宮本輝之輔(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
宮本輝之輔(みやもと てるのすけ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場する敵スタンド使い。スタンドの名前を取って「エニグマの少年」と呼ばれており、作中で本名が明かされることはない。
人が恐怖する姿を観察するのが大好きな性格。吉良吉影の父親によってスタンド使いにされ、仗助の抹殺のために動く。作中の刺客の中では唯一、仗助に勝利している。
スタンドはどんなものでも紙の中に封印することができる「エニグマ」。
宮本輝之輔の概要
宮本輝之輔(みやもと てるのすけ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』に登場する敵スタンド使い。スタンドの名前を取って「エニグマの少年」と呼ばれており、作中で本名が明かされることはない。
人が恐怖する姿を観察するのが大好きな性格。吉良吉影の父親によってスタンド使いにされ、仗助の抹殺のために動く。作中の刺客の中では唯一、仗助に勝利している。
スタンドはどんなものでも紙の中に封印することができる「エニグマ」。
宮本輝之輔のプロフィール・人物像
吉良吉影(きら よしかげ)の父親によってスタンド使いとなった少年。人を怖がらせて、その人物が恐怖するときの癖を見抜くことが得意なサディスティックな性格だ。
仗助の母親の朋子を襲撃して紙に変え、康一も人質にとるという非道なやり方で仗助を追い詰め、勝利する。しかしこの行動のために仗助の怒りを買い、「本にされて動くことも死ぬこともできなくなる」という、ジョジョシリーズのラスボスに匹敵する悲惨な末路を辿った。
スタンド能力は人や物を紙に変える「エニグマ」。
宮本輝之輔の来歴・活躍
エニグマの少年
仗助(じょうすけ)の仲間の広瀬康一(ひろせ こういち)が、刺客のスタンド使いに襲われて行方不明になった。仗助は康一を探すため、かつて敵として戦った噴上裕也(ふんがみ ゆうや)の怪我を治し、その見返りに彼の犬並みの嗅覚で康一を探してもらう。
さっそく町に出たふたりだったが、噴上は「約束は康一を探すところまでで、俺が戦う必要はねえんだよな」と仗助に念を押し始める。なんと仗助は、康一のにおいを持っている人物にずっと尾行されていたのだ。全く仗助を警戒することなく姿を現した少年、宮本輝之輔に仗助が掴みかかろうとすると、その手元に突如として彼の母、朋子が現れた。彼女は気を失っており、怪我はなかったが、宮本に狙われて利用されたことは明らかだった。
宮本の狙いは、仗助の「恐怖のサイン」を確認することだった。宮本のスタンド「エニグマ」は何でも紙の中に封印することができるが、人を紙にするためには宮本が「その人が恐怖したときのクセ」を見抜き、その行動を取らせることが必要なのだ。突然現れた母が宮本の餌食になっていたことを悟った仗助は、反射的に下唇を噛む。これが仗助の恐怖のサインだった。
恐怖のサインを確認した宮本は、仗助にもう一度同じ行動を取らせてエニグマの術中に嵌めようとする。仗助は宮本の策略にひるむことなく向かって行くが、宮本は既に紙にしてあった康一を利用した。エニグマが紙にしたものは、破くと破壊されるというルールがある。宮本は仗助に破いた紙の中身が破壊されるところを見せた上で、通りがかった車のタイヤの前に「広瀬康一」と書かれた紙を放り投げた。仗助はその紙を守り、とうとう下唇を噛んでしまう。
仗助は、その紙が康一ではないことはわかっていた。破壊力のないスタンド「エニグマ」を持つ宮本が、わざわざ人質を殺すような真似をするはずがない。だがほんの少しでもその紙が康一である可能性があるなら、助けないわけにはいかなかった。仗助は「もしここから出られたら、てめえを殺すぜ」と言い残して紙になる。
宮本は仗助の紙を回収し、タクシーで空条承太郎(くうじょう じょうたろう)のいる杜王グランドホテルへと向かう。その車を、噴上のスタンド「ハイウェイ・スター」が追ってきた。ここまで戦いに参加しようとしなかった噴上だったが、「もし康一のように紙にされたのが大事なガールフレンドたちだったら、俺だって仗助と同じようにした」と思い、宮本と戦うことを決意したのだ。
噴上は宮本に追いつくが、宮本の紙を使ったトラップの方が上手だった。仗助と康一の紙が宮本のしかけたシュレッダーの中に吸い込まれていくのを目の当たりにして、噴上は恐怖のサイン「顎を指でいじる」行動を取ってしまう。宮本の目論見どおり噴上も紙になってしまったが、噴上は紙にされたことでシュレッダーの隙間に手を突っ込み、間一髪で仗助と康一の紙を引っ張り出すことに成功する。
