【推しの子】の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

【推しの子】(おしのこ)とは、原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴによる漫画作品。伝説のアイドルの子供たちが、「復讐」と「母の夢を継ぐ」というそれぞれの目的から芸能界に挑んでいく様を描いている。
母が殺された事件の黒幕を探す星野アクア。母の夢を継ぐことを望む星野ルビー。2人はそれぞれに芸能界を目指し、様々な困難に直面してはそれを乗り越えていく。
芸能界の華やかさと闇深さ、その中で活躍する少年たちを丁寧に描いた作品。生き残りをかけて足掻く彼らの言葉は、胸に突き刺さる熱さと鋭さを備えている。

【推しの子】の概要

【推しの子】(おしのこ)とは、原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴによる漫画作品。伝説のアイドルの子供たちが、「復讐」と「母の夢を継ぐ」というそれぞれの目的から芸能界に挑んでいく様を描いている。2020年4月より連載を開始し、2021年8月26日時点で累計発行部数200万部を突破しており、「次にくるマンガ大賞2021」のコミックス部門で1位を受賞した。
主人公が彼の「推し」であったアイドルの子供に転生するも、母であるそのアイドルを殺害され、殺害の秘密を握っている可能性の高い正体不明の父親を捜すために芸能界に切り込んでいく姿を描く。転生というファンタジー要素と芸能界という現実の要素をうまくミックスし、芸能界やインターネットの闇を描く独自の切り口が魅力となっている。
原作の赤坂は『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の連載中に本作を開始しており、作画は横槍の担当とはいえ異例の“2作品同時週刊連載"となっている。

産婦人科医の雨宮吾郎(あまみや ごろう)は、自らの「推し」である星野アイ(ほしの アイ)が自身の産院に患者としてやってきたことに仰天。大いに困惑するも、近くで接して改めてアイの魅力に夢中になり、医者として彼女をかならず無事に出産させようと誓う。しかし出産予定日前日、雨宮は産院近くに現れたアイのストーカーを追う中で崖から突き落とされて命を落としてしまう。
次に目覚めた時、雨宮はアイが産んだ双子の片割れとなっていた。彼は星野アクア(ほしの アクア)/星野愛久愛海(ほしの あくあまりん)という名で2度目の人生を生きることとなり、同様に生前の記憶を保持している双子の妹星野ルビー(ほしの ルビー)/星野瑠美衣(ほしの るびい)と共にアイの下で元気に成長。アイはアイドルとして躍進を続けていくが、アクアとルビーがまだ幼い頃にストーカーに刺されて死亡する。
アクアが「母が殺された事件には黒幕がいる」こと、「それが自分たちの父親である可能性が高い」ことに気付く一方、ルビーは母の後を継いでアイドルとなることを夢見るようになる。2人は「復讐」と「夢の後継」というそれぞれの目的から芸能界を目指し、様々な困難に直面してはそれを乗り越えていく。
芸能界の華やかさと闇深さの中で必死に生き残ろうとするアクアとルビー、そして2人の周囲のキャラクターの言動は、時に赤裸々で、時に残酷な現実を突きつけ、時に胸熱くする優しさに溢れている。これらのセリフはファンの胸に突き刺さるものも多く、強いインパクトを感じさせると共に本作の高い人気を物語るものともなっている。

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星野アイの名言・名セリフ/名シーン・名場面

アイ「どっちも欲しい。星野アイは欲張りなんだ」

双子を妊娠したアイは、出産のために田舎の産院に入院。そこで担当医となった雨宮は奇しくも彼女の熱烈なファンで、「母親になってしまったら、アイドルとしてのアイは見られなくなる」と肩を落とす。しかしそんな彼に、アイは「この子たちを産んだ後もアイドルをやめるつもりはない」とはっきり宣言する。

「母親としての幸せと、アイドルとしての幸せ。
普通は片方かもしれないけど、どっちも欲しい。
星野アイは欲張りなんだ」

アイのあまりにも明快な言葉と、本気で2つの幸せを両立させようとする覚悟を感じ取り、雨宮も全力で彼女をサポートすることを決意する。何物にも囚われない、自由で我がままで純粋な“アイらしさ”が詰まった印象的なセリフである。

アイ「嘘はとびきりの愛なんだよ?」

患者が推しのアイドルという事態に戸惑うゴローは、アイドルをやめるのかとアイに問う。だがアイは逆に不思議そうに「やめないよ?」と言った。家族に憧れがあったから子供は楽しみ、でもアイドルでもありたいので子供のことは公表しない。「アイドルは偶像、嘘という魔法で輝く生き物」と、ゴローが惹きつけられ続けたアイドルの顔で、アイは「嘘は とびきりの愛なんだよ?」と笑うのだった。嘘は悪いことだという一般的な倫理観とは違う場所で生きる彼女に、ゴローはまた惹きつけられて彼女に無事子供を産ませる決意をするのだった。

