【進撃の巨人】リヴァイ「フュージョンだ」ミカサ「え?」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。女型の巨人を倒すため、ミカサとリヴァイは『ドラ〇ンボール』でおなじみのフュージョンをすることに…。合体した二人は強敵を打ち倒すことができるのでしょうか?
リヴァイ「フュージョンだ」ミカサ「え?」
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 18:37:10 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「あの糞女型を倒すにはフュージョンしかない」
ミカサ「…何を言っているの?」
リヴァイ「なんだ?フュージョン知らないのか?」
ミカサ「知っている、でも」ジー
リヴァイ「やり方やポーズが分からないのか?」
ミカサ「やり方もポーズも分かる……けど」ジー
リヴァイ「なら話は早い。降りろ」
ミカサ「………」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 18:41:06 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「おい無視するな………おい!
あいつを倒してエレンを取り返すにはフュージョンしかないんだ!」
ミカサ「…チッ…分かった」パシュ
リヴァイ「よし」パシュ
―――地面に降りる二人
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 18:43:30 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「気の事なら心配するな、俺が合わせる
……よしっ、早くするぞ!女型を見失う前に!」
ミカサ「………」
一定の距離を保ちポーズを取る
リヴァイミカサ「フュー…ジョン…ハッ!」
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 18:46:39 ID:EFUS7ds.
―――――――
―――――
―――
リヴァイ「………何故だ」
ミカサ「…やはり…」
リヴァイ「さてはてめぇ、ポーズ間違えやがったな?」
ミカサ「間違えてはいない!ポーズなら完璧にマスターしている(エレンとするために!)」
リヴァイ「ならどうしてだ?」
ミカサ「…」パシュ
リヴァイ「ん?おい待て!」パシュ
リヴァイ「もう一度だ!」
ミカサ「何度やっても無駄、二人で戦うべき」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 18:50:17 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「ダメだ。それだと二人とも死ぬだけだ
あいつを倒しエレンを取り返すならフュージョンしかない」
ミカサ「………あなたと私では(身長差的に)無理、ので、提案がある」
リヴァイ「ん?なんだ?」
ミカサ「クリスタという人物がいる。クリスタならあなたとフュージョンが可能」
リヴァイ「クリスタ?……そいつは新兵か?」
ミカサ「そう、確実にあなたとフュージョン出来る
たぶん近くにもいるはず」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 18:53:54 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「…本当だな?……チッ、仕方ねぇ、てめぇを信じるぞ」パシュン
ミカサ「…………行ったか」
――――――
リヴァイ「チッ………そういや見た目や特徴を聞いてねぇ」
リヴァイ「………ん?あれがクリスタか?おい!」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 19:12:12 ID:EFUS7ds.
ライナー「うわっ!リリ、リ、リヴァイ兵長!?」
リヴァイ「お前がクリスタか?」
ライナー「え?いや違いますが」
リヴァイ「そうか、なら聞きたい事がある
クリスタって知ってるか?見た目を聞きたいんだが」
ライナー「クリスタですか!?
えっと、金髪の可愛らしい女性で、天使です(結婚したい)」
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 19:14:15 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「……チッ、女かよ」パシュン
ライナー「行った…のか?あぁ怖かった」
リヴァイ「どこにいやがる。早くしねぇと」
リヴァイ「ん?こいつか?」スタッ
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 19:18:28 ID:EFUS7ds.
クリスタ「えっえっえっ?リヴァイ?兵長?」
リヴァイ「…こいつは…小さすぎる…フュージョンは体格が似てないと出来ねぇから違うか?」ジー
クリスタ「あっ、あの!何か?」アセアセ
リヴァイ「…いや、用は無い。無事に帰還しろ」パシュ
クリスタ「はい!………行っちゃった」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 19:24:34 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「くそっ!どこだ!?時間が
……ん?あれはナナバか?」
リヴァイ「おいナナバ」
ナナバ「え?…リヴァイ兵長!どうしてここに」
リヴァイ「聞きたい事がある、クリスタって奴を知らないか?」
ナナバ「クリスタ?確か私の後を付いてきた新兵ですが………
あっ、来ましたあれがクリスタです」
リヴァイ「ん?あいつはさっきの」
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 19:28:24 ID:EFUS7ds.
