ゴッドファーザー PART II(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴッドファーザー PARTⅡ』とは、イタリア系移民のNYマフィアを描いた三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第2弾。マリオ・プーゾ脚本、フランシス・フォード・コッポラ監督で贈る、アル・パチーノ出演のアカデミー賞6部門獲得の作品だ。コルネオーレファミリーの2代目ボスとなったマイケル・コルネオーレを中心とした、1940年代のマフィアの「愛」「権力」「金」について描いている。
『ゴッドファーザーⅡ』の概要
『ゴッドファーザー PARTⅡ』とは、1974年に公開された、イタリア系移民のNYのマフィアを描いた三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第2弾。アカデミー賞6部門(作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞、作曲賞、美術賞)を受賞している。配給はパラマウント・ピクチャーズ・コーポレーション(Paramount Pictures Corporation)。
1972年にアメリカで公開されたマフィア映画『ゴッドファーザー』の続編だ。アカデミー賞受賞作品の中で、唯一続編が作品賞を受賞している。
前作の続編として、原作者兼脚本担当のマリオ・プーゾ、監督のフランシス・フォード・コッポラなど、主要製作者が続投。キャストも重要人物は、前作と同様の人物が起用され、アル・パチーノなど、多くのイタリア系アメリカ人が登場する。
前作と異なるのは、制作コストを上げることができたことだ。前作の評価を受け、約2倍の制作費を費やしている。
1940年代、NYにはコルネオーレファミリーと呼ばれる、NYの五大ファミリーの中で一番勢力があるマフィアがいた。今作では、2代目トップであるマイケル・コルネオーレの現在と、初代ヴィトー・コルネオーレの過去を交互に織り交ぜながら、物語が展開されていく。マイケルがマフィアとしての地位を確固たるものにしていく一方で、家族が崩壊し、孤独になっていく姿で第2部は幕を閉じる。
マイケルの父であるヴィトーとの対比や、マイケル自身の過去との対比を映し出すことで、権力を追い求めるがあまり、大切な家族を傷つけ、盲目になっていくマイケルをリアルに表現している。どの時代、どの国でも共感することができる「幸せとは何か」について考えさせられる映画だ。
『ゴッドファーザーⅡ』のあらすじ・ストーリー
ヴィトーのシチリア時代
1901年、ヴィトー・コルレオーネが9歳の時、父は地元の最強マフィアであるドン・チッチオを侮辱したとして暗殺された。兄パラオ・コルレオーネは父の復讐のためにドン・チッチオを殺しに出かけ、ヴィトーと母が父の葬儀に参加する。そこで銃声が響き渡りパラオが殺されたことがわかる。母はヴィトーを殺さないようにドン・チッチオに懇願するが、ヴィトーが成長したら復讐するだろうとして聞き入れなかった。そこで母はヴィトーを逃すためにドン・チッチオをナイフで脅すが、母はあっけなく部下に殺されてしまう。こうしてドン・チッチオはヴィトーを追いかける。チッチオファミリーは街中でヴィトーを探そうとするが、ヴィトーは地元の人にかまってもらい、運搬に紛れてNYへと逃亡した。
マイケルのネバダ州での勢力拡大
1980年マイケル・コルレオーネと妻ケイ・コルレオーネはネバダ州の大学に学の寄付をしたとして、パット・ギアリー上院議員から讃えられる。しかし、議員は、イタリア系アメリカ人を嫌っており、マイケルと関わりたくないと思っていた。
