ゴッドファーザー PART II(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
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『ゴッドファーザー PARTⅡ』とは、イタリア系移民のNYマフィアを描いた三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第2弾。マリオ・プーゾ脚本、フランシス・フォード・コッポラ監督で贈る、アル・パチーノ出演のアカデミー賞6部門獲得の作品だ。コルネオーレファミリーの2代目ボスとなったマイケル・コルネオーレを中心とした、1940年代のマフィアの「愛」「権力」「金」について描いている。
ヴィトー・コルレオーネ(演:ロバート・デニーロ)
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CV:青野武(日本テレビ版)、山野井仁(DVD・リストア版)
9歳の時に、生まれ故郷イタリアのシチリアのコルレオーネ村で、両親と兄弟を地元最強のマフィアであるドン・チッチオに殺される。NYに逃れ、NYのマフィアを殺害したことで、周りの信頼を得ていき、マフィアのボスとして勢力を伸ばしていった。チッチオを殺害する以前は肉屋や窃盗など、多様な仕事をしていた。どの人に対しても誠実な態度を示し、合理的に物事を判断する。また、妻カルメラに対しても大変誠実で、女遊びを一切せず、家族を大切にする。
マイケル・コルレオーネ(演:アル・パチーノ)
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CV:野沢那智(日本テレビ版)、山路和弘(DVD版)、森川智之(リストア版)
ヴィトーの三男であり、2代目コルレオーネファミリーのボスになる。ファミリーの勢力拡大のために手段を厭わず、全てを思い通りにコントロールする。暴力で問題を解決するやり方を毛嫌いしていたはずだったマイケルが、家族を守ろうとするあまり、実の兄であるフレドを殺すなど、冷酷になってしまった結果、家族が離れていき、孤独になっていく。
フレド・コルレオーネ(演:ジョン・カザール)
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CV:大塚国夫(日本テレビ版)、牛山茂(DVD・リストア版)
ヴィトーの次男。社交的で優しさを持っているが、知的ではなく、マイケルは「フレドは馬鹿だ」と述べている。
トム・ヘイゲン(演:ロバート・デュヴァル)
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CV:森川公也(日本テレビ版)、田原アルノ(DVD・リストア版)
マイケルの弁護士。マイケルから厚い信頼を得ており、一時期の間、コルレオーネファミリーを全て管轄する。
ソニー・コルレオーネ(演 :ジェームズ・カーン)
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CV:穂積隆信(日本テレビ版)、谷口節(DVD・リストア版)
ヴィトーの長男。第1部でファミリー間の争いのため、殺害された。第2部では、回想シーンで登場する。マイケルがヴィトーに反抗し、海軍の道を選んだことをきっかけに喧嘩になる。
カルロ・リッツィ(演:ジャンニ・ルッソ)
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右からソニー、カルロ
CV:内田直哉(DVD版)、桐本琢也(リストア版)
コニーの元旦那。第1部でマイケルに殺される。第2部では、回想シーンに登場する。ソニーがコニーに紹介し、のちに結婚するきっかけを作っている。
フランク・ペンタンジェリ(演:マイケル・V・ガッツォ)
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CV:雨森雅司(日本テレビ版)、藤本譲(DVD・リストア版)
コルネオーレファミリーの幹部であり、亡きヴィトーの盟友であった。しかし、マイケルとの一連の事件の中で、最終的にトムに自殺を促され、浴槽にて自殺する。
ピーター・クレメンザ(演 :ブルーノ・カービー)
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CV:秋元羊介(日本テレビ版)、岩崎ひろし(DVD・リストア版)
ヴィトーの部下であり、第1部で殺害されている。ヴィトーが若い頃、リトル・イタリーで泥棒として活動していた。
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ゴッドファーザー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴッドファーザー』とは、イタリア系移民のNYマフィアを描いた三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第1弾。マリオ・プーゾ脚本、フランシス・フォード・コッポラ監督で送る、マーロン・ブランドやアル・パチーノ出演のアカデミー賞3部門獲得の作品だ。ヴィトー・コルネオーレを中心とした、コルネオーレファミリーを巡る、1940年代のマフィアの「愛」「権力」「金」などを描いている。
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ゴッドファーザー PART III(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴッドファーザー PART III』とは、イタリア系移民のNYマフィアを描いた三部作「ゴッドファーザー・シリーズ」の第3弾。脚本マリオ・プーゾ、監督フランシス・フォード・コッポラ、主演アル・パチーノで贈る、1990年公開の作品だ。2020年には公開30周年を記念し、『ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期』と改題し、再編集版が公開された。コルネオーレファミリーの2代目ボスとなったマイケル・コルネオーレの最後を描いている。
