ジョジョ第4部(ダイヤモンドは砕けない)のスタンドとスタンド使いまとめ
『ジョジョの奇妙な冒険(第4部)』とは、荒木飛呂彦の漫画作品である。副題は『ダイヤモンドは砕けない』。空条承太郎は、祖父ジョセフの財産整理の調査でジョセフの隠し子・東方仗助の存在を知る。仗助はスタンド能力を持っており、杜王町を舞台に承太郎や仲間と共にスタンド使い達、果ては殺人鬼の吉良吉影と戦うことになる。日常に潜む恐怖、奇妙さが描かれているこの部は第3部までとは違った雰囲気を持ち、人気も高い。
虫喰い
出典: ameblo.jp
矢に射抜かれた2匹のうちの1匹(もう1匹は仗助が仕留めた)。「虫喰い」の名前は耳が虫喰い状に欠けていることから承太郎が名付けた。音石明が「2匹のネズミを矢で射ぬいた。ネズミは死ななかった」と白状した為、承太郎、仗助の2人で捕獲に向かう。
ドブネズミは元々生身の人間に捕らえることは難しく、どのようなスタンドかも分からなかったため、パチンコ玉を弾いて本体をしとめる作戦がとられる。2人が追跡をした所、人間や仲間のネズミを能力で煮凝りのように溶かして食べていた。
自分の足跡を踏んで後退するバックトラップという方法で行方をくらませ、跳弾を利用するほど高度な知能を見せる(現実では、この行為はウサギなど、もう少し大型の小動物が行う。ネズミによるバックトラップの報告はされていない)。
かなり用心深く、小さな体を利用し、岩陰に隠れるなどして2人を狙っていた。
承太郎をも追い詰めたが、仗助によって仕留められる。
スタンド:アトム・ハート・ファーザー / スタンド使い:吉良吉廣
アトム・ハート・ファーザー
出典: jojosoku.com
破壊力:E
スピード:E
射程距離:なし
持続力:A
精密動作性:E
成長性:E
写真に入る能力。本体の写った写真の範囲内の空間を支配する。写真の中で起きたことは現実にも反映され、例えば写真の中で仗助の首をはねると現実でも仗助の首がはねられる。写真に写った人物はその空間から出ることができない。
作中では承太郎と仗助の写真に写りこみ、2人の首をはねた。しかし、承太郎により本体だけの写真を撮られ、承太郎たちが写っている写真への影響力をないものにされた。
吉良吉廣 / 写真のおやじ(CV:千葉繁)
出典: jojo-kimyo.com
2本目の矢を持つ。吉良吉影の父であり、故人だが幽霊となって現世にとどまっている。第3部に登場したエンヤ婆からスタンド能力を引き出す矢を入手し、息子を守る為スタンド使いを増やす。息子の凶行、殺人癖を全て知りながら、それでもなお守ろうとする歪んだ父性愛の主。
写真内部からある程度体などを出すことは可能なようで、矢だけでなく服をほつれさせた糸で物を絡めとるなどしていた。
スタンド:ボーイ・II・マン / スタンド使い:大柳賢
ボーイ・II・マン
破壊力:C
スピード:B
射程距離:C
持続力:A
精密動作性:C
成長性:C
本体が5回勝負のジャンケンをし、1回勝つごとに相手のスタンド能力を3分の1ずつ取り込める。能力を取り込まれた相手は自分の能力を完璧にコントロールできないばかりか、ボーイ・II・マンに使用されてしまう。
作中では露伴と対戦。相手の心を読み、行動や精神を操る能力を持ったヘブンズ・ドアーを少しずつ取り込んでいった。これによりヘブンズ・ドアーにより書かれていた「露伴に攻撃できない」という文章が「攻撃できる」に変わった。
これはヘブンズ・ドアーの能力がボーイ・II・マンに取り込まれつつある(100%露伴に扱えない)ことを意味する。
テレビドラマ『岸部露伴は動かない』では、スタンド能力ではなく辻神の仕業とされている。
大柳賢 / ジャンケン小僧(CV:坂本千夏 / 実写版俳優:柊木陽太)
吉良吉廣が矢で射抜いたスタンド使いの1人。小学6年生。頬に穴が開いている。
ヘブンズ・ドアーで情報を読まれた時はまだボーイ・II・マンが発動する前だったので、能力やスタンドについては何も書かれていなかった。ヘブンズ・ドアーによると、長髪を禁止と言われたことで野球のクラブを辞め、その際監督の帽子に鼻くそを付けるなど、生意気で反抗的である。自身の能力を理解していなかったが、露伴が20歳ながら多くの人を漫画で感動させている「凄い大人」だったため、その大人に勝てば自分はもっと凄い人間になれるという考えの下、「ジャンケンをしよう」と露伴に勝負を持ちかけた。しかし相手にされなかったため、カフェの席や、露伴が乗ろうとしていたタクシー、買おうとしていた本を横取りして挑発する。
