ソードアート・オンライン アリシゼーション(SAOアニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ソードアート・オンライン アリシゼーション』とは、ライトノベル『ソードアート・オンライン』を原作とするアニメである。
キリトは過去に因縁がある死銃事件の実行犯による襲撃を受け、昏睡状態に陥る。キリトが目覚めると、そこは現実世界とそっくりな仮想世界・アンダーワールドだった。彼はそこで出会った少年・ユージオと共に、世界の中心「セントラル・カセドラル」を目指す。
現実世界での極秘プロジェクトと仮想世界での事件がリンクする世界観で、冒険や絆、バトルを描くSFアクション系ファンタジー。
ファナティオや四旋剣との戦いの後、強さと人界に暮らす人々を守りたいという心を持ちながら公理教会のために戦う整合騎士への憤りを隠せないユージオに対してキリトが言った言葉。公理教会と整合騎士に対して憎しみしか感じていなかったユージオは、理解できないながらもキリトの言ったようにそれぞれの人にとっての善と悪について考えるようになる。
昇降係「私は、この昇降道以外の世界を知りません。故に新たな天職と仰られても決めかねますが…。でも…、してみたいことという意味ならば…、あの空をこの昇降盤で自由に飛んでみたい…」
107年間もの間セントラル・カセドラルで昇降係をしていた少女が、天職から解放されたら何をしたいか尋ねたキリトとユージオに対して返した言葉。長い年月の間に魂が擦り切れて感情も自分の名前すらも忘れてしまった少女が呟いた言葉には、かすかだが切なげな感情が籠っており、彼女が置かれた状況の異常さが際立っている。
カセドラル外壁越しのキリトとアリスの舌戦
第16話のラストで屋上庭園の激闘の余波を受けて壁が崩壊し、キリトとアリスは外へ放り出される。そして第17話の冒頭からいきなり絶体絶命の危機に立たされる中、キリトは外壁の隙間に剣を突き立て、さらに敵であるアリスの手も掴んでその命を繋ぎ止めた。それに驚き、そして憤ったアリスは大声で「その手を離しなさい!!罪人に命を救われ生き恥を晒すつもりはありません!!」とキリトを罵倒する。それにキリトは「あんたも整合騎士なら、ここで自暴自棄になっても何も解決しないことくらい悟れよ、バカ!!」と、罵倒し返し、アリスの手を離そうとしない。
これに怒ったアリスが「またしても私を愚弄しましたね!?撤回しなさい、罪人!!」とさらに罵倒すると、キリトは「うるさい!バカだからバカって言ったんだ、このバカ!バカ!!」と、売り言葉に買い言葉とばかりに罵倒し返す。連続でバカ呼ばわりされたことにアリスがさらなる怒りに顔を赤くし震える中、キリトはこう畳み掛ける。「ここであんたひとりが落ちて死ねばユージオはすぐに最高司祭のところまで行くぞ!?あんたはそれを阻止するのが役目だろうが!なら今は何をおいても生き延びるのが最優先じゃないのか!?整合騎士としてそれくらいの理屈が飲み込めないバカだからバカって言ってるんだ!!」
こうして8回もバカと言われたことに怒りで頭が真っ白になりかけたアリスだが、「ならばなぜお前はその手を離さないのですか…?その理由が私にとって死より耐え難い憐憫ではないとお前は証明できるのですか!?」と、真っ向から叫び返す。それに一瞬言葉に詰まりかけたキリトだが、自分とユージオは公理教会を壊滅させたくてここまで来た訳じゃなく、ダークテリトリーから人界を守りたい気持ちも同じだからこそアリスを死なせる訳にはいかないと言った。それにアリスが「ならば何故人に向けてその剣を振るい、血を流すという最大の禁忌を犯したのですか!?」と弾劾するように叫ぶと、キリトはそれに触発され、大声でこう言い放った。
「俺とユージオが学院でライオスとウンベールを斬ったのは、公理教会と禁忌目録が間違っているからだ!禁忌目録で禁じられてないからといってロニエやティーゼみたいな女の子が上級貴族にいいように弄ばれることが、本当に許されるとあんたはそう思っているのか!?」そうキリトに論破されたアリスは、言葉につまりかけるも「法は法…罪は罪です。それを民が恣意によって判断する事が許されれば、どのようにして秩序が守られるというのですか…!」と、苦し紛れに反論する。