クリスタ「えっ?あっ、えーと」
リヴァイ「お前がクリスタだったのか?」
クリスタ「えっと、はい!クリスタ・レンズです!」
リヴァイ「…こんなチビかよ…」ボソッ
クリスタ「あの?なにか?」
リヴァイ「…お前、フュージョンって知ってるか?」
クリスタ「はい!知ってます!」
ナナバ「(フュージョン!?)」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 19:38:09 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「なら話は早い、俺とフュージョンしろ」
クリスタ「私がリヴァイ兵長とですか!?
むっ無理です!気だって全然違うし体格も……」
リヴァイ「俺もそう思うが…ミカサって奴がな…
クリスタと俺なら間違いなくフュージョン出来ると言ったんでな
だからフュージョンだ!早くしろ、時間が無いんだ」
クリスタ「ミカサが……で、でも」
ナナバ「リヴァイ兵長の命令だ。従いなさい(なんなら私とフュージョンして下さいヘイチョー)」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 19:46:49 ID:EFUS7ds.
クリスタ「……分かりました」
リヴァイ「よしっ降りろ、すぐにフュージョンだ」シュタ
クリスタ「はい!」シュタ
―――二人は一定の距離を空けポーズを取る
リヴァイクリスタ「フュー…ジョン…ハッ!」
…………………
リヴァイ「…………」
クリスタ「…あれ?」
20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 19:59:31 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「おいナナバ!ポーズは間違ってなかったか?」
ナナバ「間違いなく二人とも合ってました。やはり体格差では?」
リヴァイ「……………」
クリスタ「……………」シュン
リヴァイ「……………チッ…………仕方ねぇ……な………
おいナナバ!俺が良いと言うまであっちを向け」
ナナバ「?」
リヴァイ「いいから向け!絶対に良いと言うまで見るな」
ナナバ「はっ!」
22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 20:06:42 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「……クリスタとか言ったな?………
てめぇ……これから俺がやる事を
……口外したら殺すからな?分かったか?」
クリスタ「えっ?よく分からないですけど…分かりました」
ゴソゴソヌギヌギ
クリスタ「あれ?ブーツ脱いでるけど?
…………あっ!(私と同じ目線になった)」
リヴァイ「………フュージョンだ」
クリスタ「……………」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 20:12:34 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「いくぞっ!」
リヴァイクリスタ「フュー…ジョン…ハッ!」
ピカッ!!!!
リヴァスタ「ふぅ…成功したぜ!ナナバ!こっちを向いていいぞ!」ドヤァ
ナナバ「クルッ…おお!……(って小さ!可愛いなにこれ家に持ち帰りたい)」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 20:18:30 ID:EFUS7ds.
リヴァスタ「ナナバ!エルヴィンの所に報告しておいてくれ
リヴァイ班は……全滅した。と」
ナナバ「えっ!そんな…精鋭班が!?まさか!」
リヴァスタ「そして、女型の中身を必ず連れていく
待っていろとな(キリッ」
ナナバ「!!!!」
ナナバ「分かりました!兵長の帰還を待っています!」心臓を捧げるポーズ
リヴァスタ「さて、時間が無い。急ぐか」パシュ
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 20:22:29 ID:EFUS7ds.
ナナバ「…速い、もう見えなくなった
それにしても可愛いかったな兵長…いやリヴァスタ?」
ナナバ「…さて、エルヴィン団長の所に……ん?このブーツは?」
ナナバさん、兵長のブーツをGET
26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 20:28:38 ID:EFUS7ds.
―女型を追うミカサ―
ミカサ「遅い!あのチビは何をしている!
このままだと森を抜けてしまう……
これではエレンが
……仕方ない、私一人でもエレンを助ける!」ウォー!
ガシッ!
