進撃の巨人 / Attack on Titan

『進撃の巨人』(しんげきのきょじん)は、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月9日発売の10月号(創刊号)から連載を開始し、2021年4月9日発売の5月号をもって完結した。略称は「進撃」など。
突如出現した「巨人」により人類は滅亡の危機に追いやられた。生き残った人類は「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」という巨大な三重の城壁を築き、壁の内側で100年の平和を実現した。
しかし、突如として出現した「超大型巨人」と「鎧の巨人」により壁は破壊され、100年の平和は終わりを迎える。
壁の外の世界を夢見る主人公の少年、エレン・イェーガーは壁が破壊されたことにより「ウォール・マリア」の中に侵入してきた巨人に母を目の前で食い殺されてしまう。その光景を前に、エレンは母の敵である巨人を「一匹残らず駆逐する」ことを誓う。
ダーク・ファンタジーという位置づけの本作だが、ファンタジー要素は少なく、科学やそれに沿った軍事など、現実的な面が多い。
国内外から人気を得ており、2010年12月には既刊2巻の累計のみで発行部数が100万部を突破し、アニメ放送開始後はさらに売上が伸び、同年の8月初頭時点で10巻までで2300万部を突破。2019年12月時点では1億部を突破している。

進撃の巨人 / Attack on Titanのレビュー・評価・感想 (5/6)

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

終盤に見応えを感じる!

初めから飛び抜けた世界観で、冒頭の巨人登場から圧巻です。あり得ない世界なのですが「こんな時代に自分たちが生きていたら」と、すぐに漫画の世界観に引き込まれます。
登場人物それぞれの個性、人としての感情の変化や葛藤が、リアルな描写で表されていてとても心打たれます。
主人公だけの感情だけではなく、キャラクターそれぞれが感じているであろう感情もストレートに入ってきて、とても分かりやすいです。
次から次へと目まぐるしく展開するストーリーは驚きの連続で、読み進めるうちにそれまでの疑問の一つ一つが繋がっていく感覚が生まれ「早く続きを見たい!」という衝動に駆られるくらい面白いです。
いろんな心情と葛藤の中、それぞれが考え成長していく人間らしさも感じるからこそ物語に引き込まれ、喜んだり悲しんだり絶望するなど主人公の感情とリンクしたかのような感覚になります。
「人の大切さ」「友情とは」「仲間とは」を考えさせられます。絶望の淵からのしあがっていく終盤の戦いは、本当にクライマックスにふさわしいと思わせる程の出来栄えで、「どうしてこんな世界になったのか」「どうして争わなければならないのか」についての真相が今までより大きな視点で明確になっていくので、最初から最後まで魅了される面白い漫画です。

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

見始めたら止まらない

徐々に明らかになっていく巨人の謎が面白いです。
初めはとにかく謎だらけで、なぜエレンは巨人になるのか、人間対巨人のはずなのになぜ人間に裏切り者がいるのか、そもそも巨人とは何なのか、全く分かりませんでした。しかし、少しずつ真実が明らかになっていくのが面白くて見始めたら止まらなくなり、一気に見てしまいました。
割と長編ですが、停滞することなくどんどん話が進んでいくので飽きずに見れました。
強くて時々優しさも見せるリヴァイ兵長がかっこいいです。
グロいのは苦手なほうなのですが、人が食べられるシーンもアニメではそこまでグロさを感じることもなく、問題なく見れています。
見る前はゾンビ系のようなものかと思っていましたが、全く違って内容も深くとても面白いので、ホラーやグロいのが苦手で避けていた人にもぜひお勧めしたいです。
内容は少し難しいところもあるので子どもには難しいかもしれません。
また、とても重要なシーンをさらっと流したりする(そこが面白くて、私は集中して見てしまいます)ので、作業しながらの流し見にも向いていません。
まだまだ明らかになっていないことも多いので、これからどう終わりに向かって行くのかとても楽しみな作品です。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

考察が楽しい

進撃の巨人は、多く張られている伏線を必ず回収してくれるマンガ・アニメですので、考察が好きな方や伏線を見つけながら読みたい方にとてもオススメな物語です。
マンガに多くある後付けがなく、アニメではOP・EDに伏線が張ってあることもしばしば。歌詞にまで伏線が張ってあることもあります。