その苦し紛れのアリスの反論をキリトは「その法を作った最高司祭アドミニストレータが正しいか否かは誰が決めるんだ?天界の神か?ならどうして今すぐ神罰の雷が落ちて俺を焼かないんだ!!」と、さらに論破する。それからキリトは、自分とユージオはそれを明らかにし、さらにアドミニストレータを倒して禁忌目録の誤りを証明するためにここまで来たと言い放つ。これにアリスが何も言葉を返せなくなると、キリトは「そして…まったく同じ理由で、今あんたを死なせるわけにはいかないんだ!!」と叫び、渾身の力でアリスを引っ張り上げた。
こうしたキリトの言葉と行動を前に、アリスは納得はしていないがキリトの考えを認めたらしく、その時落ちそうになったキリトの首根っこを掴んだ。これにキリトが驚いて振り返ると、アリスは「助けた訳ではありません…借りを返しただけです。それにお前とは剣の決着がついていない」とだけ言い、カセドラルの内部へ戻るためにキリトに協力することを宣言する。この後の外壁をふたりで登っていくシーンと、外壁越しの舌戦とその中で何度か見るアリスの可愛らしい反応が、多くのSAOファンの心を掴むことになった。
望まざる激闘の中でのキリトの魂の叫び
第19話のラストでアドミニストレータの誘惑に囚われてシンセサイズの秘儀を受けてしまい、その次の第20話のラストで32番目の整合騎士として登場したユージオ。そしてこの第21話の前半シーンにおいて、整合騎士ユージオとキリトの激闘シーンは、多くのSAOのファンに印象を持たせるものとなっている。「なんでだ…なんでシンセサイズの秘儀なんかに負けちまったんだよ!?お前が剣の修行をしたのは、アリスを取り戻すためじゃなかったのか!!」と、剣を交えながら叫ぶキリトだが、ユージオは答えずキリトに容赦ない攻撃を仕掛けてくる。
さらに激しく剣戟を交えながらキリトは呼びかけ続けると、ユージオはようやく口を開いた。しかしその彼の口から出た言葉は「知らないし、興味もないよ。僕はあの人だけを知っていればいい…あの人のために剣を握り、あの人の敵を排除するために僕は生かされているんだ」という冷酷極まりないものだった。その言葉からキリトは、カーディナルから整合騎士はバイエティモジュールを額に埋め込まれ、記憶を封じ込められると共に公理教会とアドミニストレータへの絶対の忠誠を強いられていると教えられたことを思い出す。
それを見たキリトが「思い出すんだ!!ユージオっ!!」と、叫ぶと、ユージオは自分の中にキリトとアリスの記憶が蘇ってくるのを感じた。そうして剣を持つ腕を止め、微笑みかけてきたのを見て、キリトが記憶が戻ったことを確信しかけたその時、ユージオは青薔薇の剣から冷気を放ってキリトとアリスを氷漬けにしてしまう。しかしこのユージオの行動はキリトとアリスを本気で凍死させるためのものではなく、自分がアドミニストレータを倒すまでの間、ふたりにここで大人しくしてもらうための魂胆から来た時間稼ぎのものだった。
それから後半のシーンでユージオはカーディナルから授かった短剣でアドミニストレータに挑みかかるが、アドミニストレータが自身にかけていた金属製武器の無効化能力で阻まれてしまい、逆に窮地に追い込まれてしまう。そんな時、時間稼ぎの氷を破ってきたキリトとアリスが助けに現れ、一緒にアドミニストレータと戦おうとユージオに笑いかける。こうしたキリトとユージオの激闘と、3人が並び立つシーンから、第21話は多くのSAOファンを心を熱くするストーリーとして大きな話題となった。
アンダーワールドでも意識不明になってしまうキリト
第24話でカーディナルとユージオを失うという大きな犠牲を払いながらも、キリトはついにアドミニストレータとの決着をつけた。その後、アドミニストレータが髪の毛で操作していた端末を操作し、現実世界への通信回線を繋げるキリトは、目の前でユージオとカーディナルを失った悲しみと、アンダーワールドの真実を知ったが故の驚きと怒りが一気に込み上げてくるのを感じる。そして激しい悲憤慷慨に表情を歪めながら、通信回線越しに菊岡の名前を絶叫した。
しかしその時、通信回線の向こうからけたたましい銃声と破壊音が聞こえてくるのにキリトは耳を疑う。そう、この頃現実世界のオーシャン・タートルは、次回作『War of Underworld』における敵役となるガブリエル・ミラーとヴァサゴ・カザルス率いる謎の傭兵部隊の襲撃を受けていた。比嘉たち共々その対応に追われる菊岡は、通信回線の向こうで混乱するキリトに「アリスを連れて『ワールド・エンド・オールター』を目指してくれ!」と叫ぶ。
