最後まで騙されるブラックファンタジー
最初に観た時は、巨人と人間の戦いを描いたブラックファンタジーなんだと思っていたのが、以降は人間対人間を描いたとてもカオスで繊細な作品なんだとわかるとんでもない作品です。
僕自身最後まで騙されました。
巨人と戦う調査兵団の物語から始まり、主に戦闘シーンや伏線をはった人間の複雑な背景を捉えた作品でした。
人類最強の調査兵団の兵士リヴァイアッカーマンが巨人と戦うシーンは特にハラハラさせられたり、他の兵士やチームメイトが死んだ時の彼の豹変ぶりがとてもユニークかつ繊細でとてもかっこいいです。
戦闘シーンから部下おもいな心情を描いたサクセスストーリーもおすすめです。
次に好きで、個人的に注目させられるキャラクターは、主人公のエレンイェーガーです。
彼は、母親を殺された恨みから調査兵団に入り始祖の力を使い全ての記憶をみて
そこから、徐々に始祖の思想や遺志に取り込まれあの爽やかだった4期訓練兵の時と比べて目に光をなくす姿がとても繊細かつ奥深くなっています。
その変化をみるのも進撃の巨人の楽しみ方の一つです。
サイコホラーかつダークファンタジーだと思いきや、のちの伏線や登場人物の感情に左右されていき当時仲間だった人たちが巻き込まれ死に至っていく姿が忘れられません。