ミカサ「なっなにを!?」
リヴァスタ「よう、待たせたな」
ミカサ「!」
28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 20:35:38 ID:EFUS7ds.
リヴァスタ「これから女型を ミカサ「何故こんなとこに子供が?」
リヴァスタ「!」
ミカサ「子供がここにいては危険
どうやって立体機動を手に入れたからは聞かない
ので、早く家に帰りなさい」
リヴァスタ「…………」プルプル
ミカサ「あっちの方向に行けば調査兵団がいる
あっちに行けば帰れる」クイクイッ
リヴァスタ「フュージョン」
ミカサ「え?」
リヴァスタ「フュージョンしてきた…」
ミカサ「…………どうも」
29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 20:41:56 ID:EFUS7ds.
―――同じ頃―――
ナナバ「これって兵長のブーツ?なぜ?………あっ)」
ナナバ「置きっぱなしは不味いか……」
ナナバ「………持って帰ろう」パシュ
ブーツを持ち帰り、エルヴィンの所に急ぐナナバ
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 20:50:46 ID:EFUS7ds.
―女型vsリヴァスタ、ミカサ―
リヴァスタ「すぐに倒してくる。ミカサはそこで見てな」
ミカサ「(…終わった…こんな子供では勝てない…)」
リヴァスタ「よし!行くか」パシュ
ミカサ「…えっ、速い!?一瞬で女型まで」
ザシュンズバッザシュンズバッザシュンザンッザンッズバーン
ミカサ「…凄い…女型をズタズタに削いでいる!あれなら!」
リヴァスタ「よしっ!女型の動きが止まって見える!いける!」ザシュンザシュン
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 21:09:55 ID:EFUS7ds.
女型「!」ズシーン
ミカサ「女型がうつ伏せに倒れた!回復も硬質化も追い付いていない!」
リヴァスタ「次は腕!そして足だ!」ヒュンザシュンバシンッズバンズバン
ミカサ「なんて速さ、もう女型の手足を切り落とした
…そうだエレン!エレンを!」
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 21:15:23 ID:EFUS7ds.
リヴァスタ「ミカサ!女型が動かなくなった!
今しかない!こいつの頬を削ぐ!エレンを探すんだ!」
ミカサ「分かった」スタッ
リヴァスタ「よしっ!ズバーン
…今だ!」
ミカサ「……いた!エレン!」
リヴァスタ「おい!いたか!?」
ミカサ「いた!」
リヴァスタ「よしっ!すぐに出ろ!」
―――エレンと共に脱出するミカサ
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 21:20:31 ID:EFUS7ds.
ミカサ「エレン……ドックンドックン……生きてる!エレンは生きてる!」
リヴァスタ「おい!急いでエレンを連れてエルヴィンの所に行け
出来るだけこいつとエレンを離した方がいい!」
ミカサ「…分かった。あなたは?」
リヴァスタ「この糞女型の中身を取り出す」
ミカサ「気を付けて、こいつは皮膚を硬質化する」
リヴァスタ「知っている…だが一部だ。全身を硬質化できるわけじゃない」
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 21:28:36 ID:EFUS7ds.
ミカサ「……一人で大丈夫?」
リヴァスタ「十分だ、さっさと行け」
ミカサ「分かった。行こうエレン」パシュ
リヴァスタ「…さぁて、中身を取り出させてもらうぞ」
うつ伏せ状態の女型「……」
※アニメ派の人はここから女型の中身バレ注意
38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 21:34:15 ID:EFUS7ds.
リヴァスタ「気を失ってるのか?それとも気を失ったフリか?
まぁいい、てめぇを切り落とす!」
リヴァスタ「ふんっ!」バキーン
リヴァスタ「……チッ、お前まだ硬質化できるのか?いい加減にしろ」ガシッガシッ
リヴァスタ「だが硬質化は一部だけ………首ごと落とす!」ズバーンズバーンズバーンズバーン
―――ボトンッ
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 21:54:19 ID:EFUS7ds.
