飛影(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ
飛影(ひえい)とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』及びテレビアニメの登場人物。メインキャラクター4人のうちの1人。額には第三の眼「邪眼」を持ち、魔界の炎を操る「邪王炎殺拳」を使って戦う。主人公・浦飯幽助の敵として登場するが、敗れてからは味方として活躍した。人間界に来ていたのは、生き別れた双子の妹・雪菜の行方を探していたため。格闘センスが非常に高く、暗黒武術会では無敗を誇る。
是流(ぜる)
六遊怪チーム中堅でリーダー。炎を操る火炎能力者。
浦飯チームと戦う前日に、チームメンバーの鈴駒(りんく)と共に浦飯チームの部屋に現れて挑発する姿が描かれている。
クールな性格であるが、自信家で好戦的。アニメ版では人質を取った呂屠を嫌悪する鈴駒に「チャンスは2度はない。勝つことが全てだ」と言って黙らせ、勝利への執着を見せた。
試合では飛影とあたり、炎の攻撃で一面を火の海に変えるも、飛影の炎殺黒龍波を受けて敗北。観客席の前にある壁に叩き付けられ、体は焼き尽くされてしまい、焦げ後だけが壁に残った。
アニメ版では自身の炎を取り込んで体を赤く変化させ身体能力を上げており、この状態のスピードは飛影でも避けきれなかった。
一瞬でやられてしまったが、補欠でその場に居なかった酎を除き六遊怪チームで最強。
飛影がまだ未完成だったこともあり「奥の手」としていた炎殺黒龍波を使わざるを得ない相手で、「殺すには惜しい」とまで評価された。
魔金太郎(まきんたろう)
裏御伽チームの先鋒。必殺技は腕を斧のように変形させて攻撃する「魔唆狩拳」。
浦飯チームとの試合で飛影と当たり、飛影の速さについていけず、片腕を切り落とされる。そして気づかないうちに頭に乗っていた飛影に脳天を剣で串刺しにされ死亡した。
魔金太郎本人は活躍が無いまま瞬殺されてしまうが、この戦いの中で出た飛影の「残像だ」というセリフは、本作の中でも有名なセリフのひとつとなった。
敗北後、遺体は次鋒の黒桃太郎に蹴り飛ばされる。死々若丸曰く、「魔金太郎と黒桃太郎はチームの捨石に過ぎない」とのこと。
黒桃太郎(くろももたろう)
裏御伽チーム次鋒。仲間意識が低く、ガラが悪い。敗北した魔金太郎の遺体を場外へ蹴り飛ばした。
受けたダメージで相手の攻撃力を記憶する能力を持つ。闇アイテム「奇美団子」を使い、ダメージを回復し、その攻撃に耐える変身「武獣装甲」をする。
浦飯チームとの戦いでは飛影と戦い、飛影が炎殺黒龍波を使えないため、あえて飛影の攻撃を受けてパワーアップを重ね、飛影のスピードを上回った。しかし飛影が捨て身で出した隠し技「邪王炎殺剣」によって死亡。
武威(ぶい)
戸愚呂チームの次鋒。「武装闘気(バトルオーラ)」と呼ばれる強大な闘気の持ち主。オーラで体が浮いてしまうほどの量があり、自分では制御しきれないため、普段は鎧でオーラを封印している。鎧を着用時は寡黙であるが、鎧を脱ぐとよく喋る。
鴉とは昔なじみで、2人で戸愚呂兄弟と戦い戸愚呂弟から80%の力を引き出すが敗北。顔面の傷はその際に戸愚呂弟から付けられた。
浦飯チームとの戦いでは飛影と当たり、鎧を脱いで飛影の炎殺黒龍波を跳ね返す。
しかしその結果飛影が技を"喰らう"こととなり、炎殺黒龍波の本来の使い方が術者がその力を体に取り込み、パワーアップすることだと明かされた。
パワーアップした飛影に自暴自棄気味になり、全力で攻撃を仕掛けるも、パンチ1発で戦闘不能に追い込まれカウント10を取られて敗北。
必死に修行をしても戸愚呂弟に追いつけない事や、飛影にも敵わなかったことで心が折れて殺すように言うが、人に指示されるのが嫌いな飛影に「死にたければ勝手に死ね」と断られた。その後原作版では戸愚呂弟の試合とその最期を見届け、アニメ版では登場無し。暗黒武術大会以降どうなったかは不明。
