ファイナルファンタジー(FF)のジョブまとめ
ファイナルファンタジーシリーズのジョブとは、プレイヤーが任意にキャラクターのジョブ(役割)を決定し、その能力をもってバトルやダンジョンを攻略していくシステムである。代表的なものにナイト、モンク、白魔道士、黒魔道士がいる。状況によってジョブを切り替えていくことをジョブチェンジといい、ジョブを取得、切り替えしていくゲームシステムをジョブシステムや、ジョブチェンジシステムなどと呼ぶ。
FF1から登場するジョブ。
己の肉体を極限まで鍛え、武術を習得した修行僧で、主に素手での攻撃を得意とする。
素早さと攻撃力、高HPと三拍子揃ったステータスをしているが、鎧や兜を装備できないことが多いため、防御面では不安が残る。
たいてい、ダメージ計算式はレベルが用いられる。素手であるモンクは武器を装備することによる物理攻撃力上昇がないため、武器の物理攻撃力補正の代わりにレベルが用いられている。
レベルが関係するダメージ計算上、「レベルを上げれば上げるほど強くなる」という性質を持っているが、そのため低レベルクリアには不向き。
歴代のシリーズほとんどのモンクは素手だが、FF14は「格闘武器」というカテゴリで手甲などの武器を装備できる。
拡張ディスク「紅蓮の解放者」の舞台となるアラミゴはFF14内のモンク発祥の地であり、このことから主役ジョブになるのではないかと期待された。
モンクのジョブクエストを案内するNPCウィダルゲルドはアラミゴの前王の息子であり、メインシナリオに絡むのではないかと予想されていた。
しかしその予想と期待を裏切り、ウィダルゲルドがメインシナリオに登場することも、モンクの他キャラクターが登場することもなかった。
弓使い
FFTで初登場したジョブ。
アビリティを除けば、「たたかう」で遠距離物理攻撃ができる唯一のジョブである。
アビリティの「チャージ」は弦を引き絞って狙いを定めて威力を挙げるという技で、チャージタイムに比例して威力が上がる。しかし対象としたユニットを追尾してくれるわけはないため、チャージタイム中に対象が移動してしまって攻撃が外れることが多くあり、使い勝手がかなり悪い。
「チャージ」の使い勝手の悪さを除けば、ステータスの成長率などは悪くないため、利用価値がまったくないジョブであるというわけではない。
FFTの弓は銃と違って曲線的な軌道を描くため、自身と対象の間に障害物があっても弧を描いて飛び越えることができるのが利点。また高所にいるときの射程補正がすさまじく、場所によってはマップ全域を射程におさめることが可能であり、これもまた銃にはない利点である。
FFTA、FFTA2でも登場する。
こちらの弓使いは各上位ジョブへの下積みという位置づけである。アビリティには敵を行動不能にさせるものが多くそなわっている。
どちらの作品も「射程は武器に依存する」というアビリティが多く、遠距離攻撃ができる弓を装備できる弓使いに他のジョブのアビリティをセットすることで長距離から強力な攻撃ができるようになる。
用心棒
FFTA2に登場するジョブ。
シリーズおなじみの侍のジョブに代わって登場したジョブで、刀を使い、強力な「奥義」を繰り出せる。
侍のジョブと違う点は兜や鎧を装備できないことで、それ以外の侍のジョブの特徴(刀を武器とすることなど)を引き継いでいる。
侍でなく用心棒というジョブにした理由は、世界観の都合やゲームバランスのため。
物理攻撃力が伸びやすいアタッカー型のステータスをしているが、兜や鎧が装備できないため防御力が心もとなく、かといって回避率も高くないため敵の攻撃を回避することもできず、打たれ弱いのが欠点。
その欠点を補って余りある物理攻撃力の高さはFFTA2のダメージがインフレしやすい原因の1つである。
ラニスタ
FFTA2にのみ登場するジョブ。
「たくみのわざ(匠の技)」で味方の能力を上げる技を多く覚える、サポート向きのジョブ。
「かたメろ!」「つっコめ!」「とつゲき!」など、アビリティがなぜか一ヶ所だけカタカナという特徴がある。
FFTシリーズおなじみの「ン」(一部のキャラクターは台詞の「ん」がカタカナになる)のようなもので、開発スタッフいわく、独特の訛りを表現したもの。
ラニスタの語源はローマの剣闘士育成所のオーナーのこと。
補助技で味方を育成(強化)して味方を戦わせるといったようなイメージがコンセプトとなっている。
ラプター
FFTA2にのみ登場するジョブ。
アビリティ「強撃」にはダメージに加えステータスダウン効果の「○○クラッシュ」や遠距離攻撃など一通りの技が揃っていて汎用的に使える。
味方に属性吸収装備をさせ、属性武器を持った状態でMPに攻撃する「ソウルクラッシュ」を使い味方のMPを回復させたりと、単純な攻撃役だけではなく補助役もこなせる。
このジョブになれるグリア族という種族は背中の翼で飛行して移動できるため障害物を飛び越えやすく、地形に邪魔されずに広く移動することができるため、移動能力を生かしての奇襲などもこなせる。
アビリティと種族の組み合わせのおかげでモンスター戦では幅広く活躍できる。その反面、技は主として対象にステータス異常やステータス変化を与えるものが多いため、ステータスを下げたりステータス異常にできないボス戦はやや苦手。
竜騎士
FF2以降登場するジョブ。ただしこの頃は肩書き程度で、「主に槍を武器として、ジャンプ攻撃をする」というジョブになったのはFF3から。
