ファイナルファンタジー(FF)のジョブまとめ

ファイナルファンタジーシリーズのジョブとは、プレイヤーが任意にキャラクターのジョブ(役割)を決定し、その能力をもってバトルやダンジョンを攻略していくシステムである。代表的なものにナイト、モンク、白魔道士、黒魔道士がいる。状況によってジョブを切り替えていくことをジョブチェンジといい、ジョブを取得、切り替えしていくゲームシステムをジョブシステムや、ジョブチェンジシステムなどと呼ぶ。

FFTA、FFTA2のジョブシステム

FFT同様、汎用ジョブに加え、シナリオで登場するキャラクター固有のジョブが用意されている。
この固有ジョブは「委員長」「踊り子」など、そのキャラクターの社会的地位や肩書きを示している点もFFTと同様。

ジョブごとに装備できる装備品が異なり、装備品に様々なアビリティが付与されているというシステムとなっている。
装備品を装備した状態で戦闘をすることでAP(アビリティポイント)がたまり、APがたまるとアビリティを習得する。習得したアビリティはその武器を外しても使うことができる。
たとえば、装備品の「シルバーソード」には、対象のスピードをダウンさせる「スピードブレイク」というアビリティがついている。シルバーソードを装備した状態で戦闘をしてAPがたまり「スピードブレイク」を習得する。

ジョブの一覧

アイテム士

FF12、FFTに登場するジョブ。FF12では、設定上は存在するが実際にゲーム中に登場はしないという位置づけである。

FFTでのアイテム士は、魔道士系のジョブのスタート地点となっている。
アイテム士のジョブレベルを2まで上げることで、黒魔道士、白魔道士にジョブチェンジすることができるようになる。

ポーションや毒消しといった様々なアイテムを使うことができるジョブであり、アイテムを使用しての安定した回復性能を持つ。
使用したアイテムは消費されるため、きちんと補充しなければならない。

ステータスの伸びが悪く戦力として使いにくいが、シナリオ後半で登場する「銃」を装備することができる。
銃は威力こそ低いものの超射程かつ必中の武器であり、銃を装備したアイテム士は文字通りパーティの援護射撃役となれる。

青魔道士・青魔導士

作品によっては「青魔導士」等の表記ゆれが存在する。

FF5で初登場し、6、11、FFTA、FFTA2などでも登場したジョブ。
敵の特定の技をくらうことで「ラーニング」し、「青魔法」として使うことができるというのが特色である。
青魔法はどれもクセが強いものが多いが、使い方次第で強敵を楽に倒すこともできる。

ラーニングできる技は作品ごとに細かく違うが、どの作品にも共通し、青魔法の代表的なものとしては「ホワイトウィンド」「くさい息」「レベル5デス」などがある。
「ホワイトウィンド」は味方全体を中程度回復する魔法で、パーティの回復役がいなくなった時の回復手段として重宝される。「くさい息」はFFシリーズの代表モンスターであるモルボルの代名詞でもあり、対象に様々なステータス異常を与えることができる。
「レベル5デス」は敵味方問わず、レベルの数値が5の倍数に即死効果を与えるというもの。

ジョブの概念がない作品にも青魔法(とそれに近しいもの)を使うキャラクターがいる。

赤魔道士・赤魔道師・赤魔術士

作品によっては「赤魔道師」等の表記ゆれが存在する。

FF1から登場するジョブ。羽帽子と全身赤ずくめの格好が特徴。
白魔法、黒魔法がある程度使え、肉弾戦も可能と、汎用性に優れている。
個々の要素はどれも本職にはかなわないが、器用な立ち回りができるジョブである。

器用貧乏が特徴の赤魔道士だが、FF5には赤魔道士専用のスキルとして、「連続魔」が登場した。
「連続魔」は1つの魔法を2回実行するというもので、これによりトータルダメージが本職をしのぐ場面も出てくるようになった。
それにより、「赤魔道士といえば連続魔が使える器用貧乏」というイメージが定着した。