ちなみに飛影と戦って唯一命を落とさなかったキャラクターである。
武威(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
武威(ぶい)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。「暗黒武術会編」のラスボス、戸愚呂弟が率いる戸愚呂チームのメンバーで、大きな斧を武器に戦う鎧武者。鎧は武装闘気(バトルオーラ)を抑えるためのもので、決勝戦で浦飯チーム次鋒の飛影との試合では、鎧なしの本来の力で戦う。奥義・邪王炎殺黒龍派によって妖力をアップさせた飛影に、完膚なきまでに叩きのめされた。暗黒武術会の飛影の対戦相手の中で、唯一殺されなかったキャラクターでもある。
瑠架(るか)
結界師。体に束呪縄という縄を巻きつけ、防呪壁能力を持つ。
大会本部の命令を受けて、連戦する浦飯チームのメディカルチェックという名目で飛影と覆面戦士を結界に閉じ込めて拘束。
これは豚尻の仕組んだ裏工作であったが、2人は実際に前の試合でかなりのダメージを受けていた。結界内はそこに居るだけで治癒効果を受けられるため、飛影は右腕のダメージを回復していった。
しかし予想以上に飛影の回復が早かったため、瑠架は次第に飛影の力に押されていく。
幽助・陣の試合を引き分けにされたことで飛影が怒り、結界の限界を感じて本部に抗議し、桑原・吏将の試合が終わり漸く役目を終え、やっとの思いでその場から退散した。
アニメ版では飛影の力に押され体を覆う縄が1本1本切れていく演出をし、試合よりもそちらに夢中だった男性観客からは飛影の更なる活躍を期待された。
その後は医務室で活動し、絶対安静の鈴木の外出を咎めた。
魔界統一トーナメントが終わった後に暗黒武術会の審判だった小兎(こと)・樹里(じゅり)の3人でアイドルユニット「カルト」を結成。妖怪設定のアイドルとして人間界に進出し、ラジオ番組に出演。その際に、陣に片思いしていることを明かした。
仙水編
仙水忍(せんすいしのぶ)
かつて2代目霊界探偵の職を務めていた男。究極の闘気「聖光気」を操り、実力はS級妖怪と同等。主人格である忍をはじめ、ミノル・カズヤ・ジョージ・マコト・ナル・ヒトシの7つの人格を保有し、人格ごとに性格や使う技が異なる。
主人格の忍は少年のような純粋さを持ち、ミノルはお喋りでプライドが高く、殺人狂のカズヤ、武器商人ジョージ、傷つき易く泣き虫の女性人格のナル、家事や雑務担当のマコト、動物の世話をするヒトシ、とそれぞれ役目や性格が大きく違う。ナルは樹の前にしか姿を現さない。
小さい頃から霊力が強く、そのため妖怪に命を狙われることが多かった。妖怪を悪・自分を正義の戦士だと思い、霊界探偵として正義感から妖怪を退治してきた。
しかし退治するはずだった妖怪の樹がテレビ番組を楽しみにしているなど、人間臭い性格だったことに面くらい、樹を殺さずに仲間にした。
その後探偵活動で、当時のBBCが界峡トンネルを作って利用するのを阻止しに行き、そこで妖怪を玩具にする残酷な人間たちの姿を目撃。その場に居た全ての人間を殺し、人間不信に陥り失踪した。
多重人格になったのは、この件の影響から。しばらく姿をくらましていたが、暗黒武術大会で戸愚呂弟に吹っ飛ばされて海を漂っていた戸愚呂兄の電波をキャッチし、戸愚呂兄を保護。
戸愚呂兄の話から左京や界境トンネルを作ろうとしていたことや幽助の事を知り、界境トンネルの結界を破り人類を死滅させる計画を立てる。
ミノルが中心となって仲間を集め、仙水一味の中でのコードネームは「暗黒天使(ダークエンジェル)」である。幽助と戦う際にはミノルが主人格のように振舞っていたが、幽助がミノルとカズヤを倒すまで忍は数ヶ月現れていなかった。忍は聖光気を使うことができ、他の人格よりも戦闘力のレベルが違い、幽助の心臓を攻撃して殺害した。幽助を倒したことで感情が爆発してパワーアップした桑原が結界を切り、仙水は飛影・蔵馬・桑原と共に魔界へ行き、3人を相手に圧倒。
