ファイナルファンタジー(FF)のジョブまとめ
ファイナルファンタジーシリーズのジョブとは、プレイヤーが任意にキャラクターのジョブ(役割)を決定し、その能力をもってバトルやダンジョンを攻略していくシステムである。代表的なものにナイト、モンク、白魔道士、黒魔道士がいる。状況によってジョブを切り替えていくことをジョブチェンジといい、ジョブを取得、切り替えしていくゲームシステムをジョブシステムや、ジョブチェンジシステムなどと呼ぶ。
FFTA、FFTA2に登場するジョブ。
魔法も扱える騎士といった能力で、補助魔法を中心としたアビリティを覚える。
攻撃アビリティは少ないが、様々な武器種が装備でき、物理攻撃面はそちらで補っていく。
神殿騎士のジョブになれるバンガ族は物理攻撃が得意で魔法が苦手というステータス傾向をしており、はっきり言って神殿騎士のジョブになったからといって欠点が補えるわけでもない。よほど特化させない限りは中途半端な器用貧乏のユニットになってしまう。
すっぴん
FF5が初出のジョブ。
どのジョブにもなっていない素の状態がこのジョブである。
すっぴんのジョブは、白魔道士の白魔法や黒魔道士の黒魔法といったように、ジョブ専用のアビリティを何も持っておらず、ゲーム開始直後は弱いジョブである。
しかし、すっぴんのジョブはマスター(すべてのアビリティを習得)したジョブの特性、ステータスを引き継ぐことができ、全てのジョブをマスターすることで最終的に一番強くなるジョブである。
「一番弱いジョブが実は一番強いジョブ」というのは、後の項目のたまねぎ戦士にも該当する。
精霊使い
FFTA、FFTA2に登場するジョブ。
アビリティの「精霊魔法」は様々なステータス異常が付与された攻撃魔法が主として、2種類の回復魔法がそなわっている。この2種類の回復魔法はそれぞれ火属性と土属性となっており、「聖属性禁止」ステージでケアル(聖属性の回復魔法)が使えない時の回復手段を担える。
精霊魔法は全属性と全ステータス異常を網羅しているため、相手の弱点を突くことができる多彩さが売りである。
しかし威力と範囲に劣るため、後半では影が薄くなりがちである。
特にダメージがインフレしやすいFFTA2では、ステータス異常による搦め手よりも素直に正面から攻撃してしまった方が戦闘が早く終わりやすい。
戦士
FF1から登場するジョブ。
重い鎧を身に着け、肉弾戦で敵を粉砕する前衛ジョブである。
前衛ジョブという役割がかぶるからか、FF5ではナイトのジョブに吸収されてしまい、それ以降戦士のジョブは姿を消した。
戦士のジョブが復活したのは、FF10-2以降である。
FF14では戦士のジョブをプレイヤーに指南するキャラクターとして、ゴージというNPCが登場した。
FF14の世界観では戦士は「原初の魂(内なる闘争心)」を身に宿して戦うジョブであり、この原初の魂に自我が飲み込まれると理性を失って手当たり次第に破壊活動をする狂戦士と化してしまう。
そうならないように体と精神を鍛えるのだが、ゴージはまだ戦士として未熟であり、何度も原初の魂に自我が飲み込まれて凶暴化してしまう。凶暴化したゴージをプレイヤーが抑え込むことで事態は収束するのだが、この「ゴージが原初の魂に飲み込まれる」という展開はある意味お決まりの光景となっており、プレイヤーからは「またゴージか」と揶揄されることもしばしばである。
占星術士
FFTで初登場したジョブ。
シナリオに登場するキャラクターであるオーラン専用のジョブとして登場した。
アビリティは固有技ただ1つのみであり、他のアビリティは使えない。唯一のアビリティ「星天停止」は敵ユニット全員に、ドンアク(行動不能)、ドンムブ(移動不能)、ストップ(行動停止)の3つのステータス異常を同時にかけるもの。行動や移動に関わる行為をすべて縛られるため、敵は全員ほぼ何もできなくなってしまう。
このとんでもない効果がプレイヤーにも印象的であり、「オーランが仲間になったら最強なのに」とオーランのパーティ加入を望む声が根強い。
FF14では拡張ディスク「蒼天のイシュガルド」にて追加された。
役割としては回復役にあたり、天球をめぐる星々の運行を読み取り、伝達することでパーティの支援をこなす。
他にも固有スキルの「ドロー」によりカードを引くことができ、パーティメンバーに様々な支援効果を付与させる。
