ハリー・ポッターシリーズの地理まとめ
『ハリー・ポッター』とは、イギリスの作家J・K・ローリングのファンタジー小説、および映画・ゲーム等のメディアミックス作品である。1990年代のイギリスと魔法界を舞台に、主人公であるハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学生生活と、闇の帝王ヴォルデモートとの因縁と戦いを描いている。
作中ではハリーの育った伯母夫婦の家や魔法界の学校ホグワーツの他、学用品を買い付けるダイアゴン横丁、魔法界の政府機関である魔法省など様々な場所が登場する。
ふくろう専門店。ふくろうだけでなく飼料などの商品も取り扱う。暗くて、バサバサという羽音がして、フクロウの目が宝石のようにあちらこちらで輝いているという。ハリーのペットとなったヘドウィグは、ここでハグリッドが購入したもの。
映画『炎のゴブレット』で、クラスゴー、リーズ、ロンドンにそれぞれショップがあるチェーン店だとされているが、原作では明記されていない。
原作者のJ・K・ローリングが運営していた公式サイト「ポッターモア」によると、茶ふくろう、雪フクロウ、森フクロウ、コノハズク、メンフクロウを販売しているとのこと。
マダム・マルキンの洋装店
マダム・マルキンが経営する衣料専門店。普段着から式服まで扱っており、ホグワーツの制服も購入できる。購入にあたっては採寸が必要であり、既製品(レディメイド)を購入するというよりはオーダーメイドを購入している可能性がある。
第1巻『賢者の石』で、ハリーがドラコ・マルフォイと初めて出会う場所でもある。また第6巻では、ハリーたちがドラコと母ナルシッサに出会い、口論になる。
高級クィディッチ用品店
一流のクィディッチ用具の販売店。ファイアボルトなどが売られている。
高級なクィディッチ用具や有名チームのユニフォームを販売するショップ。
最高級の箒ファイアボルトが発売された際に、店のオーナーが登場し、ディスプレイに集まってきた人だがりに、クィディッチW杯本命のアイルランド・インターナショナル・サイドのチームから7本のファイアボルトの注文を受けたことを明らかにした。
ポタージュの鍋屋
漏れ鍋の近くに位置しており、魔法薬の調合に使う鍋を売る店。店の外には大鍋が積み上げられていて、上には購入が可能な大鍋が書かれている看板がぶら下がっている。取り扱っている鍋は、大小色々、銅、真鍮、錫、銀、自動かき混ぜ鍋、折り畳み式と品揃えが豊富。原作では店名も不明であったが、映画やゲーム、ポッターモアで言及された。また店主も原作に登場していなかったが、映画で店主のマダム・ポタージュが登場した。
夜の闇横丁にも支店があるらしい。
薬問屋
いろいろな魔法薬の材料が売られている専門店。悪くなった卵と腐ったキャベツの混じったような悪臭がする。魔法界を訪れたばかりのハリーは悪臭が気にならないくらい、興味深いショップだと思ったよう。
J・ピピン魔法薬店
1753年創業の薬局のチェーン店。原作には登場しておらず、映画およびゲーム作品で登場する。上記の薬問屋と同じであるかは言及されておらず不明。J・ピピンは「あらゆる病に効く魔法薬」を取り扱う。ダイアゴン横丁とホグズミードに支店を持っており、1890年代にはJ・ピピンの孫、パリー・ピピンがホグズミード支店を経営している。
ギャンボル・アンド・ジェイプスいたずら専門店
白いあごひげと口ひげを生やした魔法使いが運営している魔法の悪戯(いたずら)道具専門店。「ポッターモア」によるとダイアゴン横丁の南側に位置し、オブスキュラス出版社とトウィルフィット・アンド・タッティングの間にある。
「フィリバスターの長々花火」などの悪戯道具が販売されている。
トウィルフィット・アンド・タッティング
ロンドンのダイアゴン横丁の南側、ギャンボル・アンド・ジェイプスいたずら専門店の隣にある。詳細は明かされておらず不明。
第6巻で、上述のマダム・マルキンの洋装店でハリー、ハーマイオニー、ロンがホグワーツの制服の仕立て直しをしていた時に、同じ目的で訪れたであろうマルフォイ母子がと遭遇し、口論になった際にその名前が言及された。
ドラコの母ナルシッサ・マルフォイは「(マダム・マルキンは)店の客層がクズなのでトウィルフィット・アンド・タッティングの方がいい」と言っていたが、いたずら専門店の隣にあるこの店の客層が良いかどうかは疑問である。
オブスキュラス出版社
ダイアゴン横丁南側18aにある出版社。上述のギャンボル・アンド・ジェイプスいたずら専門店の隣に位置している。
