【推しの子】の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

【推しの子】(おしのこ)とは、原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴによる漫画作品。伝説のアイドルの子供たちが、「復讐」と「母の夢を継ぐ」というそれぞれの目的から芸能界に挑んでいく様を描いている。
母が殺された事件の黒幕を探す星野アクア。母の夢を継ぐことを望む星野ルビー。2人はそれぞれに芸能界を目指し、様々な困難に直面してはそれを乗り越えていく。
芸能界の華やかさと闇深さ、その中で活躍する少年たちを丁寧に描いた作品。生き残りをかけて足掻く彼らの言葉は、胸に突き刺さる熱さと鋭さを備えている。

ミヤコ「よくやったわアクア。誇らしいわよ」

恋愛リアリティ番組「今からガチ恋始めます」に参加していたアクアが警察の厄介になっていると聞いて、ミヤコは大急ぎで警察署に駆け付ける。聞けば何か不祥事を起こしたわけではなく、「同じ番組に出演している女優が自殺しそうになっていたので慌てて止めて、警察に保護を求めた」というのが真相だった。
これに安堵したミヤコは、知り合いを助けられてほっとしているアクアに歩み寄り、「よくやったわアクア。誇らしいわよ」との言葉をかける。ミヤコが母としてアクアを愛し、強く信頼していることが分かる印象的なシーンである。

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五反田泰志の名言・名セリフ/名シーン・名場面

五反田「芸能界を夢見るのはいいけど、芸能界に夢を見るのはよした方がいい」

ドラマ初挑戦のアイだったが、彼女が使われたシーンは数秒しか使用されず、納得できないアクアは五反田に抗議の電話を入れる。五反田は「気持ちは分かる」と前置きした上で、芸能界の裏事情を語り、「芸能界を夢見るのはいいけど、芸能界に夢を見るのはよした方がいい」との言葉をアクアに告げる。
芸能界の裏の面を見続けてきた五反田ならではの、苦みのある名セリフ。同時に子供相手にこんなことを真面目に説明する五反田が面倒見のいい性格であることも表している。

五反田「ガキが夢見なきゃ誰が夢見んだよ」

芸能界の内部に入り込むことを目論み、五反田の弟子になったアクアだったが、高校生になる頃には「自分に役者としての才能は無い」とすっかり諦めてしまっていた。そんな彼に、五反田は「20年夢を追い続けている人間として言わせてもらう」と前置きし、「ガキが夢見なきゃ誰が夢見んだよ」との言葉を投げかける。
五反田のアクアへの期待と、もっと人生を前向きに生きてほしいとの願いの込められたセリフである。特に月謝をもらっているわけでもないのにアクアにここまで自身の知識と技術を教え込んでいる辺り、五反田が彼のことをただの弟子以上の存在として見ていることがよく分かる。

五反田「いや俺はお前のパパじゃねーんだがな」

稽古場で倒れたアクアは、「家族に心配をかけたくない」と養母や双子の妹に連絡しようとする仲間たちを制し、「だからといってその状態で1人で帰すわけにはいかない」と案じる彼らに引き取り人として五反田の名前を出す。連絡を受け取った五反田は程無くして稽古場に現れ、「いや俺はお前のパパじゃねーんだがな」とアクアに向かってぼやく。
たまたま休日だったのか、それとも仕事を途中で切り上げてきたのかは不明だが、事情を聞くなりすぐに駆け付けている辺り、口調とは裏腹にアクアのことを本気で心配していたことが見て取れる。五反田とアクアの関係は表向きは師弟だが、歳の離れた兄弟のようにも、友達感覚の父子のようにも思える独特のものとなっている。

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ぴえヨンの名言・名セリフ/名シーン・名場面

ぴえヨン「ボク年収1億だよ」

初登場時、どう見てもイロモノなぴえヨンの格好を見たかなは、彼が苺プロダクションの稼ぎ頭だと聞いてもすぐには信じなかった。しかしぴえヨンが「ボク年収1億だよ」と分かりやすく数字で自分の実績を紹介すると、慌てて「生意気なこと言ってすみませんでした」と謝罪する。2人のやり取りが妙味を生んだ名シーン。

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鮫島アビ子の名言・名セリフ/名シーン・名場面

アビ子「好きな作品汚されるの絶対にイヤなの 私が一番よく分かってるんです…」

アビ子が舞台『東京ブレイド』のキャラ改変が絶対に許せなかったのは、彼女が師匠と慕う頼子の作品、『今日は甘口で』のドラマが原作とはかけ離れた、悲惨な出来になったからだった。「先生の作品は もっとすごいのに」と呟くアビ子は、「好きな作品汚されるの絶対にイヤなの 私が一番よく分かってるんです…」と徹夜明けのぼんやりとした頭で涙を流すのだった。

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【推しの子】(おしのこ)とは、原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴによる漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』にて、2020年4月より連載を開始した。芸能界やインターネットの闇を現在の視点から描く切り口が魅力である。2023年にアニメ化され、主題歌が世界的にヒットするなど大きな反響を呼んだ。 自身の「推し」のアイドルの子供に転生した主人公は、母を殺害され、事件の黒幕である今の自分の父親への復讐を誓う。一方彼の妹は、「母の夢を継ぐ」ためにアイドルを目指す。それぞれの目的から、2人は芸能界で活躍していく。

