鳴嶋メルト(推しの子)の徹底解説・考察まとめ

鳴嶋メルト(なるしま メルト)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、大手事務所に所属する売り出し中のモデル兼役者。
自他共に認める美形で、その顔の良さだけで人気者になり、「芸能界なんてチョロいものだ」と考えていた。演技の練習もほとんどせず、漫画原作のドラマ「今日は甘口で」に出演した際は原作者を失望させる。共演した主人公星野アクアの演技に圧倒されたことで自分の演技力の無さに気付き、以降は役者としても努力を重ねていく。同時に演劇の楽しさにも目覚めていった。

鳴嶋メルトの概要

鳴嶋メルト(なるしま メルト)とは、【推しの子】(おしのこ)の登場人物で、大手事務所に所属する売り出し中のモデル兼役者。
自他共に認める美形で、その顔の良さだけでクラスの人気者になり、事務所にスカウトされて芸能界デビュー。ここでも“若手のイケメン”として注目され、「この顔さえあればなんでもできる、芸能界なんてチョロいものだ」と考えていた。

役者としての練習もほとんどせず、漫画原作のドラマ「今日は甘口で」に出演した際は劣悪な演技で原作者の吉祥寺頼子(きちじょうじ よりこ)を失望させる。しかし共演した主人公星野アクア(ほしの アクア)/星野愛久愛海(ほしの あくあまりん)の演技に圧倒されたことで自分の演技力の無さに気付き、「自分がしっかり練習していれば、このドラマはもっと良いものになっていたのではないか」との罪悪感を抱えるようになる。
以降は役者として努力を重ね、しばらく後に「今日は甘口で」で共演した役者たちと再会した際にはその“役者としての姿勢”の変化に驚かれる。演劇に打ち込んだ時間の短さから足を引っ張る立場ではあったが、彼らと共に2.5次元舞台「東京ブレイド」を成功に導く。これを見ていた吉祥寺を感心させると同時、自身も演劇の楽しさに目覚めていった。

鳴嶋メルトのプロフィール・人物像

CV:前田誠二

高校1年生。中学に入るなり上級生の女子生徒に言い寄られ、「自分は顔がいい」という自覚を持つ。少し身だしなみに気を付けるだけでクラスの人気者になれたことから調子に乗り、芸能事務所にスカウトされた時も「自分くらいイケメンなら芸能界だって簡単にやっていける」と考えていた。
アクアによって鼻っ柱を圧し折られた後は、「いくら自分の顔が良くても、演技力が伴わなければいい作品は作れない」と反省。「今日は甘口で」の自分の演技を反面教師として、演技の練習に励むようになった。

自分に演技力の差を見せつけたアクアのことはいい意味でも悪い意味でも内心かなり意識しており、「東京ブレイド」で再び共演することになった際は「今日は甘口で」の時のことを持ち出しながら挨拶している。アクアはメルトを「顔だけで売ってる同世代の芸能人」としか思っていなかったが、彼が本気で反省して演技力を身に着けようとしていることを知った後は積極的に手を貸すようになった。
表立って言葉にすることはないものの、吉祥寺は「自分の作品が主演連中の最低な演技でひどいドラマになった」とメルトのことを恨んでおり、弟子の描いた人気漫画「東京ブレイド」に彼が出演すると聞いた時は難色を示している。メルトが自分にできる限りで精いっぱい努力して作品に取り組んでいることを知ると、「自分が以前に見た時の彼とは違う」と評価を改めた。

鳴嶋メルトの来歴・活躍

顔の良さを評価されて芸能界入り

中学に入るなり先輩の女子生徒に言い寄られ、「自分は顔がいい」との自覚を持つ。少し身だしなみに気を遣うだけでクラスの人気者となったことからさらに調子に乗り、大手の芸能事務所にスカウトされたことですっかり天狗となる。
「自分くらいのイケメンなら芸能界だって簡単にやっていける」と考え、役者としての練習はほとんどしないまま過ごす。それでもモデルとしては活躍し、顔の良さから若手のモデルとしてはそれなりの数のファンを獲得していった。

