〈物語〉シリーズ セカンドシーズンの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

〈物語〉シリーズ セカンドシーズンとは、西尾維新による『化物語』『偽物語』の続編にあたるアニメ作品である。
怪異と呼ばれる怪奇現象にまつわる事件に、主人公・阿良々木暦や周囲の人間が巻き込まれ、解決していく物語。時系列で言えば夏休み明けにあたり、暦の夏休みを描いた『偽物語』の直後である。原作小説『猫物語(白)』をはじめとして、『傾物語』『花物語』『囮物語』『鬼物語』『恋物語』の全六篇が収録されている。
各物語でそれぞれ印象的な名言が多くあり、作品における重要なファクターの一つとなっている。

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世界が滅んだといっても、未だ生き残りの人間はいた。暦と忍はその一人と出会った。それが、事故死せず十一年間生き続けていた、幽霊じゃない八九寺だった。
運命が不変である、という理論に則って考えれば八九寺の死は防げない。交通事故を一時的に防いだところで、すぐにまた何かの要因で死んでしまう可能性が高い。暦たちはそう考えていたのだが、こうして生きている姿を見ることができた。もちろん幽霊になっていない八九寺は暦と接点が無くなり、生きている世界の八九寺にとっては何のことか分からないセリフなのだが、それでも暦が感極まって発したシンプルな一言である。

忍野忍「儂の頭を撫でてはもらえんか?」

世界が滅んだ原因は、忍の暴走だった。その世界では幽霊の八九寺がいないため、暦の人間関係や出来事も少しずつ変わり、色んな影響が出た結果として暦が死んでしまっている世界だった。暦が死んだことで忍は自暴自棄になり暴走し、全人類を吸血鬼の眷属にするという暴挙に出るが、制御できないでいた。それが人々がゾンビのようになっている要因だった。
その世界での忍を討伐すれば、人間は元に戻る。暦が死んでいるため、忍は全盛期の力を取り戻していた。決死の覚悟で討伐に向かった二人だったが、そんな二人を見て、この世界の忍は血の涙を流しながら自ら死を望んだのだった。
「傷物語」で忍は死にたがっていた。しかし、暦は忍が死ぬことを許さなかった。それ故、忍は自分を生かした暦を憎み、暦は忍に負い目を感じていた。その後、二人は和解するのだが、この世界では和解するより前に暦は死んでしまっていた。互いに歩み寄っている二人の姿は、この世界の忍にとって耐えられないものだった。この世界の忍も暦と肩を並べて過ごすことを望んでいたのだ。暦と一緒にいる忍は、自分の心一つで叶えられたはずだと言う。しかしすでに手遅れでしかなかった。
このセリフは、忍によって殺される直前、暦に「お願い」として申し出たこの世界の忍の最後のセリフである。頭を撫でられながらこの世界の忍は、満足そうな顔で死んでいった。

八九寺真宵「幽霊になったことは不幸せです。でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね。」

暦と忍が行った時間移動は時間遡航ではなく、パラレルワールドへの移動だった。この時間移動により、「八九寺真宵が死なない世界」が出来ただけだったのだ。それ故、二人は無事に元の世界に戻ることができた。そこでは八九寺も当然、幽霊のまま存在していた。そんな八九寺に暦が「幽霊になって幸せか」と聞いたところ、八九寺が返した回答。
つらい過去があったとしても、そのおかげで出会えたものもある。過去が変わらないのならそうやって、前を向いて進むのが一番である。

『囮物語』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

『囮物語』(おとりものがたり)は、〈物語〉シリーズの第7作となるライトノベルである。千石撫子(せんごくなでこ)に纏わる新たな怪事件が「なでこミラー」、「なでこメドゥーサ」で語られる。

忍野忍「よかったの。たまたま可愛くて。」

暦の妹、月火の友人である撫子は、周りに可愛いと言われており、実際に可愛いルックスの持ち主だった。しかし撫子は可愛いだけで贔屓されるのが嫌で、故に「可愛い」と言われること自体が嫌だった。