続いて息子のアンソニー・コルレオーネが初聖体式にて正式なキリスト教徒として認められたお祝いに、コルレオーネファミリーも参列する。そのうちのマイケルの妹、コニー・コルレオーネがマール・ジョンソンという新しい彼氏を連れてきて、「結婚する」と言うが、家族は誰も彼のことを認めていない。コニーには元旦那のカイロ・コルレオーネとの子供がいるが、全く面倒を見ようとしない。彼女は「金のために参列した」と言い張り、カイロを殺害したマイケルへの恨みを拭えなていないようだった。またファミリーの1人であるフランク・ペンタンジェリも参加していた。彼はマイケルに「自分の領域を脅かしてくるロサト兄弟を消して欲しい」と頼みにくる。しかしロサト兄弟は、マイケルと大きなプロジェクトを進行しているハイマン・ロスと関係があり、マイケルは「何もできない」と言う。フランクはそれに対して不満を露わにする。一方ケイは、マイケルの仕事、そしてマイケル自身に対して不安を募らせていた。5年前に裏の世界(マフィア)とは縁を切ると言ったのに、7年経っても変わらない現状にケイは嘆いていたのだ。その晩、パーティーから帰ると、マイケルとケイの部屋目掛けて、銃が乱射される事件が起こる。マイケルやケイは無事であったが、犯人は不明であり、マイケルは激怒する。証拠はないものの、マイケルは自分がロサト兄弟を殺すことを許可しなかったことに不満を抱いたフランクが、自分を殺そうとしたと考えていた。そこでマイケルは自分の仕事全てと家族をトム・ヘイゲンに預け、「自分は今夜仕事のために旅発つ」と言う。一方、「兄のフレド・コルレオーネはバカだから、トムを信用している」ということもトムに吐露する。
ヴィトーとクレメンザの出会い
NYにたどり着いた当時、ヴィトーはすでにカルメラ・コルレオーネと結婚し、NYのリトル・イタリーの肉屋で働いていた。そしてその頃、その地域ではドン・ファヌッチというマフィアが横領をし、地元の人々を脅かしていた。ヴィトーと友人ジェンコ・アッバンダンドと劇場を見に行き、友人が劇中の主役の女の子をナンパしに行こうと楽屋を覗き込みにいく。その女の子は劇の管理人の娘であり、ファヌッチは彼女を人質に「金を出せ」と脅していたのだ。現場を見て、ヴィトーたちは逃げるものの、ヴィトーはやり切れない思いを持つ。
その晩、ヴィトーの向かいの住人であるピーター・クレメンザに「イタリア語は話せるか?」と尋ねられ、突然窓から物を渡される。風呂場で見てみると、大量の銃が入っていたのだ。クレメンザは一時的に銃を隠すためにヴィトーに預け「すぐに取りに行く」と約束する。
ヴィトーの職場の肉屋にも、ファヌッチは取り立てに来た。店主に対し「自分の甥を働かせるか、払うかのどちらかにしろ」と選択を迫られる。結果、店主は受け入れざるを得ず、ヴィトーに働くのをやめてほしいと頼む。ヴィトは快く受け入れ「父のように育ててくれてありがとう」と寧ろ感謝する。このような恩を必ず返す、というヴィトーの誠実な態度は、後に彼が周囲に信頼される理由となる。
一方、クレメンザは預けていた銃を回収するため、ヴィトーに会いに来た。そして預かってくれたお礼に「絨毯をあげる」と言う。しかしそれは、地元の金持ちから盗んだものだった。こうしてクレメンザとの友好関係が始まる。
マイケルとロスの陰謀
マイケルは、ロスに会いに行く。2人は富と権力を得るため、ハバナ政府との信頼関係を築き、ハバナでホテル業界をLAよりも発展させよう、という壮大な計画を立てていた。
一方マイケルはフランクに「ロスが自分を殺そうとした」と伝える。フランクは、ロサス兄弟の裏にはマイアミのロスがいると予想していた。マイケルは、「ロサス兄弟の件をまとめたら、ロスに信用される。そこの裏を突く」と言い、ロサス兄弟と折り合いをつけるように依頼する。
ある晩、ロスの部下であるジョニー・オーラからフレドに電話が入る。「フランクがロサト兄弟に手打ちを申し込んだ」という話をされたが、フレドは「何も知らない」と言い、電話を切った。
