ゲリー・ストライダム(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

ゲリー・ストライダムとは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場するアメリカ陸軍の大佐である。地上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎に側近として仕え、同時に危険人物として監視する任務も遂行している。側近として勇次郎の移動手段の手配や情報伝達の役割を担う一方、彼の息子である範馬刃牙の動向も気にかけており、2人が対決する時は会場の用意や互いの状況を頻繁に伝えるなど忙しく立ち回った。米軍で戦場格闘技の指導をするほどストライダム自身の戦闘力は高いが、完全武装をしても勇次郎には敵わない。

肉弾戦のみで世界各国の軍事力を超える戦闘力を手に入れ、地上最強の生物の異名を持つ格闘家。アメリカ合衆国と個人で友好条約を結んでおり、アメリカ陸軍大佐であるストライダムとの関係性は強く、行動を共にする事が多い。

範馬刃牙(はんま ばき)

勇次郎の息子であり、幼少期から格闘家としての厳しい英才教育を受けて育ち、勇次郎を素手で倒すことを目的として、修行を続けている。ストライダムは勇次郎と闘おうとしている刃牙の事も気にかけており、勇次郎の近況を伝えるなど刃牙の事もサポートしてる。

朱沢江珠(あけざわ えみ)

範馬刃牙の母親。刃牙を強くすることで勇次郎に愛されたいと考えている子への愛情が乏しい人物であったが、刃牙が初めて勇次郎に挑んで殺されそうになった時に母親の感情が蘇り、勇次郎に襲い掛かる。江珠は勇次郎に返り討ちにされて死亡した。ストライダムは江珠が刃牙を勇次郎と闘わせようとしている事を知り、危険とは分かりながらも止めることができなかったのだが、結果的に江珠が死亡した事を悔やんでいる。

Sir((サー)

ストライダムの上官で、高齢でありながらも戦闘能力は高い。ガイアと戦場で遭遇した際に付けられた大きな十字傷が胸に残っている。Sirが来日した際、ストライダムも日本にいたため、会いに行く場面がある。

ヘクター・ドイル

世界から同時に脱獄し、最強の戦士に敗れる事で“敗北を知る”事を目的に日本に集結した5名の「最凶死刑囚」の1人で、イギリスの死刑囚。体内に仕込んだあらゆる武器を使用した予測不能な攻撃を得意とする。来日以前からストライダムとは面識があり、ストライダムは会うたびに強化されている体内に仕込んだ武器の説明をドイルから受けて関心していたが、地下闘技場戦士との闘いで爆薬を使ってドイルが勝利した際は「ファイトではない」と言ってその闘い方を批判した。

ピクル

偶然冷凍保存された状態で発見されて蘇ったジュラ紀の人類。最新のアメリカの軍事技術でもピクルを制する事はできなかったが、ストライダムがピクルと心を通わせる事で日本に連れていく。日本では地下闘技場戦士を次々と倒していき、獲物と判断して敵の肉体を食べる事もあった。ストライダムの導きで日本に来た事を感謝しており、感謝の証として恐竜の首をストライダムにプレゼントした。

ゲリー・ストライダムの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「なぜ止められなかったッッ」

「なぜ止められなかったッッ」と刃牙と勇次郎の闘いにより江珠が犠牲になった事を悔やむストライダム

中学生の刃牙は勇次郎に闘いを挑み、勇次郎の圧倒的な強さの前に何もできずに敗れる。立ち合った刃牙の母親である江珠も殺されそうな刃牙を助けるために勇次郎に立ち向かい殺害される。
半ば予想していた凄惨な結果を前に、ストライダムは「なぜ止められなかったッッ」と悔やむことしかできなかった。最悪な結末で終わった親子対決に巻き込まれたストライダムの悲劇的なセリフであった。

「これはファイトじゃない」

ドイル(右)胸部に隠した爆薬で鎬昂昇(下)を倒した事に対して「これはファイトじゃない」と批判するストライダム(左)

最凶死刑囚ドイルが地下闘技場戦士鎬昂昇を爆撃で倒した時、立ち合ったストライダムは「これはファイトじゃない」とドイルの闘い方を批判した。自分自身の体で闘う勇次郎や地下闘技場戦士を尊敬しているストライダムの気持ちが表現された名シーンであった。

「コレハ一国ト一国ノ喧嘩ニ匹敵スル問題ナノダ」

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柴千春(しば ちはる)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』に登場する暴走族の特攻隊長である。体を鍛える事を女々しいと考えており、素手喧嘩最強と称されるヤクザの花山薫を心の師としている。格闘技経験は無いものの、喧嘩で鍛えられた体と持ち前の根性で一流の格闘家とも互角以上の戦いをする。第1作『グラップラー刃牙』では東京ドーム下の地下闘技場で開催された最強の戦士を決める最大トーナメントに出場し、柔道家の畑中公平やボクサーのアイアン・マイケルと戦って勝利する大健闘を見せた。

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鎬昂昇(しのぎ こうしょう)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』に登場する空手家である。斬撃拳と称される鎬流空手を使い、指で神経を切断する紐切りを得意技としている。第1作『グラップラー刃牙』では地下闘技場チャンピオン範馬刃牙に挑戦し、死闘の末敗れる。進化した紐切りを習得して最大トーナメントにも出場。兄で外科医の鎬紅葉と対決し、幼少期から抱いていた兄への恐怖心を乗り越えて勝利。2回戦は合気道の達人渋川剛気と対決して惜しくも敗れる。第2作『バキ』では死刑囚ヘクター・ドイルと対決し、反則技で敗れた。

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天内悠(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

天内悠(刃牙)の徹底解説・考察まとめ

天内悠(あまない ゆう)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の第1作『グラップラー刃牙』の最大トーナメント編に登場するアメリカ合衆国大統領のボディーガードである。天内流格技と称される空中殺法や組み技を得意としており、地上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎も天内の実力を認めている。戦いに勝ち続けるために愛は必要不可欠で、相手を喜ばせる事と倒す事は表裏一体との持論を述べており、相手の考えている事を見抜く洞察力が優れている。勇次郎の推薦で最大トーナメントに出場し、空手家の愚地独歩と死闘を繰り広げた。

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