ファイナルファンタジー(FF)のアビリティまとめ
ファイナルファンタジーのアビリティシステム(ability system)とは、日本産RPGであるファイナルファンタジーシリーズ(FFシリーズ)に登場する、「コマンド」や「特性」をカスタマイズできる戦闘・育成システムである。
ファイナルファンタジーシリーズにおけるアビリティとは、そのジョブやキャラクターを特徴づける技のことを指し、アビリティによってキャラクターに個性を持たせることができる。
FF4のギルバート専用のコマンドアビリティ。
「かくれる」を使うと「かくれる」状態となり、コマンドが「あらわれる」に置き換わる。
「かくれる」状態になると戦闘画面から一時的に離脱し、味方敵問わずあらゆる技の対象から外れるが、その代わりに自分も行動できなくなる。
その状態でも「あらわれる」だけは選択できるので、「あらわれる」を使うと戦闘に復帰する。
コマンドで選択できる他、ピンチになると自動で「かくれる」を選択して隠れてしまう。
臆病な性格のギルバートをよく表したコマンドである。
かばう・かばわない
FF3から登場するアビリティ。対象者をかばい、代わりにダメージを負う効果。
効果は一定時間であり、効果時間が切れると自動で解除されることが多いのだが、FF4だけは解除コマンド「かばわない」を選択するまでずっと対象をかばい続ける。
任意の対象者のほか、残りHPが少ない状態の味方を自動でかばう「オートかばう」というものもサポートアビリティとして登場している。
かまえる
FF3(DS版)のモンクが使用するアビリティ。
攻撃に対して身構え、カウンター攻撃をするというもの。
カウンターによるダメージは通常攻撃(たたかう)の倍になり、非常に強力。
しかしモンクに敵の攻撃を誘導させることはできず、「かまえる」最中のモンクに攻撃が来なかった場合、ただ1ターン無駄にしてしまうのが難点として挙げられる。
がまん
FF4のヤン専用のコマンドアビリティ。
効果は「プロテス」と同じで、物理防御を高める。「プロテス」と違い使用者本人(ヤン)にしか効果がない。
内部処理的には「プロテス」と同じで、「プロテス」と「がまん」で二重に防御力を高めるということはできない。
クイックトリガー
FF10-2のジョブであるガンナー専用のコマンド。
コマンド発動後一定時間の間、コントローラーのR1ボタンを連打することで連続で攻撃を行う。
オリジナル版では、「瀕死状態だと与ダメージが9999に固定される」効果のアクセサリーと組み合わせて9999ダメージを連打する戦法がバランスブレイカーとして有名である。
インターナショナル版でアクセサリーの効果が修正されたことで使えなくなった。
元気
FF10-2のジョブである白魔導士専用のコマンド。
使用者自身のHPを最大HPの半分だけ回復する効果。
発動が早く、連続攻撃に対しての割り込み効果もあるため緊急回復手段として非常に重宝される。
ジャンプ
各シリーズでの竜騎士、および槍を武器とするキャラクターが持っているコマンド。
使用すると一時的に戦闘から離脱し、一定時間後に上空から敵の頭上めがけて落ちてくるという効果。
跳躍中は敵味方問わずあらゆる技の対象にならない。
コマンド選択からダメージ発生までにタイムラグがあるが、通常攻撃より高いダメージになる。
「対象にならない」という事は相手がどんな恐ろしい攻撃をしてこようが100%回避可能ということであり、低レベル攻略では全滅確定の攻撃を回避するのにとても重宝する。
しかし、戦闘から離脱することで地上に残ったメンバーに攻撃が集中してしまい、落ちてくる前に他メンバーが全滅してしまうというシチュエーションの方が印象に強く、プレイヤー間では「竜騎士あるある」ネタとして語られている。
調べる
FF3のジョブ学者が使えるコマンド。
対象の最大HP・残りHPを調べることができる。
弱点などは学者のもうひとつの「みやぶる」が受け持っている。
FF3のDS版では「しらべる」「みやぶる」が統合され、「しらべる」に一本化された。
しかも効果は「しらべる」(対象のHP調査)と「みやぶる」(対象の弱点属性を調査)を合わせただけでなく、対象にかかっている魔法の特殊効果を打ち消すことができるものとなった。
魔法「ライブラ」が登場する作品では、ほぼ同じ効果となっている。
「ライブラ」で消費するMPの節約のため「しらべる」を用いるといった使われ方をされている。
すいとる
