ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ（ポケモン ピカ・ブイ）のネタバレ解説・考察まとめ

『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』の概要

『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ（ポケモン ピカ・ブイ／ピカブイ）』とは、2018年11月16日に発売された『ポケットモンスター』本編シリーズ初のNintendo Switchソフト。平成最後の『ポケットモンスター』本編シリーズでもある。1998年発売の『ポケットモンスター ピカチュウ』のリメイク作品。2019年2月13日には体験版が配信された。2018年には「ファミ通アワード」で優秀賞を受賞したほか、2018年～2019年にかけて「Golden Joystick Awards」を含む計7つのゲームアワードにノミネートされた。
本作は従来の『ポケットモンスター』本編シリーズとは異なり、「家族みんなで遊べるポケモン」というコンセプトのもと『ポケモンGO』に近いシステムが採用されている。基本は1人プレイだが、ジョイコンを使用すれば2人でプレイすることも可能。本作で新たに採用されたシステムのうち、相棒ポケモン・新たな捕獲システムは以降の『ポケットモンスター』本編シリーズでは取り入れられていない。
ストーリーは新たな主人公とライバルを中心に、主人公がチャンピオンになるまでの軌跡を描く。

『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』のあらすじ・ストーリー

最初のポケモン

主人公の家から開始。主人公が階段を降りようとしたところで、ライバルがポケモンをもらうためにオーキド博士に会いに行こうと呼びに来る。しかし、オーキド博士の研究所に行ってもオーキド博士はいない。主人公は1番道路まで行き、オーキド博士をみつける。主人公を見たオーキド博士は主人公とライバルにポケモンを渡す約束をしていたことを思い出し、オーキド博士の研究所に戻ろうとする。その時草むらからピカチュウ （またはイーブイ）が登場。どうせなら捕まえてみなさいと言うオーキド博士の指示のもと主人公はボールを投げピカチュウ（またはイーブイ）を捕まえることに成功するが、ピカチュウ（またはイーブイ）はモンスターボールに入ったままどこかへ行ってしまう。
オーキド博士の研究所に戻ると既に待っていたライバルからモンスターボールが1つ増えたという話をされる。主人公は3つのボールの中から先ほど捕まえたピカチュウ（またはイーブイ）のボールを手に取り、ライバルはイーブイ（またはピカチュウ）を選択する。オーキド博士は2人にポケモン図鑑を渡し、ポケモン図鑑の完成を託された主人公とライバルは旅に出る。

ジムバッジ1つ目

ピカチュウ（またはイーブイ）をゲットした主人公はトキワシティに行き、そこでフレンドリィショップの店員からオーキド博士へ届け物をするように頼まれる。オーキド博士の研究所に戻り荷物を届けると、ライバルがやってきて初めてのポケモンバトルをすることになる。バトル後、主人公はニビシティを目指して出発。ニビシティに到着するとライバルがやってきて、強くなりたいならジム巡りをした方がいいとアドバイスをくれる。主人公もジム巡りをすることを決め、ニビジムで初めてのジムバトルに挑む。勝利してジムを出ると先輩ポケモントレーナーのグリーンに話しかけられ、ジムに勝利したお祝いだとアイテムをもらう。

ジムバッジ2つ目

主人公はハナダシティに向かうためにお月見山へ向かう。お月見山では悪の秘密結社ロケット団のムサシ・コジロウがかせきを探しており、彼らに出くわした主人公はかせきは自分たちのものだと告げられる。主人公はお月見山の途中で出会ったかせきマニアとバトルをし、勝利後にかせきを1つ譲ってもらう。出口に向かおうとする主人公の元にムサシ・コジロウが現れ、かせきをかけて彼らと戦うことになる。主人公が勝利するとムサシ・コジロウはお月見山を去り、主人公もお月見山を抜けてハナダシティにたどり着く。
主人公がハナダシティ北の24番道路へ向かうと慌てた様子のライバルがやってきてバトルをすることになる。バトル後、落ち着いたライバルからポケモンマニアを訪ねたがそこにいたのは言葉を話すポケモンだったことを聞かされる。主人公はポケモンマニアの家へ向かい、そこで人間の言葉を話すポケモンのニドリーノをみつけた。ニドリーノはマサキと名乗り、実験に失敗してポケモンと身体が入れ替わってしまったことを説明。マサキは自分1人では元に戻れないと主人公に助けを求める。主人公はマサキを助け、そのお礼としてサント・アンヌ号のふねのチケットを受け取りマサキの家を後にする。
ハナダシティへ戻った主人公はハナダジムへ挑戦するのだった。

