彩雲国物語(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『彩雲国物語』とは、雪乃紗衣によるライトノベル及びそれを基にした漫画・アニメ品である。原作は角川ビーンズ文庫より2003年10月から刊行されており、2006年4月からアニメ放送が開始された。またライトノベルの挿絵を担当していた由羅カイリにより、2005年7月から漫画の連載も始まっている。「彩雲国」という架空の国で、「官吏になりたい」という夢を抱く紅秀麗がその願いを実現させ、様々な困難を乗り越えていく中華風ファンタジー作品である。

縹 珠翠(ひょう しゅすい)

CV:岡村明美
筆頭女官。作法や家事は完璧だが、裁縫は苦手。刺繍は劉輝の方が上手い。紅秀麗が後宮入りした時貴妃付きとなったが、秀麗が後宮を去った後は、劉輝の指名で王付きとなる。
元は暗殺傀儡の1人で、 生まれた時から洗脳されている。6歳の時に邵可らに拾われ、風の狼の一員となり、邵可を慕っている。
縹家を出て洗脳から逃げ続けてきたが、リオウの目を見て再びその暗示が発動してしまう。これ以上後宮にいることはできないと、後宮を去る。その後は藍十三が筆頭女官を引き継いでいる。
藍楸瑛に思われていることには気付いていない。

香鈴(こうりん)

CV:仙台エリ
秀麗が後宮に入ったときに仕えた女官。王位争いの際、茶家別邸の門前で行き倒れていたところを拾われ、茶鴛洵の養女となる。鴛洵を心から慕っており、秀麗に好意を抱いていたにも関わらず、鴛洵の野望を知って独断で秀麗に毒を盛る。陰謀は失敗し、茶州に送られる。罪を償うために茶州州牧となった秀麗に同行し、尽くす。
影月とは両思いで、秀麗が貴陽に戻っても茶州に残り、影月の側にいる。

風の狼

旺 栗花落(おう つゆり)

旺季の姉で、先代黒狼。邵可が尊敬する人でもある。最も平和を好んでいたが、最も人を殺した。
薔薇姫の暗殺に失敗し、縹家に殺された。邵可を風の狼に引き入れた人物でもある。

その他の下級貴族

鳳 叔牙(ほう しゅくが)

冗官仲間の1人で下級貴族。榛蘇の親友。

冗官たち(じょうかん)

冗官室で遊んでいた貴族たち。
役に立たない冗官を退官させられるという騒動の際は、何をしていいか分からず秀麗に頼る。秀麗のお陰で、全員退官は免れた。

貴陽の人々

胡蝶(こちょう)

CV:山像かおり
花街一の名妓で貴陽でも1、2を争う絶世の美女。秀麗は胡蝶のいる「姮娥楼」で働いていた。秀麗にとって母親兼姉的存在である。
実は貴陽の下町を牛耳る組連の親分衆の1人。主に妓楼に関する権限を握っており、胡蝶を怒らせると親分衆すら妓楼遊びができなくなってしまうほど影響力がある。
秀麗が店を辞めるのをとても寂しがっており、秀麗が店を訪れる最後の日に化粧道具を贈った。

大旦那(おおだんな)

CV:稲葉実
姮娥楼の大旦那。美術品や骨董品を集めるのが趣味。何日か1人で楽しんだ後は姮娥楼に飾る。

葉 棕庚(よう しゅこう)

CV:田原アルノ、河本邦弘(藤黄葉)
下町の医者で霄大師と親しい。秀麗のかかりつけの医師で、伝説の医仙。
茶州の奇病を治すのに人体切開をしなければならず、若い医師達に教えた。
実は彩八仙の1人、藤黄葉である。

榛 淵西(しん えんさい)

CV:松山鷹志
元翰林院図画局の官吏で榛蘇芳の父。
位の高い者に蘇芳と秀麗が結婚したら金と爵位を与えると言われ、その気がない蘇芳に「秀麗に求婚してこい」と命令する。金で蘇芳に官位を買ってやっていた。
贋作・贋金の事件に知らぬ間に利用されて、最後は切り捨てられてしまう。
別れた妻を思い続け、取り戻す。田舎で畑仕事をする予定。

王 慶張(おう けいちょう)

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