代を「リギルド・センチュリー（R・C）」と名付け、さらには同じ轍を踏まぬよう技術に制限をかけ再び繁栄を初めていた。
明るく純粋無垢な主人公ベルリ・ゼナム、少し世話の焼けるお嬢様アイーダ・スルガンの二人の成り行きで始まった世界の仕組みを知る旅の物語である。
型式番号:MSAM-033
アメリア軍所属の海賊部隊が保有する変形型試作モビルスーツ。高度な科学文明を有していた時期の記録「ヘルメスの薔薇の設計図」を元に製造したモビルスーツであり、その中でも屈指の強さを誇るG系統である。今までのアメリア軍の開発技術を投入して製造した変形型モビルスーツであるのだが、搭乗者のアイーダの「私の美意識ではありえない」との理由から一度も変形していない。
地球側で作られた月のG系統であるとされているが、製造技術が追いつ数本来の使用通りには作られていないためにG-セルフ等他のG系統と比べるとかなりの性能差がある。それでも背部に接続されたブースターユニットを使えば単独で成層圏まで飛翔可能で、潜在能力自体は非常に高い。
武装は平均的な頭部バルカン砲、ビームサーベルに加え対艦ビームライフルを携えており、後方支援機として使われている。
機体のバリエーションとしてトワサンガ、ビーナス・グロゥブと移動するにつれアップデートを重ね「G-アルケイン・フルドレス」という形態も手にれた。
G-アルケイン・フルドレス
こちらの形態で追加された武装は廃部にある8基のバインダーである。これらは拡散レーザー砲のとして使用でき、攻撃として使用もできるが敵機の放つビームを受け流すことも可能であるため防御としても使える。
G-ルシファー
ビーナス・グロゥブにて製造されたG系統のモビルスーツ。
海賊部隊がビーナス・グロゥブを訪れた際にノレド・ナグらによって最終調整を残すのみとなったこの機体を強奪し海賊部隊保有のモビルスーツとなった。作中一の高水準な科学技術を持つビーナス・グロゥブが製造したモビルスーツであるため機体の顔もモノアイ、体のラインも流線型であるなど一線を画したデザインをしている。
武装は一般的なビームライフルはなんでも携行できるがそれ以外は4基のスカートファンネル（遠隔操作火器）のみである。しかし、それを感じさせないほどの機動力、G-セルフ等と同じ装甲を採用しているが故の耐久性を兼ね備えており明けの明星（金星）という名前にふさわしい機体性能と言えよう。
強奪がこれほど前でに簡単にできてしまった理由はユニバーサル・スタンダードシステムによって操縦が簡略化されてしまったからなので皮肉である。
『ガンダム Gのレコンギスタ』の用語
キャピタル・テリトリィ
エルライド大陸北部、カリブ海からアマゾン川流域にある地域。スコード教という宗教が盛んである。
キャピタル・タワー
キャピタル・テリトリィ中心部に位置する軌道エレベーター。地球と宇宙をつなぐライフラインの役割をしており、地球はタワーがなければ唯一のエネルギー源であるフォトンバッテリーの供給が止まるためとても神聖視されている。
キャピタル・ガード
キャピタル・タワーの防衛を目的とした組織。修繕や維持も彼らの仕事である。
キャピタル・アーミィ
キャピタル・ガードとは他に新たに設立された武装組織。キャピタル・ガードとの違いは大陸間戦争をしているアメリア軍とゴンドワン軍からの攻撃を想定して設立されているが、実態は完全にスコード教の技術抑制を無視して「ヘルメスの薔薇」という設計図で作られた新兵器を試すための軍隊である。
アメリア
エルライド大陸北部、かなり昔に北米と呼ばれていた場所に位置する国家。近い位置にあるゴンドワンという国と大陸間戦争をしている。
キャピタルによるエネルギー独占に対してかなり敵意を抱いており、自国によるエネルギー生産、流通の自由化を目標にしている。
ゴンドワン
アメリアの東、キャピタルの北東、かなり昔には欧州と呼ばれた場所に位置する国家。アメリアとは約20年近く戦争を行っている。
トワサンガ
月の裏側に存在するコロニー群からなる国家。地球に於いても秘匿化されてきたが近年の会議でようやく公の存在として認知された。宇宙世紀から含めると2000年以上の歴史を持っており、そこは宇宙世紀において人類の半数を死に追いやった戦争を引き起こしたジオン公国が存在した場所であった。
レイハントン家
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目次 - Contents
- 『ガンダム Gのレコンギスタ（Gレコ）』の概要
- 『ガンダム Gのレコンギスタ（Gレコ）」のあらすじ・ストーリー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ベルリ・ゼナム
- アイーダ・スルガン
- ラライヤ・マンディ
- ノレド・ナグ
- アメリア
- クリム・ニック
- ミック・ジャック
- グシオン・スルガン
- カーヒル・セイント
- ズッキーニ・ニッキーニ
- キャピタル・テリトリィ
- マスク（ルイン・リー）
- デレンセン・サマター
- ケルベス・ヨー
- ゲル・トリメデストス・ナグ
- クンパ・ルシータ
- ウィルミット・ゼナム
- トワサンガ
- ノウトゥ・ドレット
- ガヴァン・マグダラ
- ビーナス・グロゥブ
- キア・ムベッキ
- ラ・グー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の登場モビルスーツ/戦艦
- G-セルフ
- 大気圏パック
- 宇宙用パック
- リフレクターパック
- トリッキーパック
- 高トルクパック
- アサルトパック
- パーフェクトパック
- G-アルケイン
- G-アルケイン・フルドレス
- G-ルシファー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の用語
- キャピタル・テリトリィ
- キャピタル・タワー
- キャピタル・ガード
- キャピタル・アーミィ
- アメリア
- ゴンドワン
- トワサンガ
- レイハントン家
- ビーナス・グロゥブ
- ヘルメス財団
- クンタラ
- ヘルメスの薔薇の設計図
- はじめたいキャピタルGの物語
- フォトンバッテリー
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 物語の難解さは監督も理解しており、ファンに謝罪している
- 制作発表前に監督が書き上げていた劇場版脚本
- 『ガンダム Gのレコンギスタ』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：GARNiDELiA『BLAZING』（第1話〜第12話）
- OP（オープニング）：May-J『ふたりのまほう』（第13話〜第26話）
- ED（エンディング）：ハセガワダイスケ『Gの閃光』