ジムバッジ3つ目

ハナダジムを突破した主人公はロケット団に襲われた民家に立ち寄る。民家からはわざマシンが盗まれており、主人公は庭に逃げていたロケット団員を倒しわざマシンを取り返す。
主人公は次のジムに挑むためクチバシティへ向かう。その際ライバルからクチバシティへ続くゲートが封鎖されていること、クチバシティに行くなら地下通路を通ればいいことを教えてもらう。主人公はマサキからもらったふねのチケットをライバルに1枚譲り、地下通路を通ってクチバシティにたどり着く。クチバジムに挑もうとする主人公は、ジムの職員からジムに挑むにはヒジュツ・ケサギリが必要だと言われる。ヒジュツ・ケサギリはサント・アンヌ号の船長から教えてもらえると言われたため、主人公はサント・アンヌ号へ向かった。サント・アンヌ号の入り口でライバルと出会い、話しているところへグリーンが登場。グリーンからロケット団が悪さをしているから気を付けるように言われる。主人公は船長室で船酔いしている船長を助けてヒジュツ・ケサギリを教えてもらい、クチバジムへ挑む。

ジムバッジ4つ目

クチバジムを突破して外に出るとハナダシティジムリーダーのカスミに出会う。カスミからディグダの穴に向かうことを勧められた主人公はディグダの穴を抜け2番道路に到着。2番道路の民家にいたオーキド博士の部下から暗闇でも周囲が見えるようになるわざヒジュツ・カガヤキを教えてもらう。主人公はライバルから勧められた通りに10番道路を進むが、途中でロケット団の集団に囲まれてしまう。そこへやってきた四天王・カンナの力を借りて主人公はロケット団を撃退した。
シオンタウンに着くと、ポケモンタワーに走って行くポケモンのカラカラとそれを追うライバルを目にする。主人公も後を追いポケモンタワーに登るが、幽霊が出てきて追い返される。同じく幽霊によって追い返されたカラカラは、ムサシ・コジロウにタマムシシティのロケット団アジトにさらわれてしまった。主人公はカラカラを助けるためにロケット団アジトに乗り込み、アジトの最奥にいたロケット団ボスのサカキを倒してカラカラを救出。サカキからシルフスコープをもらい、シオンタウンへ戻ったカラカラを追うとそこにはライバルがいた。ライバルからカラカラがポケモンタワーを登って行ったことを教えてもらい、一緒にポケモンタワーを登ることになる。主人公がシルフスコープで幽霊をのぞくと、正体がポケモンであることが判明。さらに上の階に登り一際大きい幽霊にシルフスコープを使用すると、幽霊の正体がカラカラのお母さんだったことが判明した。ポケモンタワーにとらわれていたカラカラのお母さんは成仏し、ライバルはカラカラを家に送り届けると言って去っていく。
主人公がポケモンタワーの最上階へ行くとそこにはポケモンの保護活動を行っているフジ老人がおり、同じく最上階にやってきたムサシ・コジロウがフジ老人を勧誘しようとしていた。主人公はロケット団の2人を倒してフジ老人を助け、フジ老人から眠っているポケモンを起こせるポケモンの笛をもらう。
カラカラの問題を解決した主人公はタマムシシティへ戻り、ジムに挑むのだった。

