しあわせの隠れ場所 / The Blind Side

しあわせの隠れ場所 / The Blind Side

『しあわせの隠れ場所』とは、マイケル・ルイス著「ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇跡」をワーナー・ブラザーズ映画が映画化したハートフル作品だ。貧しい家庭に生まれホームレス同然の生活を送っていたマイケル・オアーがとある家族に迎え入れられ、全米アメリカンフットボールのプロ選手への道を駆け上っていくまでの実話を基に作られた。北米では2009年11月に公開され興行収入2億ドルを超す大ヒットとなり、日本でも2010年2月に上映されたのち2009年度の興行成績8位にランクインした。

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しあわせの隠れ場所(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』とは2011年のアメリカのドラマ映画。監督はスティーブン・ダルドリー。原作はジョナサン・サフラン・フォアの同名小説。9.11のアメリカ同時多発テロで父親を失ったアスペルガー症候群の傾向を持つ10歳の少年オスカーの葛藤と成長を描いたストーリー。オスカーと母が家族の理不尽な死と向き合い、愛情によって親子関係を修復し、絆を強めていく。映画評論家の反応は賛否両論であり、アメリカの有名な賞にノミネートこそしたが、ほとんど受賞を逃した。

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ゼロ・グラビティ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『ゼロ・グラビティ』とは、鬼才アルフォンソ・キュアロン監督によって2013年に公開されたアメリカ映画。主演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが務めた。宇宙で極限状況下に置かれた者たちのドラマを、VFXを駆使した3D映像でリアルな宇宙空間の臨場感を再現したSF・ヒューマン・サスペンス。スペースシャトルで船外活動中に予期せぬ事故によって宇宙空間へ放り出され、無重力の世界の中、救助も期待できない絶望的状況で漂い続ける2人の宇宙飛行士の運命を描く。

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アニー(1999年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『アニー』とは、11歳の孤児である少女アニーが、両親から貰ったロケットと手紙を頼りに家族を手に入れるまでの物語を描いた作品だ。1924年に連載が開始された原作の新聞漫画『小さな孤児アニー』を元に、1982年、1999年、2014年と計3回映画化され、それぞれが時代にあったリメイクをされており、大ヒットとなった。中でも今回紹介する1999年にウォルト・ディズニー・カンパニーによってリメイクされた『ANNIE』は、TV映画として放映され瞬く間に人気作となった。

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老人と子供の心の交流を描いた映画を集めました。名優クリント・イーストウッドが頑固な元軍人役を演じた『グラン・トリノ』や、父が遺したメッセージを解こうと主人公が奮闘する『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、映画愛に溢れた名作『ニュー・シネマ・パラダイス』など全7作品。各作品のあらすじや見どころを紹介していきます。

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しあわせの隠れ場所 / The Blind Sideのレビュー・評価・感想

しあわせの隠れ場所 / The Blind Side
9

サンドラ・ブロックの演技が光る!女性の信念と家族の愛に支えられ少年が夢をつかむまでを描いた奇跡の実話

一時的にホームレス生活を強いられた黒人の高校生・マイケル。そんな彼が、裕福な白人家庭に引き取られ、持ち前の運動能力を発揮しアメフト選手として活躍する物語。実在する選手と家族がモデルになった。
マイケルをあらゆる悪意から守る母親リー・アンを演じたサンドラ・ブロックは、この作品でアカデミー主演女優賞を受賞。
彼女が演じるリー・アンは、信念と愛情に満ちていた。肌寒い夜に薄着のマイケルを家に泊めることを即決し、マイケルの地元である危険地区に住む男から脅されても屈しない性格の持ち主だ。
「目の前にいる困っている人を助けたい」「家族は何があっても守る」という信念に従い、体が勝手に動いた。そう感じさせる見事な演技だった。
リー・アンと彼女を支える夫・ショーンは、家庭環境に恵まれず知り合いの家からも出されてしまったマイケルにとって、初めての信頼できる大人である。
しかし、リー・アンは完璧な人ではない。あとになって、判断を間違えてしまったのではないかと悩み、夫に相談したり娘に本当の気持ちを確認したりと、自己中心的な性格も描かれている。
欠点を抱える普通の人が、恵まれない環境に育った少年に心を寄せ、手を差し伸べる姿に心が震える。
母親から影響を受けた2人の子どもたちとマイケルの交流にも注目してほしい。
同じ学校に通う姉・コリンズは、学校で肩身が狭い思いをしながらもマイケルの優しい人柄を認め、学校でも家と同じように接する。弟・SJは作品にユーモアを加え、マイケルが家族に溶け込むためのキーパーソンを担っていた。
SJと2人でアメフトの特訓をするシーンや車の中でラップを歌うシーンを、一番好きなシーンに挙げる人も多いだろう。思い出しても、心がほっこりし笑顔になってしまう。

