リサリサ/エリザベス・ジョースター(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
リサリサとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part2『戦闘潮流』に登場する波紋使いである。クールな美女で、しなやかな身のこなしと優雅な戦い方をする。実は50歳だが、波紋の力により若々しい外見を保っている。超生物「柱の男」との戦いに備え、弟子のジョセフ・ジョースターとシーザー・ツェペリを厳しく鍛えた。「柱の男」たちが究極生命体になるのに必要な「エイジャの赤石」を守るべく、ジョセフたちと共に戦うことになる。戦闘や修行に関しては厳しい側面が目立つが、優しく温かい性質の持ち主でもある。
リサリサ/エリザベス・ジョースターの関連人物・キャラクター
ジョージ・ジョースターII世
エリザベス(リサリサの本名)の夫で空軍パイロット。Part1の主人公、ジョナサン・ジョースターの息子でもある。波紋の修行はしていない。母であるエリナが助けた赤ん坊のエリザベスと結婚し、息子のジョセフをもうけた。
上官である英国司令官が父・ジョナサンの宿敵であったディオの部下に当たるゾンビであることを突き止めるが、気づかれて殺される。エリザベスは夫の仇である上官を倒し、それがために追われることとなり戦いに身を投じるのだった。
ジョセフ・ジョースター
CV:杉田智和
『戦闘潮流』の主人公。ジョージとリサリサの息子だが、本編ではそのことを知らなかった。両親は死んだと聞かされており、祖母のエリナ、祖父ジョナサンの友人で大富豪のスピードワゴンのみを家族として育った。お調子者的な振る舞いをする一方、怒ると激昂する直情的な面を持つ。しかし、正義感と優しさは祖父から受け継いでいる。
特別な修行をせずとも波紋の力を操れるが、太古の昔より波紋使いたちと戦ってきた「柱の男」のカーズ、エシディシ、ワムウには通用しなかった。その為、共に「柱の男」と戦ったシーザー共々、リサリサの下で修行を受ける。
戦闘では波紋だけではなく騙し討ちや知略を用いることが多く、リサリサからは「自分の欠点を逆に利用するとは抜け目ない奴」「とんでもない大悪党か、とんでもない大人物になる」と評された。
目覚めた直後のワムウの額を数センチ抉り取り、そこから彼の戦士としてのプライドを突いて再戦を誓う形で命拾いをした。この時、エシディシとワムウから内部に毒液があり、33日以内に解毒剤を飲まないと毒液が流れ出す指輪を喉と心臓に埋め込まれている。
エシディシを倒した後は赤石の奪い合いとなる。リサリサによるエイジャの赤石を賭けた戦闘の提案を受け入れた「柱の男」たちとの戦いでワムウを撃破し、リサリサとカーズの戦いを見守るが、カーズには元よりまともに戦う気はなかった。
激闘の果てカーズに勝利し、自身も決戦の地となったヴォルガノ火山の噴火に巻き込まれ死んだと思われていたが生きており、リサリサの使用人であるスージーQの看護を受け結婚までしていた。自身の葬儀の際に皆と再会する。ここで、リサリサの口から彼女が母親であることを告げられる。
シーザー・アントニオ・ツェペリ
CV:佐藤拓也
イタリア出身の波紋使い。Part1でジョナサンに波紋を教えたウィル・A・ツェペリの孫。幼い頃に突如家族を捨てて姿を消した父を恨み、荒んだ少年時代を送っていた。偶然見かけた父のマリオによって「柱の男」から息子とは知らないながらも身を挺して庇われ、父が家族を捨てたのではなく、危険から遠ざける為に敢えて距離を取ったのだと知る。
その後リサリサと出会い、波紋の修行をつけられた。キザな性格の女たらしで多くのガールフレンドを持つが、リサリサのことは「先生」と呼び母、もしくは女神のような敬意を抱き慕っていた。ワムウたちとの戦いの中で、ジョセフのみならず自分の波紋の力では「柱の男」達には勝てないと悟り、改めてリサリサの下で修行を受ける。この修業によりジョセフ共々パワーアップをし、彼との距離も縮まった。