内容としては、「巨人と人間の戦い」が中心です。物語が進むにつれて巨人の正体、自分たちの正体が分かっていきます。
敵は誰なのか、何のために戦っているのか、自分たちのしていることは正しいのかなど主人公たちが戸惑いながらも真実を求めて進んでいきます。
正直子供向けではなく、大人が色々考えながら見る漫画・アニメだと思いました。
考えるというより考えさせられることの方が多いかもしれません。
色々な立場の人が悩みながら苦渋の決断をすることが後半につれて多くなるのですが、そこでキャラクターの人生を振り返るシーンが入ることが多く、こんなことがあってこんな決断をしなければならないのか…と見ているこちらまで辛くなります。

キャラクター1人1人が辛い過去を持っていて、「この世界は残酷だ…そしてとても美しい」というあるキャラクターの言葉がぴったりな世界観です。

マンガ、一部ではアニメでキャラクターたちの兵団へ入る前の物語が紹介されています。
そちらも読むことで一層物語を楽しむことが出来ますのでオススメです。
(兵長の話、アニの話が個人的にオススメです)

最後に注意点ですが、重要な人物でもそうでなくとも、あ!このキャラ好きかも!なんて思っているとすぐ死にます。
お気をつけください。

進撃の巨人 / Attack on Titan
8

奥が深い!

この漫画は伏線が多く、何度も驚かされています。細かい描写やキャラクターの言葉一つ一つにもこだわりを感じます。初見時にはなんでもないように感じたものが、読み進めると「あれ?もしかして…」とストーリーが繋がるので、読んでいて気持ちいいです。絵は「上手い!」とは言いにくいですが、その画力が作品の世界観にマッチしており、絶望感や虚無感が演出されています。
ある日壁が壊され、ごく普通に生活していた世界が一気に変わる、世界の終わり感が半端なく、「これからどうなってしまうのか?」と引き込まれること間違いなしです。人間の心の弱さを突きつけられ、その中で主人公たちの立ち向かう姿が印象的です。
巨人…見た目も普通の人のようなリアルな顔で、一人一人丁寧に書かれています。顔と体の大きさバランスが悪く、大型の巨人もいれば、小型の巨人もいたりと様々。よくわらかない行動で何を目的に人を食べるのか?とても気持ちが悪く、恐怖心を増長させます。巨人に対し、なす術がない小さな普通の人が、戦うための装置を駆使して立ち向かう姿にハラハラドキドキ!
読み進めると、なぜ壁があり、なぜ巨人がいるのか、どうしてこのような世界になったのかがわかります。タイトル「進撃の巨人」とは?一度読むとハマります。奥が深い、衝撃の作品です!

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

緻密に練り上げられた至高のストーリー

連載初期の画力は正直に言って高い方ではありませんでしたが、単行本の10巻を超えたあたりから向上しているように感じます。画力そのものではなく、構図の見せ方が上手い作者です。
特に大コマでの迫力は素晴らしく、息を呑むような場面が多くあります。

しかし、なんと言ってもこの作品の一番の面白い点・引き込まれる点は、緻密に練り上げられたストーリーであると思います。主人公たちが敵対する巨人の謎を解き明かすところからストーリーが始まりますが、徐々に明らかになっていく衝撃の事実と、至る所に散りばめられた伏線を見事に回収していくストーリーに引き込まれ、読み進めずにはいられませんでした。
多くのキャラクターが命を落とす描写があり、衝撃的な事実を突きつけられる場面が多いこの作品ですが、実は登場人物たちの丁寧な心理描写があることも大きな特徴です。
死地に赴く兵士の悲壮な表情や、裏切りを決意したキャラの表情など、とても繊細に描かれています。ストーリーを一通り読んだ後でその場面を読み返すと、こういうことだったのかーと思わず唸ってしまう場面が多々ありました。様々な勢力の思惑が交差するため、複雑なストーリーではありますが、じっくりとその世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

こんな面白い漫画みたことない

とにかく面白いの一言に尽きる!
巨人と人間による熱い戦いや、各キャラクターの過去や生い立ちなど様々なところに感動と胸が高鳴る白熱したシーンがある。絵柄やグロイのが苦手という人にもそこを我慢してでも見てほしい作品だ。

