ガンダム Gのレコンギスタ(Gレコ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ガンダム Gのレコンギスタ』とは富野由悠季氏による日本のアニメーション作品。
技術の頂点を極めた人々が戦争の末に人類を滅亡しかけた宇宙世紀の1000年以上後を舞台にしている。命からがら生き延びた人々は新しい時代を「リギルド・センチュリー(R・C)」と名付け、さらには同じ轍を踏まぬよう技術に制限をかけ再び繁栄を初めていた。
明るく純粋無垢な主人公ベルリ・ゼナム、少し世話の焼けるお嬢様アイーダ・スルガンの二人の成り行きで始まった世界の仕組みを知る旅の物語である。

CV:逢坂良太

本名はクリムトン・ニッキー二。
アメリア大統領ズッキーニ・ニッキーニの息子なのだが政治には無頓着であり、父親の権力に甘えることなく1パイロットとして戦場に立ち続ける。アイーダから「モビルスーツ大好き男」と称されるほど好戦的な性格の持ち主である。
常に強い上昇志向を持っており、圧倒的な自信とそれに裏打ちされた天才的な操縦技術を持つアメリア軍のエースパイロットだ。そのため試作機、新型機の試験運転をよく任されている。
海賊部隊に所属しているがトワサンガに到着して以降は別行動を取りトワサンガでの密偵、トワサンガのドレット軍を仲間に引き入れようとロビー活動をしたりかなりの切れものである。だが、オーバーアクション気味な反応や、自らを天才と自負しているところを踏まえるとお調子者や三枚目感は拭えない。
ベルリたちがビーナス・グロゥブから帰ってくる途中のトワサンガで合流。彼らがビーナス・グロゥブから奪取したMS『ダハック』を受け取りそのまま大気圏突入し地球での最終決戦へ参戦した。

乗機はモンテーロ、宇宙用ジャハナム、ダハック。

ミック・ジャック

CV:鶏冠井美智子

アメリア軍所属のモビルスーツパイロット。かなり男勝りな性格であり、ベルリのことを「坊や」呼ぶなど姉御肌である。しかし、私服でドレスを華麗に着こなしており女性らしい一面も持ち合わせている。海賊部隊では兵站を支えているが、その場にあるモビルスーツで出撃しそれを何不自由なく操縦するだけの技量も持ち合わせている。そして緊急時にはモビルスーツのメンテナンスも行える。
海賊部隊のクリム・ニックとは深い信頼関係を築いており、戦場にて不意を突かれた攻撃でも咄嗟にお互い連携をし敵を撃破するほどだ。

乗機はヘカテー、アーマーザガン、トリニティ。

グシオン・スルガン

CV:木下浩之

アメリア軍の最高責任者にしてアイーダの父親。実際には養父だが、父として惜しみない愛情を彼女に注ぐ紳士的な人物。
トワサンガやビーナス・グロゥブなどの宇宙で活動する勢力の存在を知り、それらに備えるべきとして軍備拡張を推し進める。

カーヒル・セイント

CV:森川智之

海賊部隊のエースパイロット。アイーダとは恋仲であり、彼女のこととなると視野が狭くなりがちで、クリムから苦言を呈されていた。
キャピタル・ガードに捕らわれたアイーダを救出しようと出撃した際、ベリルによって乗機を撃破されて死亡する。これによりアイーダを深く嘆かせ、泣かせてしまったことが、ベリルが「アイーダの力になろう」と出奔する大きなきっかけとなった。

ズッキーニ・ニッキーニ

CV:小島敏彦

クリムの父で、アメリアの大統領。息子とは疎遠な間柄で、彼の死すら自分の人気集めに利用しようとしていた。結局これは誤報で、怒ったクリムにMSで脅されるという結果を招いた。

キャピタル・テリトリィ

マスク(ルイン・リー)

CV:佐藤拓也

ベルリ・ゼナムがかつて通っていたキャピタルガード養成学校の同期生。ベルリは2学年特進のため2年先輩にあたる。主席を務めるほどの成績優秀者でベルリにとっては良い兄貴部であり友人であった。

とてもよく落ち着いた性格で、誰にでも気を配れるのだが自分の身分がクンタラ(リギルドセンチュリーにおいての差別階級)であるために周りの人たちから差別的な目で見られることをコンプレックスに感じている。それを差し引いても成績優秀者として、人柄も合わせて高く評価されている。自分がクンタラであることを指摘されると逆上することも少なくないが、隙をつかれた際の対応はピカイチであり、さらにその先を見据えて次の攻撃に移るための防御は怠らない。

マスクをつけるに至った理由はマスクが視界からの情報処理の手助けをしてくれる、目の動きでMSの操縦サポートを行える等の主に戦闘においてのメリットを優先している。
マスクとしての彼は基本的に受け身の立ち回りをしていたルインの真逆で攻撃的な性格になっている。キャピタル・アーミィに加わった段階でマスクとして活動しており、そのままクンタラ出身者を集めた「マスク部隊」の部隊長に任命され、クンタラの地位向上とクンタラによる地球圏の支配を目論んだ。

乗機はエルフ・ブルック、マックナイフ、カバカーリー。

デレンセン・サマター

CV:小川剛志

軌道エレベーター「キャピタル・タワー」の点検及び防衛を目的とした「キャピタル・ガード」の構成員を育成する養成学校の教官である。階級は大尉。
「キャピタル・アーミィ」が設立されてからはモビルスールパイロットとして移動し海賊部隊と交戦することになる。上空から落ちて来たG-セルフの奪取のために海賊部隊と交戦したのは彼であり、コックピットから投げ出されたラライヤ・マンディを保護したのも彼である。
生真面目な性格ながらも生徒、部下にはとても優しく、部下の死には涙を流すほどの人格者。記憶を失いまともな言語も話せないラライヤをとても気にかけており、教え子だったルイン・リーを「キャピタル・アーミィ」に推薦するなど人を見た目や階級では差別を全くしない上司の鑑である。設立当初の「キャピタリ・アーミィ」を引っ張ったエースパイロットの一人であり、不利な状況と判断すると友軍に撤退を指示するなど指揮官としても非常に優れている。
海賊部隊と幾度となく交戦する中で、宇宙にて海賊部隊に拉致された(と思い込んでいる)ベルリ・ゼナム、ノレド・ナグ、ラライヤ・マンディ3名の救出作戦を決行。その作戦の最中、アメリア軍の動向を観察していたベルリ・ゼナムの乗っているG-セルフと刃を交える。激戦を繰り広げ最後はG-セルフから至近距離のビームライフルがコックピットを貫き死亡。皮肉にもお互いがお互いを認識したのはビームライフルを放つ直前であり、ベルリは「かつての教官であり見知った人間」を己の手で殺めてしまったことで心に影を落とすことになる。

乗機はカットシー、エルフ・ブル。

ケルベス・ヨー

CV:須田祐介

デレンセンの部下。副官として力を尽くしていたが、彼の死後は事実上のMS部隊の隊長として力を振るった。
尊敬していたデレンセンの死に対するわだかまりはあるが、ベルリたちと改めて合流した際はそれを隠し、頼もしい戦友として振る舞う器の大きさを見せた。

ゲル・トリメデストス・ナグ

8zLemon1007
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