ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』とは、映画三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超える大人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の完結編で、2003年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』で架空の種族や架空の地が舞台である。すべての指輪を統べる強大な力を持つ「一つの指輪」を葬る旅に出たフロドは目的地の滅びの山があるモルドールの目の前まで来ていた。アラゴルン達は人間の国ゴンドールに加勢し、サウロン軍に勝利、とうとう最終決戦を迎える。
ナズグル
出典: arda.saloon.jp
指輪の幽鬼。元は人間の王たちであったが『力の指輪』の魔力に魅せられ、闇の世界に取り込まれて、サウロン配下の幽鬼となった9人の騎士。黒衣をまとい黒馬にまたがった姿から黒の乗手とも呼ばれ、冥王サウロンの勢力の中で最も強力な存在。 指輪の幽鬼の中でも最も強いのがナズグルの首領である「アングマールの魔王」である。
オログ=ハイ
出典: blog.goo.ne.jp
サウロンによって造り出されたトロルの上位種。太陽光を浴びても石化せず、トロルより体も大きく、知能も戦闘能力も向上している。黒門での最終決戦では、全身を完全武装したオログ=ハイが、アラゴルンを追い込む。
トロル
背の高さは約4mと巨大で、知性はないが、堅い皮膚を持ち、力が強い。闇の勢力に調教された兵器。直接、太陽光を浴びると石化するが、曇り空では力を発揮する。
オリファント
巨大な象に似ており、長い鼻と6本の牙を持つ。ハラドリムと呼ばれる南方人が騎乗し、戦闘時の兵器として調教した。ゴンドールのペレンノール野の戦いでは、サウロン軍の配下として参戦。
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
ファラミア「万一、生きて戻れたら、迎え入れてください。」
出典: onedio.com
ゴンドールの東の砦であるオスギリアスをサウロン軍に占拠され、ファラミアは、父親デネソールにオスギリアスを奪還せよと言われる。父親に「私が死に、代わりに、ボロミアが生きていればと?」と聞くと「いかにも。そう思っておる。」と答えられたファラミアは「亡き兄に代わり、全力を尽くします。」と言う。去り際に、涙をこらえながら、父親に「万一、生きて戻れたら、迎え入れてください。」と告げるが、デネソールは「それは、おまえの戻り方次第だ。」と冷たく言い放つ。父親に冷たくされながらも、怒ることも憎むこともせず、純粋に父親に自分を受け入れてほしいと願うファラミアの切ない言葉に涙するシーン。
セオデン「立て!セオデンの騎士たち!槍を振るえ!盾を砕け!剣の日ぞ!赤き血の日ぞ!日の上る前ぞ!いざ進め!破滅を目指せ!この世の終わりを目指せ!死だ!死だ!進め!エオルの子よ!」
ゴンドールの危機に際し、援軍として向かったローハン軍。ペレンノール野に到着したローハンの軍勢にセオデン王がこのセリフを言い、檄を飛ばす。馬で進みながら、自分の剣を兵士たちの剣に次々とぶつけ、士気を高めていった。王としての最後の戦いと覚悟を決め、死を覚悟しながら、朗々たる大きな声で勇ましく兵士を鼓舞するセオデンの言葉に、見ている側も緊張感が高まるシーン。エオルというのは、ローハンを建国した王の名であり、エオルの子とはローハンの民を指す。
オリファントに飛び乗り、乗っている南方人を次々と倒し、最後にオリファントの急所を射抜くレゴラス
出典: www.cbr.com
ゴンドールのペレンノール野の戦いで、サウロン軍の配下である南方人が騎乗してきたオリファントに、ゴンドール軍とローハン軍の大勢が殺される。レゴラスはオリファントに飛び乗り、次々と、乗っている南方人を倒し、最後にオリファントの急所を射抜いて倒し、華麗に降り立つ。人間にはできない軽やかな身のこなしで、危なげなくオリファントに飛び乗り、涼しい顔で敵を倒し、オリファントの急所を射抜いて、オリファントの頭から鼻を滑り、何事もなかったかのように地面に降り立つというレゴラスの身体能力の高さを表す名シーン。
サム「指輪の重荷は背負えないけど、あなたを背負うことはできます。」
出典: blog.goo.ne.jp
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目次 - Contents
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の概要