そして事件は起こる。フランクはロサス兄弟と折り合いをつけるため、人気の無い店に入った。そこで、ロサス兄弟は「マイケルがフランクを殺せと言った」とほのめかしたのだ。その後、フランク殺害を試みるが、警察に見つかってしまい、未遂に終わる。
更にフレドの店で殺人事件が起こる。議員であるパット・ギアリーが売春婦と寝ていたところ、目を覚ますと手錠を掛けられた血まみれの女がベッドで死んでいたのだ。本人は全く自覚がなかった。そこでフレドからギアリー議員の情報をを聞きつけたトムは「このことを伏せておく」と擁護し、ギアリー議員をコルレオーネの味方につけることに成功した。
その頃、マイケル不在のコルレオーネファミリーの家では、ケイは不満を覚えていた。マイケルから一家を任されているトムは、ケイらの身の安全を考え、外出させなかったのだ。
ハバナでのマイケルの交渉とフレドの裏切り
ハバナの会議には、たくさんのアメリカ企業家が集まっており、その1人として、マイケルやロスも招かれていた。それに続き、ロスの誕生日パーティーが執り行われた。そこでロスは「自分が死んだら、今回のハバナでの計画の権利は全てマイケルに渡す」と公言する。一方、マイケルはハバナでゲリラの現場を目撃した。ゲリラが金よりも大事なもののために闘っている姿を見て、ハバナを支配できるのか不安になる。
また、マイケルはフレドをハバナに呼ぶ。そこでフレドは、そこでフレドは、マイケルのように自分の家族を持ちたいこと、父である彼に劣等感を抱いていることを打ち明けた。そこでマイケルは、フレドに仕事を与える。そして、ハバナで現在繰り広げられていることも話す。それは、一連の事件の黒幕がロスであり、マイケルを息子のように可愛がっているが引退する気は全くなく、マイケルを除こうとしているということだった。
こうして、マイケルはロスと決着をつけにいく。マイケルは強気な態度でロスと交渉しないことを告げ、ロスにフランクを殺そうとしたのは誰かと尋ねる。ロスは「ロサと兄弟では?」ととぼけるが、マイケルは「自分ではない」という。一方ロスも、仲の良かったモーグリーンを殺したのは誰かと尋ねる。ロスはグリーンを殺した復讐で、マイケルを苦しめていたのだ。こうして2人がお互いの罪を認め、互いに敵対していることを再確認した。
一方、マイケルはフレドがロス側についたことに気づく。ジョニーとフレドはまるで初対面のように振る舞っていたが、嘘だったことが分かったからだ。フレドの内通により、ロスを殺そうとしていたことがバレており、未遂となる。最後の最後で、マイケルがハバナを飛び立つ際にフレドに手を差し伸べるが、フレドはマイケルに殺されることが恐ろしく、逃げてしまう。思い通りに動かないフレドに、マイケルは苛立ちを隠せない。
更に悪い話が舞い込んでくる。トムからケイが流産したことを聞き、大変ショックを受ける。
ヴィトーの台頭
ファヌッチは、窃盗で金を稼ぎ始めていたヴィトーにも恐喝しようとしてきた。ヴィトーが運転しているナワバリがファヌッチの縄張りだからだとこじつけた。ヴィトーは、自分の仲間たちと相談し「ファヌッチに安く請求するように交渉する」と言う。実際に交渉は成立し、ファヌッチは度胸があるヴィトーを気に入った。しかしその日は祭りで、ヴァトーは騒がしい中の隙を狙って、ファヌッチが家に帰っているところを狙い、殺害した。こうしてヴィトーは周りから信頼を得るようになる。
公聴会での勝訴と家族の崩壊
マイケルは、フレドやケイのなど、一連のファミリーが崩壊しそうな出来事を悩み、母に「父さんは強いからこそ、ファミリーを失いそうになることはなかったか?」と相談する。すると母は「家族を失うことはない」と言った。しかしマイケルはヴィトーの頃とは時代が違うと返した。