『ハリー・ポッター』シリーズと世界観を共有する『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公、ニュート・スキャマンダーが執筆した『幻の動物とその生息地』を1927年に出版している。この書籍は魔法界でベストセラーとなり、後にホグワーツの魔法生物飼育学の指定教科書となった。
日刊予言者新聞本社
ダイアゴン横丁の南側にある、イギリス魔法界の大衆新聞「日刊預言者新聞」の本社。
ポッターモアによると、「クィディッチ今昔」などの書籍を出版するウィズ・ハード・ブックス社の隣に位置する。
1743年創刊。配達は主にフクロウが担っている。多くの記者を抱えており、魔法界の様々な事象について取り上げているが、売上を重視するあまりその真実性には疑問視される内容も多い。
ウィズ・ハード・ブックス
「クィディッチ今昔」「毛深い鼻面、ヒトのハート」などの書籍を出版する新聞社。ダイアゴン横丁南側にある。上述の日刊預言者新聞本社の隣に位置しており、住所はダイアゴン横丁 南129b。
出版物の刊行年から察するに1952年以前に創業している。
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』の概要
- 「地理」とは
- イギリス魔法界
- ホグワーツ魔法魔術学校
- ロンドン市内
- イギリス魔法省本庁
- 聖マンゴ魔法疾患傷害病院
- ブラック邸
- ニュート・スキャマンダーのタウンハウス
- キングズ・クロス駅
- ホグワーツ特急
- ダイアゴン横丁
- 漏れ鍋
- グリンゴッツ魔法銀行
- オリバンダーの店
- フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリームパーラー
- フローリシュ・アンド・ブロッツ書店
- 魔法動物ペットショップ
- イーロップのふくろう百貨店
- マダム・マルキンの洋装店
- 高級クィディッチ用品店
- ポタージュの鍋屋
- 薬問屋
- J・ピピン魔法薬店
- ギャンボル・アンド・ジェイプスいたずら専門店
- トウィルフィット・アンド・タッティング
- オブスキュラス出版社
- 日刊予言者新聞本社
- ウィズ・ハード・ブックス
- ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ
- 夜の闇横丁(ノクターンよこちょう)
- ボージン・アンド・バークス
- ホグズミード村
- ホグズミード駅
- 三本の箒
- ホッグズ・ヘッド
- ゾンコの「いたずら専門店」
- ハニーデュークス
- マダム・パディフットの店
- ダービッシュ・アンド・バングズ魔法用具店
- スクリベンシャフト羽根ペン専門店
- ホグズミード郵便局
- 叫びの屋敷
- アズカバン
- リトル・ハングルトン
- 首吊り男
- リドルの館
- ゴーント家の小屋
- 教会墓地
- ゴドリックの谷
- ポッター邸
- 記念碑
- 墓地
- 聖ジェローム教会
- バグショット邸
- オッタリー・セント・キャッチポール
- 隠れ穴
- ラブグッド邸
- コーンウォール地方ティンワース郊外
- 貝殻の家
- ウィルトシャー州
- マルフォイの館
- イギリスマグル界
- サレー州リトル・ウィンジング
- ダーズリー家
- フィッグ家
- コークワースのスピナーズ・エンド
- スネイプ邸
- ロンドン市内
- ウール孤児院
- アメリカ魔法界
- イルヴァーモーニー魔法魔術学校
- アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)
- ブラインド・ピッグ・バー
- アメリカ非魔法族界
- コワルスキー・クオリティ・ベイクド・グッズ
- 新セーレム救世軍教会
- スティーン・ナショナル銀行
- ゴールドスタイン姉妹のアパート
- セントラル・パーク
- ジンズバーグ・デラウネー・デパート
- ショー・ニュース
- フランス魔法界
- フランス魔法省
- フラメル邸
- レストレンジ家の霊廟
- カシェ広場
- サーカス・アルカヌス
- ボーバトン魔法アカデミー
- ドイツ魔法界
- ドイツ魔法省
- アークスターク刑務所
- ブラジル魔法界
- ブラジル魔法省
- カステロブルーショ
- アジア魔法界
- Eyrie
- マホウトコロ
- アフリカ魔法界
- ブルキナファソ魔法省
- ワガドゥー
- その他の施設・組織
- 国際魔法使い連盟
- ヌルメンガード城
- ダームストラング専門学校
- コルドフストリーツ(Koldovstoretz)
- オーストラリアの魔法学校