桑原和真(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ

桑原和真(くわばらかずま)とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの登場人物。メインキャラクター4人のうちの1人である。霊感の強い不良少年で、主人公の浦飯幽助とは喧嘩仲間。霊界探偵となった幽助と行動を共にするようになり、霊気で作り出した「霊剣」を用いて様々な妖怪と戦いを重ねる。暗黒武術会では、ムードメーカーとして仲間を牽引。魔界の扉を開こうとする仙水忍との対決では、敵が欲する「次元刀」の持ち主であることが判明し、仙水一味にさらわれてしまった。

霊界探偵編

乱童(らんどう)/少林(しょうりん)

99人の霊能力者を殺し、その奥義を自分の物にしてきた妖怪。霊丸を1度見ただけで使えるなど、模倣能力と格闘センスが優れている。
100人目の霊能力者を幻海にしようと思い、弟子選考会に参加。初めは少林という名前の少年の姿だった。準決勝2戦目で桑原と戦い、押され気味だったが「縮身の術」という相手を小さく縮めてしまう技を使用。桑原を両手で握りつぶして全身の骨を砕いて倒した。その後、決勝で幽助と当たり、幽助のクロスチョップを受けて少林から乱童としての本性を表す。幽助を追い詰めるものの「縮身の術」が失敗して効果が自分に跳ね返り、縮んでしまう。そこに幽助の全体重をかけたエルボードロップを受け敗北。小さい状態のままぼたんに連行され、霊界の金庫に入れられることになった。

白虎(びゃっこ)

四聖獣の1人。自身の毛を分身妖獣にし、体毛で霊力を吸収、爪は飛び道具になり、口からは触れたものを塵にする「超振動弾・鳴虎衝壊波」を出すなど、多彩な技を持つ。
桑原を見くびっており、分身妖獣だけを戦わせるが、桑原の戦略によって妖獣たちは一列に並ばされ伸びる霊剣で貫かれ、塔に縛り付けられてしまう。
そのため自身が戦うことになり、霊剣の妖気を吸ってパワーアップするが、それを利用され、許容量以上の霊気を吸収して腹が破裂し、風船のように飛んでしまう。
その後、戦う場所を濃獄酸だらけの部屋に移動し、桑原の足場を超振動弾・鳴虎衝壊波で壊すも、濃獄酸に落とされ敗北。
死んだかと思われたが生きており、瀕死状態で清龍の元に行き妖力を分けて欲しいと懇願。しかし、清龍に凍らされ魔闘凍霊拳で頭以外を破壊された。
アニメ版では落ちた首が無念で涙しており、清龍からは「利用価値のない負け犬はただのクズだ」と言われツバを穿きかけられた。
仲間を仲間とも思わない態度に幽助たちは怒り、次の相手であった飛影が白虎の頭部にマントをかけた。
アニメオープニングでは螢子・ぼたんを追いかけ幽助たちに倒されるシーンが描かれているが、本編にその様なシーンは無い。

垂金権造(たるかねごんぞう)

BBC(原作はブラック・ブック・クラブ、アニメ版はブラック・ブラック・クラブの略)と呼ばれる富裕層がメンバーの賭博団体に属する宝石商。
5年前に左京の売買ルートから横流しで雪菜を手に入れ、あらゆる拷問で涙を流させ氷泪石を入手し、その金で闇の世界をのし上がっていく。財産は66兆2000億(アニメ版では72兆3500億)ある。
雪菜を助けに来た幽助たちを侮っていたが、戸愚呂兄弟から幽助たちの活躍を聞かされ、BBCメンバーで賭けを行って1人勝ちしようと目論む。
しかし左京も幽助たちの事を知っていたため左京のワンマンゲームになり、幽助・桑原が戸愚呂兄弟と戦う最終戦では、左京が幽助たちが勝つ事に垂金の財産である66兆2000億(アニメ版では72兆3500億)をかける。
垂金は戸愚呂が勝つことに賭けたが戸愚呂兄弟が負けてしまい、66兆2000億(アニメ版では72兆3500億)を失い、雪菜も奪還される。
はじめは雪菜を連れて逃げようとしたが、現れた飛影に殴られ、アニメ版ではさらにボコボコにされる。
その後垂金は錯乱状態にあったが、本来の雇い主である左京の命令により戸愚呂兄弟の手で殺害された。