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
1992年制作。アメリカ映画。監督はマーティン・ブレスト。主演のアル・パチーノは本作でアカデミー主演男優賞を受賞。名門高校に通う苦学生のチャーリーは休暇中のアルバイトで全盲の退役軍人フランクの世話をすることになる。気難しく毒舌なフランクとニューヨークを旅することになったチャーリーは、フランクに振り回されながらも、彼と年齢を超えた友情を育んでいく。
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バックドラフト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『バックドラフト』とは、消防士の兄弟の火災現場での活躍と葛藤、謎の放火犯を追う物語。監督は『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』で知られるロン・ハワードが務めており、出演者はカート・ラッセル、ロバート・デ・ニーロなど豪華な顔ぶれが揃っている。火災現場の視覚効果をアメリカの特殊効果及びVFXの制作会社インダストリアル・ライト&マジックが務めている。エグゼクティブ・プロデューサーはブライアン・グレイザーと『砂の惑星』のラファエラ・デ・ラウレンティスが務めている。
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マイ・インターン(The Intern)のネタバレ解説・考察まとめ
「プラダを着た悪魔」で、恋に仕事に奮闘しながらファッション業界でキャリアアップしていく主人公役を演じたアン・ハサウェイが主演。今作はニューヨークのファッションサイトの社長のジュールズ役を演じ、彼女の下にシニア・インターンしてやってくるベンをロバート・デ・ニーロが演じる。全てを手に入れた彼女の新たな出会いと試練を描く話題作である。
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アンタッチャブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アンタッチャブル』とは、1987年にアメリカで制作されたアクション映画。禁酒法が敷かれた大都市シカゴを舞台に、酒の密造と密売で莫大な利益を得るギャング、アル・カポネに敢然と戦いを挑む4人の男たちの姿をロマンあふれる演出で描き出していく。『ボディガード』で知られるケビン・コスナー、『007 ドクター・ノオ』で知られるショーン・コネリーが出演した。 監督は『殺しのドレス』や『カジュアリティーズ』などで知られるブライアン・デ・パルマが務めた。
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チア・アップ!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『チア・アップ!』とは、2020年7月に公開されたハートフル・コメディである。余命が短いことを知った70代前半のマーサは長年住み慣れたニューヨークを去る。静かな余生を楽しむつもりで南部のバージニア州にあるシニアタウンに引っ越した。予想外の友情に恵まれたマーサは、高校時代に挫折したチアリーダーへの夢を叶えることを決意する。病魔と闘いながらかけがえのない絆で結ばれた仲間と全米チア・ダンスコンテストに挑戦する。その姿は老いに屈しない強い精神力への賛歌であり、長寿社会を生き抜くアイコンとなった。
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8 1/2(Otto e mezzo)のネタバレ解説・考察まとめ
『8 1/2』(イタリア語タイトル『Otto e mezzo』)は1963年に公開された、イタリア人映画監督フェデリコ・フェリーニによる自伝的コメディドラマ映画である。 単独監督作品を1作、共同監督作、短編作を0.5作とカウントし、本作がフェリーニの8.5作目に当たることからタイトルがつけられている。1963年の第36回アカデミー賞で最優秀外国語映画賞、監督賞、脚本賞、美術賞の4つの賞を獲得した。 映画監督のグイドの苦悩、そして彼が理想の世界へと現実逃避するさまを描いている。
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ロンドン、人生はじめます(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロンドン、人生はじめます』とは、2017年に公開されたイギリスのコメディ・ドラマ映画である。監督はジョエル・ホプキンス、主演をダイアン・キートンとブレンダン・グリーソンが務めた。 ロンドン郊外の高級マンションに住む未亡人のエミリーは、お金の問題や上辺の近所付き合いに頭を悩ませていた。ひょんなことでで、自由に生きているホームレスのドナルドと出会った事で、エミリーは自分の人生を見つめなおすというストーリー。見どころは、正反対の二人の恋の行方である。
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』とは、2014年に製作されたアメリカのコメディドラマ映画である。 監督はリチャード・ロンクレイン。 カ―ヴァ―夫妻は、ニューヨークブルックリンの眺めのいいアパートメントの五階で、40年暮らしていた。 妻ルースの悩みは、アパートメントにはエレベーターがないことであった。夫婦共に歳を取り、階段の上り下りも楽ではなかった。ルースは思い切って長年住んだ部屋を売りに出すことにした。戸惑う夫アレックスを余所に売却の話はどんどん進むのであった。
