〈物語〉シリーズ セカンドシーズンの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

〈物語〉シリーズ セカンドシーズンとは、西尾維新による『化物語』『偽物語』の続編にあたるアニメ作品である。
怪異と呼ばれる怪奇現象にまつわる事件に、主人公・阿良々木暦や周囲の人間が巻き込まれ、解決していく物語。時系列で言えば夏休み明けにあたり、暦の夏休みを描いた『偽物語』の直後である。原作小説『猫物語(白)』をはじめとして、『傾物語』『花物語』『囮物語』『鬼物語』『恋物語』の全六篇が収録されている。
各物語でそれぞれ印象的な名言が多くあり、作品における重要なファクターの一つとなっている。

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『囮物語』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

忍野忍「よかったの。たまたま可愛くて。」

暦の妹、月火の友人である撫子は、周りに可愛いと言われており、実際に可愛いルックスの持ち主だった。しかし撫子は可愛いだけで贔屓されるのが嫌で、故に「可愛い」と言われること自体が嫌だった。

この「囮物語」では撫子というキャラクターの「可愛い」以外の側面を深く掘り下げて描かれている。できないと思った事には挑戦しなかったり、努力をしようとしない一面であったり、何か問題が起きたらただ下を向いておどおどとしているだけの様子であったり、それによって問題を直視することなく波が過ぎるのをただ待つだけであったり。しかし撫子は可愛いので、そんな側面に関わらず贔屓される。周りの庇護欲を刺激し、親切にされてきた。
それは暦も例外ではなく、暦と遊んだ時も暦から贔屓を受ける。暦の影の中で忍もずっとそれを見ていた。

そんな中、可愛いと言われるのを嫌がっている撫子。 撫子が暦の部屋を訪れた際、そんな撫子に腹を立てた忍が影から出て発した一言。
撫子がこれまで周囲の人間から受けた恩恵は自分の力ではなく、相当な割合で「可愛さ」が要因であると思われる。それを棚に上げ、貰ってばかりのプレゼントに文句をつけるような、そんな態度に言及した言葉としては、鋭く本質を突いている名言といえる。

阿良々木月火「絶対に振られることのない相手に恋をするのって、楽だよね。」

撫子は何年間もの間ずっと暦に片想いを続けていた。
しかし暦にはすでに彼女がおり、撫子はそれも知っていた。それでもあきらめる様子は無く、かと言って当たって砕けようともせず、略奪しようという意思も感じられない。それを月火は見抜き、恋話の末に言ったセリフである。
到底叶いそうにない夢は、「砕けて当然」と自分の中で保険がきく。
「暦には彼女がいる」という、告白を遠慮する正当な理由があり、故に振られることもない。仮に当たって砕けたとしても、「当然だ」と思えるのでショックが薄い。その安心を得るためだけに暦への片想いを続けいてるのだ、と鋭く本質をえぐる言葉である。

阿良々木月火「宝くじ買う人っているじゃない。あんなの、普通に買ってて当たるわけがないのにさ。それなのになんで買うのかと言えば、『夢を買ってる』っていうんだけど……、その言葉を聞くたびに私なんかは思っちゃうわけだよ――――『現実を買え』。」

上記の恋話と同じ流れでの会話の一部。
宝くじを買う者は大抵、外れる前提で買う。それは上記に示したのと同様、外れたときのことを恐れて保険をかけているからである。
実際に宝くじは当選確率は相当低く、大抵の人間は事実上「夢を見る」ためだけに金を払った結果となる。他に残るものは何もない。はっきり言って無意味である。
そんな無意味に金を費やすよりも、もっと他にいい使い道は絶対にある。夢を見たいなら自分の将来への投資をするべきであり、それをせず宝くじを買うのは、やはり失敗のリスクを恐れてのこと。ただ楽な方へ流れているだけの「宝くじ」を自慢気に「夢を買っている」と話す人間は実際に多く、そんな不特定多数の心に突き刺さる名言であるだろう。

千石撫子「俺様はお前達なんか大嫌いだ! だけどクラスメイトだぜ、こん畜生が!」

ある日、突然クチナワという名前の蛇の神(怪異)に憑かれた撫子はその影響で、ずっと消極的で引っ込み思案だった己の性格が一転、二重人格にでもなったかのように豹変し、本音や本性を隠すことなく暴言をぶちまけてしまう。そのシーンでのセリフである。

