セブン・イヤーズ・イン・チベット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『セブン・イヤーズ・イン・チベット』とは1997年のアメリカの伝記映画。スイスの山アイガー初登頂で名高いオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝を映画化。彼がチベットで過ごした7年間、若きダライ・ラマ14世との交流によってもたらされる心の変遷をチベットのオリエンタルで美しい映像が映し出す。ジャン=ジャック・アノー監督作品。主演のハインリヒ.・ハラーに当時絶大な人気を得ていたブラッド・ピットを迎えた。複雑な中国とチベットの関係を描いている映画であることから、中国は中国での本作の上映を禁止した。
『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
ダライ・ラマ役の子役は実は演技経験のない素人
表情豊かで聡明な演技でダライ・ラマ役を演じたジャムヤン・ジャムツォ・ワンチュクは実は演技経験がなかった。
ダライ・ラマの子役を探すのにジャン=ジャック・アノー監督は非常に苦労をした。
あらゆるアジア系の俳優をオーディショしたが、イメージに合う人が見つからず、ネパールの外交官の息子であったジャムヤン・ジャムツォ・ワンチュクを探し出した。
ダライ・ラマの母親役を演じているのは、ダライ・ラマの実妹ジェツン・ペマ
ダライ・ラマの母親役を演じているジェツン・ペマは第14代ダライ・ラマの実の妹である。
チベットこども村の責任者で、2006年に子どもの権利のための世界子ども賞を受賞した人物である。
ロケはチベットで行われていない
『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のロケ地は、中国のチベット侵略のシーンが中国の猛反発を受け、チベットでの撮影許可が降りなかった。
よって、ヒマラヤ登山のシーンはカナダで、チベットの場面はアルゼンチンとモンゴルで撮影された。
撮影のため100人ものチベット僧をアルゼンチンまで運んだ。
『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の主題歌・挿入歌
ED(エンディング):Yo-Yo Ma「Seven Years in Tibet」
エンドクレジットで山の映像と共にYo-Yo Maの曲が流れる。
Yo-Yo Maは世界的チェロ奏者である。
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目次 - Contents
- 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の概要
- 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のあらすじ・ストーリー
- 出発の日
- 負傷と落石
- 収容所での生活と脱走
- チベットに到着
- 聖なる都ラサ
- ダライ・ラマの家庭教師になるハインリヒ
- 中国のチベット侵攻
- 裏切り
- ダライ・ラマ即位
- 故郷に帰るハインリヒ
- 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ハインリヒ・ハラー(演:ブラッド・ピット)
- ペーター・アウフシュナイター(演:デヴィッド・シューリス)
- チベット人
- ダライ・ラマ14世(演:ジャムヤン・ジャムツォ・ワンチュク)
- ンガプー・ンガワン・ジクメ(演:B・D・ウォン)
- クンゴ・ツァロン(演:マコ岩松)
- 摂政(演:ダニー・デンゾンパ)
- ペマ・ラキ(演:ラクパ・ツァムチョエ)
- ダライ・ラマの母/聖母様(演:ジェツン・ペマ)
- 中国人
- 中国の代表(演:ヴィクター・ウォン)
- 張経武(チャンチンウー)(演:リック・ヤン)
- その他の登場人物
- イングリッド・ハラー(演:インゲボルガ・ダクネイト)
- ロルフ
- ホルスト
- 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の用語
- ナンガ・パルバット
- 強制収容所
- 通行許可証
- ラサ
- タクステル
- オルゴール
- 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ツァロン「人を助けるのに理由がいりますでしょうか?」
- ペマ・ラキ「あなた達は、一番になること、目立つことが大事だと考える。でも私たちチベット人にとっては、いかに自分を捨てられるかが大事だ」
- ダライ・ラマ「御仏は言った『人は生にすがり、危険と死を恐れる。死を考える人間が人を殺す事はない』この言葉はすべてのチベット人の心に染みこんでいます。だから我々は平和を愛し暴力を忌み嫌うのです。これはチベット人の弱みでなく、一番の強味なのです」
- ダライ・ラマ「解決できる問題をあれこれ悩むのはムダ。また、解決できぬ問題を悩むのもムダです。」
- ダライ・ラマ「御仏は言われた『わたしの側にいることが救いではない努力と修行を重ねて自らの力で救いを見つけるのだと』」
- 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ダライ・ラマ役の子役は実は演技経験のない素人
- ダライ・ラマの母親役を演じているのは、ダライ・ラマの実妹ジェツン・ペマ
- ロケはチベットで行われていない
- 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):Yo-Yo Ma「Seven Years in Tibet」