ゴッドファーザー PART III(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴッドファーザー PART III』とは、イタリア系移民のNYマフィアを描いた三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第3弾。脚本マリオ・プーゾ、監督フランシス・フォード・コッポラ、主演アル・パチーノで贈る、1990年公開の作品だ。2020年には公開30周年を記念し、『ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期』と改題し、再編集版が公開された。コルネオーレファミリーの2代目ボスとなったマイケル・コルネオーレの最後を描いている。

ローマ教皇に次ぐ最高顧問。教皇の職務をフォローする立場。教皇の選挙権を持つ。

司教

ローマ教皇によって指名される。イエスの十二使徒の後継者。その中でも大司教は、権限が大きいことがある。

コンクラーベ

教皇選挙の投票用紙を燃やし、煙の色で人々に教皇の決定を知らせる。煙の色が白だと選出、黒だと選出されないことを示す。

カヴァレリア・ルスティカーナ(Cavalleria Rusticana)

アンソニーがデビューで演じたオペラ作品。題名は「田舎の騎士道」。シチリアを舞台に、貧しい暮らしや三角関係などによる、人間関係のもつれから、殺し合いなどが起きることを描いている。

『ゴッドファーザーⅢ』名言・名セリフ/名シーン・名場面

マイケル・コルレオーネ「Never hates your enemy. Effects your judgement.(敵を憎むな。判断が鈍る)」

「Never hates your enemy. Effects your judgement.( 敵を憎むな。判断が鈍る)」は、ビンセントがサザに対して恨み、殺したいと衝動的になったときに、マイケルが放ったセリフ。感情的になると、冷静が判断ができなくなる、と忠告している。

マイケル・コルレオーネ「When they come, they’ll come what you love. (敵はいつも愛する人を狙ってくる)」

「When they come, they’ll come what you love.(敵はいつも愛する人を狙ってくる)」は、ビンセントがサザを殺したときに放った助言。敵は、自分自身よりも、自分が失って一番苦しむものを奪おうとする、というマイケルの苦い経験を含んでいる。

ドン・リシオ・ルケージ「Finance is a gun. Politics is knowing when to pull the trigger.(金融とは銃だ。政治によってそれをいつ引くがが分かる)」

「Finance is a gun. Politics is knowing when to pull the trigger.(金融とは銃だ。政治によってそれをいつ引くがが分かる)」は、金融などに疎いと言ったビンセントに対し、ルケージが放った言葉。政治の動向によって、いつお金を使うかが決まる、という現代でも通ずる原理だ。

マイケル・コルレオーネ「Politics and crime, they're the same thing.(政治と犯罪、コインの裏表さ)」

「Politics and crime, they're the same thing.(政治と犯罪、コインの裏表さ)」は、マイケルがシチリアでドン・トマシーノ達との会話で放った言葉。政治には常に犯罪が付きまとっていることを表している。

ランベルト枢機卿「The mind suffers, the body cries out.(心が疲弊すると、体も疲弊する)」

「The mind suffers, the body cries out.(心が疲弊すると、体も疲弊する)」は、ランベルト枢機卿が糖尿病でボロボロになっているマイケルに対して放ったセリフ。これを受け、マイケルは懺悔することになる。

『ゴッドファーザーⅢ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

制作に後ろ向きだったコッポラ監督

コッポラ監督は前作までの2作品で『ゴッドファーザー』シリーズを完結したと考えており、3作品目については考えていなかった。しかしパラマウントの働きかけにより、16年の時を経て実現に至った。

出演を断ったトム・ヘイゲン役のロバート・デュバル

前作まで出演していたトム・ヘイゲン役のロバート・デュバルは、自分の役の大きさや報酬に対し不満があったため、出演を断った。マイケルの弁護士役として重要な役割を担っていたが、待遇に対して満足できず、出演しなかった。

ジュリア・ロバーツのはずだったメアリー・コルレオーネ役

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