漫画家・黒田硫黄のすごさを徹底解説!宮崎駿もその才能を絶賛!

『セクシーボイスアンドロボ』などで有名な漫画家・黒田硫黄についてまとめました。作画に筆を使用するといったこだわりや、作品の世界観に引き込まれる漫画作りなど、彼が高く評価される理由を徹底解説。宮崎駿もその才能を絶賛した、黒田硫黄のすごさを紹介していきます。

筆による作画

ペンによる作画

スターシステム

黒田はデビュー時から作品にスター・システムを取り入れており、同じ外見のキャラクターを複数の作品でそれぞれ別の役どころで登場させている。なかでも中年男性「高間」は『大日本天狗党絵詞』『茄子』で同じ名前で登場するなどやや特殊な位置付けがなされている。以前の公式ホームページには「キャラクターとは役者であります」という言葉で始まる「俳優図鑑」という各キャラクターの解説もあった[15]。

出典: ja.wikipedia.org

出典: yukimian.exblog.jp

短編 「西遊記を読む」に登場する高間

作中のモチーフ

ここでは「黒田硫黄キーワード事典」(『Quick Japan vol.42』所収)を参考に、黒田の作品に特徴的ないくつかのモチーフを解説する。

出典: ja.wikipedia.org

出典: tumblrport.com

短編 象の散歩

「象の散歩」「象夏」(『大王』所収)「象の股旅」(『黒船』所収)など、黒田は象を好んで作品の題材に取り上げており、また象印の架空のビール「パオパオビール」を複数の作品で登場させている。黒田は象について「とくにアジア象だと人間との関係の文化があるので面白い話がいっぱい掘り出せます」とコメントしている[1]。

出典: ja.wikipedia.org

自転車

出典: pedia.navitte.jp

アンダルシアの夏

自転車レースを描いた「アンダルシアの夏」で自転車レースファンである宮崎駿から賛辞を受けた黒田だが、このほかにも「わたしのせんせい」「自転車フランケン」など作中にしばしば自転車を登場させている。2003年には『Comickers』春号にて自転車レース漫画『シャカリキ!』の作者曽田正人と対談した。またスタジオジブリ主催のツール・ド・信州にも参加している[16]。『茄子』のアニメ化を記念してつくられた特集本では、すぎむらしんいちやあさりよしとおなど自転車好きの漫画家からイラストを寄せられた。

出典: ja.wikipedia.org

カメラ

出典: www9.big.or.jp

ニコンS2?

『大日本天狗党絵詞』などに小道具として登場。四季賞の賞金ではカメラを買い、大学の写真サークルで現像の方法などを一通り学んだという。そのとき「自分の外側のものをいかに取り込んでいくか」という点で写真の才能がないことがわかったが、ゾーンシステム[17]や露出の感覚などが絵を描く上での勉強になったと語っている[14]。黒田自身の撮影した写真は『天狗党』カバー見返しや巻末付録などで見ることができる。

出典: ja.wikipedia.org

ロボット

セクシーボイスアンドロボ

幼少時に『鉄腕アトム』『マジンガーZ』を好んで観ていたという黒田は、古いタイプのロボットへの憧憬を語っており、今後ロボットものを描きたいとも語っている[12]。「THE WORLD CUP 1962」(『大王』所収)では人類崩壊後に巨大ロボットが戦う光景を描き、『セクシーボイスアンドロボ』ではロボットオタクの青年「ロボ」を登場させた。

出典: ja.wikipedia.org

料理

出典: d.hatena.ne.jp

食事シーン

食事・料理シーンの多さは黒田の作品の特徴のひとつであり、『茄子』作中では茄子を食材にした様々な料理を登場させ、単行本ではそのレシピも紹介している。『CUTiE COMIC』(宝島社)では2ページの料理漫画を連載(『肉じゃがやめろ!』全5回、『黒船』収録)。インタビューでは「僕は登場人物が何を食っているのか分からないようなマンガはだめだと思ってるんです」と語っている[18]。

出典: ja.wikipedia.org

その他

シンガー・ソングライターの徳永憲のアルバム「スワン」のジャケットを手掛けている。

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