最高のマンガ
この作品は、私が読んできた最高のマンガ作品です。
この作品は人間と巨人との戦いではなく、人間と人間との戦いであり、人間の本質や醜さといったものがうまく表現されています。味方だったはずの人間が実は巨人であったり予想外の展開の連続です。主人公が純粋なヒーローではなく、ときには残虐とも思えるような手を使ったり奇麗事ばかりでないのもこの作品の特徴であり好きなところです。
また主人公側にしろ敵側にしろ、それぞれの正義があり、敵側勢力にも同情してしまう部分もあります。目的の為に手段を選ばない主人公やその周りの人間たちのやり方に対してときには不信感をもちますが、少し考えると現実社会でもそんなことがあるのかなあと考えさせられる場面があります。
この作品はフィクションでありながら現実社会でも通じるようなことがあります。それはこの作品の世界での歴史をお互いの都合のよいように解釈するといったようなことであり、これは今までも、そして今でもよくある話です。マンガでありながらこれほどまでにいろんなことを考えさせられる作品は中々存在しないと思います。
この作品を読んで後悔することはないと思いますので、皆さんに是非読んで欲しいです。