【風立ちぬ】荒井由実（松任谷由実）の名曲「ひこうき雲」について徹底解説【スタジオジブリ】
人気アーティストの松任谷由実が、荒井由実時代にリリースした曲「ひこうき雲」についてまとめました。1973年のアルバム『ひこうき雲』のタイトルチューンであり、スタジオジブリの映画『風立ちぬ』の主題歌としても有名です。歌詞や曲の制作秘話など、多くの人々に愛される名曲について徹底的に解説していきます。
1973年リリース
出典： www.amazon.co.jp
ひこうき雲
1973年11月20日に
荒井由実名義でリリースされた
アルバム「ひこうき雲」のタイトルチューン
参加ミュージシャン（キャラメル・ママ）
ベース、ガットギター：細野晴臣
キーボード：松任谷正隆
ギター：鈴木茂
ドラム：林立夫
ナイロン・ストリングス・ギター：細野晴臣
ピアノ：荒井由実
荒井由実 - ひこうき雲 （from「日本の恋と、ユーミンと。」）
切ないメロディ 切ない歌詞 意外性のあるコード進行
ひこうき雲
作詞 荒井由実
作曲 荒井由実
白い坂道が空まで続いていた
ゆらゆらかげろうが
あの子を包む
誰も気づかず ただひとり
あの子は昇ってゆく
何もおそれない そして舞い上がる
空に憧れて 空をかけてゆく
あの子の命はひこうき雲
高いあの窓で あの子は死ぬ前も
空をみていたの
今はわからない
ほかの人にはわからない
あまりにも若すぎたと
ただ思うだけ けれどしあわせ
空に憧れて 空をかけてゆく
あの子の命はひこうき雲
空に憧れて 空をかけてゆく
あの子の命はひこうき雲
夭逝した旧友がモデルの曲。誰もが早すぎる死にただただ悲観する中、主人公は「けれど幸せ」と言う。空に憧れ、それそのままに空へ消えていった者への理解と羨望が歌われている。
出典： ja.wikipedia.org
当時『ひこうき雲』は僕らにとっても衝撃的なほど新しく感じました。それまでの全てものが田舎くさい歌謡曲に聞こえちゃうぐらいのインパクトがあったと思います。
同曲が発表された73年は、60年代後半から70年代前半にかけて起こった数々の凄惨な事件の衝撃が生々しく残っていた時期。日本全体が死への意識が高まっていた時代ゆえ、当時のリスナーはそういう背景を重ねつつ受け止めながら、いろいろ思いをめぐらせながらこの曲を聞いていたと想像する。
出典： anngc.jp
松任谷正隆は、この曲のコード使いの意外性に驚き結婚を決めた、と冗談交じりに語っている。
出典： ja.wikipedia.org
「彼女のここが凄かったって具体的に言えますよ。
”ひこうき雲”のサビで、Bフラットメジャー7thを使うところ。
その頃の日本でそんなことする人いなかったもの。」
（出演するテレビのインタビューにて 松任谷正隆）
40年を経て、宮崎駿監督作品「風立ちぬ」主題歌に決定
今、宮崎が新作を作っているのですが、次の映画に「ひこうき雲」を使ってみたらどうかなって思ったんです。そうしたら宮崎も「ぴったり」だって。
プロデューサー室で鈴木プロデューサーと話をしていたら突然『ひこうき雲』がかかって。懐かしいなと思って聴いていたら、絵コンテで追い込まれていたせいか、すごく心に響いて、誰にも見せないように涙した。力のある歌です。空想で作った歌じゃない、胸にしみるものがあって生まれた歌だと思った
出典： www.47news.jp
風立ちぬ 公式サイト
kazetachinu.jp
堀越二郎と堀 辰雄に敬意を表して。−生きねば。− 宮崎 駿監督作品『風立ちぬ』2013年7月20日（土） 全国ロードショー。
ユーミン×スタジオジブリ 特別企画
荒井由実 - ひこうき雲 MUSIC CLIP（2013年7月17日公開）
プロデュース：スタジオジブリ鈴木敏夫
監督：砂田麻美（ドキュメンタリー映画「エンディングノート」監督）
撮影場所：東京・三鷹の森ジブリ美術館
1974年頃に撮影された“荒井由実”時代の映像も使用
「ひこうき雲／荒井由実」音楽配信スタート
「風立ちぬヴァージョン」のデジタルジャケットで配信される。
ジャケットの絵は、映画でも印象的なシーンのひとつでもある、主人公、二郎と菜穂子のキスシーン。ジブリ作品で大人の正統派のキスシーンはこれがはじめてとの事。
出典： www.amazon.co.jp
ひこうき雲 40周年記念盤
映画『風立ちぬ』主題歌「ひこうき雲」収録
~宮崎 駿がユーミンに贈った18枚の絵~
1973年11月20日に発売され、日本ポップス史上歴史的名盤と評されている、荒井由実ファーストアルバム「ひこうき雲」。
その表題曲「ひこうき雲」が、今夏公開のスタジオジブリ・宮崎 駿 監督作品 映画「風立ちぬ」の主題歌に起用。
今年40周年を迎えた、時代を超えた名曲「ひこうき雲」と、映画「風立ちぬ」の奇跡の出会いが導いた“ユーミン×スタジオジブリ"の特別企画盤です。
ユーミン×スタジオジブリ ｜ 40周年記念盤「ひこうき雲／荒井由実」
emirecords.jp
荒井由実 ファーストアルバム「ひこうき雲」。その表題曲「ひこうき雲」が、今夏公開のスタジオジブリ・宮崎 駿監督作品 映画「風立ちぬ」の主題歌に起用。今年40周年を迎えた、時代を超えた名曲「ひこうき雲」と、映画「風立ちぬ」の奇跡の出会いが導いた“ユーミン×スタジオジブリ”の特別企画盤。
Twitter 「風立ちぬ」予告編で、既に泣きそう
劇場の予告編でいきなり「素敵じゃないか」が流れてあまりのことに泣きそうになっていたら次の予告が「ひこうき雲」で、死んだ。やり口があまりに汚い。
— その後のこうまんちきなむらむすめ (@rakanka) July 5, 2013
それよりも、それよりもですよ。「風立ちぬ」、劇場限定予告編（4分）でものの見事に泣かされたよ…。あれはやばいやつ、劇場公開観に行く気満々だけど、ぐちゃぐちゃになるくらい泣いてしまう映画だよ…ユーミンのひこうき雲は反則だよ…
— RiN (@____RiN____) 2013.07.03 16:20
六本木に映画を観に行ったが4分の「風立ちぬ」予告編が圧巻だった。公開されたカットからは、何か作り手の鬼気迫るものを感じた。傑作の予感。
— 塚本陽 (@eraplatonico) July 5, 2013
何より「ひこうき雲」がもうはまりすぎで涙が出そうでずるい！
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