進撃の巨人の連載が始まった当初は絵が汚いということでジャンプに断られるほど酷かったそうだ。
だが巻数を重ねるごとに作者の諌山 創さんの画力は本当に素晴らしいものになっている。グロイのに関しては読んでいけば慣れるはずだ。

進撃の巨人はタイトルをみれば、巨人と戦う物語と思っていまうだろう。
私も当初は「どうせ、超大型巨人倒したら終わりで大して面白くないだろう」と思っていた。だがその考えは浅はかなものだった。

壁の中での政権争いや壁の外の人類の戦いなどはまとめて言えば、巨人VS人間ではなく、人間VS人間と言ってもよいだろう。
ただそうなると、人間と人間の戦いを見ても「じゃあ巨人いらなくね?」となるがこの人間との闘いのピースとなってくるのが巨人だ。

その中でも特別な力を持っている9つの巨人がこの漫画をさらに楽しませてくれる。
内容は少し難しいのでじっくり読み進めていくことをオススメする。この漫画には人間が考えたのかと思えるほどたくさんの伏線がある。1話目のタイトルの伏線を10年ごしに回収してきた。ぜひ探してみてほしい。
また、この漫画に出てくるキャラクターも魅力的だ。一人一人に個性があり、モブキャラだと思っていたやつがかっこよかったり、謎を解くカギを握っていたりなど毎回驚かされる。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

ダークファンタジー物の傑作コミック

絵柄が独特な作品なため食わず嫌いしていましたが、世間の評価が高いので読み始めました。
これは面白い。面白すぎて32巻まで一気に読み進め、再び初めから読み返しております。
読み返しの段階で初めて気が付くことも多く、流石の一言。

序盤はまさに謎だらけ。巨人という存在や巨大な壁に囲まれた世界、消えた父親。
わからないことだらけの巨人に支配される世界で、圧倒的な力の差がある巨人に対し人類がどう生き残っていくのか、というストーリーから始まります。
さらに伏線が張り巡らされ、謎は深まるばかり。

中盤で怒涛の勢いで謎が解き明かされ、伏線も回収される。
どうやって巨人が生まれたか、目的は何なのか、世界の謎、敵とは。

そして終盤での大どんでん返し。誰が本当の敵なのか、誰を信じればいいのか。何がどうなるのかわからない、このハラハラドキドキの展開は一見の価値があるかと思います。

アニメ化、実写映画化、スピンオフ化など派生作品も多く、この作品の魅力、人気度を表しています。

ダークファンタジー物の傑作であるが、その前に漫画作品の最高傑作と言っても過言ではない。

作者である諫山創さんの序盤から終盤にかけての画力の凄まじい向上も、この作品を楽しめるポイントかもしれません。

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

進撃の巨人

外の世界に生息している巨人の存在を知りながらも、それらの脅威を阻む何十メートルもの大きな壁の中で、生活している主人公エレン。周りの大人たちは皆、何十年もの間変わらない日々を過ごしていた。だが、限りある土地で過ごす姿が、何者かに飼われている「家畜」のように感じたエレンは、「自由」を求め、壁の外の世界を目に焼き付けたいと考えていた。そんな中、これまで外敵の脅威から人々を守ってきた壁が巨人に突破され、序盤からエレンの母親が食べられるというシリアスな展開から大きく物語は動いていく。序盤は、母親を失うことで「自由」を奪われたエレンが憎しみを糧にして多数の巨人と対峙していくという構図で物語は進んでいく。しかし、中盤で巨人の正体が人間であること、全滅したと思われていた壁外世界には数多くの人類の文明が発展していることが明らかになる。そこからは、外界からの脅威から自衛を図る「壁内人類」と負の歴史的感情から壁内人類を憎み殲滅しようとする「壁外人類」との戦いが主となっていく。この物語は、自らの「自由」を獲得することの尊さを登場人物の立場や心情であったり、社会の成り立ちなども絡めて主張しており、とても見事に仕上がっている作品となっている。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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想像以上の絶望

