久保田旭(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ
久保田旭(くぼた あさひ)とは、『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』の登場人物で、新時代の華やかな雰囲気に憧れる元忍者の少女。
闇乃武という傭兵集団に所属していたが、戦うことも誰かを傷つけることも嫌ってここを出奔。それに前後して出会った長谷川明日郎、井上阿爛らと共に、“伝説の人斬り”緋村剣心の北海道行きに同道する。そこで因縁深い闇乃武や、彼らを雇った「劍客兵器」なる組織の起こす争乱に巻き込まれ、むりやり学ばされた忍者としての腕を振るって嫌々ながら活躍していく。
緋村剣心(ひむら けんしん)
新時代を生きる流浪の剣士。その正体は、かつて幕末最強と呼ばれた伝説の人斬り緋村抜刀斎(ひむら ばっとうさい)である。多くの人を斬り殺した過去を悔い、その贖罪のための旅を続けている。
闇乃武と縁を切ろうとした際に関わるようになり、当初は「これだけ腕の立つ剣客なら、しばらく身を隠すのに役に立ってもらおう」と安易に考えていた。しかし剣心が闇乃武に強い恨みを持つと仲間内で噂されていた“伝説の人斬り”であることに気付くと一転して震えあがり、「このままじゃ殺される」と逃げ回ることとなる。
明日郎や阿爛の説得で「闇乃武であることを秘密にしつつ守ってもらう」ことにして剣心の下に戻った際、自身の正体についてはまったく気にせず「無事でよかった」と笑顔を浮かべる彼を見て、「とんでもないお人好しだ、意外とチョロいのではないか」と胸を撫で下ろしている。
緋村剣心(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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緋村剣心(ひむらけんしん)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物であり、同作の主人公。左頬の十字傷と後ろで一つ結びにした長い赤髪が特徴的な単身痩躯の男。赤い着物に白い袴姿で腰には刃と峰が逆になっている刀「逆刃刀」を差している。一見物腰穏やかな優男だが、その正体はかつて幕末最強と謳われた「人斬り抜刀斎」。
動乱の中で多くの者を殺めた過去を抱えており、その償いと太平の世を生きる人々を守るため「不殺(ころさず)」の信念を掲げて旅をする「流浪人(るろうにん)」を名乗っている。
闇乃武の頭目(やみのぶのとうもく)/老婆
現在の闇乃武を率いる老婆。明治という時代の中、傭兵業で組織の命脈をなんとか保つ確かな手腕を持つ。敵であれ味方であれ人の生き死ににこれといった感慨を抱くことはないが、仲間を無駄死にさせられることに対してはさすがに不満があるような態度を取っていた。
旭が金を用意した上で「自分を買い取って足抜けしたい」と要求した際、「その金額では足らない」と冷徹に告げている。絶望する彼女に同情することもなかったが、卑下するような言葉を口にすることもなく、ビジネスライクな対応に終始していた。
闇乃武の頭目/老婆(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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闇乃武の頭目(やみのぶのとうもく)/老婆とは、『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』の登場人物で、北海道で暗躍する謎の組織「劍客兵器」に雇われた傭兵集団「闇乃武」の長を務める老婆。名前は不明。
かつて幕府直属の暗殺組織として名を馳せるも、“伝説の人斬り”緋村剣心の暗殺に失敗して信用を、徳川幕府の滅亡によって組織としての基盤を失った闇乃武を傭兵として切り盛りする遣り手。金さえ払えばどのような仕事も笑顔で引き受けるが、無駄死にさせられた部下を無念そうに見詰めるなど、相応の仲間意識を持つ。
佐古(さこ)
闇乃武の構成員。今の時点では同組織最強の暗殺者であり、その実力は劍客兵器からも相応に認められている。闇乃武衰退のきっかけを作った剣心のことを深く恨み、復讐の機会を虎視眈々と狙っている。
若手の中では腕が立つ方ではあるが下っ端の旭を徹底して見下しており、彼女が「足抜けしたい」と言った際も金額が足らないこと、文字が読めないせいでそれに気づきもしなかったことをとことん馬鹿にしている。旭は佐古が自分より強いことを理解しており、今も脅威と認めて警戒している。
佐古(るろうに剣心)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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佐古(さこ)とは、『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』の登場人物で、北海道で暗躍する謎の組織「劍客兵器」に雇われた傭兵集団「闇乃武」の一員。
闇乃武の中でも中核的な戦力であり、刃物を仕込んだ鉄扇を得物にしている。劍客兵器の奇襲にも即座に対応するなど確かな実力を持つ一方、侮られることを極端に嫌い、「弱いと思われた」と感じると露骨に怒りを露にする。劍客兵器に命じられるまま様々な作戦に従事する一方、闇乃武没落の原因となった緋村剣心への復讐を虎視眈々と狙う。
久保田旭(るろうに剣心)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「戦るだの殺るだのそんなギラギラは嫌なの!この新しい時代にキラキラしたいの!!」
頭目や佐古を呼び出した旭は、5年かけて貯めた200円を差し出して「自分を自分で買い取る、自由にしてほしい」と要求する。しかし頭目は「その金額では足らない」と冷徹に指摘してそれを却下し、佐古に至っては「文字を読めない馬鹿に“自由に生きる”なんで贅沢が許されると思うのか」と旭を嘲笑。絶望し、狼狽し、旭は思わず立ち上がって「私は!戦(や)るだの殺(や)るだのなんてギラギラは嫌(や)なの!この新しい時代にキラキラしたいの!!」と訴える。
旭というキャラクターの内面、葛藤、欲求を一言で表す名セリフである。剣心の介入によってドサクサ紛れに闇乃武との縁を切った彼女は、自らが求める“キラキラした生活”のため、明日郎や阿爛と共に努力していくこととなる。
久保田旭(るろうに剣心)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
旭は『GUN BLAZE WEST』のコリス・サトーのセルフリボーン
作者の和月伸宏は、旭が自身の過去作『GUN BLAZE WEST』のコリス・サトーのセルフリボーンであることを明かしている。コリスと旭を比べると、「明朗快活な性格」と「年上のヒロイン」という点は共通しているが、精神的に成熟していたコリスと比べて旭は未熟な点が目立つなど違いも多い。
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目次 - Contents
- 久保田旭(るろうに剣心)の概要
- 久保田旭(るろうに剣心)のプロフィール・人物像
- 久保田旭(るろうに剣心)の装備・能力
- 格闘術
- 声帯模写(せいたいもしゃ)
- 久保田旭(るろうに剣心)の来歴・活躍
- 孤児となり闇乃武に売り渡される
- 「アの三馬鹿」の集結
- 剣心の正体
- 劍客兵器との対決
- 久保田旭(るろうに剣心)の関連人物・キャラクター
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