幻想水滸伝IV(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『幻想水滸伝IV』は、コナミより2004年に発売されたロールプレイングゲームだ。
PlayStation 2用のソフトであり、『幻想水滸伝シリーズ』の4作品目のナンバリングタイトルである。
キャッチコピーは「108人の待つ海へ。それは、冒険か。出会いか。」となっている。
物語の舞台は1作目の『幻想水滸伝』の150年前となっており、他のシリーズ作品と比べて旧作のキャラクターはあまり登場しない。
“罰の紋章”を継承した主人公を中心に群島諸国とクールーク皇国の戦いを描く。

オベル王国奪還

ラズリルの奪還や周辺の島からの協力者を得たことで、戦力の増した主人公たちはいよいよオベル王国奪還に向けて動き出す。
主人公たちはクールーク皇国の老将コルトン率いる第2艦隊と戦う。激戦の末、コルトンを捕えることに成功する。また、コルトンが伏兵として隠していた部隊は、島に残っていたオベル王国の王女フレアが船を乗っ取っていた。伏兵に気づいたエレノアが密かに彼女に指示したのだった。
フレアたちの船と合流しようとしていた時、謎の艦隊が現れる。コルトンはその艦隊に心あたりは内容だった。主人公たちは謎の艦隊も撃破することに成功する。しかし、撃破した船は激しく燃え、主人公たちの艦隊に突っ込んできた。
絶体絶命の中、主人公は“罰の紋章”を使用し、この危機を回避する。主人公は紋章を使ったことにより倒れてしまう。

スノウ

元気を取り戻した主人公は、近海を哨戒中に漂流している人を発見する。救助してみるとスノウだった。主人公は再度スノウを仲間に誘う。スノウは自分の弱さを認め、主人公たちの仲間になることを承諾する。

決起集会

主人公たちはコルトンを仲間にすることはできなかったが、彼の指揮していた船を奪取したことやオベル王国の奪還で戦力を増やすことに成功した。
主人公たちはいよいよクールーク皇国の南端にあり、海からの交易や外交の窓口も兼ねているエルイール要塞に戦いを仕掛けることにした。その際、艦隊による攻撃の邪魔となる紋章砲を先に破壊することにする。紋章砲は1度撃つと次の発射に時間がかかる為、一度撃たせその間に別働部隊で破壊する事になった。本艦はその際、正面に待機し、港付近にいる第一艦隊と戦う。
別働隊の指示はエレノアが出すことになり、主人公たちは本艦の指揮を執ることになった。主人公たちは、戦いの前日に集まり、勝利のために決起集会を行った。
その日の夜、自室で休もうとした主人公の前にレックナートが現れる。彼女は主人公と仲間の108人の意志の力により、“罰の紋章”の力が変節していること説明した。紋章の試練が終わりの時期に来ており、贖い時は過ぎ、許しへ変化している。そのため、主人公から離れれば、また人に命を奪う紋章に戻ってしまうらしい。レックナートは紋章の意志を確認し、主人公の目の前から消えてしまう。

最終決戦

決戦当日、エレノアの作戦は通りに偽装艦隊に紋章砲を使わせることに成功した。その間に攻めてくるトロイ率いる第一艦隊と開戦する。主人公たちは紋章が発射される前に勝利することに成功した。
一方そのころエレノア率いる別働体は紋章砲にたどり着いていた。そこにはクレイ商会のグレアム・クレイがいた。エレノアたちはグレアムを引かすことに成功した。紋章砲の対処はエレノアが引き受け、他の別働隊のメンバー先に合流地点に向かうことにした。
主人公たちも要塞に突入した。そこで、別働体が逃がしたグレアムと対峙する。
グレアムはかつて、罰の紋章を宿しており、その際紋章が宿っていた手を切り落として紋章の呪縛から逃れたようだった。しかし、国の力を強めるために罰の紋章を再度欲していた。グレアムはモンスターを召喚する。主人公たちは激戦の末勝利する。倒した同時にエルイール要塞が崩れ始めたため、主人公たちは急いで脱出する。
無事脱出し、船に戻った主人公たちは出航する。しかし、主人公たちの船に向かってくる船がいた。その船にはトロイが乗っており、主人公と一騎打ちを行う。
主人公はトロイに勝利し、彼を仲間に誘う。しかし、トロイは「決着はついた」とし、船と共に海の中へと沈んでいった。主人公たちは別行動をしていたエレノアを待っていたが、要塞は大きく崩れ爆発してしまう。その余波で船も危うくなってしまうが、主人公が罰の紋章を使うことによって危機を回避する。
主人公たちはクールーク皇国に勝利し、群島の平穏を見事勝ち取ったのである。

エンディング

その後、オベル王国はリノの宣言により再建された。また、今回のクールーク皇国の侵攻を教訓として群島諸国連合を発足し、外部の脅威に力を合わせていくことにした。
主人公はオベル王国には留まらず、一人海原へと旅立っていった。

『幻想水滸伝IV』のゲームシステム

戦闘システム

通常戦闘

戦闘パーティは戦闘メンバー4人とサポート1人の構成である。
戦闘は敵味方1ターンずつ攻撃を行い、横一列並ぶ。
コマンドは「戦う」「逃げる」「お金」「全員」「おまかせ」があり、「戦う」を選択すると、「攻撃(物理攻撃)」、「防御」、「紋章(魔法)」、「道具」、「協力(2名以上で特赦な攻撃)」を選択できる。
サポートメンバーは非戦闘で戦闘を補助する。例えば、戦闘終了後に回復されることができる「ヒーリング」などがある。

一騎討ち

主に主人公が敵と一騎討ちを行う。双方が「攻撃」「防御」「必殺」の3つから行動を選択し、その組み合わせに応じてダメージを受け、体力が0になったほうが負けとなる。

戦争イベント

戦争イベントの編成画面

戦争イベントの画面

1つの船に艦長1人に白兵戦要員4人と砲撃手3人を選択し乗せる。シミュレーションRPG形式の海上戦を「紋章砲」を用いて進行する。
「紋章砲」は火・風・土・雷・水の属性があり、それぞれ相性がある。また、紋章砲の威力はキャラクターに依存することになる。

敵艦に乗り込み、白兵戦を仕掛けることもできる。

本拠地

今作ではオベル王国が建造した船が本拠地となる。
そのため、本拠地で島と島を移動することになる。
また、仲間がふえることによって施設も増えていくことになる。

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