撫子のクラスはかつて呪いが流行しており、実害はほとんどない子供のおまじない程度のものだったが、それによって人間関係がぎくしゃくしたままとなっていた。委員長である撫子は、クラスの現状をどうにかしてくれと担任に頼まれる。
忍や月火に言われた前述の各セリフなどが積み重なり、更にお門違いな頼み事を押し付けられたことによって撫子の負の感情はついに爆発した。撫子自身もそんなクラスメイト達に鬱憤が溜まっていた節はある。撫子の矛先はそちらに向き、クラスメイト達に向かって荒々しい説教を吐き始めた。クチナワによって自制心がきかず、思っていたこと全てを荒々しく口に出し、その最後の締めとして発せられたセリフ。
どれほど負の感情がたまっていて、どれほどうんざりしていても、この最後の一言も紛うことなき本音であり、何より大事にすべき気持ちだろう。

『鬼物語』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

臥煙伊豆湖「私は臥煙伊豆湖。なんでも知ってるおねーさんだ。」

タイムスリップの一件から帰還し、暦は八九寺と会って喋っていた。そこへ突如として、謎の暗闇が出現し、追いかけてきた。
暦たちはそれを「くらやみ」と称した。実際にそう表現する他ない、空間に穴でも開いたようなただの闇である。怪異かどうかすら定かでない。完全に正体不明だが、本能の警鐘に従ってひたすら二人は逃げ惑い、ついには山奥にまで至る。
その山で、怪異の専門家である臥煙と出会う。その初対面時、暦たちに向けて発した臥煙の言葉である。
「なんでも知ってる」という言葉通り、見透かしたように暦たちの現状を言い当て、対処法も正体もまるで分からないくらやみの情報も次々と提示され、物語が一気に加速していく。あらゆるものを見透かしたように何でも知っている臥煙は、今後も物語のキーパーソンに度々なる。「なんでも知ってる」というこのセリフこそ、臥煙の代名詞的な名言である。

臥煙伊豆湖「誤解を解く努力をしないと言うのは、嘘をついているのと同じなんだよ。」

実はくらやみは四百年前にも忍の前に現れていた。四百年前、忍は日本に来た際、神として町民から崇められ、しばらくは神としてその町で生活していた。その時に現れたのがくらやみである。
くらやみは『世界のルールそのもの』とでも言うべき存在であり、ルール違反をした存在を罰する超常現象だという。
怪異というのは人間の恐怖や畏怖が形を帯びた現象であり、その存在意義を偽ってはいけない。恐怖の対象として生まれたはずの怪異が、その恐怖を集めないような偽りの形で存在することは許されない。それがルールであり、くらやみはそれを罰するためのシステムだという。
忍は吸血鬼という怪異であるはずが、神のふりをして偽って存在していた。そのため、四百年前くらやみに追われた。
忍が神として崇められたのは、忍の意図でなく町民の意思によるものであるし、忍にとってはそんなつもりのなかったイレギュラーな崇拝である。しかし、その誤解を解こうとせず神として居座っていたのであれば、騙しているのと同じこと。嘘というのは口に出した言葉の内容だけでなく、その人の気持ちやスタンスが問題であると主張する名言である。

臥煙伊豆湖「世の中にはいい嘘と悪い嘘がある、それは認める。私はよく知っている。だけどね、こよみん――――許される嘘なんてものはないんだよ。」

四百年前の忍と同じように、今回は八九寺がルール違反を犯していた。
八九寺は十一年前に未練を残したまま死んで幽霊となり、「迷い牛」という人を道に迷わせる怪異として存在していた。しかし「母に会いに行く」という未練は暦によって解決し、現在は未練のないただの浮遊霊として町をぶらついているのみである。成仏するはずの存在が成仏せず、道に迷わせるはずの怪異がその本分を全うしていない。これに対しくらやみが出現し、八九寺を世界から消し去ろうとしていた。
上記の名言は、「くらやみ」現象について暦に説明をしている臥煙のセリフの一つである。
当然、八九寺には嘘の自覚などなく、悪いことをしたわけでもない。むしろ本人や周りの人間にとって決してマイナスには働かない、良い嘘と言える。しかしルールそのものに対して言い訳なんてしても無意味である。現実の社会においても本質をついていると言える、現実主義的な鋭い名言である。

八九寺真宵「阿良々木さんと楽しくおしゃべりしていたこの三ヶ月は、 わたしが一人で道に迷っていた十一年を、十分埋め合わせてくれましたから。」

6a3155130izumi
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