かなり有名な作品であり、みんなが見ているイメージなので軽い気持ちで見始めたのですが、物語の最初から暗雲が立ち込め、これは決して「楽しい~!」みたいに明るい気持ちで見るアニメではないと知りました。謎の巨人が壁を破って現れ人間を食い、主人公の母親が死に、町の人々が死に、人がたくさん死にます。そんな地獄のような世界で、主人公がだんだん精神的に成長していく様子は胸が熱くなります。また、ずっと一緒に巨人を駆逐するために訓練してきた仲間が、実は最も憎むべき敵だったという展開も予想できず、かなりおどろかされました。後から見返すと、しっかりその展開の伏線が張られていて感動します。アニメのオープニングなどにもその伏線があり工夫されているなと思いました。巨人が現れた本当の理由などもおどろきでしたが、ちゃんと前後の話の流れでつじつまが合い、話がかなり練られている作品だと感じました。終始暗い雰囲気ではありますが、ときおりはさまれるギャグがとても面白いです。話の雰囲気を壊さない程度にちょくちょく笑わせてくるのでそこも魅力です。人が死ぬシーンは見ていてしんどいですが、それ以上に続きが気になってしまう面白さがあります。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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人類の存続をテーマにした長編大作

人類対巨人という構図から始まって、そこから人民対権力、さらに民族対民族というように、同じ作品でありながら戦う対象がどんどん変化している点、そしてそれらの繋がりが物語の最初から一本の糸を通したかのようにスムーズにつながっている点が構成的に圧巻です。原作は漫画で、物語の終盤までその面白さは減ることはなく、ますます面白い展開になっています。
同作はアニメにも展開されていますが、アニメでは巨人の迫力が存分に表現されていて、見ている人を一気に進撃ワールドに引き込みます。豪華声優陣が揃っていることもこの作品の魅力を引き立てています。この作品はただ単にどのキャラがかっこいい、などに止まらず人生を生きる上での大切なメッセージもたくさん感じ取れるものです。例えば、主人公が属する兵団の団長が兵士を励ます演説は胸に刺さるものがあります。
生きる意味とはなんなのか、この残酷な世界に抗う術とは、などなど巨人のいないこの現実世界を生きる上でも通じる力を与えてくれます。クライマックスではいよいよ主人公たち以外の人類は絶滅するのか、というところです。まだ最後まで読めていないので、今後の展開が楽しみです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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最高すぎる

あまりアニメなどを見ない私ですが、初めてハマったアニメがこの進撃の巨人でした。数年前に進撃の巨人が社会現象になるくらい流行っていましたが、ただの人食いアニメだと思ってなにも興味を持たず見向きもしませんでした。ただ、友人がこの進撃の巨人にハマっており前々からオススメされていたので見てみたところ、とても奥が深いものでこのようにしてハマってしまいました。あらすじを説明すると、人類は昔巨人に支配されており、大量に人が殺されてしまいました。これを受け人類は、三重の壁を築き、それから100年の時がすぎていました。物語は、主人公エレンとその友達ミカサ、アルミンといつも通りの日常を送っていました。すると、突如として壁の外から超大型巨人が現れ、壁を破壊してしまいました。破壊された壁の穴から大量に巨人が入ってきて、次々に人が殺されていきました。巨人によって潰された家の瓦礫の下敷きになってしまったエレンの母親カルラは、避難するエレンとミカサの前で巨人に食べられてしまいました。これによってエレンは巨人に憎しみを覚え、「巨人たち全員を駆逐してやる。」といった感情を抱き、その後出来ていく仲間たちとともに巨人たちの謎について迫っていくアニメです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