FF14では拡張ディスクの新ジョブとして赤魔道士が実装された。
これまでの赤魔道士といえば白魔法と黒魔法を両方使う魔道士であったが、FF14の赤魔道士は両魔法とは違う専用の魔法を使う。
アタッカーとして設定されているにもかかわらず回復や蘇生魔法なども使え、魔法だけでなくレイピアによる近接攻撃なども使用できるという、これまでの赤魔道士のイメージである器用さを体現する性能となっている。
もちろん、赤魔道士の代名詞ともなっている「連続魔」も有している。

アサシン

FF6のキャラクター、シャドウの肩書きとして初登場。その後はFFT、FFTA、FFTA2にジョブとして登場した。

シャドウの肩書きとしてのアサシンの特色は後述するジョブ「忍者」と変わらない。
おそらくFF6の世界観に「忍者」という肩書きが合わないために「アサシン」という肩書きにしたのだと思われる。

FFTでは敵専用のジョブとして登場した。
MPの消費もチャージタイムもなく即座に、かつ高確率でステータス異常を引き起こす「仕手」と呼ばれるアビリティ群を使用するのが特徴である。
「仕手」の中でも即死率ほぼ100%の「息根止」はプレイヤーに反則とまで言われるほどで、事前知識なしで挑むと全滅の危険がある。

FFTA、FFTA2では「仕手」の性能が落ちたが、代わりにプレイヤーも使用できるジョブとして登場した。
FFTの「仕手」と比べステータス異常の発生率や命中率が低下し、MPを消費するように弱体化したが、総合的に見れば極めて優秀なジョブであり、最強ジョブの一角に数えられる。

暗黒騎士

FF4の主人公、セシルの肩書きとして初めて登場した。
それ以降はFF11、FF14にジョブとして登場している。

FF4での暗黒騎士の特徴は、最大HPの1/8のHPを消費して敵全体を攻撃する「あんこく」という技。
シナリオ中でのセシルの印象から、恨みや怒りといった負の力を使い、立ち塞がる敵を粉砕する闇の戦士というイメージがある。

FF11では攻撃面に特化し、攻撃魔法もある程度使用できるが、防御面は心もとないアタッカー役という立ち位置で登場する。
張り切って攻撃しすぎて反撃をくらえば一発で戦闘不能になってしまうが、逆に慎重になりすぎるとダメージが稼げず、長所が発揮できないというテクニカルなジョブ。

FF14では拡張ディスク「蒼天のイシュガルド」にて追加されたジョブ。
両手剣と暗黒の力による魔法攻撃を使って戦うタンク役である。
FF14では各ジョブにそれぞれクエストが用意されシナリオが展開されるのだが、暗黒騎士のジョブクエストではアンチヒーロー的な気分が味わえる。

ウーラン

FF12インターナショナル ゾディアックジョブシステムに登場したジョブ。
ウーランとはポーランドの槍騎兵の名である。

FFで槍を使うジョブといえば「竜騎士」であり、槍を使うキャラクターにジョブを割り当てるとするなら「竜騎士」以外にないというのがプレイヤーのイメージであるが、そんな中に突如として登場した。そのため「どうして竜騎士じゃないんだ?」という疑問が当然ながらプレイヤーの間に湧き上がった。
なぜ竜騎士でなくウーランなのかというと、モーション製作のスタッフが既に他の作品に移っていたため。
スタッフがいないために竜騎士の代名詞であるジャンプのモーションが作れなかったので、「これでは竜騎士とはいえない」ということで竜騎士の名前を撤廃してウーランになったという切ない制作背景がある。

ウォリアー

FFTA、FFTA2で登場したジョブ。
物理攻撃に特化した種族であるバンガ族の基礎的なジョブという立ち位置で登場する。
バンガ族のキャラクターはこのウォリアーのジョブを下積みとして、他の様々なジョブに成長していく。

ジョブとしては下級のものになるが、他のジョブにはない強みもある。
それは、盾が装備できること。バンガ族がなれるジョブは盾を装備できないものが多く、防御力を高める盾が装備できるウォリアーはその点でなかなか貴重である。
そのため、下積みというイメージのあるジョブだが、最終的にバンガ族の物理アタッカーを使いたいなら、最も優秀といえるジョブである。

裏魔道士

Ken12m5
Ken12m5
@Ken12m5

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