ダーク・ファンタジーの傑作!
"壁に囲われた街で巨人という怪物に脅かされる絶望感……。
ある日、あまりにも巨大すぎる超大型巨人が現れ、街を守っていた壁を破壊してしまいます。
街になだれ込んできた巨人の群れは容赦なく人々を食い殺していきます。
主人公であるエレンは巨人によって母親を目の前で食べられてしまいますが、二人の幼なじみたちと共になんとか生き延びることに成功します。
そして成長したエレンは巨人を駆逐するために巨人と戦う「調査兵団」へ入隊し、厳しい訓練を乗り越え実戦に臨む。
初陣の中、親友アルミンを守って巨人に飲み込まれてしまったエレンは巨人の体内で自らも「巨人化」してしまう……。
立体機動と呼ばれる装置を駆使して巨人たちと戦う、躍動感とスピード感にあふれたスリリングな空中戦の描写が素晴らしく、
とくに、主人公エレンの上官でもある、リヴァイ兵長が巨人たちを切り刻んでいく圧倒的な戦闘シーンには思わず全身が震えてしまうほど!
また、たんなるモンスターバトルにとどまらず、
巨人とはなんなのか?どこから生まれてくるのか?壁を作ったのは誰か?
この世界の謎が少しずつ解き明かされていくような、綿密なプロットに支えられたミステリー要素もふんだんに含まれており、ページを読み進めていく手が止まりません!
登場人物たちも実に個性豊かで、それぞれに主役級の魅力が詰まっています。
絶望の中でもがき、苦しみ、精一杯に生き延びようと戦い続けるエレンたちの姿に心を鷲掴みにされます。
オススメ!