ヴェルザード(転スラ)の徹底解説・考察まとめ
ヴェルザードとは『転生したらスライムだった件』の登場人物で、この世界に4体のみ生息し、最強の種族といわれる竜種の1体。“星王竜”ヴェルダナーヴァの妹であり、“暴風竜”ヴェルドラ、“灼熱竜”ヴェルグリンドの姉である。また魔王”ギィ・クリムゾン”の相棒でもあり、2,000年近い時をともに過ごしてきた。”氷の女帝””白氷竜”の呼び名も持ち、自身の能力で建てた氷の宮殿”白氷宮”を住処としている。
テンペストでヴェルドラと再会
リムルに会うため、ギィに同行してリムルの治める国”ジュラ・テンペスト連邦国”を訪れたヴェルザードは、そこでヴェルドラと再会する。
感動の再会かと思われたが、ヴェルドラの様子がどうもおかしい。
実はヴェルザードは、生まれた時から大暴れするヴェルドラを破壊して更生させたり、生まれ変わっても大暴れした際には停止能力を使って大人しくさせたりと、ヴェルドラに大して厳しいお仕置きをしていた。そのせいでヴェルドラは、ヴェルザードに大して苦手意識を持つようになっていたのだ。普段は怖いもの知らずのヴェルドラだが、ヴェルザードに対する苦手意識は相当なものだった。
しかしヴェルザード自身は、ヴェルドラから苦手意識を持たれていることに気づいていないのである。
リムルからヴェルドラが自分に対して苦手意識を持っていることを聞かされたヴェルザードは、ヴェルドラに対し「ゆっくり話をしよう」と提案。隣の部屋を借りて話をすることになったのだった。話し合いの末に2人の誤解は解け、ヴェルザードは今までの行いは愛ゆえである、ということが説明できた。しかし結局、迷宮にて手合わせをすることになり、結果はヴェルザードの圧勝。ヴェルドラの成長を見ることができ、さらに温泉も満喫することができたヴェルザードは、上機嫌でギィとともに自身の住処へ帰っていったのである。
一方でヴェルザードと手合わせしたヴェルドラは満身創痍だった。
リムルもヴェルドラが怪我を負う姿を初めて目にした。これにより、ヴェルザードをはじめとした”竜種”という存在の強さを改めて認識することとなった。
また、ヴェルドラを成長させたリムルのことを、ヴェルザードは一目置くことになる。
ギィとの戦闘
ギィは自身の住処にて、親友であるルドラの魂が完全にこの世から消えたことに気づき、涙を流す。しかしその背後でヴェルザードは不気味に微笑んでいた。
そして、天使勢と魔王勢の戦いは幕を開ける。
天使勢と魔王勢の戦いが始まると、”天使系”に分類されるアルティメットスキル”忍耐之王”を所持するヴェルザードは、天使族の中でも上位の存在である始原の七天使の1人”フェルドウェイ”によって支配されてしまう。
支配されたヴェルザードは、”原初の悪魔”と呼ばれる強者”レイン””ミザリー”とギィの3人を相手に大暴れし、白氷宮を半壊させたあと、フェルドウェイとともに異次元にある星王宮へと向かうのだった。
その後、天使系のアルティメットスキルを持つレオンを支配するため、レオンの領地への奇襲に同行し、黄金郷にて、レオンを守るため黄金郷を訪れていたギィと一対一の対決をすることに。
ところがヴェルザードは、本当は支配されておらず、ギィと戦うためにわざと支配を受け入れていたのだった。
ヴェルザードは、ギィよりも自分のほうが上であると証明したい、という欲求をずっと抱えていた。しかし調停者であるギィの相棒という立場上、好きに戦うことは許されなかったため、あえて支配を受け入れ、敵側に寝返っていたのである。ヴェルザードは、ギィの敵という立場になった今、長年ため込んだギィへの愛情や闘争心など、今までぶつけることのできなかった思いをぶつけてやろうと考えていた。
ギィもヴェルザードが長年抑えてきた感情を解き放ち、あえて支配を受け入れて自分と戦う状況を作り出したことに気づく。
満足するまで戦いは終わらないだろうと悟ったギィは、ヴェルザードに向き合うことを決意する。
ヴェルザードの関連人物・キャラクター
ギィ・クリムゾン
この世に7体のみ存在すると言われる上位の悪魔”原初の悪魔”の1人であり、最強の魔王でもある。
世界の創造主といわれる”ヴェルダナーヴァ”から、”調停者”としての役割を託され、世界の監視役を担う。
そんなギィは、かつて勇者と呼ばれた”ルドラ”と、世界の覇権をかけて勝負をしている。
ギィ・クリムゾン(転スラ)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ギィ・クリムゾンとは『転生したらスライムだった件』の登場人物で、この世界の最古の魔王にして、原初の悪魔の一柱、原初の赤(ルージュ)である。暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)の異名を持ち、この世界の魔王達の頂点に君臨する。世界の創造主である星王竜ヴェルダナーヴァより依頼され、この世界の「調停者」としての役割を担っている。勇者ルドラとは世界の覇権をかけて勝負を行っている。
ヴェルドラ=テンペスト
4体の竜種のうちの1体で、ヴェルザードの弟。4兄弟のなかでは末っ子にあたり、”暴風竜”の異名を持つ。
長い間洞窟に封印されていたが、リムルによって封印は解かれ、その後はリムルのもとで世話になっている。