じゃんけん勝負では頭上の建物のガラス窓を割り、傷ひとつ付かない自身の運の強さを証明し、露伴を圧倒した。しかし、露伴に「本当に難しいのは、他人ではなく自分に勝つこと。これから自分で運命を乗り越える」と言われ、じゃんけんをするが、自分の出した手が勝手に変わってしまう。実は静・ジョースターを透明にし、ヘブンズ・ドアーで賢の出す手を操作させていた。イカサマだと憤り、静・ジョースターを人質に取る賢だったが、自分の能力を使って運を味方につけた露伴と何度じゃんけんしても勝つことはできなかった。
完全に戻ったヘブンズ・ドアーで「2度とスタンドが使えない」と書き込まれそうになるが、「アンタの命令に従うくらいなら、こうして死んだほうがましだ」と、車道に飛び込んだ。その心意気を気に入った露伴により救われる。トラックにはねられるかと思われたが、吉廣の写真がフロントガラスに張り付いたためトラックは逸れて2人は怪我を負うこともなく済んだ。露伴が自分で運を身につけたことを悟り、賢は負けを認め、スタンドを悪用しないことを条件に見逃された。
テレビドラマ『岸部露伴は動かない』にも登場。スタンド使いではなく、四つ辻と呼ばれる交差点で転んで辻神という存在に取り憑かれたとの設定になっている。露伴のファンで、『ピンクダークの少年』の新キャラクター「ホットサマー・マーサ」のデザインについて納得がいかないとして、ジャンケン勝負を挑んできた。
スタンド:ストレイ・キャット / スタンド使い:猫草
ストレイ・キャット
破壊力:B
スピード:E
射程距離:なし
持続力:A
精密動作性:E
成長性:C
空気を操作するスタンド。本体は欲望と本能のままに生きていた植物(生前は猫だったが、現在は植物と猫の中間のような姿)であり、能力の使い道を本能で察知。空気の塊を飛ばして鳥を捕まえたり、自分を殺した川尻しのぶに対する憎しみと怒りから攻撃を加える。血管内部に空気を入れる、空中に磔にするなど多彩な攻撃方法の他、自分の周りに空気の壁を作るなど防御にも優れている。
猫草 / タマ
植物に目が付いたような外見をしているが元はタマという名のブリティッシュ・ブルー種の野良猫。矢に貫かれて喉に大きな穴が開いていた。川尻家の地下室で我が物顔に過ごしていたところをしのぶに発見される。初めは懐柔しようとしたしのぶだったが、何故野良猫の機嫌を取らなくてはならないのかと次第に腹が立つ。タマは、ホウキを振り回された挙げ句倒れてきた棚の下敷きとなり死亡する。
死体は吉良により埋められるが、その箇所から猫とも草とも言い難い姿で蘇生。自分を殺したしのぶを見つけ怒りから能力を発現した。騒ぎになると面倒な吉良と戦闘になるが、猫の性分がとれず、ゴルフボールに気を取られてじゃれつき戦闘が終了した。その後、吉良によりこっそり川尻家の屋根裏で飼われることとなる。そこで成長を遂げ、容貌が若干凶悪なものに変化する。スタンド能力も分厚い電話帳を貫くほどの破壊力を得た。暗闇の中では常に眠っている。
川尻家の一人息子の早人により、吉良を殺すための武器として使われたが、吉良には通じず、逆に仗助との戦いでキラークイーンに利用された。
吉良の死後は億泰の父と友達になった。
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目次 - Contents
- 概要
- あらすじ・ストーリー
- 用語
- ジョースター一族の血
- 振り返ってはいけない小道と杉本鈴美
- スタンド概要
- 能力のタイプ
- 近距離パワー型
- 遠隔操作型
- 遠隔自動操縦型
- ビジョンのタイプ
- 人型
- 群体型
- 分裂型
- 物質同化型
- 主要スタンド及びスタンド使い
- スタンド:クレイジー・ダイヤモンド / スタンド使い:東方仗助
- クレイジー・ダイヤモンド
- 東方仗助(CV:小野友樹 / 少年時代:大地葉 / 実写版俳優:山崎賢人)
- スタンド:エコーズ(ACT1~ACT3) / スタンド使い:広瀬康一
- エコーズ ACT1
- エコーズ ACT2
- エコーズ ACT3
- 広瀬康一(CV:梶裕貴 / 実写版俳優:神木隆之介)
- スタンド:スタープラチナ・ザ・ワールド / スタンド使い:空条承太郎