その菊岡の言葉の真意を探る間もなく、さらに通信回線の向こうで明日奈の名前を聞いたことに愕然となった瞬間、キリトは空から降り注いだ謎の光を浴びる。そして光を浴びたキリトは凄まじい謎の衝撃を受け、あっという間に意識を失ってしまう。そうして意識を失う刹那、キリトは自分に向かって手を伸ばしながら「キリトくん……!キリトくんっ!!」と、必死に呼びかけてくる明日奈の姿を目の当たりにしたところで、本作は完結する。
その後の次回作『War of Underworld』第1話において、キリトが自分の目の前で倒れたのを目の当たりにしたアリスも、涙を浮かべながらキリトの名前を呼び続けた。そうして後にキリトは目を覚ましたが、キリトは現実世界だけでなくアンダーワールドでも心神喪失状態となり、車椅子とアリスの介護がないとまともに動けないという痛々しい有様となってしまう。こうした次回作への伏線も込められた第24話のラストは、本作の中で多くのSAOファンにかつてない衝撃を与え、『War of Underworld』の始まりが待てないと感じた者も多く現れた。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
『ソードアート・オンライン』は作者・川原礫が電撃ゲーム小説大賞に応募することを諦めた作品
『ソードアート・オンライン』は、作者の川原礫が元々第9回電撃ゲーム小説大賞に応募するために、2001年秋から2002年の春までの間に執筆した作品だった。しかし、原稿用紙の応募規定枚数を大幅に超えた上に、文章を削ることが出来なかったため、川原はこの時の応募を諦めた。その代り、『ソードアート・オンライン』を2002年11月から2008年7月までの間、オンライン小説としてWebに掲載していた。
川原が2008年に『アクセル・ワールド』で第15回電撃小説大賞を受賞した時、『ソードアート・オンライン』を読んだ編集者が文庫化を提案した。『ソードアート・オンライン』は出版されると人気が右肩上がりで、コミックやゲームも作られる程の人気を呼んだ。
ルイス・キャロルの児童文学作品『アリス』をモデルとした設定
本作及び原作『アリシゼーション』は、世界的に有名なルイス・キャロルの児童文学作品『不思議の国のアリス』とその続編『鏡の国のアリス』をモデルとした設定が登場するのが特徴となっている。例えば本作及び原作『アリシゼーション』のヒロインにしてキーパーソンであるアリス・シンセシス・サーティのモデルは、『不思議の国のアリス』及び『鏡の国のアリス』の主人公の少女アリスである。そして本作の第1話で、整合騎士となる前の彼女であるアリス・ツーベルクとして彼女が身につけている衣装は、『不思議の国のアリス』及び『鏡の国のアリス』で彼女が身につけていた衣装をモデルにしたものとなっている。
また仮想世界・アンダーワールドは、『不思議の国のアリス』にてアリスが迷い込んだ世界・不思議の国から来ている。ちなみに『不思議の国のアリス』の物語は、ある日、河原の土手で姉が読書する横で退屈しながら寝ころんでいたアリスが、ふとした時に人間の言葉を喋るウサギと出会うところから始まる。
さらにラースと、その本拠地であるオーシャン・タートルは、『不思議の国のアリス』の続編に登場したナンセンス詩『ジャバウォックの詩』に登場する動物からきている。『ジャバウォックの詩』に登場するラースは豚のような亀であると記述されており、オーシャン・タートルの外観はそのラースをモチーフにしたものとなっている。
『フェイタル・バレット』のヒロインふたりが第1話に登場
第1話の後半のGGO内の酒場にてキリトとアスナたちが会話をするシーンで、酒場のビリヤード台のひとつで遊んでいるふたりの女性プレイヤーの後ろ姿が多くのSAOファンの目を集めることになった。実はこのふたりこそが原作シリーズ3作目『ファントム・バレット』をベースにしたゲーム作品『フェイタル・バレット』のゲームオリジナルキャラクターにしてヒロイン「クレハ」と「ツェリスカ」で、このシーンだけとはいえ彼女たちがゲスト出演していたファンたちには驚かされた。
ハリウッドで実写映画化が決定
『ソードアート・オンライン』は全世界で人気のアニメで、2016年にハリウッドで実写映画の制作が決定された。
具体的な俳優や公開時期、どのストーリーを映画化するのかは不明だが、制作会社は『ミッションインポッシブル ローグネイション』『スタートレック・イントゥ・ダークネス』を制作した「スカイダンスメディア」で、株式会社KADOKAWAと協力して制作を進めることになっている。また、脚本は『アバター』『シャッターアイランド』を手掛けたレータ・カログリディスが担当することが決まっている。
