ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Extremely Loud & Incredibly Close

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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』とは2011年のアメリカのドラマ映画。監督はスティーブン・ダルドリー。原作はジョナサン・サフラン・フォアの同名小説。9.11のアメリカ同時多発テロで父親を失ったアスペルガー症候群の傾向を持つ10歳の少年オスカーの葛藤と成長を描いたストーリー。オスカーと母が家族の理不尽な死と向き合い、愛情によって親子関係を修復し、絆を強めていく。映画評論家の反応は賛否両論であり、アメリカの有名な賞にノミネートこそしたが、ほとんど受賞を逃した。

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トイ・ストーリーシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

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『トイ・ストーリー』シリーズとは、ピクサー・アニメーション・スタジオが1995年から作成した『トイ・ストーリー』をはじめとする長編アニメシリーズ。1999年に『トイ・ストーリー2』。2010年に『トイ・ストーリー3』、2019年に『トイ・ストーリー4』が公開された。人格があるおもちゃを主人公としたストーリーで、1作目である『トイ・ストーリー』は世界初のフルCGアニメーション作品として注目を集めた作品。ここでは、そんな『トイ・ストーリー』シリーズに登場する数々の名言を紹介。

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トイ・ストーリー3(Toy Story 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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ピクサーによる生きたおもちゃの物語3作目です。おもちゃで遊ばなくなったアンディと、遊んでほしいおもちゃたち。大学に同行するカウボーイ人形のウッディ以外は、捨てられたと思い込んで保育園に寄付される道を選びます。そこが、おもちゃの楽園に見せかけた地獄だとも知らずに。容赦ない展開と冒険に手に汗握る、それでいて爽快にして感動の物語です。ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督。

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トイ・ストーリー2(Toy Story 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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ジョン・ラセター監督による、生きたおもちゃたちの冒険を描くアニメ映画の2作目。アンディ少年の親友、カウボーイ人形のウッディは、実はプレミア人形。おもちゃ屋の社長にビジネスの道具として持ち去られた上、オフィスのおもちゃ達からいずれ持ち主から忘れられると聞き、帰るべきか迷います。一方、アンディの部屋では捜索隊が組まれてウッディの救出に向かうのでした。前作以上に見せ場もメッセージも盛り込まれています。

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トイ・ストーリー(Toy Story)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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ピクサー製作、ジョン・ラセター監督による長編アニメ映画。人間の目がない所でおもちゃが動くという設定に、独自の味付けが成されています。古いカウボーイ人形のウッディは、新しくやって来た宇宙飛行士人形バズにより持ち主の「一番のお気に入り」の座を奪われます。その逆恨みが元で様々な困難に見舞われるのでした。厳しい現実をユーモラスに描きつつ、友情や冒険の要素も盛り込んだ、大人も子供も楽しめる作品です。

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グリーンマイル(The Green Mile)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『グリーンマイル』とはホラー小説家スティーヴン・キングのファンタジー小説が原作で、1999年にアメリカで公開されたフランク・ダラボン監督の映画。トム・ハンクスなどの豪華キャストで製作された感動傑作で、2000年度のアカデミー賞で4部門にノミネートされている。物語は1935年のある刑務所の死刑囚棟が舞台で、主人公は看守主任のポール。そこに死刑囚として送られてきた不思議な力を持つ大男の黒人ジョンと、他の看守や死刑囚、ネズミのMr.ジングルスたちとの交流を描いたファンタジーヒューマンドラマである。

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トイ・ストーリー4(Toy Story 4)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『トイ・ストーリー4』とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ディズニーの大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第4作目である。ある少女のおもちゃ・ウッディとその仲間たちが新しく加わった、プラスチック製フォークで作られたおもちゃ・フォーキーと一緒に冒険するという物語。キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の『トイ・ストーリー』を知らない。」。『トイ・ストーリー2』を最後に登場が無かったボー・ピープとウッディたちの再会なども描かれている。

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ターミナル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ターミナル』とはアメリカ合衆国で2004年6月に公開された、ロマンスおよびコメディー映画である。ある目的をもってアメリカ合衆国に入国するビクター・ナボルスキーだったが、母国でクーデターが起き国が消滅してしまう。無国籍状態となり入国ができなくなってしまった。それでも目的を達成するために、空港の乗り継ぎロビーでクーデターが終結することを待ち続ける。空港生活の中で国土安全保障省税関国境保護局との対立、キャビンアテンダントとの恋模様など様々なヒューマンドラマが描かれている作品である。

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しあわせの隠れ場所(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『しあわせの隠れ場所』とは、マイケル・ルイス著「ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇跡」をワーナー・ブラザーズ映画が映画化したハートフル作品だ。貧しい家庭に生まれホームレス同然の生活を送っていたマイケル・オアーがとある家族に迎え入れられ、全米アメリカンフットボールのプロ選手への道を駆け上っていくまでの実話を基に作られた。北米では2009年11月に公開され興行収入2億ドルを超す大ヒットとなり、日本でも2010年2月に上映されたのち2009年度の興行成績8位にランクインした。

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ゼロ・グラビティ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ゼロ・グラビティ』とは、鬼才アルフォンソ・キュアロン監督によって2013年に公開されたアメリカ映画。主演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが務めた。宇宙で極限状況下に置かれた者たちのドラマを、VFXを駆使した3D映像でリアルな宇宙空間の臨場感を再現したSF・ヒューマン・サスペンス。スペースシャトルで船外活動中に予期せぬ事故によって宇宙空間へ放り出され、無重力の世界の中、救助も期待できない絶望的状況で漂い続ける2人の宇宙飛行士の運命を描く。