リヴァスタ「さて、女型の中身とご対面か」
リヴァスタ「ぐっ、なかなか固いな
ふんっ!ベコッ
………こ…こいつは…アニ?どうして!?」
アニ「う…うぐ…」
リヴァスタ「どうしてアニが…なんで………クッ……だけど
……アニを……連れていかないと……」
リヴァスタ「気を失ってるようだ……担いで行くか」
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:01:59 ID:EFUS7ds.
――――――
プシューシュー
リヴァスタ「ガス切れ?こんな時に……動きすぎたか?
……アニのを使うか
まだガスは余ってるみたいだ
ついでに立体機動も奪っておこう
そしてワイヤーで縛っておく」グルグルグルグル
リヴァスタ「うーん……また女型になられたら困るし
口に布挟んで、目隠しもして
よしっ!戻るか!」パシュ
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:04:05 ID:EFUS7ds.
―エルヴィン達とそこに向かうナナバ―
ミケ「クンカクンカ…誰か来るぞエルヴィン!仲間だ!」
エルヴィン「全員止まれ!………あれは……ナナバか?」
ナナバ「いた!エルヴィン団長!」
エルヴィン「ナナバ、無事だったか」
ナナバ「エルヴィン団長、リヴァイ兵長より報告があります」シュタ
43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:06:31 ID:EFUS7ds.
ナナバ「特別作戦班は全滅、エルド、グンタ、オルオ、ペトラは死亡と伝えてくれと言われました」
エルヴィン「………そうか、分かった」
ナナバ「それと、エレンと、必ず女型の中身を連れていくから待っていろと」
エルヴィン「分かった……だが壁外で待つのはリスクがある
30分、30分で戻らなかったら我々は帰還する!
各班にも通達しよう」
ナナバ「はっ!」
―――巨人との戦闘を避けるため木の上で待機
45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:14:37 ID:EFUS7ds.
―リヴァスタ、アニを連れ移動中―
リヴァスタ「それにしても、まさかアニが女型の中身なんて……」
……………
リヴァスタ「おっと………この辺かな?………確かこの辺りに
あった!目印を付けておいた木だ(シュタ
確かここにブーツが………」ウロチョロ
リヴァスタ「無い!無い!ブーツが無い!なんで!?どうして!?」
リヴァスタ「あれが無いと帰れない!あれが無いと!あれが無いと!」
47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:33:25 ID:EFUS7ds.
―――気絶しているアニを適当な場所に寝かせ10分ほど探索
リヴァスタ「無いorzなんで……無い無い………あっ」
ピカッ!
リヴァイ「……………」
クリスタ「……戻った!」パァ
リヴァイ「……おい、お前もブーツ探せ」
クリスタ「えっと、あの、はい」
48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:35:55 ID:EFUS7ds.
―――さらに探索
リヴァイ「無い、全然ねぇ、どこにもねぇ」
クリスタ「あっあの!」アセアセ
リヴァイ「なんだ!!見つかったか!?」
クリスタ「いえ、もしかしたらですけど
ナナバさんが持っていったんじゃ?」
リヴァイ「ナナバが?………確かに………その可能性はあるな」
クリスタ「だとしたらもう………」
リヴァイ「…………」
49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:37:58 ID:EFUS7ds.
―――――
――――
―――
アニ「う、うーん」
リヴァイ「チッ、目覚めやがったか」
アニ「(?…ここは?暗闇?いや目隠しか
くっ、縛られてる?)」
リヴァイ「おい!クリスタ!こいつを知ってるようだが…
話せ、誰なんだこの糞女型の中身は」
クリスタ「えっと、アニ・レオンハートといって
エレンや私と同期で、成績が上位で憲兵団に入ってました」
50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:53:40 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「そうか…エレンと同期か……」
アニ「(クリスタ?がいる?
それにもう一人はリヴァイ兵長か?)」
リヴァイ「……まぁいい、詳しい事は後だ。探すぞ」
クリスタ「はい!」
アニ「(何かを…探している?)」
51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:56:33 ID:EFUS7ds.