その頃、ロスによる差金で、マイケルは公聴会を受けていた。様々な人々が公聴会に呼ばれ、マイケルの過去のマフィアとしての活動について聞かれていた。そんな中、逃げていったフレドを見つけ、マイケルは公聴会についての情報を得ようとする。委員会の1人であるクエスタッドはロスの仲間だと白状した。一方、自分は兄なのにいつも命令ばかりされてこき使われていると、今までのマイケルへの不満を言う。そして自分はもっと周りに尊敬をされたいということを打ち明ける。このフレドからの打ち明けを聞き、マイケルは絶縁することを告げる。公聴会では、フレドの部下であったウィリー・チッチが、コルレオーネファミリーを裏切り、マイケルが殺害命令を出していたことを認めた。また、ロサト兄弟の殺害未遂に終わっていたフランクは生きており、公聴会に召喚されていた。フランクはロスにはめられて、マイケルが自分を殺そうとしたと思い込んでいた。フランクは公聴会にて、マイケルについて赤裸々に話そうとしていた。しかし、マイケルが弟をシチリアから連れてきたのに気付く。弟が殺されると思ったフランクは、コルレオーネファミリーについて問われても「全く知らない」と嘘をついた。
公聴会で勝ったマイケルに、ケイは「もうマイケルを愛しておらず、子供とともに別れたい」と告げる。マイケルはケイが流産をしてしまったと思っていたが、実は自ら決心して堕していたことを告げる。ケイはマイケルを恨むあまり、彼との子供も嫌になり、産みたくなくなったのだ。激怒したマイケルは、初めてケイを殴る。こうしてケイとマイケルは離婚することとなるが、マイケルは親権をケイに渡すことはなかった。
ヴィトーのシチリアでの復讐
チッチオへの復讐を果たすため、ヴィトーは子供達を連れ、シチリアへ帰った。チッチオは昔とは一風変わり、老いてしまっている。ヴィトーはNYでオリーブオイルを輸出していることを話している隙に、ナイフでチッチオを切り、父を殺された復讐を果たす。こうしてコルレオーネ村に平和が訪れる。
マイケルの絶対的権力と孤独
カルメラが亡くなった。フレドやコニーたちも集まり、葬儀に出ている。しかし、離婚したケイは来なかった。孤独になってしまったマイケルに、コニーは、カイロを殺されたことを恨んでいたことを打ち明ける。しかし、マイケルを許し、これからは支えていきたい、と告げる。そして「フレドを許してほしい」と頼む。フレドはアンソニーと釣りをするなど、交流を深めていた。こうして、マイケルはフレドを家族としてもう1度受け入れた。
こうして、家族は戻ってきたようにも見えたが、マイケルの冷酷さは加速する。イスラエルに亡命できなかったロスを、アメリカに帰国するタイミングでロッコに殺させるが、ロッコもロスの部下に射殺されてしまう。更に、2度も裏切ったフレドを信頼できないマイケルは、今後また裏切られるかもしれないと、釣りをしていた最中に殺してしまう。
孤独になってしまったマイケルは、昔のことを回想する。当時は父ヴィトーに反抗し「国のために戦いたい」と思い、海軍に入っていた。そのことについて「おめでとう」と声をかけるフレドに対し、兄ソニー・コルレオーネは「国は家族と関係ない」として喧嘩をしていた。しかし、マイケルは自分の将来は自分で決める、という強い意志を持っていた。その際のファミリー内での孤独感と現在の自分とを重ね合わせていた。
『ゴッドファーザーⅡ』の登場人物・キャラクター
コルレオーネファミリーの主要メンバー
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目次 - Contents
- 『ゴッドファーザーⅡ』の概要
- 『ゴッドファーザーⅡ』のあらすじ・ストーリー
- ヴィトーのシチリア時代
- マイケルのネバダ州での勢力拡大
- ヴィトーとクレメンザの出会い
- マイケルとロスの陰謀
- ハバナでのマイケルの交渉とフレドの裏切り
- ヴィトーの台頭
- 公聴会での勝訴と家族の崩壊
- ヴィトーのシチリアでの復讐
- マイケルの絶対的権力と孤独
- 『ゴッドファーザーⅡ』の登場人物・キャラクター