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リトル・ダンサー(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『リトル・ダンサー』(原題『Billy Elliot』)は2000年にイギリスで公開されたヒューマン・ドラマ映画。スティーブン・ダルドリー監督のデビュー作である。舞台は1984年イギリスの炭鉱町ダラム。父の趣味であるボクシングを習っていた少年は、ある日バレエ教室に出会う。町は炭鉱不況の最中で、父と兄は炭鉱ストライキに参加していた。「男がバレエなんか。」と反対されながらも、少年はますます夢中になる。プロのバレエダンサーを目指す少年と家族と町の人々の物語。

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フォレスト・ガンプ/一期一会(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『フォレスト・ガンプ/一期一会』とは、1985年に発売されたウィンストン・グルームの『フォレスト・ガンプ』を原作とした、1994年公開のアメリカ映画である。監督はロバート・ゼメキス、脚本はエリック・ロス、主演はトム・ハンクス。第67回アカデミー賞作品賞、第52回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞などを受賞した。人より知能指数は低いが心優しい主人公フォレスト・ガンプは、持ち前の純粋さと才能を活かし様々な記録を作る。そして一途に1人の女性を愛し起こした行動が、人々に幸福をもたらす物語。

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『ダ・ヴィンチ・コード』とはダン・ブラウンの小説を原作に、2006年に公開されたアメリカの映画。監督はロン・ハワードで、脚本は原作者のブラウンとアキヴァ・ゴールズマンである。2006年の映画興行収入は2番目に高いが、批評家からは酷評も目立つ話題作。大学教授のロバート・ラングドンは、友人でルーブル美術館館長のソニエールが死体で見つかったことから警察に呼び出される。ロバートが追っ手を避けながらソニエールの孫娘と一緒に、ダ・ヴィンチの絵画に秘められたキリストの謎に近付いていくミステリーサスペンス映画。

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『キャスト・アウェイ』とは、2000年に公開されたアメリカのサバイバル映画である。トム・ハンクスが主演を務め、ロバート・ゼメキスが監督を務めた。ストーリーは、国際貨物便フェデックスのシステムエンジニアであるチャック・ノーランドが、飛行中に航空事故に遭い、無人島に漂着してしまうというもの。無人島での生活に適応し、生き延びるために様々な方法を見つけていく。

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Extremely Loud & Incredibly Closeのレビュー・評価・感想

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Extremely Loud & Incredibly Close
10

青い鳥のように、大事なものは結局身近にあったんだと思う映画

9.11のテロは当時、遠く離れた日本ですら驚きと恐怖を感じた。
当時のニューヨークに住んでいた人にとっては、その思いはもっと強かっただろう。

この映画は2001年に発生した、アメリカ世界同時多発テロ事件にまつわる映画である。
主人公のオスカーは、テロによって大好きだった父親を亡くす。
その一年後、ふとしたことからクローゼットの中にしまわれていた花瓶から、ひとつの鍵を見つける。
主人公のオスカーはアスペルガー症候群で、コミュニケーションに問題を抱えている。
人との関わりも苦手で、母と喧嘩をすることもある。
それでも大好きだった父の面影を探して、子供ながらニューヨーク中を歩き回るオスカーの姿は、健気で心が温まる。
途中で出会う間借り人やたくさんの「ブラック」さんとの出会いなどによって、オスカーは成長し、本当に大切なものは何かを見つけることになる。
劇中で生きていたころの父を演じるのは、トム・ハンクス。
息子を愛する父は「調査探検」と称してオスカーにさまざまなことを教え、導く。
彼の残した軌跡はニューヨークのいたるところにあり、オスカーはかすかに光るそれを見失わないように奮闘する。
ひょうきんで明るい演技も、いずれテロによって死んでしまうのだという事実を感じさせて、切ない気持ちになる。
9月11日になると、この映画をきっと思い出すようになる。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / Extremely Loud & Incredibly Close
7

頑張る少年に涙。気になるところはあり。

アスペルガー症候群の少年が、9.11で亡くなった父の死を乗り越えようとする話です。いきなり、最愛の人がなくなったら、立ち直れないよなととても共感しました。何かをせずにはいられなくて、鍵が開ける場所を探す冒険に出るオスカーの気持ちがよくわかります。最後、父からの謎を解いて、ブランコに乗るシーンはすごくよかったです。でも、どうなんでしょう。実は、オスカー1人でやりのけたのではなく、みんなオスカーが謎解き冒険をしてるのを知ってて、協力していたのですが、そのことをオスカーに母親が伝えているのです。それって伝える必要あるのかなと思いました。そりゃ、実際はね、はじめてのおつかいだって、撮影許可とか店にとってるんだから、最初から子どもが1人でくるってわかってて、周りは助けてますよ。そうじゃなきゃ、1人でやり遂げるのが無理なことが多いのはわかります。でも、子どもには1人でできたという自信をつけさせてやるべきなのではと思いました。でも、まあ、アスペルガー症候群はきちんと説明しないとわからないとかあるのかもどし、その子の特性というものがあるので、一概に一つの対応がいいわけではないのですが。でも、物語的には、いい人が起こした奇跡とかでよかったかなと思いました。この映画には原作小説があります。小説では、オスカーの祖父&祖母の悲劇的なエピソードが盛り込まれていたり、広島原爆投下のことが書かれていたりするらしいです。ラストも違うそうなので、小説版も読みたいなと思いました。

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