ジパング(かわぐちかいじ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジパング』とは2000年よりかわぐちかいじが『モーニング』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。西暦200X年の6月、日本海上自衛隊の最新型イージス艦みらいはミッドウェー沖合にて落雷を受ける。それをきっかけに、彼等はイージス艦ごとミッドウェー海戦直前の1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップした。オーバーテクノロジーを保有する形となった彼等は、戦前の人々や歴史の流れの中で葛藤し、各々の思想の違いによって対立していく。そして彼等の存在は、歴史を大きく変えて行くのであった。

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ガダルカナル島の戦いに従軍する日本兵

ガダルカナル島の戦いは実在する戦いである。ガダルカナル島の戦いは第二次世界大戦の局地戦で、1942年8月以降に続いた日本軍と連合軍の戦いである。両者は西太平洋ソロモン諸島のガダルカナル島を巡り死闘を繰り広げた。ミッドウェー海戦と並び、太平洋戦争における攻守の大きな転換点と言われている。

大戦初期、日本は快進撃を続け南の島ガダルカナル島まで影響力を拡大する。そして敵国オランダを孤立させるべく、ガダルカナル島に前進飛行基地を建設し始めた。ここにアメリカ軍を中心とした連合国軍が来襲し、壮絶な死闘を繰り広げる。両者は何度も衝突し、第一次ソロモン海戦、第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦といった局地戦を展開した。日本はこの戦いに膨大な兵力を投入し、多くの戦死者を出す。更に日本軍部は兵站を無視した無謀な命令を出した事により、大量の餓死者やマラリアによる病死者を出してしまった。結果的に日本は大打撃を受ける形で敗北し、ガダルカナル島から撤退した。この戦いで日本軍は疲弊し、次第に追い詰められていく。

史実の太平洋戦争

太平洋戦争の写真

太平洋戦争は実在する戦争で、主に第二次世界大戦における日本とアメリカを始めとした連合国の戦争を指す。

大日本帝国は急激な近代化により、欧米列強と肩を並べる様になった。だが未だに西洋人による白人主義により、東洋人は差別を受け植民地支配を受けてしまう。更に日本は島国である為、近代化に必要な石油といった資源が不足していた。こうした背景と軍部の暴走の結果、日本は満州国を建国し利害対立をする中国との泥沼の戦争に足を踏み入れていく。更にマスコミは戦争を扇動し、遂に日本は国際連盟を脱退して孤立を深めていった。こうして日本は同じく孤立していたドイツ、イタリアと同盟を結び、世界と敵対していく。

アメリカからの石油の輸出停止やハルノートによる勧告を受け、日本は真珠湾攻撃を決行。太平洋戦争が勃発した。元々国力で圧倒的に劣る日本であったが、最初は快進撃を続け南へと進出する。だが非合理的な精神論に頼り、兵站を無視した日本は無謀な作戦を次々と展開。戦死者のみならず、大量の餓死者や病死者を出した。またアメリカ軍の圧倒的な物量により、日本は次々と敗北を繰り返していく。防空圏は完全に掌握され、東京大空襲に代表されるアメリカによる本土爆撃が行われた。それでも日本は無謀な戦いを続け、特攻戦術といった非倫理的な作戦にまで手を出してしまう。そんな折にアメリカはマンハッタン計画により世界初の原子爆弾を開発。これを長崎と広島に投下し、壊滅的な被害をもたらした。追い詰められた日本は遂にポツダム宣言を受諾して無条件降伏し、太平洋戦争は終結する。

大戦での敗北により打破された大日本帝国の藩閥

大日本帝国には江戸時代から続く藩閥制度が未だに残っていた。例として軍部では長州藩出身者及びその関係者が掌握しており、彼等ばかりが出世して優遇されてしまう。この状況を打破すべく、薩摩藩を中心とした勢力が暗躍する。こうした軍部の人事権を掌握した一夕会が誕生した。一夕会には石原莞爾、東條英機といったエリート達が在籍し、軍部の決定に強大な影響力を及ぼす。だが次第に一夕会は暴走し、政府の言う事を聞かなくなっていった。こうして一夕会の息のかかった関東軍は暴走し、満州国を勝手に建国してしまう。

また経済でも財閥の血を引くものが優遇され、一種の貴族層の様なものが形成される。戦後、こうした一部の特権階級による専横をGHQは危険視し財閥解体といった破壊的措置を断行した。こうして特権階層は壊され、戦後日本では一応平等な人権が保障されている。

『ジパング』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):AUDIO RULEZ『羅針盤』

アニメ『ジパング』のオープニング。

作詞は増田博長、本田光史郎。作曲は増田博長。編曲はAUDIO RULEZ、藤井丈司。

ED(エンディング):BEGIN『君を見ている』

アニメ『ジパング』のエンディング曲。

作詞、作曲、編曲はBEGIN。

Hua18257
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@Hua18257

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