赤石の奪い合いに際し、父の仇を討つべく「柱の男」たちが潜伏している廃ホテルへとひとりで向かう。この時初めてリサリサの命令に背いた。祖父や父から受け継いだツェペリ家の誇りの為ホテルに入り、ワムウと戦闘になる。修行によりパワーアップした波紋の力で一時ワムウを追い詰めるが、戦闘の天才であるワムウにわずかな隙を突かれ逆転され倒された。
死に際、ワムウの唇の解毒剤入りピアスを奪い、自らのバンダナと共に血できたシャボン玉に託した。シーザーの死は、普段冷静なリサリサにさえ動揺を与えた。気丈に振る舞うリサリサだが、瓦礫の下から流れ出る血を見て思わず慟哭した。
ストレイツォ
CV:飛田展男
Part1にも登場した波紋使いで、リサリサに波紋を教えた師匠であり、育ての親でもある。
波紋法により、実年齢(75歳)よりは若い外見であったが、年を重ねるにつれてかつて見たディオの美しさや強さに憧れるようになり、老いてからは何者をも超えた存在になりたいと願うようになった。スピードワゴンや彼に付き添っていた関係者を攻撃し、その血を浴びた石仮面を被り吸血鬼となる。
波紋の力を持つジョセフと戦い、敗北する。一時でも若返った幸福感を胸に、自ら波紋の呼吸を行い消滅した。
リサリサは、結婚するまで「エリザベス・ストレイツォ」と名乗っていた。武器としてマフラーを使用するが、材質はリサリサと同じくサティポロジァ・ビートルの腸である。
ロギンズ
CV:仲野裕
リサリサの屋敷の召使で、彼女の指示によりジョセフを鍛えた。エシディシに倒される。
メッシーナ
CV:中村秀利
ロギンズと同じくリサリサの召使で、彼女の指示の元シーザーを鍛えた。エシディシが赤石を郵送した先を突き止め、カーズの潜伏するホテルに向かうシーザーを止めようとして左腕を切断された為、戦闘に参加できなくなる。ジョセフの葬儀に参列していた。
スージーQ
CV:小島幸子
リサリサに仕える使用人。やや天然ボケの気質を持つ。さりげなく自分の好きな服をリサリサに勧めるお茶目さがあり、リサリサも寛容に接している。ジョセフに倒されたエシディシに取り憑かれるが、ジョセフ、シーザーにより救われた。「柱の男」との戦いの後ジョセフを介抱し、結婚に至る。
カーズ
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目次 - Contents
- リサリサ/エリザベス・ジョースターのプロフィール・人物像
- リサリサ/エリザベス・ジョースターの来歴・活躍
- 夫の仇討ちが元で追われる身となり、名前を捨てる
- ジョセフとの再会
- 「柱の男」との戦い
- 最終決戦
- リサリサ/エリザベス・ジョースターの能力
- 波紋能力
- 絹の舞(シルクのまい)
- 蛇首立帯(スネック・マフラー)
- リサリサ/エリザベス・ジョースターの関連人物・キャラクター
- ジョージ・ジョースターII世
- ジョセフ・ジョースター
- シーザー・アントニオ・ツェペリ
- ストレイツォ
- ロギンズ
- メッシーナ
- スージーQ
- カーズ
- 鋼線(ワイアード)のベック
- リサリサ/エリザベス・ジョースターの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- シーザーの死に涙するリサリサ
- 「たかが20歳前の小僧からいたわられるほど やわな人生は送っていない!」
- リサリサ/エリザベス・ジョースターの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- リサリサが厳しい性格になったのはPart1との差別化の結果
- リサリサがジョセフの母であることの伏線は序盤にあった
- 「リサリサ」の名前の由来はアメリカの音楽グループ「リサ・リサ&カルト・ジャム」