自分を守ってくれる両親や自分を認め、慕ってくれる姉弟と一緒に暮らせる環境を得たマイケルは、安らぎと幸福を感じていた。
では、マイケルだけが与えられていたのか。そうではない。マイケルによって気付かされた幸せや新しい喜びを、確かに4人も感じている。
この作品は、白人がかわいそうな黒人を助けるだけの話ではないのだ。
人と人との結びつきで得られる幸せがあること、手の届くところに実は幸せが隠れていることを、静かな感動とともに教えてくれる作品である。

しあわせの隠れ場所 / The Blind Side
8

出会いは人生を豊かにしてくれる

あまりアメフトには興味ないですが気にならず見れました。
リー・アン・テューイ(サンドラ・ブロック)は強くて真のある最高の女性。
父の顔も知らず、薬物依存症の母を持つマイケル・オアー(クィントン・アーロン)は最初すごく理不尽な環境にいてそれが可哀想だったけど、リー・アンと出会うことでどんどんしあわせになっていくのがわかった。

やはり実話が元になっているというところがポイント高い。
マイケルがアメフトと出会い、優しすぎる性格をリー・アンがうまく補って才能を開花させていく中でテューイ家族の輪の中にはいっていく。
リー・アンと夫のショーンがマイケルを養子にしようと話すシーンや、娘のリリーが図書室で友達から離れマイケルの隣に座って勉強し始めるシーンはグッときました。

素晴らしい経験をしたのだこのマイケル・オアーという人は。
薬物依存症の母との絆はあった。でも確かな家族の愛情を教えてくれたのはテューイ家族だと思う。そして才能を見出してくれた、それを育ててくれた。
すべてが実話ではないと思うけど現実にこんなことがあるという事実が奇跡だと思いました。

見終えたあと、涙はでなかったものの高揚感があり「よかったなぁ」って気持ちで終われる作品だと思います。
心温まる素敵なお話でした。

しあわせの隠れ場所 / The Blind Side
8

スポーツだけでなく、学業も。

アメリカン・フットボール選手「マイケル・オアー」の反省の話です。原作版はマイケルが主役ですが、映画では、彼の里親のリー・アンが主役です。リー・アンはお人好しで、もともと人助けが好きな人だったようですが、家のないマイケルを見てつい家に泊めてしまい、そのまま面倒を見ることになった話です。わたしはアメリカの高校のこととかよく知らなかったのですが、ある程度成績が良くないと部活の入団テストを受けられなかったり、大学奨学金ももらえなかったり、スポーツができるだけではダメなんだなと知りました。そうなると、家庭環境の影響で、難しい立場に立たされる子がたくさん出ると思います。リー・アンさんが、なんでマイケルの面倒を見てたのかわかりませんが、とてもいいことをしてるし、偽善ではなくどんどんマイケルを家族と思うようになるところがよかったです。また、コーチも最初、あいつは役立つかもぐらいの気持ちだったのに、敵チームに反則されたとき、メンバーは俺の息子だと怒るところがよかったです。本当のコーチはもっとしっかりしていて、マイケルの才能を伸ばした人らしいのですが、映画の中でのコーチはお人好しでちょっと間抜けで、好きなキャラでした。それに、リー・アンの子供たち、夫、マイケルの家庭教師もいい人だし、キャラも面白かったです。感動するし、面白い映画でした。

しあわせの隠れ場所 / The Blind Side
9

感動の実話

幼い頃、家族と離れ離れになり、一時ホームレスにまでなった若者がとある人に出会い、人生を立て直していく話でした。とても感動しました。最初、まだ彼がどういう人かわからないときから、彼の目がとても寂しげでああ、過酷な人生を歩んで来たんだなとおもいました。彼は運動神経がよくて、芸が身を助けるじゃないけど、そこを見出してもらえてよかったなと思います。そんなことに気づかれずに終わる人もたくさんいただろうと思いました。あと、勉強について、勉強の仕方がわからないというところに幼いとき、学校に通えないとかそんなことする余裕がないとか、子ども時代が過酷だったのだろうといろいろ考えさせられました。血の繋がりとかじゃない人に支えられていることに葛藤して、もしかして邪魔なのかとか、金儲けの道具なのかとかいろいろ考えてしまうのもわかるし、親子関係とかを考えさせられました。サンドラ・ブロックが若者を家族に招き入れ、サポートをする肝っ玉母ちゃん的な役で出ているのですが、この人がすごくいいです。きれいなのに、なんかコミカルですてきだし、江戸っ子みたいというか、キレがあってついていきたくなります。これが、実話を基にした話だなんて、すてきだなと思いました。こんなすばらしい奇跡があっただなんて、人間ていいなと思ってしまいました。

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