実写化に対して、原作ファンからは期待する声と「世界観が壊れる」と批判する声が上がっておりSNSが炎上したこともあるが、それだけ注目されている映画化ということだ。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の主題歌・挿入歌
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目次 - Contents
- 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の概要
- 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』のあらすじ・ストーリー
- 悪夢のはじまり編
- それぞれの旅立ち編
- 修剣学院での惨劇編
- アンダーワールドの真実編
- セントラル・カセドラルでの攻防編
- 整合騎士アリスの解放編
- カーディナルとの別れ編
- 託された希望編
- 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の登場人物・キャラクター
- 現実世界
- 桐ケ谷和人(きりがや かずと)
- 結城明日奈(ゆうき あすな)
- 桐ケ谷直葉(きりがや すぐは)
- 朝田詩乃(あさだ しの)
- 篠崎里香(しのざき りか)
- 綾野珪子(あやの けいこ)
- 壷井遼太郎(つぼい りょうたろう)
- アンドリュー・ギルバート・ミルズ
- 茅場晶彦(かやば あきひこ)
- 菊岡誠二郎(きくおか せいじろう)
- 金本敦(かなもと あつし)
- 神代凜子(こうじろ りんこ)
- 比嘉健(ひが たける)
- 安岐ナツキ(あき なつき)
- 仮想世界
- ユージオ
- アリス・ツーベルク
- アリス・シンセシス・サーティ
- キリト
- アスナ
- セルカ・ツーベルク
- リーファ
- シノン
- リズベット
- シリカ
- クライン
- エギル
- ユイ
- ガスフト・ツーベルク
- デュソルバート・シンセシス・セブン
- ジンク
- シスター・アザリア
- ウガチ
- ソルティリーナ・セルルト
- ゴルゴロッソ・バルトー
- ウォロ・リーバンテイン
- ライオス・アンティノス
- ウンベール・ジーゼック
- アズリカ
- ガリッタ爺
- サードレ
- ティーゼ・シュトリーネン
- ロニエ・アラベル
- フレニーカ・シェキス
- エルドリエ・シンセシス・サーティワン
- カーディナル
- アドミニストレータ
- ベルクーリ ・シンセシス・ワン
- シャーロット
- フィゼル・シンセシス・トゥエニナイン
- リネル・シンセシス・トゥエニエイト
- ファナティオ・シンセシス・ツー
- 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の用語
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- 人工高適応型知的自立存在
- 時間加速(フラクトライト・アクセラレーション)
- アンダーワールド
- 人界(ヒューマン・エンパイア)
- ルーリッドの村
- 央都セントラル
- セントラル・カセドラル
- 暗黒界(ダークテリトリー)
- 世界中央公理教会(せかいちゅうおうこうりきょうかい)
- 禁忌目録
- 整合騎士(インテグレーター)
- 神聖術
- 空間リソース
- ギガスシダー
- 天命(てんめい)
- ステイシアの窓
- 竜骨の斧
- 青薔薇の剣
- 夜空の剣
- 金木犀の剣
- 神器
- 武装完全支配術
- オブジェクト権限値
- イウム
- シンセサイズの秘儀
- 負荷実験の最終フェーズ
- バイエティモジュール
- 右目の封印
- 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- キリト「禁忌が何だ!それはアリスの命より大事なのか!」
- アスナ「もちろん、行くよ、一緒に。君と行く所ならどこにだって」
- キリト「俺の天職は…剣士かな」
- セルカ「姉さまが居なくなったのは…私のせいじゃないのに…」
- キリト「ともかく、自分は自分なんだからさ。他の誰かになんかなれない。セルカも自分に出来ることをすれば、それで良いんだ」
- キリト「戦うんじゃない!勝つんだ!」
- キリト「ユージオは君を助けに来たんだ!セルカ!アリスじゃない!君を助けるために!」