アイ「だから私は今日も嘘をつく。嘘が本当になることを信じて」

ドーム公演を控えたある日、斉藤の下でアイドルとしての活動を始めた頃のことを回想しながら、アイは心の中で「だから私は今日も嘘をつく。嘘が本当になることを信じて」との言葉を漏らす。これこそがアイのアイドルとしての基本方針であり、同時に彼女がアイドルを続ける最大の理由でもあった。
「人を愛したい、愛されたい、でもその方法が分からない」ことに悩み続けたアイの、愛情に対する切実なまでの渇望が見て取れる。

アイ「ルビー、アクア、愛してる」

ストーカーに刺され、出血多量で朦朧とする中、「これだけは言わなければ」との一念と共にアイは最愛の我が子たちへの愛情を吐露する。以下がその全文である。

「あんまりいいお母さんじゃなかったけど、私は産んでよかったなって思ってて…
えっとあとは…あっこれは言わなきゃ…
ルビー、アクア、愛してる。
ああ、やっと言えた。ごめんね、言うのこんなに遅くなって。
よかった…この言葉は絶対嘘じゃない」

本物の愛情を求めて走り続けたアイが最後に辿り着いたのは、「自分は我が子のことを本当に愛している」という確信だった。「自分にも誰かを愛することができた」という歓喜と、それほどまでに愛するルビーとアクアが大人になっていく姿をもう見られないという無念と共に、アイはその短い人生に幕を下ろす。

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星野アクア/星野愛久愛海の名言・名セリフ/名シーン・名場面

アクア「まだ死んでられない。必ず見つけ出して、俺の手で殺すまでは」

“推し”にして最愛の母であるアイを失ったアクアは、生きる望みを失う一方で、「どうしてストーカーがセキュリティの厳重なアイのマンションに入り込めたのか、その情報を手に入れられたのか」という疑問に囚われる。彼の明晰な頭脳は、「あのストーカーには黒幕がいる、それがアイを死に追いやった張本人だ」という結論を導き出し、それが自分とルビーの父親である可能性が高いことにまで思い至る。

「まだ死んでられない。必ず見つけ出して、俺の手で殺すまでは」

父への復讐心に囚われたアクアの鬼気迫る決意が恐ろしい、作品の方向性を決定した名セリフである。

アクア「せっかくだから滅茶苦茶やって帰るか」

原作付きドラマ「今日は甘口で」の撮影現場で、やる気のないスタッフと、その中で孤軍奮闘するかなを見たアクア。当初アイの情報を聞き出すためだけに出演を決めたアクアだったが、「原作ファンのために、自分にできる限りで少しでもいいものを」と頑張るかなを見る内に、「せっかくだから無茶苦茶やって帰るか」と己に喝を入れるかのごとくつぶやく。
クールなようでいて意外なほど情に篤く、誰かのために努力する者を見捨てられないアクアの気質がよく表れている。

アクア「俺は敵じゃない 頼むから落ち着いてくれ」

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『かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-』とは、高校生の少年少女の恋愛模様を描いた、赤坂アカによる漫画を原作とした劇場版アニメ作品。原作の「クリスマス編」をアニメ化したもので、TVアニメ版第3期の最終回からそのままつながる内容となっている。 秀知院学園生徒会長の白銀御行と副会長の四宮かぐやは、文化祭で同じ進路に進むことを誓い合って口付けを交わす。しかし互いに恋心を明確に口にしなかったことから「これで恋人関係成立になるのか」と疑心暗鬼になり、周囲を巻き込んで騒動を繰り広げる。

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ib(インスタントバレット)のネタバレ解説・考察まとめ

ib(インスタントバレット)のネタバレ解説・考察まとめ

『ib(インスタントバレット)』は漫画『かぐや様は告らせたい』で一躍有名になった赤坂アカによる青年漫画作品。『電撃マオウ』(KADOKAWA)にて2013年9月号から2015年8月27日発売の同年10月号まで連載された。単行本は『電撃コミックスNEXT』(KADOKAWA)レーベルから全5巻で出版され完結済み。理不尽な境遇で育ち、悪意を原動力とする超能力「ib(インスタントバレッド)」に目覚めた少年少女たちの物語。彼らは世界滅亡という確定した未来を前に、誰がどのように世界を滅ぼすのかを争い合う。

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