歴代最高の漫画

自分が読んだ中で一番好きな漫画である。舞台は700~800年代で、人々は巨人に襲われないように3つの巨大な壁を築き、平和に暮らしている。しかし、物語の序盤に主人公エレンが住んでいる町の壁が破壊され、巨人に襲われて町が滅ぼされた末に母が巨人に食われてしまう。そして、エレンは巨人を全滅させることを心に誓う。エレンは巨人を殲滅させるために日々訓練を行い、巨人の殲滅を目標とした調査兵団に入隊し物語が進んでいく。
ここまで書いた内容からして単純な物語に見えるが、そうではない。この物語はとても深いのである。なぜ巨人が生まれたのか。なぜこの町を巨人が襲ったのか。どこから巨人がやってきたのか。どうやって人々は3つの巨大な壁を築いたのか。などの細かい設定があるのだ。そこまで設定しているのか!と思うくらい細かい設定となっている。また、漫画の1巻の謎だったことが10年越しに解明されたり、伏線の回収がとても気持ちよく、作者は天才なのではないかと思ってしまう。というか天才である。物語の続きは全く予想できず、考察のしがいがあり友達の間でも盛り上がるのだ。
まだ完結まで読んでないが、どんな終わり方になるのかワクワクで、こんな作品を作ってくださった作者に感謝の気持ちでいっぱいである。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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アニメ史の歴史を変えた大作

対人類という作品は多く存在しますが、「進撃の巨人」は同じ人間の形をした巨人が、人類に襲い掛かかってくるという今までにないアニメになっています。
序盤は母親を巨人に殺された主人公エレンが巨人に復讐することを決意し、ミカサやアルミンなどと共に兵士を目指すという形で描かれています。
序盤の流れとしてはよくある流れなのですが、途中から物語は大きく進展し、 巨人に姿を変えることのできる人間が出てきたり、味方だと思っていたキャラが実は敵だったりと視聴者を飽きさせないストーリーとなっているのがとても魅力です。
ストーリーもとても素晴らしいのですが、見ていてとても驚かされたのが人間と巨人が戦っている時の迫力のある戦闘シーンです。本当に自分がその場にいて実際に巨人と戦っているような感覚を味わうことができ、戦闘シーンでは画面から目が離せなくなりました。キャラクター1人1人の個性もしっかりと設定されているので、戦闘シーンだけではなく主人公を中心とした以後の展開を左右するような人間関係にもとても惹きつけられました。
数あるアニメの中でも「進撃の巨人」は目が釘付けになるシーンがとても多く、自分の中でとても特別なアニメになりました。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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進撃の巨人は面白い

進撃の巨人は人類対巨人の戦いを描いた諫山創による漫画です。アニメや映画にもなっており、ご存知の方も多いかもしれませんが、この作品の魅力は何よりも先が読めない展開や、次々と明らかになる世界の真実についてです。
また、個性的なキャラクターもこの作品を光らせる一つの要素でもあります。主人公であるエレン・イェーガーや、ヒロインであるミカサ・アッカーマン、主人公の友人であるアルミン・アルレルトなどがこの作品のキャラクターとして有名ですが、私個人として一番推したいキャラクターは、作品内で人類最強と言われた男、リヴァイです。リヴァイはこの作品の人気を押し上げていると言っても過言ではないでしょう。
別冊少年マガジンで2009年から2021年まで12年間連載された、全34巻の長編漫画です。
展開が読めないストーリーや魅力的なキャラクターが売りの素晴らしい作品であることは間違いありません。ぜひ自信を持ってこの漫画をおすすめしたいと思います。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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予測不能のシナリオ

進撃の巨人はまず舞台設定が今までに無いものだった。この世界の人間は、自分たちより大きな巨人に食われないようにするため、大きな壁の中で暮らしている。
その壁が物語の冒頭から簡単に壊され、主人公の男の子の母親がエグい食われ方をしてしまう。こんな過激な始まり方でこの後どうなるの?巨人って何?などの疑問が次々と出てくる。
導入部は謎の連続で、次は何が起こるのか?ハラハラドキドキするし、そもそも展開が全く読めない。しかし序盤に感じた疑問などは後半でサラッと伏線回収してくれて、そういうことだったのか!とかなりスッキリさせてくれる。
こうなると面白くて続きが気になって仕方なくなる。具体例として、なぜマルコは死んだのに漫画の登場人物の欄にずっと出てきているのか?疑問だったが、これも後にきちんと回収してくれた。
この漫画のすごいところは、毎回毎回全く展開が読めないので、この後どうなると思う?とファン同士でいくら話し合ったとしても、予想を軽く裏切る展開が盛りだくさんなところだろう。
唯一欠点があるとすれば巨人に食われて人が死ぬ時などがエグすぎるところ。頭と胴体をちぎって食べられたりするので、感受性の強い子どもにはあまり見せたくない。
大人が展開予想しながら見ていくのは十分過ぎる程面白い。また、漫画が嫌な人はアニメもやっているので、こちらからなら入りやすいと思うのでおススメする。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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奥が深い作品

