ローランド・イスタス(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ローランド・イスタスとは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』の第1作『グラップラー刃牙』の最大トーナメント編に登場するレスリングの選手である。繋がっているものを引き離したくなるジョイント・アレルギーに悩まされていたが、関節技に出逢ってからは技の探求に喜びを感じるようになる。ジムの仲間とのスパーリングに物足りなくなったイスタスは野生のライオンと戦い、ライオンを敗北寸前まで追い詰める。最大トーナメントでは空手の達人である愚地克巳(おろち かつみ)と対決して敗れ、1回戦敗退となった。

ローランド・イスタスの来歴・活躍

ジョイント・アレルギーに悩むローランド・イスタス

ローランド・イスタスはジョイント・アレルギーというあらゆるものの繋がりを断たなければ気が済まないという症状に悩まされていた。ある日、母親が買い物から帰宅すると、家中の玩具や家電機器を分解したイスタスを発見する。母はイスタスを叱るが、イスタスは「繋がってるものやはまってるものがガマンできないんだ!!!」と泣きながら訴えた。ジョイント・アレルギーを制御できずに育っていたイスタスは街を一人で歩き手を繋ぐ恋人同士を見つけると2人の間を歩いて手を離させるなどの奇行を行っていた。

ビル・ライレーに弟子入り

ローランド・イスタスはしごく当然のようにレスリングと出逢い、関節技(サブミッション)を得意とするキャッチ・アズ・キャッチ・キャン・スタイルのレスラー「ビル・ライレー」に指導を受けることにより関節技に魅了されていった。イスタスのレスリングの師匠であるビル・ライレーとはイギリスのレスラーで、レスリングのスタイルはグレコローマンやフリースタイルとも違う、関節技や絞め技による降参も含まれる日本で言う古流柔術に近いスタイルで戦う格闘家である。ビルは後進の育成をする中で、イスタスを指導することになった。当時、ビルは満足のいくスパーリング相手がいない状況で、イスタスは関節技の技術を学べる相手を探しており、2人の利害関係は一致していた。成長が止まらないイスタスが20歳になる頃にはジムの仲間がイスタスを恐れ、イスタスは仲間達を倒す事に退屈する程の力量の差が生じていた。

ローランド・イスタスVSアフリカのライオン

ライオンに関節技を極めたところで銃撃による妨害が入った

ローランド・イスタスはジムには満足できるスパーリング相手がいないことから、師匠のビル・ライレーにジムの脱退の意向を伝えた。ビルはイスタスを必死で引き止めるが、イスタスの気持ちは変わらない。ビルはイスタスをスパーリングに誘い「貴様の性根を叩きなおしてやる!!!」と言うが、イスタスは「あなたではもう勝負にならない」と誘いには乗らなかった。脱退の後、イスタスはアフリカに向かい、レスリングシューズを履いたままサバンナに足を運んだ。イスタスの目的はライオンを素手で倒す事で、事前に生態を観察し、数日後に襲いかかった。1分から2分間の戦いが繰り広げられ、イスタスの関節技がライオンに極まりそうなところまで追いつめるが、隠れていた猟師によりライオンは頭部を銃撃されて死亡してしまう。イスタスはライオンを仕留めるのを邪魔されてショックを受け、猟師を手配したのはビルだと知って怒りを露わにした。この出来事をきっかけにイスタスとビルの関係は悪化した。

地下闘技場最大トーナメントに出場

愚地独歩(左)と会話をするローランド・イスタス(右)

東京ドームの地下には最強の戦士を決める極秘の闘技場である地下闘技場があり、世界中から戦士を集めてトーナメントをしてチャンピオンを決める最大トーナメントが開催されることになった。ローランド・イスタスはレスリング界では有名人となり、ジョイント・フェチ(関節愛好家)などの異名を持つようになって、最大トーナメントに選手として招待された。イスタスの1回戦の相手は空手団体神心会(しんしんかい)の最終兵器と呼ばれる天才空手家の愚地克巳(おろち かつみ)となった。克巳の父である愚地独歩(おろち どっぽ)はかつてイスタスの師匠であるビル・ライレーと対決したことがあり、引き分けに終わっている。1回戦は独歩とビルの弟子同士の対決となった。

ローランド・イスタスVS愚地克巳

愚地克巳(左上)に関節技で対抗するローランド・イスタス(右下)

ローランド・イスタスが闘技場に入場しようとしたところに愚地独歩が声をかける。イスタスの師匠であるビル・ライレーはかつて独歩と異種格闘技の試合をして引き分けた経歴があり、ビルが目を患って現役を引退してからは友人として手紙のやり取りをする仲であった。ビルからの手紙には「ジョイント・フェチ(関節愛好家)」と呼ばれる自慢の弟子ができた事も書かれており、独歩は以前からイスタスの事を知っていた。イスタスの経歴と強さを知る独歩に対してイスタスは「そこまで知っていながらわたしと我子(わがこ)愚地克巳との試合を傍観するというのですか」と問う。独歩はむしろイスタスのような強い戦士と克巳に戦ってほしいのだと言った。

