彩雲国物語(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『彩雲国物語』とは、雪乃紗衣によるライトノベル及びそれを基にした漫画・アニメ品である。原作は角川ビーンズ文庫より2003年10月から刊行されており、2006年4月からアニメ放送が開始された。またライトノベルの挿絵を担当していた由羅カイリにより、2005年7月から漫画の連載も始まっている。「彩雲国」という架空の国で、「官吏になりたい」という夢を抱く紅秀麗がその願いを実現させ、様々な困難を乗り越えていく中華風ファンタジー作品である。

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アニメは時間の都合上、原作がかなりカットされている。工部でのエピソードもなく、秀麗と管飛翔との飲み比べのシーンも描かれなかった。
茶州の禿鷹が黄奇人に塩をかけるシーンも描かれず、全体的にセリフもカットされている。
またアニメではエピソードの時期もずれている。
黄奇人については、いつも仮面を付けているが、外すシーンがある。アニメでは口元だけしか素顔が分からないが、コミックでは全体を見ることができた。

『彩雲国物語』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):平原綾香「はじまりの風」

第1シリーズと第2シリーズのオープニング。作詞は路川ひまり、作曲はID。
爽やかな風が吹くような清々しい曲で、オープニングにぴったりの曲。温かみのある声と、前向きな歌詞が『彩雲国物語』の世界観に合っている。

ED(エンディング):タイナカサチ「最高の片想い 」(アニメ第1シリーズ)

第1シリーズのエンディング。作詞・作曲はタイナカサチ。
切なさもあるが、穏やかで心が落ち着く曲調となっている。恋や友情、陰謀などが渦巻く本編だが、この曲により最後はホッとした気持ちになって終わることができる。

ED(エンディング):照屋実穂「明日へ」(アニメ第2シリーズ)

第2シリーズのエンディング曲。作詞・作曲は照屋実穂。
高音で伸びやかな歌声は、中国の雄大さが感じられ、安らぎをもたらす。大切な人と明日の夢を見られるようにと希望を込めた曲。

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