ヴェルザードは、ヴェルドラが暴れるたびに連れ戻したりお仕置きしたりと、幼いころから何かと面倒を見てきた。「ヴェルドラちゃん」と呼んでいることからも、ヴェルドラのことをとても可愛がっていることがうかがえる。
ヴェルザード本人は、リムルから「ヴェルドラはあなたに対して苦手意識を持っている」と聞くまで、ヴェルドラから慕われていると思っていた。
ヴェルドラ=テンペスト(転スラ)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ヴェルドラ=テンペストとは『転生したらスライムだった件』に登場する暴風竜だ。4体しかいない竜種の末っ子で単純で好奇心旺盛な性格をしている。ヴェルドラは勇者に300年間封印されており、そこに現れた転生したばかりだったスライムのリムルと出会い友達になる。その後、進化したリムルによって解放され、用意してあった依り代に受肉し復活することに成功した。リムルの友達としてジュラ・テンペスト連邦国に住むことになり、地下迷宮のラスボスとしての役割をもらう。
ヴェルグリンド
竜種の1体であり、”灼熱竜(カーディナル)”の異名を持つヴェルザードの妹で、ルドラの側近を務めている。ギィとルドラが対立関係にあるため、2人もまた対立の関係にある。
実際2人の仲はそれほど悪いわけではないようだが、ヴェルドラの教育方針に関しては考え方の違いからたびたび揉めることもあったようだ。
ミリム・ナーヴァ
ヴェルダナーヴァと人間の間にできた子で、ヴェルザードの姪。
敵に回してはいけない、最古の魔王として恐れられているが、そんなミリムでもヴェルザードは危険人物だと警戒している。
ミリム・ナーヴァ(転スラ)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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ミリム・ナーヴァとは『転生したらスライムだった件』に登場する魔王の1人で、見た目は14歳か15歳くらいに見える美少女だが長い年月を生きている最古の魔王だ。可愛い見た目からは想像できない力を持ち、破壊の暴君の二つ名を持っている。面白いことが大好きで、スライムのリムルを親友(マブダチ)と言い懐いている。難しい話や勉強が嫌いで、リムルのところに逃げてくることがある。面白い事に参加できないと「ずるい!」と駄々をこね子供っぽいところがある。
ヴェルザードの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「あら?あの子、逃げたのかしら。せっかく会いに来てあげたというのに…」
ギィとヴェルザードがテンペストを来訪した際、web版ではヴェルドラはヴェルザードと対話することなく、気配を察知した途端に逃げ出すのである。
ヴェルドラが逃げたことを知ったヴェルザードは「あら?あの子、逃げたのかしら。せっかく会いに来てあげたというのに…」と、冷たい声で言うのであった。
このセリフはリムルが初めてヴェルザードに会った時の第一声である。一切気配を感じさせないヴェルザードに、リムルは驚きを隠せなかった。自然と妖気をコントロールし、竜種であることを悟らせない支配力の高さと、それでも漂う覇気から、リムルは「この人はやばい」と悟った。
並外れた解析能力を持ち、竜種と慣れ親しんでいるリムルでさえ、”別次元の存在”と評するほど、ヴェルザードの能力の高さが分かるシーンである。
「いいでしょう、ヴェルグリンド。貴女を敵と認めます」
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目次 - Contents
- ヴェルザードの概要
- ヴェルザードのプロフィール・人物像
- ヴェルザードの能力
- 忍耐之王(ガブリエル)
- 嫉妬之王(レヴィアタン)
- 氷神之王(クトゥルフ)
- ヴェルザードの必殺技
- 凍れる世界(エターナルワールド)
- 雪結晶盾(スノークリスタル)
- 大気獄壁(エアウォール)
- 冷極消失凝収覇(ホワイトアウトアブソーブ)
- ヴェルザードの来歴・活躍
- ギィとレオンの会談に参加
- テンペストでヴェルドラと再会
- ギィとの戦闘
- ヴェルザードの関連人物・キャラクター
- ギィ・クリムゾン
- ヴェルドラ=テンペスト
- ヴェルグリンド
- ミリム・ナーヴァ
- ヴェルザードの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「あら?あの子、逃げたのかしら。せっかく会いに来てあげたというのに…」
- 「いいでしょう、ヴェルグリンド。貴女を敵と認めます」
- 「私は貴方が嫌いだわ。本当に本当に本当に本当に、大嫌い。嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで――どうしようもないほどに大嫌いで、そして大好きなのよ」
- ヴェルザードの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 属性は氷ではなく不明
- 故意にヴェルドラの人格を矯正
- 一目置く魔王はミリム