ジムバッジ5つ目

フジ老人を救出した際に、主人公はロケット団がシルフカンパニーを乗っ取ろうとしていることを知る。タマムシジムに勝利した後、主人公はロケット団を倒すためにシルフカンパニーのあるヤマブキシティへ向かう。主人公がヤマブキシティにたどり着くと、すでに町中がロケット団に占拠されていた。主人公はロケット団の目的であるシルフカンパニーに乗り込もうとするが、受付の人に危険だからと止められてしまう。そこへグリーンとライバルがやってきて、一緒にロケット団を倒す作戦を立てる。主人公はライバルと2人でシルフカンパニーのロケット団を追い払い、グリーンは各地のロケット団を探し出して倒すことに決まった。主人公はロケット団員を倒しながら最上階の社長室へと向かう。主人公とライバルは社長室目前の部屋にたどり着くが、後ろからロケット団幹部のアポロが追いかけてくる。ライバルがアポロを足止めすることを提案し、主人公は社長室へ行くことになった。主人公は社長室にいたサカキを倒し、シルフカンパニーからロケット団を撤退させる。
ロケット団がヤマブキシティ全体から撤退したことを確認した主人公はヤマブキジムに挑む。

ジムバッジ6つ目

次のジムへ挑むべくセキチクシティに向かおうとする主人公だが、セキチクシティに通じる道は全て眠っているポケモンのカビゴンにふさがれていた。主人公はフジ老人からもらったポケモンの笛を使用して道をふさいでいたカビゴンを起こす。セキチクシティに到着した主人公はジムに挑む。

ジムバッジ7つ目

グレンタウンに向かうべく19番水道へ足を踏み入れると、ムサシ・コジロウが何かしているのに出くわす。2人はきらきら光るものをみつけて穴を掘っていたが、出てきたのは金の入れ歯だった。金でも入れ歯はいらないと言う2人はそれを主人公に押し付けて去ってしまう。主人公は金の入れ歯を本来の持ち主であるサファリゾーンの園長に渡しに行き、お礼として大きな岩を押して動かせるようになるわざヒジュツ・オシダシを教えてもらう。
グレンタウンにたどり着いた主人公は、ジムに挑みたければカギをみつけてくるようにというお題を出される。主人公はカギがあるというポケモン屋敷に向かい、最奥部でカギを入手。カギを手に入れた主人公はグレンジムへ戻り、ジムリーダーに挑む。

ジムバッジ8つ目

クチバジムを突破した後、ライバルと出会いジムバッジの数の話をする。2人ともジムバッジを7つ手に入れたが、残りの1つを入手するために必要なトキワジムが開いていない。主人公はライバルと共にオーキド博士に相談しに行くことを決める。オーキド博士の研究所につくと、そこにはオーキド博士とグリーンがいた。主人公たちはロケット団のボスを倒したご褒美にと、グリーンからポケモンを進化を超えた進化・メガシンカをさせるために必要なアイテムであるキーストーンとメガストーンをもらう。研究所の外に出たところで、女の子からトキワジムが再開したことを教えてもらう主人公。主人公はすぐにトキワジムへと向かいジムリーダーの元へたどり着くが、そこにいたのはサカキだった。ジムを隠れ家にロケット団を立て直すと言うサカキ。主人公がサカキを倒すと、サカキはロケット団の解散を宣言して去ってしまう。外に出るとグリーンがおり、ジムリーダーがいなくなったトキワジムを継ぐことを決めたと聞かされる。

殿堂入り

8つのジムバッジを手に入れた主人公はポケモンリーグへと向かうが、その途中でライバルに止められる。どうしても先に行きたいと言うライバルを見送り、主人公もポケモンリーグへ向かう。ジムバッジの確認を済ませた主人公はチャンピオンロードを抜けポケモンリーグにたどり着く。四天王のカンナ・シバ・キクコ・ワタルを倒した先で待っていたのはライバルだった。ライバルは一足先に四天王を突破し、チャンピオンになっていたのだ。主人公はチャンピオンの座をかけてライバルと戦い、勝利した主人公が新チャンピオンとなる。主人公はオーキド博士と共に殿堂入りの記録を残し、家に帰るのだった。