ジョジョ第5部(黄金の風)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』とは、『ジョジョの奇妙な冒険』の単行本47〜63巻に収録されている漫画、およびそれを元にしたアニメなどのメディア展開作品である。主人公ジョルノ・ジョバァーナが、ギャング組織のチームメンバーとともに「ギャングスターになる」という夢を追う物語である。組織のボスや、ボスの放つ刺客たちとの戦いが、2001年のイタリアを舞台に繰り広げられる。

『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』
2002年にPS2用のアクションアドベンチャー。3Dアクションが特徴となっている。

『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』の用語

「弓と矢」

ジョジョシリーズにおいて、第4部以降の物語に深く関わってくるアイテム。スタンド使いの素質を持っているものが矢に射抜かれると、スタンド能力に覚醒することができる。適性がなければそのまま死亡する。弓、および矢の胴体部分には特殊な能力はない。
第5部では、鏃は50,000年ほど前に地球に飛来した隕石を古代人が加工したものであるということが判明した。また、本作のラスボスであるディアボロがエジプトで6本の矢を発掘し、うち1本を自身で所有し、5本をエンヤ婆に売っていたことがわかった。矢によって射抜かれたものが発熱とスタンドを引き出す原理は、ウイルス進化ではないかと言われている。

パッショーネ

パッショーネは、ジョルノが入団したギャング団の名称。「情熱」という意味の言葉で、ディアボロが設立した。ブチャラティが把握している限り、構成人は756人で、ボス以下、参謀、ボス親衛隊、複数人の幹部、チームで構成されている。しかし実際には、ボスのディアボロは二重人格で参謀は第二人格のドッピオである。

レクイエム(鎮魂歌)

素質を持つ者を「矢」で射ぬくとスタンド能力を覚醒させることができるが、さらにスタンドを射抜くことでスタンドが覚醒する。その覚醒したスタンドがレクイエムである。
ただし、強靭なスタンド使いでなければレクイエムを制御することはできず、レクイエムの真の力に達することはできない。作中ではジョルノのゴールド・エクスペリエンスとポルナレフのシルバーチャリオッツがレクイエムへと進化したが、ポルナレフはすでに戦うことができない体であったため、シルバーチャリオッツは暴走してしまった。

『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』の主人公であるジョルノはDIOの息子であるため、DIOと同じ「無駄無駄!」をラッシュ時の掛け声としている。また、本作はイタリアを舞台にしていることから、仲間たちの決めゼリフも「アリーヴェデルチ」や「ボラーレ・ヴィーア」などイタリア語が含まれているものが多い。

renote.net

『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

第5部だけ「Part」ではなく「Parte」

本作はイタリアが舞台となっているため、本作のみ「Part5」部分の表記が「Parte5」と表記されている。他にも、「JOJO」が「GIOGIO」と表記されるなど、イタリア語を使用した表現が使用されている。

暗殺チームの報酬は日本円で100~120万円程度

パッショーネの暗殺チームは、ほかのチームと違って賭場の経営などが認められておらず、暗殺でしか報酬を受け取ることができない。そのうえ、暗殺の報酬の金額が安いことに不満を募らせていた。アニメ版ではホルマジオによる暗殺の際に、メローネが暗殺の報酬を2,000万リラと答えている。2,000万リラは2001年の為替レートで日本円に換算すると100万から120万円程度にしかならず、非常に報酬が安いということがわかりやすくなっている。

ポルポの隠し財産のある場所は雑誌掲載時ではタオルミーナ

『週刊少年ジャンプ』掲載時、ポルポの隠し財産を回収しに行くための目的地はタオルミーナだった。しかし連載中に設定が変更になり、カプリ島に行くことになったため、単行本では最初から目的地はカプリ島ということになっている。

『ジョジョの奇妙な冒険 Part5(第5部) 黄金の風』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):Coda「Fighting Gold」(第1話 - 第21話)

テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 4th Season』の前半クールオープニングテーマ。作詞は及川眠子、作曲・編曲は大森俊之。ブチャラティチーム全員をテーマに制作された楽曲となっている。

OP(オープニング):ハセガワダイスケ「裏切り者のレクイエム」(第22話 - 第39話)

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