ハリー・ポッターシリーズの地理まとめ
『ハリー・ポッター』とは、イギリスの作家J・K・ローリングのファンタジー小説、および映画・ゲーム等のメディアミックス作品である。1990年代のイギリスと魔法界を舞台に、主人公であるハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学生生活と、闇の帝王ヴォルデモートとの因縁と戦いを描いている。
作中ではハリーの育った伯母夫婦の家や魔法界の学校ホグワーツの他、学用品を買い付けるダイアゴン横丁、魔法界の政府機関である魔法省など様々な場所が登場する。
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』に登場する刑務所。いつ建てられ、いつまで使用されたかは明かされておらず不明。囚人たちの待遇があまりに酷く1932年には「何年も前に閉鎖された」とされていた。
その後ドイツ魔法省がゲラート・グリンデルバルドの手に落ちると、ダンブルドアを中心とする敵対勢力を閉じ込めるために使用された。劇中で、テセウス・スキャマンダーがイギリス闇祓いの権限を超えてゲラート・グリンデルバルドを逮捕しようとしたため、収容された。
入口には年老いた牢番がおり、テセウスのネクタイを身につけていたことから、この牢番は収容者の持ち物を取り上げて我が物にする悪趣味があったよう。収容者の身内が面会することは可能だが、事前の許可申請と面会状が必要。また、面会者は杖などの道具や魔法生物の持ち込みを禁止される。
中心部ではマンティコアという、ヒトの頭とライオンの胴体、そしてサソリの尾びれを持った魔法生物がおり、囚人たちの監視を務める。
ブラジル魔法界
ブラジル魔法省
1697年設立。本庁はリオデジャネイロのラゲ公園にある。1932年時点の魔法省大臣はヴィセンシア・サントスという魔女。
カステロブルーショ
ブラジルの熱帯雨林の奥地にある魔法教育機関。歴史は古く、993年創立のホグワーツと同じくらいとされる。校舎の隠し方も同じであるため、どちらが先んじたのか、または真似したのかで議論が分かれる。自然を基にした科目を得意としており、「薬草学」や「魔法生物学」に秀でている。
アジア魔法界
Eyrie
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』で上級魔法使いの選出が行われた場所。ブータン王国のヒマラヤ東部高地の頂上にある。近くには魔法族のみが住まう村があり、ここから見下ろすことができる。
言葉では言い表せないほど美しい場所とされ、古の魔法の起源となった場所でもある。
劇中ではグリンデルバルドが「古来の儀式を踏襲し麒麟による選抜を行う」という体裁で、死霊術で蘇らせ意のままに操っている麒麟を使って上級魔法使いになろうと画策した。
「Eyrie」とは、高所にある家や砦のこと。「天の城」と翻訳されることもある。
マホウトコロ
日本にあるアジア唯一の魔法教育機関。南硫黄島にあり、日本からのみ生徒を受け入れているため、学生数は少ない。アジアでは珍しくクィディッチの強豪。
アフリカ魔法界
作中では言及されていないが、アフリカにも魔法界は存在している。魔法国家として知られているのはベニン、ブルキナファソ、チャド、コンゴ、エジプト、エチオピア、コートジボワール、モーリシャス、ナイジェリア、タンザニア、トーゴ、ウガンダ、南アフリカ、ザイールなど。
ブルキナファソ魔法省
『幻の動物とその生息地』にその存在が言及されている、ブルキナファソの魔法界の統治機関。この地域に生息する三つ頭の蛇ルーンシュプールが人目につきやすく、マグルの目を避けるためにいくつかの森林区画を立ち入り禁止にする政策がブルキナファソ魔法省により行われたことが明かされている。
ワガドゥー
少なくとも1000年以上前に創立された魔法教育機関。アフリカにあるとされる伝説の場所、月の山脈にある。天文学と錬金術、変身術の分野で評判が高い。また、手指のジェスチャーのみで魔法を行使する術を学ぶことができる。
その他の施設・組織
国際魔法使い連盟
魔法界の国際機関で、マグル界での国際連盟におおよそ相当する。各国の魔法省や魔法政府から構成されており、イギリス魔法省は国際魔法協力部内に連盟イギリス支部を設置している。