―エレンを連れ移動中のミカサ―
ミカサ「……そろそろ森から出る…あれは?」
ミケ「クンカクンカ…また誰か来るぞエルヴィン
エレンの匂いだ!」
エルヴィン「来たか!よしっ!
リヴァイと合流次第帰還する!他の兵にも伝えよ!」
ハンジ「待ってエルヴィン!!リヴァイじゃないよアレは!!」
エルヴィン「なに?では一体誰だ?」
52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 22:58:37 ID:EFUS7ds.
ミカサ「あれは…エルヴィン…団長達?」パシュン
ミカサ「あの……ミカサ・アッカーマンです
エレンを連れてきました」
エルヴィン「…よくエレンを保護してくれた。だがリヴァイはどこだ?
ナナバから聞いた話だとエレンはリヴァイが奪還してくるはずだが…」
ナナバ「?…私にも?……ミカサと言ったね?
リヴァイとクリスタがフュージョンして向かったはずだけど?」
53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:01:25 ID:EFUS7ds.
ハンジ「フュージョン!?かっけぇ!リヴァイかっけぇ!」
エルヴィン「……ふむ、考察すると………」
―――ここまでの流れを説明
エルヴィン「………というわけか?」
ミカサ「はい、大体合ってます」
ハンジ「リヴァイがぁハァハァリヴァイぐわぁハァハァ
ねぇナナバぁハァハァ見たの?ねぇ見たの?」
54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:04:39 ID:EFUS7ds.
ナナバ「何をでしょうか?」
ハンジ「リヴァイがフュージョンしたとこだよハァハァ
あのポーズやってるリヴァイ見たのぉハァハァ」
ナナバ「いえ、兵長が向こうを向けと言うので…見てません
ハンジ「そっかorz」
ナナバ「(あっでも最初のフュージョン失敗の時は見たっけ……黙ってよう)」
ハンジ「……ん?ナナバが持ってるそのブーツって……ニヤッ」
55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:17:11 ID:EFUS7ds.
――――――
まだブーツを探し中のリヴァイ達
リヴァイ「見つからねぇ、やっぱお前の言った通りナナバが持っていったようだ」
クリスタ「えっと…どうしましょう?」
アニ「(さっきから何を探している?)」
リヴァイ「チッ、あれが無いと帰れねぇ……おいクリスタ!
お前が一人でエルヴィンの所に行け
そこにナナバがいるはずだから連れてこい」
クリスタ「えっ、えっ、でも」
56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:19:51 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「それしかないんだ」
クリスタ「……分かりました……兵長の
……シークレットブーツ持ってきます……」
リヴァイ「あっ」
アニ「(えっ)」
クリスタ「あっ」
アニ「(シークレット?ブーツ?……兵長の?)」
57: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:29:22 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「てててててててめぇぇぇ!!!!」
クリスタ「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
リヴァイ「おおおおおお前!聞かれたぞ!今確実にこいつに聞かれたぞ!」
アニ「(はい聞きました)」
クリスタ「ごめんなさい!ごめんなさい!本当にごめんなさい!!」
58: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:31:57 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「どういう事か分かってるのか!?もうこれでこいつは拷問できねぇ!
こいつの口からブーツが出たら俺は終わりだorz
もう……アニは殺すしか……ない」
アニ「!!!!」
クリスタ「本当にごめんなさい!……えっ!?……こっ、殺さなくても」オロオロ
59: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:43:52 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「なんにも分かってねぇようだなぁ?
この糞女型の中身が拷問中に
『ブーツの事をバラされたくなかったら私をここから逃がせ』
って言ったら俺はこいつを逃がすしかないだろうが!」
クリスタ「…………」
60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:45:49 ID:EFUS7ds.
リヴァイ「逃がすぐらいなら殺すだろう?
秘密をバラされても殺すだろう」
リヴァイ「だったら今ここでこいつを殺す」ジャキン
クリスタ「ちょ、ちょっと待ってください!それじゃあ…
それじゃあみんなは何のために死んだんですか!?」
リヴァイ「!!!!」
62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/14(土) 23:50:08 ID:EFUS7ds.