その後魔族覚醒した幽助と互角に戦うが、幽助が雷禅に意識を取られた後は圧倒され、霊玉で致命傷を負い死亡した。
死ぬ間際、本当は悪性の腫瘍によってあと半月の命であり、魔界で死ぬという願望のために魔界へ続く穴を掘ったと明かす。そして次は妖怪に生まれたいと願い絶命、「死んでも霊界には行きたくない」という遺言を受けた樹によって仙水の遺体は亜空間へ連れて行かれた。
刃霧要(はぎり かなめ)
能力は「狙撃手(スナイパー)」。気を通せるあらゆるものを弾丸にして飛ばす。対象者に自身の気で作った「的」を刻み、放った弾丸を自動追尾させる能力「死紋十字斑」を持つ。消しゴムの欠片・サイコロ・木の葉・石・包丁・拳銃に入った本物の弾・タンクローリーなどを弾丸として撃った。
あまりにも大きいものに気を通すと、刃霧自身に負担が掛かり意識を失ってしまう。能力の領域は半径200メートルであるが、命中精度は非常に高く、領域外の500メートル以上を狙える。
仙水一味として仙水と共に行動し、仙水の右腕のような立場にあり、拳銃の弾は仙水の人格の一人・武器商人のジョージから貰った。仙水を見つけた室田をヘッドショットし、病院送りにした。
桑原を攫った際に追いかけてきた幽助と戦い、幽助に「死紋十字斑」を使って追い詰めるが、飛影に背後から刺されて気絶。
神谷に救出されるが、飛影の刺した傷は重要な臓器を避け、刺すよりも隙間を通すような一撃であったため命に別状は無かった。
家は母・兄・妹の4人暮らしで、警官であった父親は既に殉職。
性格はどこか冷徹な虚無主義者(ニヒリスト)で、将来の夢は「弁護士か犯罪者」。事件後は高校を卒業と同時に家を出て、家に5年間仕送りを続けた。アニメ版では失踪。エピローグでは、殺された猫の死を悼む残留思念を読み取る事の出来る女性と一緒にいる姿が描かれていた。原作では関係性は不明だが、アニメでは妹とされた。
魔界統一トーナメント編
軀(むくろ)
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目次 - Contents
- 飛影の概要
- 飛影のプロフィール・人物像
- 飛影の能力
- 邪眼
- 素早い動き
- 邪王炎殺拳の使い手
- 飛影の必殺技
- 邪王炎殺拳
- 邪王炎殺黒龍波(じゃおうえんさつこくりゅうは)
- 邪王炎殺煉獄焦(じゃおうえんさつれんごくしょう)
- 邪王炎殺剣(じゃおうえんさつけん)
- 飛影の来歴・活躍
- 幽助と出会い変っていく飛影
- 暗黒武術会編
- 仙水編
- 魔界統一トーナメント編
- 飛影の関連人物・キャラクター
- 仲間
- 浦飯幽助(うらめしゆうすけ)
- 桑原和真(くわばらかずま)
- 蔵馬(くらま)
- 玄海(げんかい)
- ぼたん
- 身内
- 氷菜(ひな)
- 雪菜(ゆきな)
- 霊界探偵編
- 剛鬼(ごうき)
- 青龍(せいりゅう)
- 垂金権蔵(たるかねごんぞう)
- 暗黒武術会編
- 是流(ぜる)
- 魔金太郎(まきんたろう)
- 黒桃太郎(くろももたろう)
- 武威(ぶい)
- 瑠架(るか)
- 仙水編
- 仙水忍(せんすいしのぶ)
- 刃霧要(はぎり かなめ)
- 魔界統一トーナメント編
- 軀(むくろ)
- 時雨(しぐれ)
- 奇淋(きりん)
- 飛影の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「邪眼の力をなめるなよ」
- 「残像だ」
- 「もう後もどりはできんぞ、巻き方を忘れちまったからな」
- 「どうせ死ぬなら戦って死ぬ。あいつとな」
- 飛影の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 氷泪石・故郷・雪菜捜索のために邪眼を移植
- 軀との関係は仲間以上恋人未満
- 幽助の仲間になる予定ではなかった飛影