「圧倒的ストーリーの面白さ」読者、視聴者の裏をかく、良い意味で裏切られる、というプロットはやりすぎるとうざいのですが、この作者は本当に天才なので、そのやり方がとにかく計算されていて、あぁ面白っ!!という風になります。「声優の演技」下手では通じない、危機迫る世界観。自分の大切な人が生きたまま食べられる。エレン役の梶裕貴さんの演技からは、少年ボイスなのに、深い怨念、断固とした決意、意志、が感じられます。キャラの濃い人たちが多い作品ですが、声優さんたちが上手く命を吹き込み、キャラ立ちを助けています。また、この作品に多く見られる絶望ボイスも必見。「作画」原作で多少分かりづらかった動きが躍動感溢れるアクションシーンに昇華。作画、声優、ストーリー、と三拍子そろった完璧なアニメ作品。「音楽」サントラが素晴らしい。巨人の脅威、立体機動装置の跳躍感、絶望的局面、悲哀に満ちた曲、世界のロマンと神秘のテーマ、などなど、どの曲を切り取っても美しく、作品全体の完成度を上げています。特に、文字通り、進撃の巨人のテーマ曲とも言える、‘Attackontitan‘からは巨人の脅威と「全ての巨人を駆逐する」というエレンの強い意思が伝わってくる、闘志に火がつき、士気が高まる作品です。ボーカル曲‘TheReluctantHeroes‘‘CallYourName‘もおすすめ。人間が生きて声を発する状態で「不快」の権化とも呼ぶべき容姿の巨人に食い散らかされるというグロテスクな描写が多くあり、その手の表現が苦手な方にはもちろんおすすめできません。ただ、そんな事されて、許せない、「ぶっ殺したい」という気持ちになれる人なら、主人公のエレンや、調査兵団の仲間達に共感し、激しく感情を揺さぶられながら、物語を深く楽しむことが出来ると思います。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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巨人と人間の関係性

突如出現した巨人により、残された人類はウォール・シーナ、ウォール・ローゼウォール・マリアの三重の壁の中で100年の平和を保った。しかし845年に出現した超大型巨人、鎧の巨人によりシガンシナ区の壁が破壊され、人類は残された領土の1/3を放棄する事となった。主人公のエレン・イェーガーは母親を巨人に喰われてしまい、心の中で、この世の巨人を全て駆逐する事を熱望した。その後エレンは訓練兵となった。しかし、訓練卒業日また突如として出現した長大型巨人により、ウォール・ローゼの外門が破壊されてしまった。訓練兵であるエレンも兵士として戦闘に参加。しかし同僚のアルミンを守るため自ら巨人に喰われてしまった。しかしその中で突如巨人を倒す巨人が出現。その正体はエレンであった。人間が巨人化するなど考えてもいなかった人類は、調査兵団を筆頭に巨人化する人間を炙り出す、人類の進撃が始まった。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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ただ巨人と戦うだけじゃない、結末がまだまだわからない面白さ

巨人が人を喰べるというグロさがあり、なかなかホラー系が苦手な人はとっつきにくいかもしれません。しかし、それが気にならない程内容が濃くて面白いです。
初めは「巨人対人類」で展開されるストーリーのように思いますが、そんな単純の話ではおさまらず、(アニメではSeason3辺りから)実は「人類対人類」の構図があり、主人公のエレンたちがどんどん知らない世界に進撃していく様子が本当に興味深いです。また、原作だとどうしても平面的でよくわからなかったシーンもアニメ化され、臨場感のある映像でストーリーがわかっていても2倍楽しめるのが「進撃の巨人」です。LinkedHorizonの主題歌は、アニメSeason1の「紅蓮の弓矢」が圧倒的に有名ですが、Season2の「自由の翼」「心臓を捧げよ」も最高です。主題歌からファンになる人がいるほどかっこいい曲です。主題歌の入っているアルバムも全て続けて聞くと、そのSeasonのストーリーに沿った内容になっているので、「進撃の巨人」を読むなら絶対に聞いてほしいです!原作もアニメも観ていますが、ストーリーに差異がなく、原作だけではストーリーがわからない箇所もアニメで補完することができるので、LinkedHorizonの音楽も合わせて、見るのがオススメです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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伏線が回収され始めた進撃の巨人