宮本は復活した仗助によってボコボコに殴られ、スタンド「クレイジー・ダイヤモンド」の力で本と一体化してしまった。本には『エニグマ』というタイトルがついており、杜王町立図書館に寄付された。
宮本輝之輔のスタンド:エニグマ
スタンドとは
「スタンド」とは、目に見える超能力の事である。生まれつき、あるいは特殊な矢の鏃によって傷を負うことで能力が目覚める。スタンドを操る者を「スタンド使い」と呼ぶ。スタンド使い以外には、スタンドを見ることも触ることもできない。Part4では、この矢によりスタンド使いが杜王町に乱立することとなった。
能力:大きさを問わずどんなものでも紙の中に封印できる
大きさや生物・無生物を問わず、どんなものでも紙にして封印することができる。物体を封印するのに制限はないが、人間を封印するときはその人物の「恐怖のサイン」を見極め、その行動を取らせる必要がある。人の恐怖のサインを観察したり、恐怖させたりするのは本体である宮本が行わなくてはならない。
エニグマの能力を行使されたものは、折りたたまれた状態で紙になる。この紙を広げると、封じ込められていたものがもとに戻る。
エニグマ自身に何かを破壊するパワーはないが、紙を破くと中に封じられたものは破壊される。人間も例外ではなく、紙にして破けば殺すことができる。
宮本輝之輔の関連人物・キャラクター
東方仗助(ひがしかた じょうすけ)
『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』の主人公で、高校生のスタンド使い。スタンドは触れたものの状態を戻すことができる「クレイジー・ダイヤモンド」。
宮本は仗助の恐怖のサインを見極めるため、彼の母親を襲撃して紙に封じ込め、仗助自身の手で封印を解かせた。仗助は宮本の非道な行いに恐怖し、それ以上に怒りを燃やす。
東方仗助(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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東方仗助(ひがしかた じょうすけ)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の主人公で、特定の幻像を持つ「スタンド」と呼ばれる超能力の使い手である。能力は傷を癒し、壊れた物を直す「クレイジー・ダイヤモンド」。基本的にお調子者かつ温厚で優しい性格だが、憧れの人を真似た自身の髪形を貶されると激怒する一面もある。時にはズルもするが強い正義感を持ち、自分の怪我を治せないのを承知で友のために体を張る。スタンド使いの仲間と共に街に潜む殺人鬼と戦うこととなる。
噴上裕也(ふんがみ ゆうや)
吉良吉影(きら よしかげ)の父親によってスタンド使いにされ、仗助たちを襲撃した暴走族の少年。自分の美貌に絶対的な自信を持つナルシストで、いつも3人のガールフレンドに囲まれている。仗助に敗北してからは悪さをせずに大人しくしていた。
仗助に怪我を治してもらい、その見返りに宮本の捜索に協力する。はじめは積極的に関与せずに自分の身を守ろうとしていたが、「もし宮本に捕まったのが自分のガールフレンドたちだったら、自分も仗助と同じように自分の身を顧みずに行動した」と考えて宮本と戦うことを決意する。
噴上裕也(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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噴上裕也(ふんがみ ゆうや)とは、荒木飛呂彦の漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』に登場するスタンド使いである。臭いで相手を追跡するスタンド「ハイウェイ・スター」を持つ。暴走族に所属する不良だが受けた借りは返し、3人のレディースに平等に愛情を注ぐ律儀な一面もある。ナルシストで自身のカッコよさを追求する傾向にあり、時にそれは「カッコ悪いこと」を許さない誇りとして現れる。戦わないと決めた相手に立ち向かうなど随所でその誇りを見せ、仗助にも「カッコよさ」を認められた。
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