イスタスと克巳は闘技場に入ると、審判による対決のルール説明を受ける。イスタスは克巳を見ると骨や関節が透けて見えているかのような錯覚を受ける。この現象はイスタスにはいつも見えているもので、骨や関節が透けているかのようにイメージができているということである。克巳の関節を壊せると確信したイスタスは「わたしの試合だ」とつぶやいて興奮する。独歩は克巳に声をかけて、イスタスとの試合は空手団体神心会の館長として克巳が自分の後を継げる程の実力を持っているのかを見る戦いだと伝える。克巳は独歩に対し、後を継ぐかどうかを見せるのでは無く、独歩を超えているのだと証明する試合にすると宣言して試合に向かった。

試合が始まると、イスタスは重心を低くしてタックルの構えをとる。イスタスのタックルから戦いが始まると、克巳はイスタスの膝を蹴ってタックルを防ぎ、同時に全力疾走で逃げる。イスタスは逃げる克巳の姿を見て、空手家としてのプライドを捨てる行為だと感じて不快感を抱く。イスタスは再度タックルを仕掛けるが、克巳はまた躱して逃げる。イスタスは怒りをあらわにして克巳を追いかける。克巳は壁を蹴って反動をつけて追ってくるイスタスの勢いも利用して頭突きをする。意表を突かれたイスタスは克巳の頭突きをまともにくらってぐらつく。しかし、イスタスは頭突きをくらいながらもしっかりと克巳の手首を片手で握り、捻るだけで肩の関節を脱臼させる。克巳が驚いた瞬間、さらにイスタスは手首を捻って肘の関節も脱臼させてしまう。一瞬で肩と肘の関節を外された克巳は慌てて一本拳をイスタスの胸に突いて一度離れる。克巳は大きく腰を落として肩と肘の関節が外された右腕を大きく振り下ろした。手刀の凄まじい遠心力で関節をもとの位置に戻してしまう。

今度はさらに関節を破壊して自分では整復できないようにすると考えたイスタスは改めてタックルから攻め始める。克巳は蹴りでイスタスのタックルに対抗し、顔面に蹴りをくらったイスタスはぐらつき、克巳は続けて強烈な正拳突きをイスタスの顔面に命中させた。克巳の正拳突きをくらったイスタスはダウンして動かない。克巳は止めの一撃の正拳突きを構え、審判が勝負ありと言いかけた時、イスタスは克巳の腕を取り、起き上がりながら肩関節を極めた。克巳はうつ伏せの状態にされて、イスタスは克巳の上に乗って腕をしっかり掴んで肩関節を極めており、体勢としては基本的に脱出不可能で、イスタスが少し体を傾ければ克巳の肩関節が完全に破壊される状態になった。しかし、克巳の異常な筋力により、残った片腕で逆立ちをして、イスタスの関節技を解いてしまう。そこからは克巳の打撃が次々と決まり、なんとか腕を掴んで反撃しようとするイスタスだが右目も突きで潰されて動きを封じられて一方的に攻撃をくらい続ける。最後は克巳の蹴りがイスタスの顔面を捉え、イスタスが戦闘不能になった事により試合終了となった。イスタスは2人のスタッフの肩を借りてふらつきながら退場していった。廊下では師匠のビル・ライレーが立っており、イスタスの戦いを称えて抱き合った。

ローランド・イスタスVS範馬勇次郎

範馬勇次郎(右手前)の絞め技をくらい降参のタップをしているローランド・イスタス(左奥)

地上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)は最大トーナメントを観戦しに来ていた。勇次郎は最大トーナメントに自分の推薦選手として空中殺法や組技を得意とする選手「天内悠(あまない ゆう)」を連れてくるが、天内の試合に憤りを感じた事から、乱入して自ら天内を痛めつける。勇次郎の怒りは収まらず、この時点で勝ち上がっている選手全員を自分が倒してみせると言って、選手を集めさせる。しかし、勇次郎の前にトーナメントで敗退した選手が立ちはだかった。勇次郎は怒り、敗退選手に襲い掛かり、次々に倒していって大怪我を負わせていく。勇次郎はローランド・イスタスにフロント・ネック・チョーク(両者立った体勢で敵を前傾させて下向きにさせて首を腕で締め付ける技)を極めてイスタスは降参のタップをする。勇次郎はイスタスのタップを無視して首を捻りあげて頸椎損傷の重傷を負わせた。

ローランド・イスタスの関連人物・キャラクター

愚地克巳(おろち かつみ)

世界中に門下生を持つ空手団体の神心会の最終兵器と呼ばれる天才空手家。元々はサーカス団の家族の子であったが、猛獣が暴れて両親を失い、神心会創始者の愚地独歩の養子となった経歴を持つ。地下闘技場最大トーナメントの1回戦でローランド・イスタスと対決し、関節を脱臼させられる場面もあったが、得意の打撃で克巳が圧勝した。

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愚地独歩(おろち どっぽ)

45km199c5
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ユリー・チャコフスキー(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

