銀魂の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『銀魂』(ぎんたま)とは、空知英秋による漫画作品。異星人の襲来によってむりやり開国させられた江戸を舞台に、攘夷戦争の英雄坂田銀時が経営する「万事屋」の面々が様々な事件を解決していく様が描かれている。
明治維新をモチーフとした物語で、作中には数多くのキャラクターが登場する。作品の傾向として恋愛描写こそ控えめなものの、その中には恋愛関係にある者たちやカップル同然の関係も少なくなく、サブストーリー的に物語を盛り上げた。ここでは、『銀魂』の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人を紹介する。

『銀魂』の概要

『銀魂』(ぎんたま)とは、宇宙人によってむりやり開国させられた江戸と、その中で維持と誇りを胸に飄々と生きる元侍の活躍を描いた、空知英秋による漫画作品。
その奇抜な世界観と人情味に溢れたキャラクター、時にコメディに時にシリアスに展開する物語で爆発的な人気を獲得。アニメ化、ゲーム化、実写化と様々なメディアミックスを果たし、そのいずれでも大きな成功を収めた。特にアニメは断続的に最終回を挟みつつ、劇場版作品も含めて物語の完結まで映像化され、本作の高い人気を裏付けるものとなった。

江戸時代の日本に似たどこかの世界が、「天人」(あまんと)こと宇宙人たちによってむりやり開国させられて10年。かつて侍が闊歩した江戸の街は、当たり前のように宇宙人たちが行き交い、事実上の被植民地として彼らに支配されていた。
かつて天人の侵略に抗い、仲間たちと共に刃を振るった坂田銀時(さかた ぎんとき)は、そんな江戸の歌舞伎町で「万事屋」(よろずや)という何でも屋を営んでいた。剣術道場の跡取りである志村新八(しむら しんぱち)、夜兎族という天人である神楽(かぐら)らと共に、銀時は時に飄々と、時にどこまでも無様に、侍としての意地と誇りを胸に様々な事件を解決していく。

1話完結の短編エピソードと、数話〜数十話ほどかけて描かれる長編エピソードが織り交ぜられた構成になっており、作中には数多くのキャラクターが登場する。作品の傾向として恋愛描写は控えめだが、強い信頼で結ばれた夫婦や恋人、互いに憎からず思い合う男女など様々な組み合わせが登場し、物語を盛り上げた。

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恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人について

幕末から明治維新へと至る時代をモチーフとした『銀魂』には、数多くのキャラクターが登場する。その中には夫婦、恋人、カップルといった男女の組み合わせもあり、相思相愛のもの、悲劇的な別れを経たもの、くっつきそうでくっつかなかったものと描かれ方も様々だった。

いくつもの恋愛フラグを立てつつ、最後まで特定の相手を作らなかった坂田銀時。
アイドルの寺門通(てらかど つう)に熱を上げる志村新八。
父と兄を必死に追いつつ、真選組の沖田総悟(おきた そうご)と物騒な交流を重ねた神楽。
その沖田の姉のミツバと互いに想い合いながら、自身の夢と彼女の将来のため別離を選んだ土方十四郎(ひじかた とうしろう)。

ここでは、『銀魂』の中で描かれた恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人を紹介する。

『銀魂』の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人

万事屋

坂田銀時(さかた ぎんとき) & 神楽(かぐら)【略称:銀神】

万事屋で共に働く同僚。同棲している関係でもあるが、住む場所が無い神楽が万事屋の事務所にむりやり押しかけて居候しているような形で、色っぽい話はまったくない。
銀時も神楽も相手を「異性」というより「家族」として認識しており、互いの窮地と見るや万事屋のもう一人のメンバーである新八も含めて猛烈な奮闘を見せる。『銀魂』という作品の中核は、それぞれに家族を失った万事屋の3人が疑似家族として再生していく点にもあり、銀時と神楽の間に恋愛が成り立たなかったのも無理からぬことではあった。

しかし、神楽の父である星海坊主(うみぼうず)や兄の神楽(かぐら)は、「銀時にだったら神楽を嫁にやってもいい」と考えている節がある。本人同士よりも親族を含む周囲の方が進展に期待しているカップリングである。

親子のような兄妹のような、強い絆で結ばれた2人を描いたファンアートが数多くアップされている。

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坂田銀時(さかた ぎんとき) & 志村妙(しむら たえ)【略称:銀妙】

第1話から交流があるカップリング。作中では、妙はほとんどの場面で「お妙」と呼ばれているため、本記事でも同様に表記する。
銀時はお妙のことを「かわいくないし、面倒だし、物騒だし、怖いし、ついでに料理が下手」と散々に評価しているが、彼女が家を守りながら弟の新八を育て上げたことについては素直に称賛しており、過酷な維新後の時代を健気に生き抜いた彼女に一目置いている。

一方、お妙の側は銀時を「バカで貧乏で遊び人で、新八に悪い影響を与えないか心配」とこれまた辛辣にこき下ろしているが、言葉に出さないところでは「あれほど誇り高い男はいない」と絶賛しており、敬意と信頼を抱いている。
2人の関係は恋人というよりも「酸いもからいも知り抜いた家族もしくは親族」といったものに近く、恋愛的なフラグは成立しそうでしないままに終わった。それでも、銀時にとって“異性”を感じさせるもっとも身近な存在であることは確かである。

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