FF6以降は「ジャンプ」こそ存在するものの、竜騎士そのものは登場しない事が多い。
FF4での竜騎士のジョブであったカインのシナリオでの何度もの裏切り、「ジャンプ」中は画面から離脱するため他のメンバーに攻撃が集中するという仕様と相まって、あまりいい印象を持たないプレイヤーは多い。
その一方で、ゲーム雑誌のスクウェア作品投稿コーナーで人気上位のジョブとしてランクインしたり、プレイヤー間ではネタキャラとして人気を得るなど、けっこう美味しいポジションに位置するジョブである。
FF11プレイヤーによって、「ガリ」というあだ名がついてしまっている。
これはFF11のジョブを寿司のネタでたとえるならという話題が元になったもので、トロにたとえられた優良アタッカージョブと比較して「竜騎士は付け合せのガリでしかない」と竜騎士を貶めるコメントが発端。このコメントから「竜騎士=(寿司の付け合わせの)ガリ」というネタができ、プレイヤー同士のネタとして用いられるようになった。
2010年2月末の「ヴァナ★フェス2010 ~8周年だョ!全員集合」、トークセッションの舞台セットでは、「ガリ夫」と書かれ竜騎士の兜らしき装備が入ったロッカーが登場し、このネタはとうとう公認ネタとなってしまった。
ルーンナイト
FF6のセリスの肩書き。
魔法も得意な剣士といった能力で、シリーズおなじみのジョブでいうと黒魔道士とナイトを足したような性能をしている。
専用コマンド「魔封剣」は構えている間に放たれた魔法攻撃を無効化、吸収し、自分のMPを回復するというもの。味方の魔法も吸収してしまうため、使い勝手は微妙なところである。
PS移植版などでは強力な魔法攻撃を使うモンスターが多く追加されたため、出番が増えた。
FFTでは主人公ラムザの兄、ダイスダーグ専用のジョブとして登場した。
こちらはホーリーナイトのアビリティ「聖剣技」とディバインナイトのアビリティ「剛剣」を両方使える騎士といった性能である。
さらには「全魔法」としてあらゆる強力な魔法を使用してくるため、剣技、魔法ともにそなえた魔法戦士となっている。
隠しステータスとして、「防御力UP」と「魔法防御力UP」が設定されており、物理、魔法ダメージをそれぞれ軽減することができる。
錬金術士
FFTA、FFTA2に登場したジョブ。
アビリティ「錬金術」は強力な魔法が揃っており、魔法系ジョブの上位職らしい性能をしている。
また、「アイテム」コマンドをセットしなくてもアイテム類が使用可能という特徴を持つ。
そのため、戦闘中に使用できるコマンドは「錬金術」+任意のコマンド+「アイテム」と3種類になる。
錬金術「師」でなく錬金術「士」。白魔道「士」や黒魔道「士」といった他ジョブの名称と統一するため。
錬金術士のジョブはFFTA、FFTA2にしか登場しない(FF14にも一応登場するが、戦闘ジョブではない)ため、知名度がかなり低い。
「錬金術士」で検索してみると、他ゲーム作品の「〇〇のアトリエ」シリーズ関連のページしか引っ掛からないということもしばしばある。
それならばと「錬金術師」で検索すると実在の錬金術師のページだったり、「鋼の錬金術師」関連のページがヒットしたりする。
この「錬金術士の知名度が低いゆえの検索の出なささ」はプレイヤーにネタにされている。
話術士
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目次 - Contents
- ジョブの概要
- ジョブシステム
- FF1、3、5のジョブシステム
- FF10-2のドレスフィアシステム
- FF11のジョブシステム
- FF12インターナショナル版のゾディアックジョブシステム
- FF13のオプティマ
- FF14のジョブシステム
- FFTのジョブシステム
- FFTA、FFTA2のジョブシステム
- ジョブの一覧
- アイテム士
- 青魔道士・青魔導士
- 赤魔道士・赤魔道師・赤魔術士
- アサシン
- 暗黒騎士
- ウーラン
- ウォリアー
- 裏魔道士
- エアレス
- 踊り子
- お祭り士
- 陰陽士
- 学者
- からくり士・カラクリ士
- 狩人
- ガンナー
- きぐるみ士
- 機工士
- 曲芸士
- 吟遊詩人(詩人)
- クレリック
- 黒魔道士(黒魔道師、黒魔導士)・黒魔法使い
- 賢者・セージ
- 幻術士
- 剣聖
- 侍
- 斬騎王
- 算術士
- シーフ
- シカリ
- 守護騎士
- 召喚士
- 白魔道士(白魔道師、白魔導士)・白魔法使い
- 神殿騎士
- すっぴん
- 精霊使い
- 戦士
- 占星術士
- ソルジャー
- ソルジャー(ソルジャー1st)
- ダークナイト
- たまねぎ剣士
- チョコボ士
- ディバインナイト
- デューク
- 天道士
- 天冥士
- 導師・導士
- 時魔道士
- ドラグナー
- ナイト
- ナイトブレード
- 忍者
- バイキング
- バスタード
- パラディン
- 風水士・風水師
- フェンサー
- フロラフルル
- ホーリーナイト
- 砲撃士・魔砲士
- マキナマズル
- 魔剣士
- 魔獣使い
- 緑魔道士
- 見習い戦士
- めたもる士
- ものまね士
- モンク
- 弓使い
- 用心棒
- ラニスタ
- ラプター
- 竜騎士
- ルーンナイト
- 錬金術士
- 話術士