FF8のコマンドアビリティとして登場。
敵単体に攻撃し、与えたダメージ分だけ使用者のHPが回復する。
魔法「ドレイン」と同じ効果。「ドレイン」と違うのはノーコストで使用できる魔法攻撃でありながら、魔法を使用不可にさせる状態異常「沈黙」状態でも使用可能である点。
とはいえHP吸収効果をつけた通常攻撃で代用できる上、ダメージによってはHP吸収効果つきの通常攻撃の方がより回復するため存在意義が薄い。
スケッチ
FF6のリルム専用の戦闘コマンド。
内容は「敵をスケッチすることで敵の幻影を具現化させ、攻撃させる」というもの。
発動するとスケッチした敵の幻影が現れ、物理攻撃や魔法を使う。
特殊なアクセサリーを装備することで「スケッチ」が「あやつる」に変化し、使用できる敵の技を任意で選べるようになる。
なんとFF6のラスボスまでも「スケッチ」できてしまう。
スロット
FF6のセッツァーの特殊コマンド。画面下部に突然現れるスロットで攻撃を行う。
3つのリールからなるスロットを止め、揃った絵柄によって攻撃手段が変化する。
1つ目のリールを止めた時点で、揃うか揃わないかの判定がされるため、目押しは不可能となっている。
「777」が揃った場合に発動する「ジョーカーデス」は対象の耐性を無視して即死攻撃をするというもので、揃いさえすれば非常に強力。
FF8でも登場した。
こちらはリールが回る演出がなく、通常のコマンドと同じように小さなウィンドウが開く。
スロットというよりどちらかといえばおみくじのような表現。
効果は、魔法とその発動回数(1~3回)が表示され、「やりなおし」を選ぶと魔法と回数が変わり、「はなつ」を選ぶと表示された魔法を表示された回数分だけ使用するというもの。
低確率で出現し、耐性を無視して敵全体に即死効果を与える「ジエンド」はFF6の「ジョーカーデス」をオマージュしている。
ぜになげ
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目次 - Contents
- ファイナルファンタジーのアビリティシステムとは
- ファイナルファンタジーのアビリティ分類
- コマンドアビリティ
- サポートアビリティ
- リアクションアビリティ
- ムーブアビリティ
- ファイナルファンタジーのアビリティ一覧
- コマンドアビリティ
- あばれる
- あやつる
- 暗黒
- 居合抜き
- いのり・祈る
- ヴァジュラ
- うそなき
- 歌う・詩う
- 応援
- おどる・おどり
- 思い出す
- カード
- かくれる・あらわれる
- かばう・かばわない
- かまえる
- がまん
- クイックトリガー
- 元気
- ジャンプ
- 調べる
- すいとる
- スケッチ
- スロット
- ぜになげ
- そせい
- たべる
- ためる
- 地形・ちけい
- チャクラ
- ちりょう
- デュエル
- とびこむ
- とらえる・はなつ
- トランス
- とんずら
- 投げる
- ぬすむ・ぶんどる
- 必殺剣
- ふたりがけ
- 踏み込む
- 魔封剣・まふうけん
- 見破る・みやぶる
- ものまね
- 竜剣
- レベルアップ・レベルダウン
- MPHP
- サポートアビリティ
- HP限界突破・MP限界突破・ダメージ限界突破
- アイテム投げ
- アイテムの知識・薬の知識・薬剤師の免許
- いつでも〇〇・オート〇〇
- 格闘
- 〇〇キラー
- 後列斬り
- ショートチャージ
- 精神統一
- まじゅう語
- まじゅう使い
- 密漁
- メンテナンス
- ラーニング
- 両手持ち
- 二刀流
- リフレク貫通
- リフレク倍返し
- 連続魔・連続魔法
- リアクションアビリティ
- オートST回復薬
- オートフェニックス
- オートポーション
- カウンター・回避カウンター・反撃タックル・ハメどる
- 白刃取り・装備武器ガード
- 〇〇セーブ
- ダメージ分配
- 瀕死HP回復・瀕死MP回復
- 魔法返し・風水返し
- 矢かわし・矢返し
- MPすりかえ
- ムーブアビリティ
- アイテム発見移動
- 移動距離地形・天候無視
- エンカウントなし・エンカウント半減
- 落とし穴回避
- 隠し通路
- 高低差無視
- 水上移動・溶岩上移動・水面移動
- ダッシュ
- テレポ
- 飛行移動・浮遊移動
- HP回復移動・MP回復移動・EXP回復移動・JP回復移動
- Move+1~3・Jump+1~3