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鳴嶋メルト(なるしま メルト)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、大手事務所に所属する売り出し中のモデル兼役者。 自他共に認める美形で、その顔の良さだけで人気者になり、「芸能界なんてチョロいものだ」と考えていた。演技の練習もほとんどせず、漫画原作のドラマ「今日は甘口で」に出演した際は原作者を失望させる。共演した主人公星野アクアの演技に圧倒されたことで自分の演技力の無さに気付き、以降は役者としても努力を重ねていく。同時に演劇の楽しさにも目覚めていった。

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雨宮吾郎(あまみや ごろう)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、地方の産院で働く産婦人科医にして熱烈なアイドルオタク。 B小町というアイドルグループの絶対的センター星野アイを第一の“推し”としていたが、ある日そのアイが妊娠した状態で現れ、自分が担当医となってしまう。“推し”が妊娠していたことに戸惑うも、近くで接する中でアイの魅力を再確認し、無事に出産させることを誓う。しかしアイの出産予定日前日、産院に現れたストーカーを追う中で崖に突き落とされて死亡。その後アイの息子に転生する。

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森本ケンゴ(もりもと ケンゴ)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、高校3年生のバンドマン。 若いながらに高いプロ意識を持ち、恋愛リアリティ番組「今からガチ恋始めます」に出演した際はカメラの前ではどうしても身構えてしまうと戸惑う様子を見せていた。それでも番組の趣旨を理解して恋模様を引っ掻き回す役を演じ、バッシングに耐え兼ねた仲間が自殺未遂を起こすと彼女の名誉回復のために尽力。“地味”と評価されながらも番組を支える一助となった。

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天童寺さりな(てんどうじ さりな)とは、【推しの子】の登場人物で、脳腫瘍を患って入院生活を続けていたアイドルオタクの少女。 人生の大半を病院で過ごし、希望の見えない日々の中で輝く世界に憧れたのがアイドルに傾倒した理由。中でも同世代の星野アイというアイドルに入れ込み、熱心に応援していた。たびたび病室に来てくれる研修医の雨宮吾郎にほのかな恋心を抱き、「結婚しよう」とまで言っていたが、その夢が叶うことなく12歳にして命を落とす。死後、生前の記憶と人格を保ったままアイの娘の星野ルビーに転生する。

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鏑木勝也(かぶらぎ まさや)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、芸能界の酸いも甘いも噛み分けたベテランプロデューサー。 良い作品であれ、悪い作品であれ、それを見られるものに仕上げるべく様々な事務所から役者やスタッフを掻き集めるのが仕事。その手腕は芸能界でも相応の評価を受けており、多方面に有力なコネを持つ。映像作品に携わる一員として「良いものを作りたい」との欲求も併せ持ち、純粋に努力している者には機会を与えることもある。主人公星野アクアのことも評価し、彼の将来性に期待して協力する。

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吉祥寺頼子(きちじょうじ よりこ)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、作中作の人気漫画「今日は甘口で」の作者。 何人もの弟子を育ててきたベテラン漫画家。「今日は甘口で」がドラマ化される際、「畑違いのことにはあまり口出しすまい」と見守る。しかし結果としてドラマを“大手芸能事務所の売り出し中の新人だらけ”という状態にしてしまい、彼らの下手な演技で自分の作品が台無しになる様を目の当たりにする。例外的に奮闘した星野アクアと有馬かなには感謝しており、後に彼らが出演した2.5次元舞台にも関与する。

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熊野ノブユキ(くまの ノブユキ)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、高校2年生のダンサー。 明るくてノリの良い典型的な陽キャ。恋愛リアリティ番組「今からガチ恋始めます」に出演し、共演者の大半が「番組内でのことは演出」と割り切って捉える中で「うまくいって結婚までいったらおもしろい」と発言していた。仲間の名誉回復のために共演者たちが一致団結した際は、提供できる技能もアイデアも無い中でリーダー風を吹かせて周囲を鼓舞する。番組終了後、共演者の1人である鷲見ゆきと付き合い始めた。

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斉藤壱護(さいとう いちご)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、芸能事務所「株式会社苺プロダクション」の代表取締役。 物語の主要人物にして伝説的アイドル星野アイを見出し、世に送り出す。どこかの男と勝手に子供を作るなどアイには散々振り回されるも、その才能を信じて支え続け、家族にも似た信頼関係で結ばれていた。アイがストーカーに刺殺された後、仕事も立場も捨てて失踪。アイの死に黒幕がいることを感づいており、その復讐のために暗躍。成長したアイの子供たちとも協力し、黒幕に肉薄していく。

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『ib(インスタントバレット)』は漫画『かぐや様は告らせたい』で一躍有名になった赤坂アカによる青年漫画作品。『電撃マオウ』(KADOKAWA)にて2013年9月号から2015年8月27日発売の同年10月号まで連載された。単行本は『電撃コミックスNEXT』(KADOKAWA)レーベルから全5巻で出版され完結済み。理不尽な境遇で育ち、悪意を原動力とする超能力「ib(インスタントバレッド)」に目覚めた少年少女たちの物語。彼らは世界滅亡という確定した未来を前に、誰がどのように世界を滅ぼすのかを争い合う。

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