5年ぶりに復活!!「M-1グランプリ歴代王者」の魅力 ~初代王者 中川家の巻~
5年ぶりに復活した「M-1グランプリ」。「M-1グランプリ」は漫才師にとって「漫才の格闘技」である。
そこで、今回から連載シリーズで、「M-1グランプリの歴代王者」の魅力について、私なりに
語っていきます。
第1回目は初代王者中川家です。お楽しみ…。
M-1とは「漫才の格闘技」である。
2001年12月3日、島田紳助からこの一言が語られた。
「M-1とは単なる漫才番組ではない」と…。
言い換えれば、「M-1とはガチな漫才の格闘技である。」
M-1の出場条件として、結成10年以内のコンビで、所属事務所、知名度など関係なしに行われる
「漫才のガチバトル」である。
審査員は松本人志をはじめ、島田紳助が選んだ「お笑いのプロ級」の人達が審査を行う。
2001年から始まり、2010年で番組の幕を閉じた。
今回は2001年~2010年の歴代王者の魅力を見ていきます。
M-1グランプリの誕生 ~中川家の圧倒的な勝利~
2001年のファイナリストに残ったコンビは10組。
今回出場したコンビの中には、後にM-1チャンピオンになったフットボールアワー(2003年)、チュートリアル(2006年)
ますだおかだ(2002年)がいる。
その中にも、「すべり知らずの漫才師」と呼ばれ、年代問わず笑いをとっていく実力派コンビ、中川家もファイナリストに出場していた。
ところが、この日の中川家のネタ見せの順番はトップバッター。
しかも、2001年は中川家にとって、ラストイヤーの年でもあった。
中川家の礼二は「この時点で優勝を諦めていた。」と語っている。
ところが、そんな不利な状態の中でも、彼らはどんどん笑いを取っていく。
こうして決勝にすすんだのは、中川家と実力派コンビと呼ばれていたハリガネロック。
決勝でも審査員の圧倒的な評価で、中川家が初代M-1王者として誕生したのだ。
中川家の漫才の「魅力」
中川家の漫才の魅力は、兄弟漫才であって、息がピッタリ合っている点である。
漫才のネタの内容は「電車のネタ」であったり、「大阪のおじさんやおばさんネタ」が多い。
どれも身近な内容のものばかりで、共感しながらも笑いが生まれてくる。
それを踏まえたうえでM-1王者の漫才を見てみると、より面白さが増してくると思う。
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