このカードは何が出てくるかは完全にランダムであり、プレイヤーが狙って指定することはできない。その分、支援効果はかなり高く設定されている。
しかし支援効果が高く設定されているためか、肝心の回復性能は低めに抑えられており、実装当時からかなり不遇なジョブとして扱われている。
ソルジャー
FFTAに登場したジョブ。
アビリティやステータスの傾向はFFTのナイトと似たようなものであり、対象のステータス低下が得意な物理アタッカーである。
物理アタッカーとしてはもっとも基本的なジョブであり最下級ジョブ。
次のジョブになるための下積みのジョブであるため、ステータス成長率も低く、あまり長くソルジャーのジョブで育てる必要はない。
ソルジャー(ソルジャー1st)
FF7からゲスト参戦したクラウドの、FFTにおける専用ジョブ。
ジョブコマンドは「リミット」でFF7でクラウドが使用するリミットブレイク技を模したアビリティが並んでいる。ただしどの武器を装備していても使えるというわけではなく、「マテリアブレイド」という専用の剣を装備していなければ「リミット」を使うことはできない。
その上、剣で切りつける技なので物理攻撃かと思いきや、ダメージ計算には魔法攻撃力を用いている。ソルジャーのジョブの魔法攻撃力はそれほど高くないため、「リミット」のために武器が限定されることなども含めて使い勝手はよくない。
同じ「ソルジャー」であるが、FFTAのソルジャーのジョブとこのソルジャーは非なるものである。
ダークナイト
FF10-2で初登場したジョブ。
FF4の暗黒騎士のジョブのをモチーフとしており、自分のHPを犠牲にして強力な攻撃を繰り出すジョブとなっている。
他にも即死や石化といったステータス異常の中でも特に厄介なものを防げる特性があるため重宝する。
FFTでは、登場キャラクターであるガフ・ガフガリオンの固有ジョブとして登場する。
これまでの暗黒騎士、ダークナイトのイメージである「自分のHPを犠牲にして強力な攻撃を繰り出す」というものはこちらのダークナイトにはなく、相手のHPやMPを吸収するアビリティを使用する。
威力が高く、またダメージ分を自分のHPに転化して回復する「闇の剣」はダークナイトの代表的なアビリティであり、FFTの難易度を上げる一因にもなっている。
たまねぎ剣士
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目次 - Contents
- ジョブの概要
- ジョブシステム
- FF1、3、5のジョブシステム
- FF10-2のドレスフィアシステム
- FF11のジョブシステム
- FF12インターナショナル版のゾディアックジョブシステム
- FF13のオプティマ
- FF14のジョブシステム
- FFTのジョブシステム
- FFTA、FFTA2のジョブシステム
- ジョブの一覧
- アイテム士
- 青魔道士・青魔導士
- 赤魔道士・赤魔道師・赤魔術士
- アサシン
- 暗黒騎士
- ウーラン
- ウォリアー
- 裏魔道士
- エアレス
- 踊り子
- お祭り士
- 陰陽士
- 学者
- からくり士・カラクリ士
- 狩人
- ガンナー
- きぐるみ士
- 機工士
- 曲芸士
- 吟遊詩人(詩人)
- クレリック
- 黒魔道士(黒魔道師、黒魔導士)・黒魔法使い
- 賢者・セージ
- 幻術士
- 剣聖
- 侍
- 斬騎王
- 算術士
- シーフ
- シカリ
- 守護騎士
- 召喚士
- 白魔道士(白魔道師、白魔導士)・白魔法使い
- 神殿騎士
- すっぴん
- 精霊使い
- 戦士
- 占星術士
- ソルジャー
- ソルジャー(ソルジャー1st)
- ダークナイト
- たまねぎ剣士
- チョコボ士
- ディバインナイト
- デューク
- 天道士
- 天冥士
- 導師・導士
- 時魔道士
- ドラグナー
- ナイト
- ナイトブレード
- 忍者
- バイキング
- バスタード
- パラディン
- 風水士・風水師
- フェンサー
- フロラフルル
- ホーリーナイト
- 砲撃士・魔砲士
- マキナマズル
- 魔剣士
- 魔獣使い
- 緑魔道士
- 見習い戦士
- めたもる士
- ものまね士
- モンク
- 弓使い
- 用心棒
- ラニスタ
- ラプター
- 竜騎士
- ルーンナイト
- 錬金術士
- 話術士