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ユリー・チャコフスキーとは、『刃牙シリーズ』の第1作目『グラップラー刃牙』に登場するモンゴル系ロシア人のプロボクサーである。Jr.ウェルター級の世界王者でありながら、世界ヘヴィ級王者獲得までの6階級制覇を狙うパウンド・フォーパウンド(全階級を通じて最も安定した王者)と認められている。全米ヘヴィ級王者トミー・カービンがスパーリングパートナーとして起用されるほどの実力者で、喧嘩師の花山薫(はなやまかおる)や主人公の範馬刃牙(はんまばき)と対決した。

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金竜山(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

金竜山(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

金竜山(きんりゅうざん)とは板垣恵介原作漫画『刃牙シリーズ』に登場する力士である。『グラップラー刃牙』では地下闘技場最大トーナメントに現役横綱として参戦し、1回戦で柔術家の本部以蔵(もとべ いぞう)に勝利。2回戦はプロレスラーの猪狩完至(いがり かんじ)と対決して激闘の末敗れた。大会に乱入してきた地上最強の生物、範馬勇次郎(はんま ゆうじろう)を止めるために立ち向かったが、脊髄損傷の重傷を負わされる。『バキ道』では親方として再登場し、地下闘技場戦士VS力士の対決に関わった。

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加納秀明(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

加納秀明(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

加納秀明(かのうしゅうめい)とは、『刃牙シリーズ』の第1作目『グラップラー刃牙』で登場する徳川家のボディガード。徳川家とは水戸黄門、すなわち徳川光圀(とくがわみつくに)を先祖とする家系である。光圀の11代目の子孫、徳川光成(とくがわみつなり)は日本有数の資産家でボディガードとして加納を雇っていた。光成が主催した地下闘技場の選手でもあり、主人公の範馬刃牙(はんまばき)が光成に「闘技場の選手にしてほしい」と直談判するため徳川家を訪れた際に加納と戦っている。

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アイアン・マイケル(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

アイアン・マイケル(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

アイアン・マイケルとは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場するプロボクシング世界ヘビー級チャンピオン。第1作『グラップラー刃牙』では、プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンこそは「世界最強の男」だと証明するため、仲間の反対を押し切って地下最大トーナメントに出場。テコンドー選手の李猛虎に勝利し、暴走族の柴千春にはセコンドの違反行為で敗れたが終始圧倒した。第3作『範馬刃牙』では刑務所で服役しており、犯罪者がプロボクシング界に復帰することを疎んだ者に派遣された三つ子の戦士「マウス」と対決した。

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ゲリー・ストライダム(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ゲリー・ストライダム(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

ゲリー・ストライダムとは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場するアメリカ陸軍の大佐である。地上最強の生物の異名を持つ範馬勇次郎に側近として仕え、同時に危険人物として監視する任務も遂行している。側近として勇次郎の移動手段の手配や情報伝達の役割を担う一方、彼の息子である範馬刃牙の動向も気にかけており、2人が対決する時は会場の用意や互いの状況を頻繁に伝えるなど忙しく立ち回った。米軍で戦場格闘技の指導をするほどストライダム自身の戦闘力は高いが、完全武装をしても勇次郎には敵わない。

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劉海王(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

劉海王(刃牙)とは【徹底解説・考察まとめ】

劉海王(りゅう かいおう)とは板垣恵介の漫画『刃牙シリーズ』に登場する中国拳法最高峰の称号「海王」の名を持つ格闘家である。中国拳法を代表する実力者で、100歳を超えても屈強な肉体を維持している。自身が率いる白林寺では多くの格闘家が修行し、烈海王やドリアン海王といった一流の戦士も輩出している。海王同士が戦い、優勝者に最強の証たる「海皇」の称号を与えるトーナメント「中国大擂台賽」に現役海王として出場。「地上最強の生物」の異名を持つ範馬勇次郎と対決し、顔面の皮を剥ぎ取られる衝撃的な敗北を喫した。

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刃牙シリーズの武術・流派まとめ

刃牙シリーズの武術・流派まとめ

『刃牙』シリーズは、強さを求めて飽くなき戦いを繰り広げる格闘家たちの熱く壮絶な生き様を描いた板垣恵介の描く漫画作品。『グラップラー刃牙』、『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』と名前を変えながら30年以上の長期連載を果たしている。 格闘技を扱った作品であるだけに、現実に存在するものを中心に様々な武術や流派が登場する。空手や柔道といったお馴染みのものから柔術、合気道、ボクシングまで多種多様。ここでは、『刃牙』シリーズに登場する武術と流派を紹介する。

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刃牙シリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

刃牙シリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『刃牙シリーズ』とは、若き格闘家「範馬刃牙」を主人公とする板垣恵介の一連の漫画作品。様々な格闘技の使い手たちが、“最強”の称号を目指して時に戦い、時に共に修行に励み、交流を重ねていく様を描いている。 「強靭なフィジカルを作る」ことも格闘家にとって必要不可欠な修行であるため、食事シーンには特に力が入れられている。料理漫画顔負けの食事描写も少なくなく、ファンの間では「刃牙メシ」として有名。ここでは、『刃牙シリーズ』に登場する料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物をまとめて紹介する。

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