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タクシードライバー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『タクシードライバー』とは、1976年に公開されたアメリカ合衆国のクライムサスペンス映画。 タクシー運転手として働く帰還兵のトラヴィス・ビックルは、孤独な日々を送っていた。選挙事務所で働く女性ベッツィーに恋をするも上手くいかない。やがて闇ルートから拳銃を仕入れ、自らの筋肉を鍛え始めたトラヴィスはある計画を思いつく。1970年代のニューヨークを舞台に、社会への嫌悪を募らせるトラヴィスの狂気を描いた作品。徐々に明らかになるトラヴィスの鬱屈した感情とラストの銃撃シーンが見所。
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バットマンのかっこいい悪役・ヴィランまとめ!ジョーカーやキャットウーマンなど【DCコミックス】
アメコミの代表作として名高い『バットマン』シリーズには、個性的で格好いい悪役が多く登場する。ここではそんな悪役たちを紹介する。ホアキン・フェニックスの演技が大ヒットにつながった『ジョーカー』の主人公ジョーカーや、元地方検事のトゥーフェイス、美しい女強盗キャットウーマンなどを掲載している。
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目次 - Contents
- 『ゴッドファーザーⅡ』の概要
- 『ゴッドファーザーⅡ』のあらすじ・ストーリー
- ヴィトーのシチリア時代
- マイケルのネバダ州での勢力拡大
- ヴィトーとクレメンザの出会い
- マイケルとロスの陰謀
- ハバナでのマイケルの交渉とフレドの裏切り
- ヴィトーの台頭
- 公聴会での勝訴と家族の崩壊
- ヴィトーのシチリアでの復讐
- マイケルの絶対的権力と孤独
- 『ゴッドファーザーⅡ』の登場人物・キャラクター
- コルレオーネファミリーの主要メンバー
- ヴィトー・コルレオーネ(演:ロバート・デニーロ)
- マイケル・コルレオーネ(演:アル・パチーノ)
- フレド・コルレオーネ(演:ジョン・カザール)
- トム・ヘイゲン(演:ロバート・デュヴァル)
- ソニー・コルレオーネ(演 :ジェームズ・カーン)
- カルロ・リッツィ(演:ジャンニ・ルッソ)
- フランク・ペンタンジェリ(演:マイケル・V・ガッツォ)
- ピーター・クレメンザ(演 :ブルーノ・カービー)
- サルバトーレ・テッシオ(演:エイブ・ヴィゴダ、ジョン・アプレア)
- ウィリー・チッチ(演:ジョー・スピネル)
- ロッコ・ランポーネ(演:トム・ロスキー)
- アル・ネリ(演:リチャード・ブライト)
- ミオ(演:アメリゴ・トッド)
- その他のコルレオーネファミリー
- ケイ・アダムス・コルレオーネ(演:ダイアン・キートン)
- アンソニー・コルレオーネ(演:ジェームス・ゴナリス)
- メアリー・コルレオーネ(演:ソフィア・コッポラ)
- コニー・コルレオーネ(演:タリア・シャイア)
- ディアナ・コルレオーネ(演:マリアンナ・ヒル)
- カルメラ・コルレオーネ(演:モーガナ・キング 、フランチェスカ・デ・サピオ)
- 主なコルレオーネファミリーの敵
- ハイマン・ロス(演:リー・ストラスバーグ、ジョン・メグナ)
- ジョニー・オーラ(演:ドミニク・キアネーゼ)
- トニー・ロサト(演:ダニー・アイエロ)
- カーマン・ロサト(演:カーマイン・カリディ)
- パット・ギアリー(演:G・D・スプラドリン)
- ドン・ファヌッチ(演:ガストーネ・モスキン)
- ドン・チッチオ(演:ジュゼッペ・シラート)
- その他
- ジェンコ・アッバンダンド(演:フランク・シベロ)
- ドン・トマシーノ(演:マリオ・コトーネ)
- ロベルト・パリーニ(演:レオポルド・トリエステ)
- コロンボ夫人(演:サベリア・マゾーラ)
- マール・ジョンソン(演:トロイ・ドナヒュー)
- 『ゴッドファーザーⅡ』の用語
- 初聖体拝領(Primera comunión)
- サン・ジェナーロ祭(Feast of San Gennaro)
- 『ゴッドファーザーⅡ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- マイケル・コルネオーレ「All our people are businessman.(所詮、みんな損得だ)」
- マイケル・コルレオーネ 「Keep your friends close, but your enemies closer.(敵の懐に入れ)」
- マイケル・コルレオーネ「If anything in this life is certain. if history has taught us anything. it’s that you can kill anybody.”(この世でひとつだけ確かなことは、何かあったら殺してしまえばいいということだ)」
- 『ゴッドファーザーⅡ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- コッポラ監督の家族が出演
- 2作品連続でヴィトー役の俳優がオスカー賞を受賞
- ロス役のリー・ストラスバーグはアル・パチーノの師匠
- 『ゴッドファーザー』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:ニーノ・ロータ(Nino Rota)「移民(ゴッドファーザーPART II のテーマ)」
- 挿入歌:民謡「Lu Sciccareddu」
- 挿入歌:童謡「Pop Goes the Weasel」
- ED(エンディング):ニーノ・ロータ(Nino Rota)「End Title」