ファイナルファンタジー（FF）のアビリティまとめ
ファイナルファンタジーのアビリティシステム（ability system）とは、日本産RPGであるファイナルファンタジーシリーズ（FFシリーズ）に登場する、「コマンド」や「特性」をカスタマイズできる戦闘・育成システムである。
ファイナルファンタジーシリーズにおけるアビリティとは、そのジョブやキャラクターを特徴づける技のことを指し、アビリティによってキャラクターに個性を持たせることができる。
FF5から登場したアビリティ。
元ネタは銭形平次で、元ネタ同様手持ちの所持金を投げつけて攻撃する。
当然だが使用すると所持金が減る。所持金が減るというデメリットのためか、対象の防御力を無視してダメージを与えられるようになっている作品が多い。
所持金を惜しみなく使える最終盤では有用な攻撃方法のひとつである。
そせい
FF5のジョブ薬師が最後に覚えるアビリティ。
蘇生魔法「レイズ」や「アレイズ」と違い、ノーコストで味方全員の戦闘不能状態を回復する。
効果自体は非常に強力だが、普通にプレイしている分には敢えてこれをセットするほど戦闘不能者が続出することはまずないので、魔法禁止などの縛りプレイ向けのアビリティである。
たべる
「たべる」使用時に流れる映像。
FF8のコマンドアビリティとして初登場し、その後FF9にも登場したアビリティ。
FF8ではその名の通りHPが減って弱った単体対象を食べてしまうという恐ろしい技。
チューリップや海の画像と「しばらくお待ちください」というテロップをバックに「ネチョネチョ」「モゴモゴ」「ビチャビチャ」といった音が聞こえてくる。
「たべる」によって得られる効果はモンスターによって様々で、「まずい！！」と毒を受けたりするものや「うまい！！」とHPが回復するものもいる。他には力や体力や魔力などのパラメータが上昇する敵もいる。
ちなみに味は「やわらか」「ふつう」「うまい」「まずい」「虫味」「機械」「植物」「骨味」の8種類。
FF9に登場した「たべる」はクイナというキャラクターが使用するアビリティ。
対象のモンスターのHPが最大値の1/4以下だった場合、そのモンスターを倒してモンスターのごとに設定された魔法を覚える。
食べた敵がクイナの習得可能な魔法を持っていないと、倒せはするが魔法は覚えられない。
既に覚えてる青魔法の敵を食べると、「まずいアルね！」と表示される。
ためる
初出はFF3。
基本的には「一度攻撃を休んで力を溜めることで、次の攻撃の威力を上げる」アビリティ。
1ターン使ってダメージ2倍なら、2回攻撃した方が、HPの低い敵を倒して被弾回数を減らせる。
つまり、無駄にする時間や貯めている間の防御力ダウンというリスクに見合ったメリットはない場合が多い。
攻撃力が2倍になる作品では、防御力の固い敵にダメージを通す手段になる。カウンター主体の敵を相手にする場合は、少ない手数で大きなダメージを与える有効手段になる。
ボスの発狂モードへの対策としても重宝されることがある。
作品によっては複数回「ためる」をすることもできるが、一定回数以上「ためる」を使用すると自爆するという演出が入る。
自爆するとそれまで「ためる」をした分の効果は解除される上、自爆によってダメージを受けてしまう。
地形・ちけい
FF3が初出。風水士のジョブコマンドで、フィールドの地形（草原や山、川、水場など）に応じた技が出る。
技の発動条件が今いる場所に依存するデメリットと引き換えに、ノーコストであったり全体攻撃技であったりするため、普段の雑魚戦においての攻撃手段として使い勝手がいい。
チャクラ
モンクのお馴染みの技としてFF5以降に登場するアビリティ。
気を練って自身のHPを回復する技なのだが、回復に加えて毒などの軽微な状態異常を解除する効果があったりと細かな効果は作品によって微妙に違う。
このアビリティを習得するジョブであるモンクは物理アタッカーであるため魔法が苦手で、ケアルなどの回復魔法が使えないという欠点がある。
そのため回復手段として用意されたのがこのアビリティである。
物理アタッカー役の回復スキルであるため、回復量の計算式は物理攻撃力に依存する。
ちりょう
FF8のコマンドアビリティとして登場。
治療アイテム『万能薬改』と同じ効果で、対象の不利なステータス変化を解除する。
解除できるステータス異常の幅が広く汎用性が高い。
魔法の使用回数が決まっているFF8のバトルシステムにおいて、ステータス異常回復魔法の使用回数を減らさずにステータス異常を回復できるこのスキルは非常に心強い。