国際魔法使い連盟の指導者は「上級大魔法使い」という肩書きをもつ。初代の上級大魔法使いはピエール・ボナコー。この役職には任期が存在するようだが、具体的に何年であるかは言及されていない。設立初期には麒麟による選出が行われていたが、20世紀には連盟加盟国の代表による投票で決定されている。
1932年にはドイツ魔法省大臣のアントン・フォーゲルが上級魔法使いを務めた。その後、この時代には珍しく麒麟による選出を行い、ブラジルの魔女ヴィセンシア・サントスが選出された。この時、候補者に名を連ねていなかったアルバス・ダンブルドアが麒麟に一度選ばれているが、拒否している。しかし1991年にはこの役職に就任した。
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』の概要
- 「地理」とは
- イギリス魔法界
- ホグワーツ魔法魔術学校
- ロンドン市内
- イギリス魔法省本庁
- 聖マンゴ魔法疾患傷害病院
- ブラック邸
- ニュート・スキャマンダーのタウンハウス
- キングズ・クロス駅
- ホグワーツ特急
- ダイアゴン横丁
- 漏れ鍋
- グリンゴッツ魔法銀行
- オリバンダーの店
- フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリームパーラー
- フローリシュ・アンド・ブロッツ書店
- 魔法動物ペットショップ
- イーロップのふくろう百貨店
- マダム・マルキンの洋装店
- 高級クィディッチ用品店
- ポタージュの鍋屋
- 薬問屋
- J・ピピン魔法薬店
- ギャンボル・アンド・ジェイプスいたずら専門店
- トウィルフィット・アンド・タッティング
- オブスキュラス出版社
- 日刊予言者新聞本社
- ウィズ・ハード・ブックス
- ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ
- 夜の闇横丁(ノクターンよこちょう)
- ボージン・アンド・バークス
- ホグズミード村
- ホグズミード駅
- 三本の箒
- ホッグズ・ヘッド
- ゾンコの「いたずら専門店」
- ハニーデュークス
- マダム・パディフットの店
- ダービッシュ・アンド・バングズ魔法用具店
- スクリベンシャフト羽根ペン専門店
- ホグズミード郵便局
- 叫びの屋敷
- アズカバン
- リトル・ハングルトン
- 首吊り男
- リドルの館
- ゴーント家の小屋
- 教会墓地
- ゴドリックの谷
- ポッター邸
- 記念碑
- 墓地
- 聖ジェローム教会
- バグショット邸
- オッタリー・セント・キャッチポール
- 隠れ穴
- ラブグッド邸
- コーンウォール地方ティンワース郊外
- 貝殻の家
- ウィルトシャー州
- マルフォイの館
- イギリスマグル界
- サレー州リトル・ウィンジング
- ダーズリー家
- フィッグ家
- コークワースのスピナーズ・エンド
- スネイプ邸
- ロンドン市内
- ウール孤児院
- アメリカ魔法界
- イルヴァーモーニー魔法魔術学校
- アメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)
- ブラインド・ピッグ・バー
- アメリカ非魔法族界
- コワルスキー・クオリティ・ベイクド・グッズ
- 新セーレム救世軍教会
- スティーン・ナショナル銀行
- ゴールドスタイン姉妹のアパート
- セントラル・パーク
- ジンズバーグ・デラウネー・デパート
- ショー・ニュース
- フランス魔法界
- フランス魔法省
- フラメル邸
- レストレンジ家の霊廟
- カシェ広場
- サーカス・アルカヌス
- ボーバトン魔法アカデミー
- ドイツ魔法界
- ドイツ魔法省
- アークスターク刑務所
- ブラジル魔法界
- ブラジル魔法省
- カステロブルーショ
- アジア魔法界
- Eyrie
- マホウトコロ
- アフリカ魔法界
- ブルキナファソ魔法省
- ワガドゥー
- その他の施設・組織
- 国際魔法使い連盟
- ヌルメンガード城
- ダームストラング専門学校
- コルドフストリーツ(Koldovstoretz)
- オーストラリアの魔法学校