- スタープラチナ・ザ・ワールド
- 空条承太郎(CV:小野大輔 / 実写版俳優:伊勢谷友介)
- スタンド:ハーミット・パープル / スタンド使い:ジョセフ・ジョースター
- ハーミット・パープル(隠者の紫)
- ジョセフ・ジョースター(CV:石塚昇運)
- スタンド:ザ・ハンド / スタンド使い:虹村億泰
- ザ・ハンド(手)
- 虹村億泰(CV:高木渉 / 少年時代:齋藤小浪 / 実写版俳優:新田真剣佑)
- スタンド:ヘブンズ・ドアー / スタンド使い:岸辺露伴
- ヘブンズ・ドアー(天国への扉)
- 岸辺露伴(CV:櫻井孝宏 / 実写版俳優:高橋一生)
- 杜王町のスタンド及びスタンド使い
- スタンド:ラブ・デラックス / スタンド使い:山岸由花子
- ラブ・デラックス
- 山岸由花子(CV:能登麻美子 / 実写版俳優:小松菜奈)
- スタンド:ザ・ロック / スタンド使い:小林玉美
- ザ・ロック(錠前)
- 小林玉美(CV:鶴岡聡)
- スタンド:サーフィス / スタンド使い:間田敏和
- サーフィス(うわっ面)
- 間田敏和(CV:下和田ヒロキ)
- スタンド:パール・ジャム / スタンド使い:トニオ・トラサルディー
- パール・ジャム
- トニオ・トラサルディー(CV:川島得愛 / 実写版俳優:Alfredo Chiarenza)
- スタンド:アクトン・ベイビー / スタンド使い:静・ジョースター
- アクトン・ベイビー
- 静・ジョースター / 透明な赤ちゃん(CV:川田妙子)
- スタンド:ハーヴェスト / スタンド使い:矢安宮重清
- ハーヴェスト(収穫)
- 矢安宮重清 / 重ちー(CV:山口勝平)
- スタンド:ハイウェイ・スター / スタンド使い:噴上裕也
- ハイウェイ・スター
- 噴上裕也(CV:谷山紀章)
- スタンド:シンデレラ / スタンド使い:辻彩
- シンデレラ
- 辻彩(CV:大原さやか)
- スタンド:アース・ウインド・アンド・ファイヤー / スタンド使い:支倉未起隆
- アース・ウインド・アンド・ファイヤー
- 支倉未起隆 / ヌ・ミキタカゾ・ンシ(CV:加瀬康之)
- 敵対スタンド及びスタンド使い
- スタンド:アクア・ネックレス / スタンド使い:片桐安十郎
- アクア・ネックレス(水の首かざり)
- 片桐安十郎 / アンジェロ(CV:浜田賢二 / 実写版俳優:山田孝之)
- スタンド:バッド・カンパニー / スタンド使い:虹村形兆
- バッド・カンパニー(極悪中隊)
- 虹村形兆(CV:志村知幸 / 少年時代:東内マリ子 / 実写版俳優:岡田将生)
- スタンド:レッド・ホット・チリ・ペッパー / スタンド使い:音石明
- レッド・ホット・チリ・ペッパー
- 音石明(CV:森久保祥太郎)
- スタンド:ラット / スタンド使い:虫喰い
- ラット
- 虫喰い
- スタンド:アトム・ハート・ファーザー / スタンド使い:吉良吉廣
- アトム・ハート・ファーザー
- 吉良吉廣 / 写真のおやじ(CV:千葉繁)
- スタンド:ボーイ・II・マン / スタンド使い:大柳賢
- ボーイ・II・マン
- 大柳賢 / ジャンケン小僧(CV:坂本千夏 / 実写版俳優:柊木陽太)
- スタンド:ストレイ・キャット / スタンド使い:猫草
- ストレイ・キャット
- 猫草 / タマ
- スタンド:スーパーフライ / スタンド使い:鋼田一豊大
- スーパーフライ
- 鋼田一豊大(CV:遠近孝一)
- スタンド:エニグマ / スタンド使い:宮本輝之助
- エニグマ
- 宮本輝之助 / エニグマの少年(CV:川西健吾)
- スタンド:チープ・トリック / スタンド使い:乙雅三→岸辺露伴
- チープ・トリック
- 乙雅三(CV:石井真)
- スタンド:キラークイーン / スタンド使い:吉良吉影
- キラークイーン
- バイツァ・ダスト
- 吉良吉影(CV:森川智之)
- その他のスタンド及びスタンド使い
- スタンド:The Book(ザ・ブック) / スタンド使い:蓮見琢馬
- The Book(ザ・ブック)
- 蓮見琢馬
- スタンド:メモリー・オブ・ジェット(黒い琥珀の記憶) / スタンド使い:双葉照彦(大神照彦)
- メモリー・オブ・ジェット(黒い琥珀の記憶)
- 双葉照彦(大神照彦)