- ユージオ「僕は…強くなりたい!もう…二度と、同じ間違いを繰り返さないために!失くした物を、取り戻すために…。だから、僕は剣士になりたいんだ!」
- ユイ「元気出してください、ママ!アルブヘイムでママを探していた時のパパは、ただの一度も諦めたりはしませんでしたよ!今度はママがパパを探す番です!」
- アスナ「キリト君はどこ!」
- ナツキ「もちろんよ。キリト君のフラクトライトは、治療用プログラムの中で今も元気に活動しているわ。それに、あの子はSAOをクリアして英雄じゃないの」
- アスナ「私たちは自分の罪と向き合い続けていかなければならないんです」
- ソルティリーナ「そう言ってもらえると、先輩冥利に尽きるよ」
- キリト「これからだってそうだ。2人で力を合わせなきゃ。1人で頑張ろうなんて考えるのは、整合騎士になってからでも遅くないだろう?」
- キリト「でも…、俺だって…、俺だって!ここで負けられないんだ!」
- ソルティリーナ「私は、私がセルルト流の後継者であることを今、心の底から誇りに、そして嬉しく思っている。お前の指導生となれたこともな」
- ティーゼ「私も…、私も強くなります!」
- ユージオの怒りの一閃
- キリト「お前は人間だ、ユージオ。俺と同じ。いくつも間違いを犯しては、その今を探してあがき続ける人間なんだ!」
- ユージオ「僕はもう決めたんだ。アリスと一緒にルーリッドの村に帰るためなら、公理教会にも背く。必要なら、何度でも剣を抜いて戦うって」
- カーディナル「温かい…。やっと…、報われた。私の200年は、間違いじゃなかった…。この温かさを知っただけで、私は満足…。報われた…。十分に…」
- キリト「だってさ、俺はあんたにも消えてほしくないんだ。10人選べと言われたら、そこにはあんたも入れるよ。間違いなく」
- ユージオ「今度こそアリスを助ける!だから…頼む!青薔薇の剣!力を貸してくれ!僕は前に進まなきゃいけないんだ!」
- キリト「これからどうするかはあんたが決める事だ」
- キリト「お前達は殺さない…。その代わりよく見ておけ。お前達が馬鹿にしている整合騎士が、どれだけ強いかをな」
- キリト「ならあんたは、誰の為にその髪に櫛を入れ、唇に紅を差してるんだ?俺は教会と最高司祭をブッ倒して、あんたみたいな人間が普通に恋して普通に暮らせるようにするために戦ってるんだ!」
- キリト「憎しみじゃあいつには勝てないよ、ユージオ。お前は、整合騎士が憎いからここまで来たわけじゃないだろ。アリスを取り戻したいから、アリスを愛しているからここにいるんだろ。その気持ちは、あいつの正義に決して劣るもんじゃない。俺だってそうだ。この世界の人達を、お前を、アリスを、あいつだって守りたい。だから今は、あいつに負けるわけにはいかない。そうだろ?ユージオ!」
- キリト「その通りだ。あいつらは、自分達のことを絶対の善と言う。お前にとっては絶対の悪だったんだろうけどさ。俺達もあいつらも、生身の人間なんだ。そんな絶対の善悪なんてもの、人間には決められないんだよ、きっと」
- 昇降係「私は、この昇降道以外の世界を知りません。故に新たな天職と仰られても決めかねますが…。でも…、してみたいことという意味ならば…、あの空をこの昇降盤で自由に飛んでみたい…」
- カセドラル外壁越しのキリトとアリスの舌戦
- 望まざる激闘の中でのキリトの魂の叫び
- アンダーワールドでも意識不明になってしまうキリト
- 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ソードアート・オンライン』は作者・川原礫が電撃ゲーム小説大賞に応募することを諦めた作品
- ルイス・キャロルの児童文学作品『アリス』をモデルとした設定
- 『フェイタル・バレット』のヒロインふたりが第1話に登場
- ハリウッドで実写映画化が決定
- 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):LiSA『ADAMAS』(第1話 - 第13話)
- ED(エンディング):藍井エイル『アイリス』(第2話 - 第13話)
- OP(オープニング):ASCA『RESISTER』(第14話 - 第20話)
- ED(エンディング):ReoNa『forget-me-not』(第14話 - 第20話)
- 挿入歌:ユナ(CV:神田沙也加)『longing』(第2話・第5話)
- 挿入歌:ReoNa『虹の彼方に』(第19話・第24話)