連載が始まって、長くなった進撃の巨人ですが、最近ようやく伏線が回収され始めています。例えばミカサの頭痛は、アッカーマンの血が関係していて、主従関係となった主(ミカサにとってはエレン)を守らなければならないと遺伝子レベルで反応してしまうのですが、その反応をかつての力に目覚める前のミカサ自身が拒否したくなると、頭痛が起こるのだそうです。てっきり、ミカサの頭痛はループ発動条件と関係している、と思っていました。進撃の巨人がループものなのでは?と前から言われてきましたが、伏線が回収されていくたびに、その説は薄くなってきているようです。別冊少年マガジン最新話では、「2000年」というワードが頻繁に出てくるようになったので、ついに「2000年後の君へ」という大きな伏線が回収される日も近いのだと感じています。2000年後の君へ、というのは、誰から誰へのメッセージなのか?とても気になるところですよね。そして、今の一番の関心は、重傷を負ったと思われるリヴァイが生きているのかどうか?というところです。ここらへんからまた読み始める、というのもおすすめです。連載が長くなってきて離れてしまった読者も、今一度別冊少年マガジンで最新話を読むことをおすすめします。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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もうすぐ終わってしまうかも!

人気作品である進撃の巨人、いよいよ終わりに向かっていて、ああついに、終わってしまうんだな...という気持ちになっています。
最新号で、ずっと謎だった獣の巨人ジークの目的が明らかになりました。ジークが何がしたいのか分からないままずっとストーリーが進んで、どういうことなんだろう...とモヤモヤしていたので、最近すごくすっきりしました。
ジークの目的は「エルディア人の安楽死」だったのです。エルディア人から子供が産まれないようにする、そもそも生まれてこなければ良かったんだ、というぶっとんだ思想の持ち主だったのです。ジークがエルディア人を救いたいなら、そもそもエレンを取り合ったりせずにジーク側に渡してしまっていれば良かったのでは?なんてモヤモヤしてましたが、やっぱり!今までパラディ側がエレンにこだわってきたのは間違いじゃなかった!と思えました。
エレンは安楽死なんか望むタイプじゃないですし、これでジークとは絶対違う考えだろうと思えて、それも良かったです。エレンはジークを騙せるほど達観できているはず。きっとエルディア人が生き残る世界にしてくれると信じてます。そうなると、地ならし以外に方法がないですが。絶望視エンドでも、エレンが仲間たちを生かすために何かしてくれると信じて最終回まで見守りたいです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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残酷すぎる世界観と巨人の謎にハマる!

人を食らう巨人のいる世界で暮らす人間のストーリー。
主人公の少年・エレンたちは巨人から身を守るために、高さ50メートルほどの壁で囲まれた町で暮らしている。その巨人たちの謎を解くために、壁の外に出て巨人を操作する「調査兵団」が、巨人の謎を解いていくというストーリー。
主人公エレンも調査兵団の一員である。巨人と人間の戦闘力格差は圧倒的で、一度壁の外に出ると殆どの人間が死んでしまうという世界。この漫画では「主人公と仲の良い人物は死なない」なんていうお約束は通用しない。ストーリーに深く関わって来た愛着のあるキャラクターも、あっけなく1コマで死んでしまう。読み進めている方としては残酷すぎて本当に悲しい気持ちになるが、その残酷さが漫画の中の世界観に入り込めて、主人公たちの未来をつい追いかけたくなってしまう!
また、残酷で重いストーリーではあるが、随所にギャグ要素が入っているのが救い。主人公エレンのことを好きな幼なじみのミカサの愛が重すぎて、本人たちは真剣なのにギャグになっているところは、束の間の休息という感じで見ていてホッとする。
本当に容赦なくキャラクターが死んでしまうので、そういうのが苦手な人には向かないと思うが、ストーリーがしっかりある漫画が読みたい人には心からオススメできる作品!