クリスタ「リヴァイ兵長の部下も!仲間のみんなも!
人類のために命を捧げたんですよ!?」
クリスタ「みんなのためにもアニから情報を引き出すべきです!」
リヴァイ「…………」
クリスタ「ここでアニを殺したら……仲間の死が無駄になります(涙)
……なんのために……あなたの部下は……死んだんですか?」
リヴァイ「くっ……」
63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 00:02:04 ID:I3Hgvf8k
クリスタ「……連れていきましょう?」
リヴァイ「……5分くれ……考える」
クリスタアニ「…………」
―――予告―――
ナレミン「未だシークレットブーツを見つけられないリヴァイ兵長とクリスタ
リヴァイ兵長は人生の岐路に立たされる……」
67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 12:46:26 ID:I3Hgvf8k
※リヴァイの頭の中
さぁどうする?まず整理だ
・こいつを連れていき拷問、情報を引き出す
だが高い確率でブーツをネタに俺に逃がせと言うだろう
逃がすぐらいなら殺す
・アニから情報を引き出す前にブーツの秘密をバラされた場合
結局殺す、しかもこの場合、秘密はバレてる
・巨人の情報だけを引き出しブーツの秘密はバレない事に賭ける
これは限りなく0だ
68: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 12:50:01 ID:I3Hgvf8k
最悪なのは秘密がバレ、情報を引き出せない上に逃げられる
やはり今ここで殺すのがベストか?
……あぁ、そうだ
・ここで殺した場合、仲間の死が無駄になる……
エルドの死も、グンタも、オルオも、ペトラもだ
69: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 12:58:18 ID:I3Hgvf8k
それとも……
・秘密がバレてもいいから連れていき、人類のために情報を引き出す
リヴァイ「どうする?どうする?どうする?」ブツブツ
クリスタ「あのー?」
リヴァイ「なんだ」
クリスタ「ひとまずナナバさんとこ行ってきていいですか?」
リヴァイ「……そうだな。行ってこい……」
クリスタ「では!行ってきます!
アニの事は戻ってきてから考えましょうね!」パシュン
リヴァイ「はぁ~~~(溜め息)」
70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 15:04:43 ID:I3Hgvf8k
―クリスタ移動中―
クリスタ「早くしないとぉ~
兵長がアニ殺しちゃうかもぉ~」
クリスタ「急がないとぉー!」
71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 15:11:19 ID:I3Hgvf8k
―リヴァイ考え中―
リヴァイ「アニとかいう野郎の脅しにも屈せず
バレてもいいから情報を引き出すパターンか……
………無いな」
アニ「(無いんだ)」
リヴァイ「バレたら死ぬまで……いや、歴史に残るだろうな」
人類最強はシークレットブーツだった
リヴァイ「今まで築き上げたものが壊れ
死ぬまで笑われる、死後もきっと………ずっと」
リヴァイ「人類最強という知名度があるだけに………」
リヴァイ「はぁ~~~(溜め息)」
72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 15:33:13 ID:I3Hgvf8k
―エルヴィン達のいる場所―
クリスタ「いるかなぁナナバさん
待っていろとは行ったけど
…………いたぁ!!」パァ
ミケ「クンクン、クンクンクンクン、クンカクンカクンクン
また誰か来るぞエルヴィン!
