『ジョジョの奇妙な冒険』第3部スタンドまとめ・エジプト9栄神編
『ジョジョ』第3部の「敵スタンド使い」の中には古代エジプト人が崇拝していた神々をモチーフにしたものもいました。タロットカードの起源とのことですが、「何故その神様?」と思うのもいたもので、まとめてみました。
バステト女神
本体:マライア
能力:コンセント状で、どこにでも張り付くことが可能。そのコンセントに触れたものを磁石とし、鉄製のものを惹きつけるばかりでなく、磁石にされた者同士がくっついてしまうことも。
ファラオや家の守護者。人間を病気や悪霊から守ることも。豊穣と多産のシンボルでもある。音楽や踊りを好む一面も持つ。神話においてはラーの妻、もしくは妹。しばしほかの女神と同一視されることもあった。これが元でラーが自身の左目を荒ぶる女神として送り出大殺戮を行わせたという「遠方の女神」「ラーの目」の物語に組み込まれることとなった。
出典: ja.wikipedia.org
荒ぶる雌ライオン、セクメトと同一視されることもある。つまり、荒々しい面がセクメト、おとなしい面がバステトというわけ。相反するイメージを持つ女神。(もっとも、エジプト神話の女神は大概そうらしい)
出典: www.moonover.jp
相手を磁石にして色々なものを引き寄せる、という点では「多産」や「豊穣」のイメージがあるかもしれません。本体のマライアさんがナイススタイルの美女だったことも含めて、「惹きつける」イメージと「女の二面性」を表しているのかもしれませんね。磁石にはN極とS極がありますし。マライアさんも刺客ですし。
セト神
本体:アレッシー
能力:自身(というかスタンド)の影と相手が「交わった」時間分相手を若返らせる。長く交わればそれだけ若返らせ、胎児にさえ退行させられる。若返るのは体だけではなく、スタンド能力や記憶も一緒。つまり、仲間でさえ「名前を思い出せない」上、スタンド能力に目覚める前まで退行した場合は能力を全く使えない。
砂漠、戦、力、異境の神にして、簒奪や破壊の神。雷と嵐を象徴する。甥のホルスと王位をめぐり争って負けた。太陽を飲み込もうとする巨大な蛇の天敵。時代によって扱いがどうにでも変わる神でもある。そのため、場合によっては邪神のような扱いも受けていた。
出典: www.moonover.jp
何かものすごい生まれ方したようです、セト様…。兄を殺そうとしたり甥と戦ってまで王になりたいという気持ち、時代(相手の年)によって変化する扱いなど、スタンドというよりも子供限定で暴力的な本体の方に合っているような。(王になりたいという気持ちを、優位に立ちたいという気持ちに解釈可能?母親のお腹を突き破ってまで「先に誕生」したかったようですし)
オシリス神
本体:ダニエル・J・ダービー
能力:ギャンブルをして、相手が「負けた」と認識すると同時にその魂をコインにしてコレクションする。本体のダービーは天才的なギャンブラーであり、イカサマも行うが、本人いわく「バレなければイカサマではない」。「魂を賭ける」と相手が宣言して初めて、コイン化可能な模様。
またの名を冥界の王。死しても再生する大地のサイクル、そして生命の象徴。地下に住むが、豊穣の神ともされるのは、実りが大地から芽吹くため。アヌビス神の審判に通った者がお目通り及び、彼の守護する冥界へ入ることを許される。
出典: www.moonover.jp
魂を扱う点では合っているかもですね。でも実りの部分がないって?少なくとも彼のギャンブラーとしての才覚は磨かれてるわけですし、独りよがり的ではありますが「実り」かと。弟にボコボコにされてますし、ダニエルさん。それとは別に、ギャンブラーとしての誇りが「神の王」としてはふさわしく思えました。
ホルス神
本体:ペット・ショップ(鳥)
能力:氷を操る。水分をも操り、冷気で凍らせて氷のミサイルを発射したりもする。
猛禽類の頭部を持つ天空の神。エジプトにおける「ウジャトの目」とは、ホルスの目を表す。『死者の書』によると、冥界の入り口で最初に使者を迎えるのはアヌビス、マアト、ホルスのいずれかとされる。日の出の太陽を表し、復活を象徴する。
出典: ja.wikipedia.org
DIOの屋敷の番鳥をしていたわけですが、DIOの館を冥界の入り口ととらえれば納得?氷(というより冷気を操るという解釈あり)の能力は、生きるのに必要な水分を冷気として操ることで「復活の象徴」であることを暗示し、ある意味で天候を操作しているとも解釈できないでしょうか。
アトゥム神
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