ストーンオーシャン(ジョジョ第6部)のスタンドとスタンド使いまとめ

『ジョジョの奇妙な冒険』とは荒木飛呂彦の漫画作品である。第6部の副題は『ストーンオーシャン』。父の愛に飢えた非行少女・空条徐倫はひき逃げの罪を着せられ刑務所に入るが、事故が罠であることや父の愛を知り、仲間と共に「天国」を目指すプッチ神父と戦う。新たなスタンドの発動条件、能力のディスク化とそれを植え込まれたスタンド使いが刑務所に乱立する。徐倫たちを待つ物とは何か。運命、絆を描き上げた、壮大なストーリー。

出典: twitter.com

19歳。空条承太郎の娘で、『ジョジョ』シリーズで初となる女性主人公である。多忙な父、承太郎の愛に飢えており、ティーン時代のほとんどを不良少女として過ごしてきた。車を盗んだことさえあったが、迎えに現れたのは母のみだった。恋人とのドライブ中、恋人との会話で脇見運転を招いて人をはねさせてしまう。恋人に裏切られ罪を着せられた形になるが、実は事故自体がプッチ神父の仕掛けた罠だった。
初期は母を恋しがる描写もあったが、グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所(G.D.st刑務所)内での生活やスタンド戦でたくましく成長していく。基本的には明るいが、少々下品な所もある。しかし戦闘に際しては冷静沈着な面も見せる。
初めは父を嫌ってあんた呼ばわりしていたが、次第に父さんと呼ぶようになる。承太郎のスタンドと記憶が盗まれる前に、父の愛情と真意を知るのだった。
首筋にはジョースター家の血統を表す星型の痣がある。エンポリオを最後の希望としてすべてを託し、プッチ神父に挑むが倒されてしまう。死にぎわにかつて車を盗んでしまったと誰にともなくつぶやき、「何であんなことしちゃったんだろう」と独り言をいった。
口癖は「やれやれだわ」。ラッシュ時は父の承太郎と同じく「オラオラオラオラ!」と掛け声を発する。また初登場時に刑務所内にいたなど、父との共通点が多い。
プッチ神父を倒した後の世界ではアイリンと言う名前になっており、不良少女でもなく恋人のアナキス、並びに父との関係もうまくいっているらしい。一巡りする前の世界の因縁はほぼ消えているが、星型の痣は残ったままだった。
仲間だったエンポリオのことは覚えていない(と言うか知らない)が、雨が降る中子供一人を放っておけず、自分が来ていた上着を着せ、車に乗るよう促した。

renote.net

スタンド:キッス / スタンド使い:エルメェス・コステロ

キッス

出典: jojo.matomeno.net

【破壊力】A
【スピード】A
【射程距離】A
【持続力】A
【精密動作性】C
【成長性】A

本体の掌から出現するシールを張り付けた物が二つに増える。シールが剥がれれば元の一つに戻るが、その際破壊が起きる。当初は色々な物が増えたり元に戻ったりする事態に混乱した本体だったが、ハイウェイ・トゥ・ヘル戦などで活躍した。
ハイウェイ・トゥ・ヘルは本体の自殺行為に他者を巻き込むスタンドで、自殺癖のある囚人、マックイィーンが使用していた。首を吊った際にベルトを増やし、シールを剥がしてベルトを破壊、その反動で落下させ、溺死を選んだ際は自分の鼻を二つにしてどうにか呼吸器を確保。感電死を選んだ時はマックイィーンの頭部を増やし、火花でシールが燃えた時に一つに戻り、衝撃で電気ショックが収まると同時に、敵スタンド能力のディスクも回収された。
射程距離、持続力いずれもハイクラスであり、シールを剥がして元に戻る事象は、物理的な干渉や他のスタンドの影響を受けることはなく、メイド・イン・ヘブンによる時の加速の影響も受けなかった。

エルメェス・コステロ

徐倫と共に収監された女囚。罪状は強盗。姉を殺した男を追って刑務所に入るために、敢えて武装強盗を行った。胸元の豊胸手術痕に金を隠している。
情に厚く、明るい性格だがやると決めた事には覚悟を持って当たる。姉の復讐もそういった性格から実行されている。姉の仇を討った後も徐倫らと共にプッチ神父の野望を止める為に立ち上がり、敵スタンド使いと交戦を繰り返す。最終決戦で両腕を切断されて死亡。
尚、プッチ神父を倒した後の世界では、釣銭が払えないとの理由でバスへの乗車を拒否される。この時、徐倫とアナスイの生まれ変わりのような人物から昼食代とガソリン代を出すなら乗せてやると勧められている。姉は生きているらしく、「知らないやつの車に乗るなって姉ちゃんに言われた」と一度は断るが雨が降り始めたため、結局乗車する。
女性ながらその風貌や行動が「男前」だとして、一部のファンからは「兄貴」と呼ばれる。

renote.net

スタンド:バーニング・ダウン・ザ・ハウス / スタンド使い:エンポリオ・アルニーニョ

バーニング・ダウン・ザ・ハウス

出典: jojo.matomeno.net

スタンドのビジョンはない。エンポリオは、刑務所内の焼け落ちた音楽室の幽霊で生活をしていた。

【破壊力】なし
【スピード】なし
【射程距離】なし
【持続力】なし
【精密動作性】なし
【成長性】なし

生まれつきのスタンド。生物ではなく、物体の幽霊を操る能力を持つ。幽霊になった物は本体により一応の使用はできるが、「生前」と完全に同じ性能は不可能である。拳銃の幽霊は発砲こそできても殺傷能力は皆無で実質空砲でしかなく、食べ物の幽霊も味がするだけで食べることはできない。作中では火災で焼け落ちた音楽室や、そこにあった物が幽霊として登場した。
現実世界へ影響を及ぼすことはできないが、焼失した音楽室が空間の歪みのような場所に存在していたり、ゴミ箱をポケットにしまうことができたりと、「生前」の機能からは想像もできない効果を発揮する。
本体、エンポリオの母(囚人)も似たようなスタンド能力を持って、エンポリオを出産した。