良い匂いだ!クンクンクンクンクン」
エルヴィン「…………」
クリスタ「みんなぁ!大丈夫ですかぁ!?」スタッ
エルヴィン「ん?君は新兵か?」
73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 15:36:10 ID:I3Hgvf8k
クリスタ「はい、あの……時間がなくて……唐突ですがナナバさんと二人きりでお話が………」
ナナバ「ん?私にか?」
クリスタ「はい……出来れば二人きりで」
ナナバ「エルヴィン団長(チラッ」
エルヴィン「ダメだ。許可出来ない。ここで話せ」
クリスタ「あの、その、これは重要な事で
リヴァイ兵長からの絶対の指示です
エルヴィン団長にも従えません
お願いします!ナナバさんと二人きりで話をさせてください!」
75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 16:00:42 ID:I3Hgvf8k
……………
エルヴィン「………ふむ、リヴァイの……仕方ない。だがすぐに戻ってこい」
クリスタ「はい!ありがとうございます!行きましょうナナバさん!」パシュ
ナナバ「…では、なるべくすぐに帰ります」パシュ
エルヴィン「……ハンジ、二人を付けてこい(小声)」
ハンジ「えっ?いいのかい?」
エルヴィン「あぁ、バレないようにな」
ハンジ「あいよ!」パシュ
76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 16:43:20 ID:I3Hgvf8k
―少し離れたところ―
クリスタ「あのぅ、リヴァイ兵長のブーツを…持っていきませんでしたか?」
ナナバ「ん?あぁ持っていったが」
クリスタ「良かった!ブーツを渡して下さい!兵長が待ってるんです!」
ナナバ「あっ、いやそれが……だな」
クリスタ「?…早くしないとダメなんです!
ブーツ持ってるんですよね!?」
ナナバ「……今は持ってない……
ハンジ分隊長に見つかって……」
クリスタ「!!!!」
77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 16:44:46 ID:I3Hgvf8k
ナナバ「だから………」
ハンジ「話は聞かせてもらったよ!」
クリスタナナバ「ハンジ分隊長!!!!」
ハンジ「このブーツだよねぇ(ニヤニヤ)シークレットの(ニヤニヤ)
シークレットインソールも入ってる(ニヤニヤ)このブーツぅ(ニヤニヤ)」
クリスタナナバ「シークレットインソールも入ってたんだ(呆れ顔)」
ハンジ「じゃリヴァイの所に行こっか!レッツゴー!」
78: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 16:59:13 ID:I3Hgvf8k
クリスタ「ちょっ!ちょっと待ってください!
ダッ、ダメですよ!リヴァイ兵長に殺されちゃいます!(私が!)」
ハンジ「なんで?リヴァイが待ってるんでしょ?」
クリスタ「だって……ハンジ分隊長にまでバレたと知られたら……
私……私………うっ(涙)」
79: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 17:13:30 ID:I3Hgvf8k
ハンジ「あぁ!ごめんごめん!泣かないで!
………でも、まぁみんな知ってるけどね!
リヴァイのブーツバレバレだったし(笑)」
クリスタナナバ「!!!!」
ハンジ「んーと……知らないのは新兵ぐらいじゃないかな?
あっ!もちろん町の人は誰も知らないと思うけど(笑)」
ナナバ「…………」
ハンジ「で、どうするの?」
80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 17:36:29 ID:I3Hgvf8k
ナナバ「……ハンジ分隊長はエルヴィン団長の所に戻ってください
ブーツは私とこの子で届けに行きます」
ハンジ「うーん、残念だけど……ほい、ブーツ」
ナナバ「ありがとうございます。では行こうクリスタ」パシュ
クリスタ「はい!」パシュ
81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 17:38:42 ID:I3Hgvf8k
―リヴァイとアニのいる場所―
リヴァイ「最初にミカサが言ったように二人で戦っておけば」イライライラ
リヴァイ「俺とミカサで女型を倒すのは無理でも
エレンを取り戻す事だけなら出来たかもしれない」イライライラ
リヴァイ「そもそもあのチビとフュージョンしても普段の俺の強さと大して変わらなかった」イライライラ
リヴァイ「チッ、後悔しても遅いか」
アニ「(…………)」
82: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/15(日) 17:40:52 ID:I3Hgvf8k
―――――
――――
―――
クリスタ「いました!あそこです!」
ナナバ「うむ!」
スタッ
クリスタ「リヴァイ兵長!戻りました!」
リヴァイ「来たか!遅いぞ!」
ナナバ「兵長…すいませんでした…私がブーツを持っていってしまったせいで…」
リヴァイ「………見たか?」
ナナバ「………はい」
リヴァイ「………そうか」
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