雪菜(ゆきな)

飛影の双子の妹で、流した涙が「氷泪石」という宝石なる妖怪・氷女の少女。
見た目は飛影と似ていないが、アニメ版では目の色と身長が2人とも同じになっている。
飛影が兄である事は知らないが、いつも助けてくれる彼に信頼を寄せている。
氷女の掟を破って里を出て人間界へ行き、動物と遊んでいた所を捕らえられ、左京の売買ルートに乗せられ垂金に5年間監禁されていた。その後幽助たちに助けられ、1度故郷へ帰るが、双子の兄を探すためと浦飯チームの応援のために「暗黒武術会編」で登場。
魔性使いチームの桑原VS吏将の時に現れ、桑原を応援し、雪菜を見つけた桑原が愛の力でパワーアップして勝利した。
桑原は雪菜に一目惚れしており、一途に雪菜を守ろうとしているが、雪菜は恋愛がまだ分からず桑原との進展は無い。しかし少なくとも友人としては桑原を好ましく思っている様子。
兄を捨てた氷女の里を憎く思っており、滅んでしまえば良いとすら思っており、里が捨てた兄を探しているのは保守的な里への復讐心である。その気持ちを飛影に語ると叱咤され、兄に言っても同じように叱られそうだと返した。
兄が生まれた時に炎の妖気を纏っていたため、同じ炎の妖気を持つ飛影に氷泪石を渡す。
そして「魔界でもし兄に会ったら渡して欲しい」と言うやんわりとした、しかし確実に下心のある言い方で、飛影に兄の捜索を頼んだ。
武術会終了後は幻海の寺に現れていたが、魔界トーナメント終了後は桑原家にホームステイすることになる。

renote.net

暗黒武術会編

鈴駆(りんく)

暗黒武術会・六遊怪チーム先鋒。キャップを被り、左の目元には星が3つ描かれている。小柄な身体を活かした素早い身のこなしで敵を翻弄し、8つの「魔妖妖(デビルヨーヨー)」に自身の妖気を通わせて自在に操る。
浦飯チームとの戦いでは桑原と当たり、桑原の曲がる霊剣によって相打ちになり共に場外に飛ばれるも、魔妖妖で桑原を場外に拘束してカウント勝利した。
アニメ版では鈴駒が他の妖怪に苛められていた所をチームメイトになる酎(ちゅう)に助けられた、という2人の出会いのエピソードが描かれている。
性格は桑原をおちょくるなど小生意気な部分もあるが、未熟で子供らしい面も持つ。
その後は、浦飯チーム対裏御伽チームの試合中、霊光玉の試練を受けて眠っていた幽助と幽助を見守っていた螢子が妖怪に襲われたところを、鈴句・酎・凍矢・陣の4人で助け再登場する。
戸愚呂戦を酎たちと観戦し、戸愚呂の妖気にあてられ苦しむが、酎のアドバイスと怒りと悲しみの力に目覚めた幽助の霊気によって助かる。
魔界統一トーナメント編では、蔵馬の誘いから幻海の元で修行し、S級妖怪に成長。
トーナメントでは予選を勝ち抜き、本選一戦目で女妖怪の流石とあたり敗北。

Dr.イチガキ

Dr.イチガキチームの監督。
マッドサイエンティストで、究極の生物兵器を作ることを目的としている。
高名な武道家・三田村に近づき、三田村の弟子であった円・梁・魁に3人の体を提供する代わりに重病の三田村を助けると取引する。
しかし重病に追い込んだのはイチガキ本人であり、師匠を思う弟子たちの気持ちを利用したのであった。
3人が幻海に倒された後に戦闘妖液を打って巨大化するが、幽助に一撃でやられてしまう。

円(えん)/ M-1号

真ん中の少年が円。

三田村の弟子で目元の隠れた少年。
三田村を助ける代わりに体を提供する契約をし、M-1号として操られる。
3人の弟子達を操っている体に移植したパーツを無理に外すと死んでしまうが、幻海の「修の拳・奥義(光浄裁)」によって解放され正気を取り戻す。
円状になった霊気「霊気の輪(エンゼルチャクラム)」を飛ばして戦う。

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