- コルレオーネファミリーの主要メンバー
- ヴィトー・コルレオーネ(演:ロバート・デニーロ)
- マイケル・コルレオーネ(演:アル・パチーノ)
- フレド・コルレオーネ(演:ジョン・カザール)
- トム・ヘイゲン(演:ロバート・デュヴァル)
- ソニー・コルレオーネ(演 :ジェームズ・カーン)
- カルロ・リッツィ(演:ジャンニ・ルッソ)
- フランク・ペンタンジェリ(演:マイケル・V・ガッツォ)
- ピーター・クレメンザ(演 :ブルーノ・カービー)
- サルバトーレ・テッシオ(演:エイブ・ヴィゴダ、ジョン・アプレア)
- ウィリー・チッチ(演:ジョー・スピネル)
- ロッコ・ランポーネ(演:トム・ロスキー)
- アル・ネリ(演:リチャード・ブライト)
- ミオ(演:アメリゴ・トッド)
- その他のコルレオーネファミリー
- ケイ・アダムス・コルレオーネ(演:ダイアン・キートン)
- アンソニー・コルレオーネ(演:ジェームス・ゴナリス)
- メアリー・コルレオーネ(演:ソフィア・コッポラ)
- コニー・コルレオーネ(演:タリア・シャイア)
- ディアナ・コルレオーネ(演:マリアンナ・ヒル)
- カルメラ・コルレオーネ(演:モーガナ・キング 、フランチェスカ・デ・サピオ)
- 主なコルレオーネファミリーの敵
- ハイマン・ロス(演:リー・ストラスバーグ、ジョン・メグナ)
- ジョニー・オーラ(演:ドミニク・キアネーゼ)
- トニー・ロサト(演:ダニー・アイエロ)
- カーマン・ロサト(演:カーマイン・カリディ)
- パット・ギアリー(演:G・D・スプラドリン)
- ドン・ファヌッチ(演:ガストーネ・モスキン)
- ドン・チッチオ(演:ジュゼッペ・シラート)
- その他
- ジェンコ・アッバンダンド(演:フランク・シベロ)
- ドン・トマシーノ(演:マリオ・コトーネ)
- ロベルト・パリーニ(演:レオポルド・トリエステ)
- コロンボ夫人(演:サベリア・マゾーラ)
- マール・ジョンソン(演:トロイ・ドナヒュー)
- 『ゴッドファーザーⅡ』の用語
- 初聖体拝領(Primera comunión)
- サン・ジェナーロ祭(Feast of San Gennaro)
- 『ゴッドファーザーⅡ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- マイケル・コルネオーレ「All our people are businessman.(所詮、みんな損得だ)」
- マイケル・コルレオーネ 「Keep your friends close, but your enemies closer.(敵の懐に入れ)」
- マイケル・コルレオーネ「If anything in this life is certain. if history has taught us anything. it’s that you can kill anybody.”(この世でひとつだけ確かなことは、何かあったら殺してしまえばいいということだ)」
- 『ゴッドファーザーⅡ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- コッポラ監督の家族が出演
- 2作品連続でヴィトー役の俳優がオスカー賞を受賞
- ロス役のリー・ストラスバーグはアル・パチーノの師匠
- 『ゴッドファーザー』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ニーノ・ロータ(Nino Rota)「移民(ゴッドファーザーPART II のテーマ)」
- 挿入歌:民謡「Lu Sciccareddu」
- 挿入歌:童謡「Pop Goes the Weasel」
- ED(エンディング):ニーノ・ロータ(Nino Rota)「End Title」