進撃の巨人 / Attack on Titan
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アニメ版進撃の巨人について

原作の漫画版「進撃の巨人」を読んだことはないが、アニメは一期から見続けているので、この作品の良さはよく分かる。まず、その設定がオリジナルで斬新だ。
巨人の跋扈する世界観は、平穏な日常が常に死と隣り合わせであることを示している。実際に第一話もそういう日常の崩壊から始まるわけだが、これは是非作品を観てほしい。
多少グロテスクなシーンはあるものの、それがむしろ巨人自体の恐怖を視聴者に喚起させ、これがただのアニメーションではないことを教えてくれる。緊張感という意味では「テラフォーマーズ」に近いものがあるので、好きな人は一見の価値あり。
ただ、三期に入り、どうもストーリーがだれているように感じる。物語の核心に触れるため過去の描写に終始しているというのは分かるのだが、あくまでこれは「進撃の巨人」であり、巨人と人間との命を賭した戦いが魅力である。ストーリーの進行上仕方ないとはいえ、巨人成分がいささか足りないとは感じた。
しかしそれも、裏を返せば物語転換前の下ごしらえみたいなもので、巨人との手に汗握る死闘は今後待ち受けているだろうから、その意味では楽しみでもある。それでも個人的に、物語自体の掘り下げ期間(これももちろん必要不可欠なことなんだけれども)が少し長いようには感じた。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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リアルな設定とストーリー

進撃の巨人の魅力はリアルな世界観、細部まで考えられた設定、読者を引き込むストーリーだと思います。
調査兵団、駐屯兵団、憲兵団で構成された軍団の設定が特に好きで、それぞれの兵団のマークや制服、使う武器や道具等、すべてがリアルで説得力に満ちています。
巨人のような現実離れした怪物は、漫画としてやり過ぎていないリアルな設定があって初めてその存在の恐怖を感じれます。
バトル漫画にありがちなぶっ飛んだ設定はそれはそれで気分爽快だし楽しさはありますが、この先どうなるんだ、本当に助かるのか、みたいなドキドキ感は薄いと思います。
例えば立体機動装置はほんとうによく出来ていて、体にベルトで装置を固定し、モリのような刃がついたロープをガスで飛ばして建物や木、巨人の体などに飛び移ります。
どこか原始的で実際作れそうなこの装置は(作れても上手に使える人はいないだろうが)この漫画の象徴的な存在です。
現実と漫画のギリギリのラインを狙ったと思われるある意味控えめな設定のこの道具は、風の谷のナウシカのメーヴェのようで、個人的にとても大好きです。

巨人の硬化能力や相手を食べて能力を奪うとか奇抜な部分もありますが、最近の漫画では飛び抜けて面白い漫画だと思います。

進撃の巨人 / Attack on Titan
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タイトルなし

私が紹介するのは、アニメ「進撃の巨人」です。進撃の巨人は漫画を原作としていますが、今回はアニメを紹介させていただきます。
なぜなら映像が美しい、そして声優さんたちがすごい!からです。
進撃の巨人とは、壁で囲まれた世界に生きるは人間と、壁の外にいて人間を食べる巨人と戦う話しです。「エレン・イェーガー」という主人公を中心に、巨人に立ち向かっていくのですが…主人公は初っ端から巨人に食われて死にます。初めて私が見たときは衝撃的でした!「え?主人公もう死ぬの?この先どうなんの?」と…またその食われるシーンが最高なんです。「アルミン・アルレルト」という親友を助けるために巨人の口をこじ開けて、食われるとアルミンに伸ばした手が噛みちぎられて飛んできます。そのシーンがゾワッとしたのを覚えています。
グロイのが苦手という方は好きではないでしょうが、この作品のいいところは人間の本質をキーワードにしているところだと思っています。巨人と戦うとかグロイとかよりももっと奥に深想いがあるので是非気づいて欲しい!
そしてアニメなので声優さんがカッコいい!エレン役の梶裕貴さんは常に死ぬ気でやってるとおっしゃっていましたし、実際手を噛むシーンでは自分自身に歯型がくっきりとか…。
リヴァイ役の神谷浩史さんもイケボで最強感満載。
見た人にしかわからないこのアニメだからという感動を是非味わっていただきたいです!