彩雲国物語(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『彩雲国物語』とは、雪乃紗衣によるライトノベル及びそれを基にした漫画・アニメ品である。原作は角川ビーンズ文庫より2003年10月から刊行されており、2006年4月からアニメ放送が開始された。またライトノベルの挿絵を担当していた由羅カイリにより、2005年7月から漫画の連載も始まっている。「彩雲国」という架空の国で、「官吏になりたい」という夢を抱く紅秀麗がその願いを実現させ、様々な困難を乗り越えていく中華風ファンタジー作品である。

悠舜が柚子茶の素を作っており、劉志美の好物。

父茶(ちちちゃ)

紅邵可が淹れる茶。茶葉に漢方薬を加えて淹れているので非常に苦い。飲んだ人間は失神する。このお茶が飲めるのは、邵可、劉輝、黎深、珠翠の4名のみ。

茅炎白酒(ちえんはくしゅ)

国1番の高濃度酒で白州帰山地方で製造されている。一口で意識がなくなるほどの強い酒。

饅頭(まんじゅう)

生地の中に餡を詰めて蒸したもの。

恋人たちの贈り物

老舗菓子屋の人気商品で、思い人と一緒に食べれば思いが通じると評判。

その他の装飾品・本など

下賜の花(かしのはな)

王の絶対の信頼の証であり、官位に関わらず贈られる、朝廷百官にとって最大の栄誉である。受け取ると、王に心からの忠誠を誓うことを意味する。
劉輝は「紫の花菖蒲」を絳攸と楸瑛に、「蕾」を秀麗と影月に下賜した。

佩玉(はいぎょく)

高官のみが身に付けることを許される、官位、役職を表す装飾品。

冠(かんむり)

官吏が頭につける、身分や所属を示す装飾品。正装、準正装では着用しなければならない。

木簡(もっかん)

手形や受験票など身分を証明するもの。通行手形の裏には身元を証明するものが記載される。

七彩夜光塗料(しちさいやこうとりょう)

夜光性の塗料で、色は七色、値はつけられない代物。紅家直轄の商人の家でのみ製造が可能だったが、茶州へ向かう秀麗の保護を条件に紅家当主とその当主名代が製造法と権利を全商連に渡した。

華眞の医学書(かしんのいがくしょ)

華眞が各地を放浪しながら書き上げた書。櫂瑜を介して紅秀麗に託した。
茶州で流行った奇病の治療法が書いてあり、病気の人々を救うことができた。茶州の研究機関で、医学の発展に役立っている。

春本(しゅんぽん)・桃色草紙(ももいろそうし)

好色本のこと。
秀麗が蘇芳から静蘭も絶対持っていると言われていた。

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