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』のあらすじ・ストーリー
- ゴラムの記憶
- サルマンの最期
- ゴンドールを襲うモルドールの軍勢
- ゴラムの策略によりサムを疑うフロド
- 死者の軍団を味方にしたアラゴルン
- ゴラムの裏切り
- セオデンの死
- 指輪の破壊
- 指輪物語
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の登場人物・キャラクター
- 旅の仲間
- フロド・バギンズ(演:イライジャ・ウッド)
- サム(演:ショーン・アスティン)
- メリー(演:ドミニク・モナハン)
- ピピン(演:ビリー・ボイド)
- ガンダルフ(演:イアン・マッケラン)
- アラゴルン(演:ヴィゴ・モーテンセン)
- レゴラス(演:オーランド・ブルーム)
- ギムリ(演:ジョン・リス=デイヴィス)
- ボロミア(演:ショーン・ビーン)
- エルフ
- エルロンド(演:ヒューゴ・ウィーヴィング)
- アルウェン(演:リヴ・タイラー)
- ガラドリエル(演:ケイト・ブランシェット)
- ケレボルン(演:マートン・ソーカス)
- 人間の国ローハン
- セオデン(演:バーナード・ヒル)
- エオメル(演:カール・アーバン)
- エオウィン(演:ミランダ・オットー)
- グリマ(演:ブラッド・ドゥーリフ)
- 人間の国ゴンドール
- デネソール(演:ジョン・ノーブル)
- ファラミア(演:デヴィッド・ウェンハム)
- 闇の勢力
- サウロン
- サルマン(演:クリストファー・リー)
- アングマールの魔王(演:ローレンス・マコーレ 、声:アンディ・サーキス)
- ゴズモグ(演:ローレンス・マコーレ、声:クレイグ・パーカー)
- サウロンの口(演:ブルース・スペンス)
- その他
- ゴラム(演:アンディ・サーキス)
- 死者の王(演:ポール・ノレル)
- デアゴル(演:トーマス・ロビンズ)
- 木の鬚(声:ジョン・リス=デイヴィス)
- ビルボ・バギンズ(演:イアン・ホルム)
- ロージー(演:サラ・マクロード)
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の用語
- 中つ国(ミドル・アース)
- 力の指輪
- 一つの指輪
- 種族
- ホビット族
- エルフ族
- ドワーフ族
- 魔法使い(イスタリ)
- 人間
- オーク
- ウルク=ハイ
- ナズグル
- オログ=ハイ
- トロル
- オリファント
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ファラミア「万一、生きて戻れたら、迎え入れてください。」
- セオデン「立て!セオデンの騎士たち!槍を振るえ!盾を砕け!剣の日ぞ!赤き血の日ぞ!日の上る前ぞ!いざ進め!破滅を目指せ!この世の終わりを目指せ!死だ!死だ!進め!エオルの子よ!」
- オリファントに飛び乗り、乗っている南方人を次々と倒し、最後にオリファントの急所を射抜くレゴラス
- サム「指輪の重荷は背負えないけど、あなたを背負うことはできます。」
- レゴラス「友達の横でなら?」
- アラゴルン「人間の時代が終わるかも知れない。だが、今日ではない!今日、我々は戦うのだ!この大地における愛すべきすべてにかけて、踏みとどまるのだ、西方の強者たちよ!」
- アラゴルン「フロドのために。」
- フロド「おまえと一緒にいられてよかったよ、サムワイズ・ギャムジー。すべてが終わったこの時に。」
- アラゴルン「友たちよ。頭を下げなくてよい。」
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ピピン役のビリー・ボイドはカラオケで歌のうまさを評価され、劇中で急遽、歌うシーンが追加された。
- アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンが、劇中の戴冠式で歌っている歌は、彼自身が作曲していた。
- サムの娘役をしているのは、サムを演じているショーン・アスティンの本当の娘だった。
- 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:アニー・レノックス『イントゥ・ザ・ウエスト』
- 挿入歌:ビリー・ボイド『ゴンドールの執政』
- 挿入歌:ルネ・フレミング『薄明と影』
- 挿入歌:ルネ・フレミング『全ての終わり』
- 挿入歌:ヴィゴ・モーテンセン、ルネ・フレミング『王の帰還』