原作付きドラマ「今日は甘口で」に出演

原作付きドラマ「今日は甘口で」のワンシーン。ろくに練習もしていなかったメルトは、大根もいいところの演技を自信満々に披露していた。

主にモデルとして活躍していたある日、事務所の意向で原作付きドラマ「今日は甘口で」の主人公役を務める。メルト本人は「自分は顔がいいから、演技なんて適当にやるだけでもファンは喜ぶ」と考えていたが、ろくに練習もしていない彼の演技は下手そのもので、多くの原作ファンと原作者の吉祥寺頼子(きちじょうじ よりこ)を失望させる。
それでもドラマは子役時代から芸能界で活躍してきた実力派の有馬かな(ありま かな)や監督、スタッフの奮闘により“最低限見れる”程度のものとして完成。しかし最終回の撮影を前に役者の都合がつかなくなり、代役としてかなの知り合いの星野アクア(ほしの アクア)/星野愛久愛海(ほしの あくあまりん)という無名の役者がゲストの悪役を務めることとなる。

アクアはメルトを始めとするかな以外の役者の演技の下手さに呆れる一方、「ドラマを楽しみにしている人に少しでもいいものを」とがんばるかなたちを見捨てられず、“自分が思い切り刺激的な演技をすることで、メルトから演技ではなく生の反応を引き出す”という手法を披露。メルトはこれに引っ張られて本気でアクアに相対し、初めて主役として十分な演技を見せる。
最終話の演技に関しては世間や吉祥寺、原作のファンからも高い評価を受け、「もっと早くこの演技が見たかった」との声を受ける。これを知ったメルトは、「ドラマを見直せば確かに自分の演技はひどい。自分がもっとしっかりしていれば、ちゃんと練習していれば、この作品はもっとまともなものになったのではないか」と苦悩する。

2.5次元舞台「東京ブレイド」に出演

反省したメルトは、本格的に演劇の練習に打ち込んでいく。特に体力作りには熱心で、毎日走り込んで体を鍛えていった。
この努力は「今日は甘口で」のプロデューサーでもあった鏑木勝也(かぶらぎ まさや)に注目され、彼のコネで2.5次元舞台「東京ブレイド」への出演が決定。これは「今日は甘口で」で失望させたままの吉祥寺の弟子である鮫島アビ子(さめじま アビこ)の人気漫画を舞台化したもので、アクアやかなも出演するという因縁深いものだった。

しかし積み重ねた練習量の絶対的な差でアクアやかなには演技力で遠く及ばず、メルトは「自分が舞台の足を引っ張っている」との自責の念に囚われる。アクアは当初はメルトのことを「あの時の下手なヤツがどうしてこの舞台に」と訝しんでいたが、彼が本気で演劇に打ち込んでいることを知ると協力的になり、「下手なら下手なりの演技をすればいい」との助言を送る。
メルトはこれを参考にして自分の役の一番の見せ場に全神経を集中させ、一緒にステージに立った役者も驚くほどの熱の入った演技を見せる。会心の演技を観客に見せつけたメルトが改めて演劇の楽しさを知る一方、客席から鮫島と共にそれを見ていた吉祥寺もメルトへの評価を改めるのだった。

鳴嶋メルトの関連人物・キャラクター

星野アクア(ほしの アクア)/星野愛久愛海(ほしの あくあまりん)

同い年の役者。原作付きドラマ「今日は甘口で」で共演し、“自分が思い切り刺激的な演技をすることで、メルトから演技ではなく生の反応を引き出す”という手法で当時のメルトから実力以上の演技を引き出させた。
アクアとの共演以来、メルトは自分の演技力の拙さを痛感して本格的に練習に励むようになっており、良くも悪くも内心では役者としての彼を強く意識している。メルトが本気で努力していることを知って以降はアクアも彼に協力的になり、「今の自分がまだ演技が下手だとしても、下手なりに観客を魅了することはできる」といったアドバイスを送っている。

renote.net

有馬かな(ありま かな)

幼い頃から芸能界で活躍していたベテラン女優。年齢はメルトの1つ上で高校2年生。
「今日は甘口で」ではヒロインを務め、メルトを始めとする自分以外の役者の演技力の無さに頭を抱え、必死にそれをフォローしていた。「東京ブレイド」の舞台で再会した後、メルトが「今日は甘口で」の時のことを反省して本気で演技に打ち込んでいることを知ると、その努力を認めて「見直した」と伝えている。

renote.net

吉祥寺頼子(きちじょうじ よりこ)

人気漫画「今日は甘口で」の作者。ドラマ化の際、「畑違いのことにはあまり口出ししないようにしよう」と考えていたが、結果として大手芸能事務所のゴリ押しを受けてメルトらろくに演技の練習をしていない少年たちの宣伝の場にされてしまった。
この際に見せたメルトの演技に失望し、役者としての彼については期待しないようになる。しかし「東京ブレイド」の舞台で未熟ながらも見違えるような演技を見せた彼に対し、「これを自分の作品でもやってほしかった」とは思いつつ、役者としての評価を改めた。

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