エンポリオ・アルニーニョ

囚人の母から生まれた少年。ずっと刑務所内に隠れ住んでいた。スタンド能力は生まれつきの物で、火事で焼け落ちた音楽室を住処にしている。刑務所内の図書館で本を読み漁る生活をしていたため知識が豊富。スタンドのことも知っており、初期はジョリーンたちに警告などをしていた。
最終戦の際ジョリーンから最後の希望としてウェザー・リポートのスタンドのディスクと共に逃がされる。この時、ストーン・フリーの糸でイルカに巻き付られて遠くへ運ばれる最中、徐倫たちの死を目の当たりにしている。
メイド・イン・ヘブンの能力の影響で時が加速する中、あらゆる生物が、パラレルワールドともいうべき新たな世界へ生まれ変わる光景を目撃。「一巡り後の世界」でプッチ神父と最後の戦いをする。プッチ神父が母の仇だと知り倒そうとするも、「お前は私にとって試練ですらない」と、敵と思われていなかった。それでも、一巡りする前の世界の記憶を持つ者として始末されかかる。
ウェザー・リポートの能力ディスクを埋め込まれたことで一応はそのスタンドを発動させるが完全に操ることはできず、暴走したウェザー・リポートが室内に集めた純粋酸素(濃度が濃い酸素)により神父共々失明する。純粋酸素は猛毒であり、純酸素の多い場所にいると毛細血管が切れるなどと説明していた。失明は目の血管が切れたことによる。
ウェザー・リポートの能力で倒される神父に、「正義の道を歩むことこそ運命」と言葉をかけた。
ケープ・カナベラル以前の出来事はなかったこととなり再び世界が変わり、かつての仲間たちに再会して泣きながら自分の名を告げた。

renote.net

スタンド:ウェザー・リポート / スタンド使い:ウェザー・リポート

ウェザー・リポート(スタンド)

出典: jojo.wikia.com

【破壊力】A
【スピード】A
【射程距離】B
【持続力】C
【精密動作性】E
【成長性】A

天候を操るスタンド。雨を降らせるなどの単純な気候の操作だけでなく、天候により巻き上げたカエルを降らせたりもできる。
本体がプッチ神父に倒される寸前、自分のスタンドをディスクにさせて徐倫たちに託した。このディスクはプッチ神父の最終的な能力であるメイド・イン・ヘヴンの影響で加速する時の中、エンポリオに渡される。
世界が一巡りしてパラレルワールドのような世界が実現した時、プッチ神父のラッシュを利用してエンポリオの頭部に挿入された。ウェザー本人でないため完全に操ることはできず、一種の暴走状態となる。猛毒の純酸素を密室内に集め、プッチ神父の体の自由を奪い、ラッシュを食らわせた。

【ヘビー・ウェザー】
ウェザー・リポートの能力の一つ。オゾン層(酸素)に手を加え、「悪魔の虹」と呼ばれるサブリミナル映像を発動させ触れた者をカタツムリに変えてしまう。本体の無意識により発動した能力であり、制御は不可能。本体が死ぬか、それに近い状態にならなくては解除もできない。ただし、サブリミナル映像という性質上盲目の相手に対しては効果はない。

ウェザー・リポート(本体)

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空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

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空条承太郎(くうじょう じょうたろう)とは、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダストクルセイダース』の主人公であり、時間を止めるスタンド「スタープラチナ」の使い手である。感情は表に出さないためクールに見えるが、仲間思いであり正義感あふれる人物。第3部で宿敵DIOを倒した後も、第6部まで再登場しており、頼れる味方キャラクターとして圧倒的な存在感を持つ。そんな承太郎のセリフには、読者の胸を熱くするような名言が多数登場している。

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岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

岸辺露伴(きしべ ろはん)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』、及びスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』シリーズなどに登場するスタンド使いである。人気天才漫画家で性格は自己中心的。しかし漫画に対する姿勢は真摯で、自分が認めた人物への敬意もある。強い癖があるが独特の魅力を持ったキャラクターであり、多くの読者に親しまれている。そんな露伴のセリフは、彼のこだわりや信条を表したものが多いことから、読者の心にも強く響くものとなっている。

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ジョジョの奇妙な冒険シリーズのモデル・元ネタ・由来まとめ

ジョジョの奇妙な冒険シリーズのモデル・元ネタ・由来まとめ

“ジョジョ”の名を冠する勇者たちの戦いを描いた『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズには、膨大な数のキャラクターが登場し、その中には現実の人物やグループがモデルとなっているものも少なくない。 伝説的殺人鬼のジャック・ザ・リパー。ゾンビ騎士ブラフォードとタルカス。波紋の戦士リサリサ。ナチスドイツのサイボーグ戦士シュトロハイム。恐るべき柱の男たちに、4部以降の数々のスタンドたち。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクターのモデルとなった人物やグループを紹介する。

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