この「囮物語」では撫子というキャラクターの「可愛い」以外の側面を深く掘り下げて描かれている。できないと思った事には挑戦しなかったり、努力をしようとしない一面であったり、何か問題が起きたらただ下を向いておどおどとしているだけの様子であったり、それによって問題を直視することなく波が過ぎるのをただ待つだけであったり。しかし撫子は可愛いので、そんな側面に関わらず贔屓される。周りの庇護欲を刺激し、親切にされてきた。
それは暦も例外ではなく、暦と遊んだ時も暦から贔屓を受ける。暦の影の中で忍もずっとそれを見ていた。

そんな中、可愛いと言われるのを嫌がっている撫子。 撫子が暦の部屋を訪れた際、そんな撫子に腹を立てた忍が影から出て発した一言。
撫子がこれまで周囲の人間から受けた恩恵は自分の力ではなく、相当な割合で「可愛さ」が要因であると思われる。それを棚に上げ、貰ってばかりのプレゼントに文句をつけるような、そんな態度に言及した言葉としては、鋭く本質を突いている名言といえる。

阿良々木月火「絶対に振られることのない相手に恋をするのって、楽だよね。」

撫子は何年間もの間ずっと暦に片想いを続けていた。
しかし暦にはすでに彼女がおり、撫子はそれも知っていた。それでもあきらめる様子は無く、かと言って当たって砕けようともせず、略奪しようという意思も感じられない。それを月火は見抜き、恋話の末に言ったセリフである。
到底叶いそうにない夢は、「砕けて当然」と自分の中で保険がきく。
「暦には彼女がいる」という、告白を遠慮する正当な理由があり、故に振られることもない。仮に当たって砕けたとしても、「当然だ」と思えるのでショックが薄い。その安心を得るためだけに暦への片想いを続けいてるのだ、と鋭く本質をえぐる言葉である。

阿良々木月火「宝くじ買う人っているじゃない。あんなの、普通に買ってて当たるわけがないのにさ。それなのになんで買うのかと言えば、『夢を買ってる』っていうんだけど……、その言葉を聞くたびに私なんかは思っちゃうわけだよ――――『現実を買え』。」

上記の恋話と同じ流れでの会話の一部。
宝くじを買う者は大抵、外れる前提で買う。それは上記に示したのと同様、外れたときのことを恐れて保険をかけているからである。
実際に宝くじは当選確率は相当低く、大抵の人間は事実上「夢を見る」ためだけに金を払った結果となる。他に残るものは何もない。はっきり言って無意味である。
そんな無意味に金を費やすよりも、もっと他にいい使い道は絶対にある。夢を見たいなら自分の将来への投資をするべきであり、それをせず宝くじを買うのは、やはり失敗のリスクを恐れてのこと。ただ楽な方へ流れているだけの「宝くじ」を自慢気に「夢を買っている」と話す人間は実際に多く、そんな不特定多数の心に突き刺さる名言であるだろう。

千石撫子「俺様はお前達なんか大嫌いだ! だけどクラスメイトだぜ、こん畜生が!」

ある日、突然クチナワという名前の蛇の神(怪異)に憑かれた撫子はその影響で、ずっと消極的で引っ込み思案だった己の性格が一転、二重人格にでもなったかのように豹変し、本音や本性を隠すことなく暴言をぶちまけてしまう。そのシーンでのセリフである。

撫子のクラスはかつて呪いが流行しており、実害はほとんどない子供のおまじない程度のものだったが、それによって人間関係がぎくしゃくしたままとなっていた。委員長である撫子は、クラスの現状をどうにかしてくれと担任に頼まれる。
忍や月火に言われた前述の各セリフなどが積み重なり、更にお門違いな頼み事を押し付けられたことによって撫子の負の感情はついに爆発した。撫子自身もそんなクラスメイト達に鬱憤が溜まっていた節はある。撫子の矛先はそちらに向き、クラスメイト達に向かって荒々しい説教を吐き始めた。クチナワによって自制心がきかず、思っていたこと全てを荒々しく口に出し、その最後の締めとして発せられたセリフ。
どれほど負の感情がたまっていて、どれほどうんざりしていても、この最後の一言も紛うことなき本音であり、何より大事にすべき気持ちだろう。

『鬼物語』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

『鬼物語』(おにものがたり)は、〈物語〉シリーズの第8作となるライトノベルである。忍野忍(おしの しのぶ)の過去の記憶に関する物語である「しのぶタイム」が収録されている。

臥煙伊豆湖「私は臥煙伊豆湖。なんでも知ってるおねーさんだ。」

6a3155130izumi
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