デュエル
ゼル
FF8のキャラクター、ゼルの特殊技。
実行すると制限時間とコマンドが表示され、制限時間の間に入力したコマンドの技が出る。
コマンドは格闘ゲームのように「下下右上AB」などとコントローラーのボタンを押して入力する。
特定のコマンドを入力すると、「フィニッシュブロー」と呼ばれるキメの技が発動して、残り時間によらずデュエルは終了する。
一部のコマンドは2ボタンで入力できるので、2ボタンで入力できるコマンドだけを制限時間いっぱい繰り返すという戦術もある。
その戦術で裏ボスを倒したプレイヤーもいる。
とびこむ
FF6のガウの特殊コマンド。
もう1つのガウのコマンド「あばれる」で使用可能なモンスターのリストを増やす効果である。
使用すると、ガウが敵パーティーの中に跳び込み、その戦闘は強制終了する。
その後、パーティーからガウが離脱した状態となるが、また獣ヶ原で戦闘をしていると戦闘終了時にガウが現れ「またいっしょに、たびをするー！」と喋った後、パーティーに戻ってくる。
すると、跳び込んだ時・戻ってきた時の戦闘で登場していたモンスターが「あばれる」リストへ新しく加わる、という仕組み。
とらえる・はなつ
FF5のジョブ、魔獣使いのアビリティ。
敵を弱らせた状態で「とらえる」を使うと敵を捕獲する事ができ、「とらえる」が「はなつ」に変化する。
捕獲した敵は「はなつ」ことで、捕獲したモンスターに依存した技を放って消滅する。
「弱らせて捕らえ、一度限りの使い捨て」という手間と効率の悪さ故か、他のアビリティにない特殊効果や凄まじいほどの威力を持つ攻撃などがいくつか存在する。
一部のモンスターは凄まじい性能で知られ、低レベル攻略などでしばしば活用（or封印）される。
トランス
FF6のティナの特殊コマンド。
使用すると一定時間ティナが幻獣化し、ティナのATBゲージが緑色に変化。
トランス中はティナが与えるダメージ全てに2倍、受けるダメージ全てに1/2の補正がかかる状態になる。
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目次 - Contents
- ファイナルファンタジーのアビリティシステムとは
- ファイナルファンタジーのアビリティ分類
- コマンドアビリティ
- サポートアビリティ
- リアクションアビリティ
- ムーブアビリティ
- ファイナルファンタジーのアビリティ一覧
- コマンドアビリティ
- あばれる
- あやつる
- 暗黒
- 居合抜き
- いのり・祈る
- ヴァジュラ
- うそなき
- 歌う・詩う
- 応援
- おどる・おどり
- 思い出す
- カード
- かくれる・あらわれる
- かばう・かばわない
- かまえる
- がまん
- クイックトリガー
- 元気
- ジャンプ
- 調べる
- すいとる
- スケッチ
- スロット
- ぜになげ
- そせい
- たべる
- ためる
- 地形・ちけい
- チャクラ
- ちりょう
- デュエル
- とびこむ
- とらえる・はなつ
- トランス
- とんずら
- 投げる
- ぬすむ・ぶんどる
- 必殺剣
- ふたりがけ
- 踏み込む
- 魔封剣・まふうけん
- 見破る・みやぶる
- ものまね
- 竜剣
- レベルアップ・レベルダウン
- MPHP
- サポートアビリティ
- HP限界突破・MP限界突破・ダメージ限界突破
- アイテム投げ
- アイテムの知識・薬の知識・薬剤師の免許
- いつでも〇〇・オート〇〇
- 格闘
- 〇〇キラー
- 後列斬り
- ショートチャージ
- 精神統一
- まじゅう語
- まじゅう使い
- 密漁
- メンテナンス
- ラーニング
- 両手持ち
- 二刀流
- リフレク貫通
- リフレク倍返し
- 連続魔・連続魔法
- リアクションアビリティ
- オートST回復薬
- オートフェニックス
- オートポーション
- カウンター・回避カウンター・反撃タックル・ハメどる
- 白刃取り・装備武器ガード
- 〇〇セーブ
- ダメージ分配
- 瀕死HP回復・瀕死MP回復
- 魔法返し・風水返し
- 矢かわし・矢返し
- MPすりかえ
- ムーブアビリティ
- アイテム発見移動
- 移動距離地形・天候無視
- エンカウントなし・エンカウント半減
- 落とし穴回避
- 隠し通路
- 高低差無視
- 水上移動・溶岩上移動・水面移動
- ダッシュ
- テレポ
- 飛行移動・浮遊移動
- HP回復移動・MP回復移動・EXP回復移動・JP回復移動
- Move＋1～3・Jump＋1～3